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尿素サイクル異常症~知っておきたい希少疾患
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尿素サイクル異常症~知っておきたい希少疾患

 原因不明の意識障害や嘔吐 ー「アンモニアを測る」という意識 ー 取材協力:株式会社オーファンパシフィック原因不明の意識障害や嘔吐、倦怠感といった症状は、日常診療で決して珍しいものではない。多くの場合は感染症や消化器疾患などが想定されるが、その背後に代謝性疾患が潜んでいることもある。その一つが尿素サイクル異常症(Urea Cycle Disorder:UCD)である。希少疾患ではあるが、診断の遅れが患者の予後に影響する可能性がある疾患として知られている。臨床の現場で重要になるのが、「アンモニアを測る」という視点である。 尿素サイクル異常症とは 尿素サイクル異常症は、体内で産生されるアンモニアを尿素へと変換する「尿素サイクル」に関与する酵素またはトランスポーターの遺伝的欠損によって発症する先天代謝異常症である(1)。蛋白質代謝の過程で生じるアンモニアは、生体にとって毒性を持つ物質である。通常は肝臓において尿素へと変換され、尿中に排泄されることで無毒化される。しかし尿素サイクルが障害されると、この代謝経路が十分に機能せずアンモニアが体内に蓄積する。とくに中枢神経系への影響が大きいとされ、高アンモニア血症が持続した場合には意識障害や痙攣などの神経症状を来す可能性がある(2)。尿素サイクル異常症は、欠損する酵素またはトランスポーターによって複数の病型に分類される。なかでも日本ではオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)欠損症が比較的多いとされている(3)。多くの病型は常染色体潜性遺伝であるが、OTC欠損症はX連鎖性遺伝をとる点が特徴とされる。 発症は新生児から成人まで 尿素サイクル異常症の診断を難しくしている要因の一つが、発症時期の幅広さである。新生児期に発症する重症例では、生後数日以内に哺乳力低下や嘔吐、意識障害、痙攣などを契機に発見されることがある。一方で、酵素活性が部分的に保たれている場合には症状が比較的軽く、小児期以降に発症することもある。成人になってから診断される例も報告されている(4)。遅発型では症状が必ずしも特異的ではない。倦怠感や腹痛、嘔吐といった一般的な症状として現れることがあり、初期の段階では代謝性疾患を想定することが難しい場合もある。また、感染症や高蛋白食などが契機となり急性の高アンモニア血症を来すことがあるとされる(5)。症状が一時的に改善すれば原因が特定されないまま経過観察となることもあり、複数の診療科を受診した後に診断に至るケースもあると指摘されている。 「疑わなければ測らない」アンモニア 診断の鍵となるのが血中アンモニア値の測定である。しかし日常診療においてアンモニアを積極的に測定する機会は必ずしも多くない。肝不全など特定の病態を除けば、一般内科や救急診療の場面でアンモニア測定が積極的に行われるケースは限られていると考えられる。そのため、原因不明の神経症状や消化器症状に遭遇した際に代謝性疾患を想起できるかどうかが、診断に影響する可能性がある。新生児マススクリーニング関連の診療ガイドラインでは、代謝性疾患を疑う場合の鑑別診断の流れが示されている(6)。ただし希少疾患であることから、すべての診療科で広く認識されているとは言い難いのが現状である。患者会などからは、「一人でも多くの医師に疾患を知ってほしい」「疑ったらアンモニアを測定してほしい」といった声も寄せられているという。 長期管理が必要な疾患 尿素サイクル異常症と診断された患者では、長期にわたる管理が必要となる。治療の基本は食事療法と薬物療法によるアンモニア管理である。蛋白摂取量の調整など食事管理が重要となるため、日常生活にも一定の配慮が求められる。とくに小児では学校生活や給食への対応など、周囲の理解が必要となる場面も少なくない。また、成長に伴い小児科から成人診療科へ移行する際のトランジションも課題の一つとされており、専門的に対応できる医療体制の確保が求められている。 アンモニア管理の治療 薬物療法では、体内で産生される窒素を別の経路で排泄させる薬剤が用いられてきた。従来から使用されている薬剤の一つが、ブフェニール(一般名:フェニル酪酸ナトリウム)である。近年、新たな治療選択肢としてラビクティ(一般名:グリセロールフェニル酪酸)が日本でも承認された。海外ではすでに使用されている薬剤で、日本では2025年12月に承認されている。ラビクティは体内でフェニル酪酸、さらにフェニル酢酸へと代謝され作用を示す薬剤であり、既存薬と同様に窒素排泄を促進することでアンモニア管理に用いられる(7)。海外第III相試験ではブフェニールとの比較で非劣性が示されており(8)、国内試験でも海外データと整合する結果が報告されている。また液剤製剤であることから、従来治療で課題とされてきた服用量や服薬負担の軽減につながる可能性があるとされている。ただし日本では臨床での使用経験はまだ限られており、今後の実臨床での知見の蓄積が待たれる。 診療の現場でできること 尿素サイクル異常症は希少疾患ではあるが、急性の高アンモニア血症は重篤な神経症状を引き起こす可能性がある。原因不明の意識障害や反復する嘔吐、強い倦怠感などに遭遇した際、鑑別の一つとして代謝性疾患を想起できるかどうか。そして必要に応じてアンモニアを測定するという選択肢を持てるかどうか。「アンモニアを測る」という小さな視点が、診断につながる重要な手がかりになる可能性がある。 (文責:エクスメディオ編集チーム) 参考資料(1)Summar ML, et al. Urea Cycle Disorders Overview. GeneReviews®(2)Brusilow SW, Maestri NE. Adv Pediatr. 1996;43:127–170.(3)難病情報センター 尿素サイクル異常症(指定難病 251)(4)Kido J, et al. Metab Brain Dis. 2018;33(5):1517–1523.(5)Häberle J, et al. J Inherit Metab Dis. 2019;42(6):1192–1230.(6) 新生児マススクリーニング対象疾患等診療ガイドライン(7)ラビクティ 添付文書 ※貴社医療関係者サイトの添付文章へリンク(8)Diaz GA, et al. Mol Genet Metab. 2013;110(1–2):10–19.
FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症~知っておきたい希少疾患
FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症~知っておきたい希少疾患
 ー 骨の痛みとリン代謝 ーFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症をどう見抜くか 取材協力:協和キリン株式会社 くる病・骨軟化症の分類と、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症とは何か くる病・骨軟化症は、骨の石灰化障害により小児ではくる病、成人では骨軟化症として現れる疾患群である。原因は大きく以下の3つに分類される。 ● ビタミンD欠乏性 ● ビタミンD依存性 ● 低リン血症性このうち低リン血症性くる病・骨軟化症は、腎尿細管でのリン再吸収障害により慢性的な低リン血症を呈し、さらに原因別に複数の疾患が含まれる。その中心的な病態を担うのが、腎でのリン再吸収を抑制するホルモンFGF23[線維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor 23: FGF23)]の過剰作用である。代表的な疾患がX染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症(XLH)と腫瘍性骨軟化症(TIO)であり、本稿ではこのFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症を取り上げる。 FGF23過剰がもたらすリン低下のメカニズム 骨の石灰化にはカルシウムだけでなくリンが不可欠である。FGF23が過剰に作用すると腎尿細管でのリン再吸収が抑制され、慢性的な低リン血症が持続する。これにより、小児ではくる病、成人では骨軟化症が生じる。臨床現場では「骨=カルシウム」という認識がまだまだ強く、リンの重要性が十分に意識されていないことも少なくない。しかし、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の本態はリン代謝異常であり、診断の出発点は「血清リンを測ること」にある。 XLHとTIO:共通点と相違点 X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症(XLH)XLHは遺伝性疾患で、約70%が家族性とされる。出生時から病態を有し、小児期には歩行開始後に下肢変形(O脚・X脚)が顕在化する。低身長、動揺性歩行、駆けっこが遅い、転びやすいなどが診断の契機となる。成人期には骨痛、偽骨折、骨折が問題となり、骨折は骨粗鬆症が原因で起こる骨折と起こりやすい部位が異なる。偽骨折は骨を横断しない骨折様病変で、慢性的な骨脆弱性を背景に出現する。従来治療(ビタミンD製剤・リン酸製剤)は長期使用で腎機能障害や副甲状腺機能亢進症を招くリスクがあり、加齢とともに合併症が増える点も課題である。腫瘍性骨軟化症(TIO)TIOは後天性で、FGF23産生腫瘍が原因となる。有病率は1~5万人に1人で、男女差はない(1)。大人で発症することが多いが、まれに子どもでの発症も報告されている。「かつてない痛み」として自覚されることもある。骨粗鬆症や変形性関節症と誤診されやすく、原因となる腫瘍は1cm未満と小さく、全身のどこの骨や軟部組織にでも発生する可能性があるため、見つけにくいことが多いと言われている。専門医の「整形の先生による画像診断にリン値の確認が伴えば、診断は一気に近づく」といった期待の声もある。 患者さんが語る質の異なる「痛み」の表現 患者が訴える痛みはときに特徴的で、「まるで骨を糸ノコで切られるような痛み」や、「足先から脳天までピーンと走る痛み」など、痛みの程度が通常の疼痛とは異なることが想像される。 XLH:幼少期から痛みに慣れてしまい、治療開始後に初めて「痛みがあった」と気づく例がある TIO:成人発症のため「これまで経験したことのない痛み」として自覚されるこうした痛みの質的特徴も、診断のヒントとなる。 構造的に血清リンが測定されにくい現状 血清リンは多くの診療科でルーチン検査に含まれないこともあり、さらに症状が非特異的であるため、低リン血症を想起しにくい構造が日常診療に存在している。診断の鍵は低リン血症の確認である。血液検査では、血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が高値で、無機リン(P)値が低値となり、まれに低カルシウム血症が同時に認められることがある。 ● 治療抵抗性の骨粗鬆症 ● 原因不明の慢性骨痛 ● 繰り返す骨折こうした“違和感”を覚えたときに血清リンを測定することが、診断への現実的アプローチとなる。また、XLHでは、家族や親族の中に低身長であったり、骨折を繰り返していたりする患者がいる場合、診断の手がかりとなることがある。 トランジションの課題:小児から成人へ XLHは小児期に診断されても、骨端線閉鎖後に症状が軽減し、治療が中断される例がある。本人に病名が十分伝わらないまま成人を迎え、「むかし何か薬を飲んでいた」という記憶だけが残るケースもある。成人XLHでは、小児期からの診療がそのまま継続され、成人期に入っても小児科でフォローされるケースが少なくないとされる。一方で、成人診療科へのトランジションが十分に整備されておらず、移行が円滑に進まない現状がある(2)。XLHが進行性かつ生涯にわたる疾患であるという認識を、医療者間で共有することが重要である。 抗FGF23抗体療法:病態に即した新たな選択肢 抗FGF23抗体製剤クリースビータ(ブロスマブ)は、FGF23と結合してその過剰な作用を中和し、腎でのリン再吸収を改善する。従来の補充療法とは異なり、病態の中心であるFGF23過剰に直接作用する治療である。2025年に公表された「X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症の診療ガイドライン」においても、小児・成人ともにブロスマブの有用性が複数のクリニカルクエスチョンで示されており、治療選択肢として明確に位置づけられている(3)。 ● 小児:下肢変形の改善、成長促進 ● 成人:骨痛軽減、骨折リスク低減、QOL向上在宅自己注射が可能で、プレフィルドシリンジ製剤の導入により利便性も向上した。一方で薬剤費は高額であり、指定難病の医療費助成制度の理解が治療継続に影響する(4)。 潜在患者と今後の課題 XLHの有病率は約2万人に1人と推定されており(5)、国内には一定数の患者が存在すると考えられている。一方で、実際に診断に至っていない患者も多く、未診断のまま潜在しているケースが少なくないとの指摘がある。TIOは有病率が1~5万人に1人程度とされる希少疾患であるが、診断が難しいこともあり、こちらも未診断の患者が多く存在すると考えられている。「リンを測る」というシンプルな行為が、未診断の患者を見つける第一歩となる。日常診療で遭遇する頻度は高くないものの、「いつもと違う」と感じた場面で低リン血症を念頭に置けるかどうかが診断の糸口になる。《参考》 患者さん・ご家族向け情報サイト本記事で取り上げたXLHや骨軟化症について、患者さんやご家族が情報を得られる場として、「くるこつ広場」(https://www.kurukotsu.com)では疾患解説や患者さん同士の交流に関する情報が掲載されている。 (文責:エクスメディオ編集チーム) 参考資料1)古家美菜絵,伊東伸朗.Clinical Calciumu 2018;28(10):1351-13572) Kubota T. X-Linked Hypophosphatemia Transition and Team Management. Endocrines. 2022.3) 2025年「X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症 診療ガイドライン」。小児・成人ともにブロスマブの有用性がCQで示されている。4) 厚生労働省「難病法に基づく医療費助成制度」。自己負担上限額は受診単位で決まり、通院頻度が負担に影響。5)Endo I,et al.Endocr J.2015;62:811-816. XLHの推定発生率は約20,000人に1人であった。
小児がんの子どもに新しい薬を届けるために〜みんなで考えるドラッグアクセス改善〜
小児がんの子どもに新しい薬を届けるために〜みんなで考えるドラッグアクセス改善〜
