パンダが白黒である理由は? 他4本≫ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号)
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パンダが白黒である理由は? 他4本≫ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号)

パンダが白黒である理由は?

褐色と白色のジャイアントパンダは、中国陝西省の秦嶺山脈に生息する毛色変異体であるが、1985年の発見以来、その遺伝的メカニズムは不明であった。著者らは、野外生態データ、個体群ゲノムデータ、CRISPR-Cas9ノックアウトマウスモデルを組み合わせて、毛色変異の遺伝的基盤を明らかにした。Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌2024年3月12日号の報告。

マイクロ・ナノプラスチックの心血管疾患への影響は?

マイクロプラスチックやナノプラスチック(MNP)は、心血管疾患の危険因子である可能性が前臨床研究で示されているが、ヒトに対する直接的な証拠はない。著者らは、プラーク中にMNPを認めた患者と認めなかった患者の心筋梗塞、脳卒中、全死因死亡をエンドポイントとした、多施設共同前向き観察研究を行った。The New England Journal of Medicine誌2024年3月7日号の報告。

この25年でがんの罹患率と死亡率はどのように変化したか?

1993〜2018年の間にがんと診断された、またはがんで死亡した、35~69歳の男女を対象とし、英国におけるがんの罹患率と死亡率の傾向を調査した。BMJ誌2024年3月13日号の報告。

ADHD患者に対する薬物治療で死亡率は減るか?

注意欠陥/多動性障害(ADHD)は、早期死亡を含む健康に対するリスクと関連しているが、薬物治療が死亡リスクに影響を与えるかどうかは不明である。著者らは、ADHD薬物治療の開始がADHD患者の死亡リスクの低下と関連するかどうかを調査した。JAMA誌2024年3月12日号の報告。

低体重と肥満 この30年で世界はどう変化したか?

低体重と肥満は、生涯を通じて健康への悪影響と関連している。著者らは、200の国と地域の成人(20歳以上)、学齢児童および青少年(5~19歳)について、1990〜2022年までの低体重または痩せと肥満の個別有病率および複合有病率とその変化を分析した。Lancet誌2024年3月16日号の報告。

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