座長・演者座長: 荒川 歩 (国立がん研究センター中央病院)    富澤 大輔(国立成育医療研究センター)小児がん薬剤アクセス改善に向けた制度活用と連携強化の現状と展望演者: 中島 美穂(国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科)厚生労働省の医薬品等開発促進施策について演者: 荒木 康弘(厚生労働省医政局研究開発政策課治験推進室)誇りとワクワクを大切に、子どもたちに寄り添い共創する~PMDAの役割~演者: 井口 豊崇(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)小児がんの子どもに新しい薬を届けるためにみんなで考えるドラッグアクセス改善-製薬会社の視点から-演者: 早川 穣 (大原薬品工業株式会社研究開発本部)患者会主導のドラッグアクセス改善の新機軸ー小児がん領域のマルチステークホルダー協働モデルの構築を目指して演者: 大門 恭平(日本小児グリオーマネットワーク)小児がんのドラッグアクセス改善に向けた臨床現場での取り組み演者: 鈴木 麻也(九州大学病院ARO次世代医療センター)執筆:国立成育医療研究センター 小児がんセンター 坂口大俊 要約  本シンポジウムでは、日本の小児がん領域におけるドラッグラグおよびドラッグロスの深刻な現状を踏まえ、行政・規制当局・製薬企業・患者家族・臨床医が多角的に議論した。欧米と比較し、新薬が患者に届くまでの時間差が大きい(ドラッグラグ)だけでなく、海外で承認された薬剤が日本では開発すら始まらない(ドラッグロス)例も増えており、制度面・開発面・現場面の包括的な改善が必要である。国立がん研究センターから、患者数の少なさや治験実施の難しさが薬剤アクセスの障壁である一方、条件付き承認制度、患者申出療養、国際共同治験、分散型臨床試験(DCT)などにより改善の兆しが見え始めていると報告があった。厚生労働省は、研究開発を出口まで結びつけるための国家的戦略を紹介し、特に海外の新興バイオ企業(EBP)が日本で治験を開始しやすい環境整備を進めている点を強調した。 医薬品医療機器総合機構からは、2025年薬機法改正により企業に小児開発計画策定が努力義務化され、小児医薬品開発を後押しする制度が大きく前進したことが示された。製薬企業側からは、小児がん領域の採算性の低さや開発予見性の不足が薬剤開発の最大の障壁であり、制度面の改善だけでなく、市場性や治験要件の透明化が重要と指摘された。患者家族の講演では、海外で承認済みの薬剤が国内で使用できない現実の痛みが共有され、欧州 Accelerate のような多主体協働モデルが日本でも必要であると強いメッセージが示された。臨床現場からは、国際共同治験への早期参画、モデルベース開発、DCTの導入、患者申出療養の活用など、実践的な方策が提示された。本企画を通じて、ドラッグアクセス改善は「制度×企業×臨床×患者会」の総合的連携が不可欠であることが改めて明らかとなった。今後は、国際共同治験の推進、治験効率化、患者会との協働を通じ、海外と同等の薬剤アクセスを日本の小児がん患者に提供できる体制構築が求められる。 参加レポート  本シンポジウムは、小児がん患者さんの「新しい薬へのアクセス」をテーマとして掲げ、行政・規制当局・製薬企業・患者団体・アカデミア・臨床医が一堂に会して多角的に議論した点に極めて大きな意義があった。小児がん領域では、従来からドラッグラグが問題視されてきたが、近年はドラッグロスと呼ばれる、より深刻な状況──すなわち「海外で承認された薬が日本では開発すら始まらない」事態が進行している。欧米との格差は拡大傾向にあり、日本の小児がん患者が海外と同等の治療機会を得られない現実が、医療者・研究者にとどまらず社会全体の課題として浮き彫りとなっている。6名の演者はいずれも、この問題の構造的複雑性を指摘しつつ、未来に向けた解決策を提示した。本レポートでは、それぞれの講演内容を整理しつつ、本企画から得られた学術的・制度的・実務的示唆を総合的に論じる。 1. 小児がん薬剤アクセス改善に向けた制度活用と連携強化の現状と展望 演者:中島 美穂(国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科) まず日本の小児がん領域におけるドラッグラグ/ドラッグロスの深刻さなど問題点が再整理された。欧米に比して新規薬剤が患者の手に届くまでの遅れが大きいだけでなく、治験開始自体が遅滞し、臨床研究から実装までのサイクルが十分に回っていない現状が示された。背景には、患者数の少なさ、治験実施の難しさ、審査・保険適用プロセスの複雑さなど、複数の要因が絡み合っている。 このような状況を打開するため、近年は制度面での支援が拡充されつつある。条件付き承認制度、患者申出療養制度の整備により、通常の承認プロセスでは救えない患者に対するアクセスが広がってきている。特に国際共同治験の推進は、国内では症例が集めにくい疾患において不可欠な取り組みである。また、分散型臨床試験(DCT)の導入は、医療機関に頻繁に通えない患者・家族の負担を軽減し、治験参加率を押し上げる可能性が示された。 しかし制度整備が進む一方で、制度の理解・利用が医療現場に十分浸透していないという課題も明確となった。制度運用には高度な薬事知識が求められるため、アカデミア・臨床医との協働が不可欠であり、トランスレーショナルリサーチの強化や薬事戦略人材の育成が今後の鍵となる。 2. 厚生労働省の医薬品等開発促進施策について 演者:荒木 康弘(厚生労働省医政局研究開発政策課治験推進室) 2025年に改訂された「健康・医療戦略」を背景に、小児がん領域の薬剤アクセス改善に資する政策について包括的に紹介された。本戦略は、優れた基礎研究だけでは国民に恩恵が届かないという問題意識を踏まえ、出口(実装)を明確に意識した総合戦略である。 具体的には、臨床試験支援プラットフォームの構築、医療機器・医薬品イノベーションエコシステムの形成、創薬基盤の強化などが挙げられた。また注目すべきは、海外Emerging BioPharma(EBP)が日本で治験を開始しやすい環境整備である。小児がん関連薬剤の多くはEBPが開発主体となっており、日本にEBPの拠点が少ないことが国際共同治験の参加を妨げ、結果としてドラッグロスにつながっている。こうした構造的問題に対し、治験効率化、First-in-Human 試験の体制整備、薬事相談の早期化など、政策レベルでの対応が急速に進められている。 さらに、各制度を有機的に連動させる必要性が強調された。単にルールを整えるだけではなく、医療現場・企業・患者団体との協働により制度利用を促す環境づくりが不可欠であり、今後は“政策の運用面”が問われる段階に入っているといえる。 3. 誇りとワクワクを大切に、子どもたちに寄り添い共創する~PMDAの役割~ 演者:井口 豊崇(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構) 小児用医薬品の開発が国際的に困難である根本的理由について、症例数の少なさに加え、市場規模が小さく投資回収が困難であること、成人領域で開発が進む薬剤が多く小児適応の検討が後回しにされがちな構造的問題、さらには、小児は年齢による生理学的変動が大きく、用法・用量の検討が難しいといった科学的課題も存在することなどが挙げられた。 その上で、2025年の薬機法改正を中心に、レギュラトリー面の大きな進展が紹介された。企業に対して小児開発計画の策定努力義務を課すことで、小児適応の検討が“後付け”ではなく“開発初期段階からの検討”へと変わる契機となる。また、特定用途医薬品指定制度により、小児や希少疾患領域の薬剤に対し柔軟な評価が可能となり、再審査期間延長制度は企業に対するインセンティブとして働く。 さらに、2024年に設置された「小児・希少疾病医薬品等薬事相談センター」により、PMDA内での小児専門相談体制が強化された。これにより、治験計画段階から承認申請に至るまで一貫したサポートが可能となり、開発の円滑化が期待される。 4. 小児がんの子どもに新しい薬を届けるために  みんなで考えるドラッグアクセス改善-製薬会社の視点から- 演者:早川 穣(大原薬品工業株式会社研究開発本部) 小児がんは症例数が極端に少ないため、市場規模は採算ラインに達しないことが多い。特に大手製薬企業では、年間売上100〜300億円規模が開発投資の前提であり、小児がん領域は投資対象となりにくい。一方で成人がん薬の小児適応追加は薬価上有利に働くことから、企業の戦略的には“成人開発を主体とする発想”が変わりにくい。 また、米国と比較すると日本には明確なインセンティブ制度(優先審査バウチャー、販売独占期間延長など)が乏しく、小児がん領域に企業を誘導する仕組みが十分ではない。特に米国の RACE 法のように企業に明確な利益がある仕組みが存在しないことは、日本での開発が進まない主要因の一つである。 さらに、新興バイオ医薬品会社(EBP)が日本に拠点を持たないことが、国際共同治験に日本が含まれない要因となり、結果として“日本の患者が治験機会を得られない”という状況を生んでいる。制度が整っても、企業にとって「日本で治験を行う理由」が明確でなければ開発は進まない。そのため、「患者数の予測」「薬価・採算性の見通し」「治験要件の明確化」「開発期間短縮」など、開発予見性の可視化が企業参入の鍵であることが強調された。 5. 患者会主導のドラッグアクセス改善の新機軸  小児がん領域のマルチステークホルダー協働モデルの構築を目指して 演者:大門 恭平(日本小児グリオーマネットワーク) 脳腫瘍を罹患した自身の子どもが、海外では承認されている薬剤を国内では使用できなかった経験を通して、薬剤が目の前に存在しているにもかかわらず制度の壁に阻まれ、治療選択肢を奪われる苦しみは、データや政策議論では捉えきれない深刻さを持つという想いが語られた。患者家族の立場からの発信は、ドラッグラグを「制度の問題」から「生命の問題」へと再定義するものであり、会場の空気に大きな影響を与えた。 また、2025年2月にベルギーで開催された Accelerate の議論が紹介され、医療者・企業・規制当局・患者団体が対等な立場で政策形成に参画する欧州モデルの重要性が示された。日本でも患者団体が中心となり、マルチステークホルダー型協働体制を構築すべきとの強い主張がなされ、患者会が治療アクセス改善の“主役”となり得ることが明確に提示された。 6. 小児がんのドラッグアクセス改善に向けた臨床現場での取り組み 演者:鈴木 麻也(九州大学病院ARO次世代医療センター) 臨床現場の視点から、小児がん薬剤アクセス改善に向けた具体的アプローチを論じた。症例数が少ない日本では、成人データや海外小児データの活用、モデルベース開発(モデリング・シミュレーション)など、科学的工夫が不可欠である。また、治験実施施設が都市部に集中している現実に対し、DCT の導入は非常に有効であると指摘された。 治験実施の効率化と質の担保、国際共同治験への早期参画、国内外の成人領域や企業との共同開発は、患者が治療機会を得るための重要要素である。さらに、新制度が整うまでの過渡期においては、患者申出療養制度による未承認薬アクセスが多くの患者に希望をもたらす可能性があることが強調された。 7. 総括:日本の小児がん薬剤アクセスは今、大きな分岐点にある  本企画を総括すると、日本の小児がん薬剤アクセスは、制度面・開発面・臨床面・社会面のすべてにおいて変革期を迎えているといえる。特に以下の3点が本企画からの重要な学びである。2025年薬機法改正は「小児用医薬品開発の義務化」という画期的転換点であり、今後10年の構造を左右する。EBP の日本参入問題こそがドラッグロスの核心であり、これを解決しなければ制度改革だけでは不十分である。患者会が政策提言の主体となる時代に入り、医療者は新たな協働モデルを前提に活動する必要がある。 私は小児腫瘍領域の臨床医の立場として、国際共同治験参加、専門レジストリの拡充、適応外薬使用データの蓄積、企業との連携、そして患者団体との協働を主軸に、薬剤アクセス改善に貢献したいと考えている。本シンポジウムは、単なる議論ではなく、未来の子どもたちへの責任を果たすための“行動の起点”として極めて重要な機会であった。
ビールと赤ワイン、精神運動機能や気分に対する作用に違いはあるか? 他4本≫ Journal Check Vol.189(2026年02月28日号)
ビールと赤ワイン、精神運動機能や気分に対する作用に違いはあるか? 他4本≫ Journal Check Vol.189(2026年02月28日号)
ビールと赤ワイン、精神運動機能や気分に対する作用に違いはあるか? アルコールの種類によって薬物動態プロファイルは異なるものの、同量のアルコールを摂取した場合、精神運動機能と気分に対する急性作用は同等であることが判明した。このことから、アルコール誘発性障害の決定因子はアルコールの種類ではなく、血中アルコール濃度であることが示唆された。 Yang H, et al. Clin Toxicol (Phila). 2026 Jan 12. Online ahead of print. ≫続きを読む 生成AIの使用が抑うつ症状の悪化と関連か! 生成AIの使用とメンタルヘルスとの関連について、米国成人を対象に調査が行われた。その結果、AIの使用頻度が高いほど、抑うつ症状レベルが高くなる可能性が示唆された。また、とくに注意が必要な使い方や年齢層についても明らかとなった。 Perlis RH, et al. JAMA Netw Open. 2026;9:e2554820. ≫続きを読む 日本人の近視/強度近視における緑内障リスクと緑内障手術の必要性は? 日本の1,400万例超を対象とした調査の結果、近視および強度近視はともに、緑内障の発症リスクと緑内障手術の必要性を高めることが明らかとなった。 Akada M, et al. Ophthalmology. 2026 Jan 5. Online ahead of print. ≫続きを読む 小児期のADHD特性が中年期の身体的健康状態の悪化と関連 小児期のADHD特性は、その後の長期的な健康状態と関連しているのか?調査の結果、小児期にADHD基準を満たす可能性が高かった参加者は、46歳までに身体的多疾患を発症する割合が42.1%であると推定された。 Stott J, et al. JAMA Netw Open. 2026;9:e2554802. ≫続きを読む 北朝鮮脱北女性におけるあいまいな喪失と抑うつの関係における不適応メカニズム あいまいな喪失(ambiguous loss)とは、家族が行方不明の場合や家族が認知症を発症し以前と違うように感じる場合、故郷があるにもかかわらず帰ることができない場合などを表す言葉である。家族との離別を経験した脱北女性におけるあいまいな喪失とうつ病との関連が調査された。 Kim KA, et al. Am J Orthopsychiatry. 2026 Jan 26. Online ahead of print. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.176(2026年02月21日号) トレーニングにビタミンDを組み合わせると筋力UPするのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.187(2026年02月14日号) 上昇志向の女性は要注意?!努力がメンタルに及ぼす影響 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.186(2026年02月07日号) 初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.185(2026年01月31日号) 不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号) レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本
トレーニングにビタミンDを組み合わせると筋力UPするのか? 他4本≫ Journal Check Vol.188(2026年02月21日号)
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トレーニングにビタミンDを組み合わせると筋力UPするのか? 体組成と筋力を改善する可能性があることからビタミンDサプリメントと運動の組み合わせは、いま注目されている。この組み合わせが運動単独よりも効果的かを判断するため、システマティックレビューおよびメタ解析を実施された。 Kazeminasab F, et al. Nutr Rev. 2025 Dec 31. Online ahead of print. ≫続きを読む ベビーブーマー世代におけるうつ病のリスク因子が判明 2022年の韓国健康調査に基づき4万人超のベビーブーマー世代を分析した。その結果、ベビーブーマー世代のうつ病発症において大きな要因であるストレスなどのメンタルヘルス問題への対応は、生活満足度の向上に不可欠であることが明らかとなった。 Kim KM, et al. J Korean Gerontol Nurs. 2025;27:308-317. ≫続きを読む 13歳未満での初潮は乳がんのリスク因子? 近年、初潮年齢はより早期化している。本メタ解析では、最近発表された観察研究を分析し、世界のさまざまな地域における初潮と乳がんとの関係を調査することにより、とくに13歳未満の初潮と女性の乳がんリスクとの関係が検証された。 Voon FL, et al. Cancer Causes Control. 2026;37:32. ≫続きを読む 日本における認知症診断直後の電話相談支援、どのような人でニーズが高い? 認知症患者数が急増する日本において、家族介護者には大きな負担がかかっている。介護者が認知症診断後に経験する混乱や精神的苦痛を軽減するためにも早期支援は重要である。しかし、時間的や地理的な制約により、アクセスが制限されることも少なくない。電話によるカウンセリングは、とくに電話の使用に慣れている高齢者にとって、実用的な代替手段となる可能性がある。 Yamazaki A, et al. Psychogeriatrics. 2026;26:e70128. ≫続きを読む 大学間でのオンラインロープレで薬理学の学習成果が向上! 薬理学ロールプレイングは、従来は単一大学内で対面で行われていたが、COVID-19パンデミック中にオンライン形式に移行し、最近では大学間でのオンラインセッション実施が試みられている。その学習効果はどの程度か? Higashi Y, et al. Nihon Yakurigaku Zasshi. 2026;161:38-44. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.187(2026年02月14日号) 上昇志向の女性は要注意?!努力がメンタルに及ぼす影響 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.186(2026年02月07日号) 初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.185(2026年01月31日号) 不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号) レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.176(2025年11月22日号) 飛行機内で急病人が発生、最も多い疾患は? 他4本
上昇志向の女性は要注意?!努力がメンタルに及ぼす影響 他4本≫ Journal Check Vol.187(2026年02月14日号)
上昇志向の女性は要注意?!努力がメンタルに及ぼす影響 他4本≫ Journal Check Vol.187(2026年02月14日号)
上昇志向の女性は要注意?!努力がメンタルに及ぼす影響 近年のエビデンスでは、社会経済的地位向上のための努力が身体的健康状態の悪化につながる可能性が示唆されている。努力はストレスや差別の増加につながる可能性があるといわれてきたが、これまでの観察研究における結果は必ずしも一致していなかった。 Wong MD, et al. Soc Sci Med. 2026;391:118923. ≫続きを読む 知っておきたい、気圧の変化が片頭痛に及ぼす影響 気象条件を含む複数の要因は、片頭痛の潜在的な誘因と考えられている。気圧の変化が片頭痛の重症度、頻度、持続時間に及ぼす影響を明らかにするため、最新レビューの結果が報告された。 Farah A, et al. Cureus. 2025;17:e96821. ≫続きを読む 100歳以上の高齢者から得られた健康な老化と加齢に伴う腎臓疾患の教訓 高齢化が加速する現代、神経変性疾患、心血管疾患、代謝疾患といった加齢関連疾患が急速に増加している。腎臓学の分野は、平均寿命の延伸により大きな影響を受けると予想されている。そのため、健康的な老化の促進は、個人だけでなく社会にとっても重要な優先事項となっている。 Yamamoto S, et al. Clin Kidney J. 2025;18:ii1-ii9. ≫続きを読む 幼少期の親のえこひいきが老年期のうつ病発症を予測する? 幼少期における親の偏愛は、子供のメンタルヘルスに長期的な影響を及ぼすことが示唆されている。本研究では、幼少期の親のえこひいきと高齢期のうつ病との関連性が検証された。 Li D, et al. J Glob Health. 2025;15:04343. ≫続きを読む 皮膚がんの早期発見に有望な革新技術「VECTRA WB360」 皮膚がんの早期発見やモニタリングに対する3D全身写真撮影システム「VECTRA WB360」の有用性が検討された。その結果は? Baete F, et al. JMIR Dermatol. 2025;8:e68510. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.186(2026年02月07日号) 初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.185(2026年01月31日号) 不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号) レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.176(2025年11月22日号) 飛行機内で急病人が発生、最も多い疾患は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.175(2025年11月15日号) ダイエットは片頭痛予防にも有効なのか? 他4本
血ミルに寄せられた症例と回答一覧(全34件)|診療科別に見る
血ミルに寄せられた症例と回答一覧(全34件)|診療科別に見る
血液検査の数値や血液疾患の判断に迷うことはありませんか?そんな時にお役立ていただきたいのが「血ミル」です。本記事では実際に血ミルに寄せられた症例と回答をヒポクラ会員限定で公開します。相談された先生の診療科ごとにまてめておりますので、ご覧ください。※記事は随時更新していきます。血液検査の値で不明なことがあれば『ヒポクラ』の「血ミル」に相談してみませんか? 血液内科専門医がオンラインで無料で相談に回答します。https://hpcr.jp/v/consult/form/chimiru 紹介しております症例は、相談いただいた先生からヒポクラ会員の研鑽のため共有許可をいただいたものです。ぜひお役立ていただけますと幸いです。 各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2)--> ※相談には資料が添付されている可能性がございます。本記事では添付資料の公開はいたしませんので、悪しからずご了承いただけますと幸いです。 在宅医療の先生からの相談と血液内科専門医からの回答(8相談) 相談内容2021-2022年までは採血結果で、Hb11-12台だったが、2023は血算のデータがなく、2024からHBが10台に低下している。 直近、2024/11,2025.1の採血では、HB11台まで自然回復してるが、年齢的な変化だけ考えていいのか、 再生不良性貧血、骨髄線維症などの原因を考慮してコンサルタントした方がいいのか迷っております。患者情報70代/女性血液検査値白血球数(/μL):4100赤血球数(万/μL):366血小板数(万/μL):14.9ヘモグロビン(g/dL):11.9ヘマトクリット(%):35.7既往歴発作性心房細動でワーファリン内服中。内服歴ワーファリンパリエット専門医からのコメント採血結果で日付が確認できないのですが、質問内容からするとむかって左が直近のものと推測します。まず、再生不良性貧血ではほぼ必ず血小板が低下してきます。本症例では除外されます。造血器疾患とすると、骨髄異形成症候群ではしばしば血小板が保たれることがあります(ex. 鉄芽球性貧血など)。ただし、そういった症例でも正常値まで自然回復することは稀です。白血球分画も正常ですし、骨髄線維症を含めて今は造血器疾患を考える必要はないと思います。考えられるとすると、一過性に出血したか(自覚症状がないこともしばしばです)、弁膜症などによる血管内溶血です。少しLDHが高かった時期もあったようですのでLDHやビリルビン、BNPなど注意してフォローしていただければと思います。考えられる疾患出血性貧血血管内溶血MDS r/o 相談内容PTINR異常高値 90代女性 mr af ありwf1.0mg内服中です  ptinr往診で取ったら6.8と高すぎるので休薬して2日後に改めて取ったら8以上の表示、機械がおかしいのかと検査会社に採血提出したら6.5とやはり高かったです。検査結果の注意書きにフィブリン析出による影響考えられる、とありました。どういうことなのか調べてもわからなかったのでまずは緊急性の観点からとりあえずwf内服を継続すべきかどうかお考え教えてください。できましたらこの異常高値について考えられる原因をご教示いただけると幸甚です。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):5000赤血球数(万/μL):250血小板数(万/μL):24ヘモグロビン(g/dL):10ヘマトクリット(%):30既往歴af mr chf raなど内服歴タケキャブOD錠10mg 1錠1日1回(朝)食後ジゴキシン錠 0.125mg 0.5錠1日1回(朝)食後フロセミド錠10mg1.5錠 1日1回(朝)食後プロマックD錠75 75mg 1錠 1日1回(朝)食後トルバプタンOD錠7.5mg 0.5錠1日1回(朝)食後ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg 1錠 1日1回(朝)食後エンレスト錠50mg 1錠 1日2回(朝・夕)食後アロプリノール錠50mg「DSP」 2錠 1日2回(朝・夕)食後ツムラ人参養栄湯エキス顆粒(医療用)9g1日3回(朝・昼・夕)食前マグミット錠330mg 2錠 1日2回(朝・夕)食後強力ポステリザン(軟膏)30g 1日1回肛門部塗布専門医からのコメントフィブリン析出は採血の手技で時間がかかってしまったりすると出ることがあります。たしかに凝固系に異常をきたしますが、経時的に上昇しているようなので考えにくい気もします。まずはPT上昇する疾患の鑑別検査を提出してはどうでしょうか。APTTやDダイマー、フィブリノーゲンなどです。臨床的に多いのはビタミンK欠乏ですのでケイツーを投与して改善するかみてみてもよいでしょう。腎機能に大きな問題なければワーファリンよりアピキサバンなどの方が安心かもしれませんね。ジゴキシンについては何とも言えないですが、自分なら辞めないと思います。考えられる疾患ビタミンK欠乏疑い 相談内容とくに症状は、ありませんが、変動があります。赤血球、ヘモグロビン、Htが高く、血液内科に行くべきか、また、抗凝固療法をしたらいいのか、判断に困っています。患者情報40代/男性血液検査値白血球数(/μL):10900赤血球数(万/μL):619血小板数(万/μL):34.5ヘモグロビン(g/dL):18.2ヘマトクリット(%):57.9既往歴特に気になる症状は、ありません。DMで通院中です。内服歴メトグルコ250mg 3Tフォシーガ5mg 1Tリベルサス7mg 1Tウルソ100mg 3T専門医からのコメント赤血球だけでなく白血球も多いので、血液内科を受診し、真性多血症かどうかは見てもらっても良いでしょう。加えて喫煙しているなら禁煙、肥満なら減量です。SGLT2服用でも多血症になる場合がありますが、急いでやめる必要はありません。考えられる疾患真性多血症ストレス多血症二次性多血症SGLT2の影響 相談内容上記データの推移を2系統血球増加と捉えるのか。 捉えた場合は、骨髄増殖生実感を念頭に血液内科にコンサルが必要なのか? 生理学的変化で説明が可能なのか? 以上をご教授お願いします。患者情報70代/女性血液検査値白血球数(/μL):9330赤血球数(万/μL):492血小板数(万/μL):62.3ヘモグロビン(g/dL):14.1ヘマトクリット(%):44既往歴高血圧、糖尿病で通院中。 2018年はplt39万前後。 2021年は45万前後 2023年は、50マン前後 2025/8:56万 直近2025/12で、62.3マンと上昇傾向。 WBCも2023年までは7000前後だが、2024年頃から8500-9000前後に上昇傾向。内服歴アムロジピン。メトグルコ、ジャヌビア、ミカルディス専門医からのコメント骨髄増殖性腫瘍、その中でも本態性血小板血症疑いです。血液像にて、未熟白血球や赤芽球があれば骨髄線維症かもしれません。白血球もあわせて増多の所見でよいです。あわてることはないですが、血液内科に紹介してください。骨髄検査やMPN遺伝子変異検査をすることになるでしょう。考えられる疾患本態性血小板血症骨髄線維症慢性骨髄性白血病 相談内容鉄欠乏性貧血と思われますが、血小板が増加しています。このまま、鉄剤で様子みていいのか、血液内科受診した方がいいのか、困っています。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):4800赤血球数(万/μL):428血小板数(万/μL):80ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):23.7既往歴検診で貧血してき。Fe 7 フェリチン4未満 内服歴フェロミア専門医からのコメント基本的に鉄欠乏性貧血でいいと思います。鉄欠乏性貧血では反応性に血小板増加を認めることが多いです。消化管の精査や婦人科受診はおすすめいたします。考えられる疾患鉄欠乏性貧血 相談内容赤芽球 1.0 異常細胞 9% タール便等なし。廃用症候群があり寝たきり、四肢拘縮あり。なんとか経口摂取できています。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):5100赤血球数(万/μL):98血小板数(万/μL):15ヘモグロビン(g/dL):3.8ヘマトクリット(%):12.9既往歴認知症 廃用症候群 心不全内服歴フロセミド アルダクトン グルコンサンカリウム専門医からのコメント大球性貧血です。ビタミンB12や葉酸はいかがでしょうか。低値ならば補充をお試しください。そうでなければ血液腫瘍かもしれません。高齢、寝たきりを考慮すると、この場合は看取りにむけての対応になるかと存じます。考えられる疾患ビタミンB12欠乏性貧血葉酸欠乏性貧血骨髄異形成症候群 相談内容どう判断していいか、わかりません。血液内科に受診するべきでしょうか?患者情報13-20歳未満/男性血液検査値白血球数(/μL):7600赤血球数(万/μL):623血小板数(万/μL):34.1ヘモグロビン(g/dL):13.1ヘマトクリット(%):44既往歴とくに症状なく、健診で、指摘。インドネシア人です。内服歴なし専門医からのコメントおそらくサラセミアの可能性があります。まずはヘモグロビン分画やヘモグロビンFの検査をし、異常があるようでしたらできれば遺伝子をお勧めします。考えられる疾患サラセミア鉄欠乏症 相談内容皮下血腫があり、採血したところ、血小板が下がってました。やはり、緊急で、血液内科受診が必要でしょうか。患者情報80代/女性血液検査値白血球数(/μL):7200赤血球数(万/μL):454血小板数(万/μL):6.6ヘモグロビン(g/dL):13.5ヘマトクリット(%):43.3既往歴糖尿病 高脂血症 脳梗塞 完全房室ブロック ペースメーカー内服歴スピロノラクトン フロセミド フォシーガ ロスバスタチン ランソプラゾール エクア アスピリン マグミット リクシアナ専門医からのコメント抗血小板薬と抗凝固薬を服用していますので、出血傾向で出血のために血小板を消費しているかもしれません。可能なら抗血小板薬と抗凝固薬を中止してみてはいかがでしょうか。その他、薬剤性を考慮する必要がありますので各薬剤の副作用のチェックが必要です。免疫原性血小板減少やDICに関連した検査も必要ではないでしょうか?一度血液内科専門医にご相談ください。考えられる疾患出血による血小板消費薬剤生血小板減少免疫原性血小板減少DIC 一般内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(4相談) 相談内容2024年1月コロナ感染あり訪問診療開始。貧血につき大学病院受診するも、骨髄検査はしないとなり大学病院終了。当院外来でフォローのみ。慢性腎臓病による貧血として、ダーブロック開始、フォシーガ内服。頚椎疼痛のため各種鎮静薬あり。鉄、葉酸、Vit12を投薬するも貧血進行し、息切れも出現。網状赤血球あがっており、溶血性貧血を疑っている。患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):5500赤血球数(万/μL):177血小板数(万/μL):31.9ヘモグロビン(g/dL):7.3ヘマトクリット(%):23.8既往歴慢性腎臓病 2型糖尿病 頸髄腫瘍疑い、頸つい変形内服歴ダーブロック6mg2Tカリメート20% 25g 2包オルメサルタンOD5mg 1Tフェブキソスタット10mg 1Tフォシーガ5mg 1Tビタメジン2カプセルリリカOD25 2Tトアラセット 2Tカロナール300 2T ロコアテープ専門医からのコメント網状赤血球が増加している割に貧血の改善がありません。消化管出血などを検索してみてはいかがでしょうか。ハプトグロビンは正常でクームスも陰性のようですので溶血性貧血は考えにくいかもしれません。貧血がさらに進行するようでしたら輸血ができる病院に紹介するのがいいかもしれません。考えられる疾患出血性貧血腎性貧血 相談内容胃カメラは来院1週間前に行って異常なしと言われていますが、2021年の胃がんリスク検査ABC分類でピロリ抗体陽性、ペプシノゲン検査が陽性で分類Cとなっています。独居の方なのですが、溶血もあり10/22から11/15の間でも貧血が進行しており、輸血の可能性も考えて病院を紹介すべきでしょうか、外来治療としたら内服で良いでしょうか、筋注すべきでしょうか。筋注としたらこれから発注が必要な状況です。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):5800赤血球数(万/μL):143血小板数(万/μL):18.5ヘモグロビン(g/dL):6.6ヘマトクリット(%):19.6既往歴2024/10/22の検診でHb7.7のため当院を受診された方です。無床診療所です。2023/7の検診ではCBC5500/12.1/28.8万でした。自覚症状は易疲労感があり、5000歩くらいしか歩けないとの訴えです。神経症状なし、全身性浮腫がありますが喘鳴は認めません。VB12が37、葉酸正常でした。内服歴未治療専門医からのコメント悪性貧血でよろしいかと思います。念のため偏食がないかご確認ください。LDHやRetの上昇による溶血所見は無効造血をみていると推測されます。追加検査としては抗胃壁抗体やホモシステインの提出を検討ください。治療ですが、メコバラミン錠(500)6錠分3(通常の倍投与)を始めていただければと思います。比較的速やかに(7日程度で)反応してくると思います。入院や輸血の必要性は通常ありませんが、社会的背景や合併症の有無により決めていただければと思います。場合によっては利尿剤などで一時的に心不全加療しても良いかもしれません。貧血が改善してくると相対的鉄欠乏になってくるので、フォローをお願いします。7日前の内視鏡で問題なかったとのことですが、自己免疫性胃炎については内視鏡科医師とも肉眼所見を改めて相談した方がよろしいかと思います。考えられる疾患悪性貧血自己免疫性胃炎r/o 相談内容サラセミアの可能性について、あるいはサラセミアであった場合現在の主訴である倦怠感との因果関係についてご意見頂戴したく存じます。 患者情報30代/男性血液検査値白血球数(/μL):6600赤血球数(万/μL):620血小板数(万/μL):27.8ヘモグロビン(g/dL):11.7ヘマトクリット(%):39.1既往歴フェリチン207 (ng/mL) 網状赤血球数 23(o/oo) 赤血球像大小不同(-)  奇形 (-)  多染性 (-)  有核 (-) 31歳男性。10代後半から慢性的な倦怠感を自覚している。今回職場健診で軽度の貧血を指摘されて来院。当院にて血液検査実施。母親がフィリピン人、父親が日本人のハーフ。3年前に母親がサラセミアと診断された。 内服歴なし専門医からのコメントサエアセミアでよろしいかと存じます。貧血の程度は軽く、急に進行したわけではないと思いますので慣れているはずです。倦怠感の原因は他の鑑別をご検討された方がよろしいかと。考えられる疾患サラセミア 相談内容腫瘍などが疑われ、専門医を受診させた方がよい状況か、何らかの軟膏などで経過観察で良さそうか。患者情報90代/男性血液検査値白血球数(/μL):5200赤血球数(万/μL):440血小板数(万/μL):12ヘモグロビン(g/dL):13.3ヘマトクリット(%):41.6既往歴糖尿病、脂質異常症、狭心症、脳梗塞、膀胱がん術後(TUR-BT後)以前から左頬部に皮疹があったが、増大傾向のため相談あり。脳梗塞のため外出が難しく、皮膚科受診のハードルが高い。内服歴メインテート、ジャヌビア、レニベース、ユリノーム、リクシアナ、フォシーガ、シグマート、ビソルボン、マグミット、タケキャブ、アトルバスタチン専門医からのコメント写真だけではなかなか伝わってきませんが、大きくなってきているようでしたら、皮膚科受診をしてみてもいいかもしれません。考えられる疾患皮膚腫瘍老人性疣贅皮膚感染症 消化器内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(4相談) 相談内容VitB12上昇したものの、Hb8台とあまり上昇していません。もう少し時間がかかるのか、フェリチン103→36と低下あるので鉄も補充したほうがよいのか、腎性の要素はあると考えて、バフセオは再開したほうがいよいのか。他の原因を考えたほうがよいのか、ご教授お願いします。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):3400赤血球数(万/μL):184血小板数(万/μL):11.4ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):21.6既往歴他院に高血圧、脂質異常、CKD、弁膜症(中等度AS,MR,AR,TR)で通院、3カ月前に当院内科に転医されました。もともとHb8台貧血あり、eGFR40、エリスロポエチン12でバフセオ開始されましたが、Hb7.1さらに低下したため当科(消化器)紹介されました。上部消化管内視鏡では、ピロリ陰性ですが、萎縮が強く、病理でも自己免疫性胃炎は示唆されました。バフセオは中止、MCV117と大球性で、VitB12 108と欠乏あり、メチコバール内服+注射(遠方のため2週ごと)投与で、2カ月後Hb8.2と微増程度、VitB12 761上昇、MCV105と低下しています。内服歴内科からナトリックス2mg、ミコンビBP、アジルサルタン20mg、ニフェジピンCR20mg、アムバロ、ロスバスタチン2.5mg、バフセオ300mg、ポリスチレンスルホン酸Caゼリー20%25g、整形外科からタリージェ10mg、デノタスチュアブル2T。専門医からのコメントビタミンB12補給により造血活発になり鉄も大いに使われます。経過中鉄不足になるケースも多く、しばらく鉄剤追加して下さい。腎性貧血としての治療も並行してよいですし、その観点からの鉄剤併用と考えても良いと思います。落ち着いてきたらビタミンB12は内服だけでも維持できるかもしれません。だめなら注射薬で2.3か月に一回の維持でもよいです。考えられる疾患ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血腎性貧血鉄欠乏性貧血 相談内容12月中旬、下肢に力が入らない、痺れて歩行出来ないという主訴で受診されました。 バイタルサインは問題なく、血液検査では上記大球性貧血、AST52、ALT12、LDH477、T-Bil2.0、間接1.1と間接優位のビリルビン高値、Cr1.13、eGFR50、K2.6と低K血症がみられました。 甲状腺ホルモンは基準値内です。 飲酒と栄養不良、電解質異常、筋力低下について、補液・ビタミン補充、リハビリなど目的に入院としました。 網状赤血球2.6%、実数で<10万、RPI=0.6<2、造血機能低下が示唆されました。 鉄45、フェリチン360、TIBC258、TSAT17%ですが、フェリチン300以上で慢性炎症が考えられました。 葉酸716、VitB12 1436と欠乏はありませんでした(フォリアミン、メコバラミン内服開始5日後ではありました)。 亜鉛37と欠乏あり、補充開始しました。 CTでは脊椎に高度な脂肪髄化があり、再生不良性貧血の可能性も指摘されました。 半年前にペインクリニックで、腰椎MRI施行され、胸腰椎椎体、椎弓棘突起、仙骨背側に骨髄異常信号を認め、骨梁間型転移、造血性腫瘍の可能性も指摘され、(胃癌手術された施設に紹介し)PET-CT施行されましたが脊椎にまだらに集積あるものの(SUVmax3.4)、形態変化が乏しく、転移や骨増殖性疾患は否定的との結果だったようです。 Hb7台となり改善せず、難渋しております。 フォーカスの不明な高熱もあり、易感染性もあるのでしょうか?患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):4450赤血球数(万/μL):251血小板数(万/μL):15.7ヘモグロビン(g/dL):9.6ヘマトクリット(%):26.8既往歴3年前に胃癌(por>sig)で遠位部分切除+R-Y anastomosis。 腰痛で当院ペインクリニックに通院されていましたが、内科のかかりつけはありません。内服歴ラメルテオン、酢酸亜鉛専門医からのコメント大球性貧血がみられ、神経症状があり、VitB12欠乏性貧血を疑いますが、VitB12補充した後の採血で VitB12の高知を示してしまっています。再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などは鑑別にあがりますので骨髄検査は必要になると思います。網状赤血球は増加していないようですが、直接、間接クームス試験、ハプトグロビンなど溶血のチェエクもお願いします。飲酒による栄養不良もあるようですが、肝硬変はいかがでしょうか?考えられる疾患再生不良性貧血疑い 相談内容質問1: 単球が22%前後と多く、感染のときは40%になることもありますが、病的な意義はあるでしょうか。 質問2: 貧血は鉄剤または亜鉛製剤に反応はしており、Hb8台以上にはなりませんが、活動量的には現状維持でよいでしょうか。 患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):7380赤血球数(万/μL):291血小板数(万/μL):22.8ヘモグロビン(g/dL):8.4ヘマトクリット(%):25.1既往歴もともと頑固な便秘程度で、その他内科系疾患のかかりつけなし。 4か月前に転倒骨折で当院整形外科入院、左大腿骨転子部骨折に対して手術。 2か月前に認知症進行もあり、自宅退院できず老健に入所。 1か月前に誤嚥性肺炎をきたし、内科入院して現在担当している方です。 抗菌薬投与、STリハビリ等で肺炎は改善、摂食も良好で病状は落ち着きました。 4か月前の転倒での入院時、WBC9410(好中球57%、リンパ球26%、単球16%)、RBC381万、Hb10.8、Ht31.4、MCV82.4、PLT17.2万。 2ヶ月前の老健入所時、WBC6590(好中球54%、リンパ球28%、単球16%)、RBC337万、Hb9.6、Ht28.5、MCV84.6、PLT24万、貧血に鉄剤開始されました。 1か月前の誤嚥性肺炎入院時、Hb8台、MCV86で鉄剤効果なし(そもそもの鉄欠の診断もなく)と判断、嚥下の問題もあり鉄剤は中止しました。 Hb0.5ほど下がり、鉄剤再開したところ、Hb8台に回復、MCV88.8と上昇はしました。 鉄剤開始前は、鉄51、フェリチン測定なし、3月肺炎入院時は鉄19、フェリチン291、網状60720、RPI=0.5、鉄剤再開後の現在鉄41、フェリチン154、網状71500。また亜鉛37低値で、入院後は亜鉛補充、消耗もあると考え葉酸も補充開始しています。 超高齢で寝たきりに近く、積極的に精査を推し進める状況ではありませんが、家族の都合で他院への転院も検討しており、転院先への申し送りをどうしたらよいかと苦慮しています。内服歴1 グーフィス錠5㎎ 2 錠 2 ミヤBM錠 3 錠 3 モサプリドクエン酸塩錠5㎎「ZE」 3 錠 4 メマンチン塩酸塩OD錠10mg「日新」 1 錠 5 モビコール配合内用剤LD 6.8523g 1 包 6 酢酸亜鉛錠25mg 2 錠 7 クエン酸第一鉄Na錠50㎎2 錠 8 ツムラ100 大建中湯エキス顆粒(医療用) 3 包 9 フォリアミン錠 5㎎ 1 錠 専門医からのコメント詳細な経過の記載有難うございました。4カ月前の入院時にHb10.8、2カ月前の老健入所時にHb9.6と経時的に落ちているように見えますが、当初は便秘や経口摂取不足に伴う脱水で入院後に補正された可能性はあるのではないでしょうか。そうすると、もともとHb9.0前後であるかもしれません。 原因としてはご指摘の通り亜鉛や鉄などの不足は十分考えられると思います。また、こういった患者さんですと筋肉量が少ないと思いますのでクレアチニンはそれほど高くなくても腎性貧血になっていることもあります。微量元素に対する投薬で反応なければダーブロックやESA製剤が効くかもしれません。小球性ではありますが、ビタミンB12は測定しておいた方がよろしいかと思います。また、亜鉛を漫然と投与していると銅欠乏性貧血になってくるのでご注意ください。質問に関する返答ですが、1.骨髄異形成症候群(MDS)の可能性はあるかと思います。昨今、低リスクMDSに対する貧血治療薬としてレブロジルが発売されました。高額な薬剤ですし、この患者さんへの適応についてはないと思いますので、MDSの診断的意義は乏しく骨髄検査までは推奨されません。急激な進行の可能性は低く、紹介状には「可能性はあるものの診断的意義は乏しいと考えられる」くらいの記載でよろしいかと存じます。2.「超高齢で寝たきりに近い」とのことですのでHb8台であればまったく問題ありません。通常は6.5くらいで輸血を検討しますが、これも絶対その数値で決めるというのではなくて、下がっても輸血しないことも多いですし、経過が緩徐であればご家族などと相談しながら決める(撤退医療へ)ことも多いように思います。輸血が通常の薬剤ではなくボランティアからの提供であることを伝えると理解してくださる方が多いです。考えられる疾患骨髄異形成症候群(慢性骨髄単球性白血病含む)亜鉛欠乏性貧血(銅欠乏の可能性)腎性貧血ビタミンB12欠乏性貧血 相談内容前医にて降圧利尿剤、薬名不明の降圧剤服用していた その他に肝機能、腎機能も含めて異常なし患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):5650赤血球数(万/μL):466血小板数(万/μL):13.4ヘモグロビン(g/dL):14ヘマトクリット(%):-既往歴前医にて降圧利尿剤、薬名不明の降圧剤服用していた その他に肝機能、腎機能も含めて異常なし内服歴特になし専門医からのコメントごく軽度の血小板減少ですが飲酒による肝機能低下などでしょうか。保険適応かどうか微妙ですが、ピロリ抗体くらい検査しても良いかもしれません考えられる疾患血小板減少 老年内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(5相談) 相談内容 86歳寝たきり女性で肺炎繰り返している方です。このところ貧血進行あります。 TSAT計算すると6%程度。フェリチン98ありますが、慢性炎症の影響と考えて、鉄欠乏性貧血の加療を行なっても良いものでしょうか? 患者情報80代/女性血液検査値白血球数(/μL):8850赤血球数(万/μL):220血小板数(万/μL):24ヘモグロビン(g/dL):6.7ヘマトクリット(%):23.4既往歴肺炎の繰り返しがあります。 明らかな出血源はありません内服歴貧血に関しては無治療です。専門医からのコメント網状赤血球やビタミンB12,葉酸、鉄、溶血の有無を調べたほうがいいと思います。フェリチンが正常ですが、慢性炎症を考えるのであれば鉄剤は投与しないほうがいいと思われます。考えられる疾患大球性貧血 相談内容誤嚥性肺炎繰り返し、高カロリー輸液中です。内服も誤嚥してしまうため出来ません(胃管も拒否あり)。小球性貧血ですが、フェリチンは50。Fe/TIBCは0.16ですが、この場合は鉄剤投与の適応にならないでしょうか?患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):3740赤血球数(万/μL):346血小板数(万/μL):13.2ヘモグロビン(g/dL):9.1ヘマトクリット(%):30.6既往歴特になし内服歴特になし専門医からのコメントフェリチンは低めの正常で血清鉄低下、葉酸低下があります。昇給性と大球性が相殺して請求性になっていると思われます。鉄剤、葉酸の補充はいかがでしょうか。考えられる疾患鉄欠乏と葉酸欠乏性貧血 相談内容健診にて11月にHb7.8、子宮筋腫による鉄欠乏性貧血と考え、フェロミア100mg内服中です。写真の通り、わりと速やかにHb、フェリチンの改善あるも、赤血球大小不同、楕円赤血球、破砕赤血球、多染性赤血球が変わらず認められています。これは経過と共に無くなる物なのか、経過観察で良いかのアドバイス頂けますと幸いです。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):5000赤血球数(万/μL):450血小板数(万/μL):38.1ヘモグロビン(g/dL):10.8ヘマトクリット(%):36.7既往歴子宮筋腫。 貧血の症状ははっきりしません 内服歴フェロミア100mg 1×夕専門医からのコメントまだ赤血球造血が亢進している状態(MCVやPLTをみるかぎり)ですので、そういった所見は認められても良いかと思います。また、血液像は病院によって(技師によって)所見の取り方にムラがありますので、あまり気にし過ぎなくて大丈夫です。考えられる疾患鉄欠乏性貧血 相談内容高カロリー輸液中で内服のみ経鼻経管で続けている方です。 最近血小板が急激に下がってきています。凝固系も少し延長しています。dダイマーは1.8でした。 原因として何が考えやすいでしょうか? 内服の可能性もあるでしょうか? 患者情報90代/男性血液検査値白血球数(/μL):5580赤血球数(万/μL):236血小板数(万/μL):2.6ヘモグロビン(g/dL):7.5ヘマトクリット(%):21.9既往歴肺炎、心不全などにて高カロリー輸液中。 症候性てんかんにてレベチラセタム内服中内服歴レベチラセタム、アムロジピン、ランソプラゾール、アドナ、トランサミンなど(処方箋の写真も参照ください)専門医からのコメント薬剤の中止、下肢血管エコー、CT検査、PAIgG測定などをご検討ください。考えられる疾患薬剤性血小板減少症動静脈血栓症免疫原性血小板減少症 相談内容貧血の原因は二次性の可能性が高いでしょうか? 脳梗塞後遺症があり、何とか経口摂取されている方です。 この場合の貧血に対しては鉄剤は適応にならないでしょうか? (Fe/TIBC 0.11と低めですが、CKD無い場合は目安にならないでしょうか?)患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):4240赤血球数(万/μL):380血小板数(万/μL):18.7ヘモグロビン(g/dL):10.4ヘマトクリット(%):36.6既往歴脳梗塞、発作性心房細動内服歴ロスバスタチン、タケキャブ、ビソプロロール、カマ専門医からのコメント潜在的な慢性炎症はないでしょうか?誤嚥をくりかえすとか、尿カテ入って尿路感染とか。そのせいかタンパク、アルブミンも異常値です。念のためMタンパクの有無、タンパク分画はIgG,A,M 測定し骨髄腫を否定すると尚良いです。 タケキャブで血液障害が出ることもあるので可能ならば中止や代替薬へ変更して下さい。 炎症ベースだとてつの利用がうまくできないかもしれません。鉄剤はおすすめしません。考えられる疾患炎症性貧血薬剤性 各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2) --> 総合診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談) 相談内容IDAの診断で間違いないと考えますが、フェジン投与量につきご教授ください。また今後の、治療についてもご教授ください。大量鉄剤(モノバー)は使いずらい印象をもっています。患者情報20代/女性血液検査値白血球数(/μL):4400赤血球数(万/μL):454血小板数(万/μL):28.8ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):25.6既往歴労作時の動悸を訴えて近医受診、血清鉄の減少ありとのことで、フェジン40mg/日を3月24日から7回施行するも、症状の改善がみられず、4月11日に、紹介され受診されました。4月7日にはHb 6.0g/dlとの連絡でした。受診された4月11日の血清鉄は17μg/dl、フェリチンは14.9ng/ml,ビタミンB12 は383pg/ml,葉酸は8.4ng/mlでした。4月11日のHbは上記のごとく7.1g/dlとわずかに改善ですが、貧血が持続しています。フェジン投与量が不足していると判断して、フェジン40mg3A(120mg)週3回投与にしました。内服歴特になし専門医からのコメント小球性低色素性貧血で鉄欠乏があることから、鉄欠乏性貧血でいいと思われます。必要適量は中尾の式で計算できます。必要鉄量(mg)= {2.72 × (16 - Hb)+17) × 体重}まず必要鉄量の50%をフェジンで補充し、再評価しながらフェジン注射を行なっていきます。若い女性ですが、胃腸の精査や婦人科的精査は必要と思われますのでご検討ください。考えられる疾患鉄欠乏性貧血 相談内容経過と症状などから家族性地中海熱の可能性も考えて血清アミロイドA蛋白を調べたところ添付のように高値を認めました。アミロイドはウイルス感染でも高くなるとのことですがその場合はどの程度まで高くなるのか(普通アミロイドまで調べることはないので)、熱のない状況で再検査すべきかそれとも現時点で地中海熱を疑ってその旨明記の上で大学病院などに紹介して精密検査を進めた方が良いか、ご助言を賜れれば幸いです。患者情報20代/男性血液検査値白血球数(/μL):10900赤血球数(万/μL):559血小板数(万/μL):19.2ヘモグロビン(g/dL):15.7ヘマトクリット(%):45.5既往歴ここ1〜2年、毎月一ヶ月〜一ヶ月半ごとに40度近い発熱があります。熱が高い時は倦怠感や食指不振、頭痛がありますが他に特に症状はありません。内服歴発熱時にカロナールと麻黄湯専門医からのコメントいただいた情報だけですと、悪性腫瘍、膠原病、ウイルス感染など鑑別が広く何とも言えません。ご指摘の家族性地中海熱も鑑別に挙がると思いますが、漿膜炎症状があるでしょうか(腹水など)。大学病院や総合病院であれば、それらに対して網羅的採血検査やCTなど実施すると思いますので、総合内科などに紹介してはいかがでしょうか。個人的な感想ですが、家族性地中海熱は鑑別の下位にあたると思いますので不明熱(定義に合致するかどうかは置いておいて)として紹介するのがよろしいかと存じます。考えられる疾患不明熱 整形外科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談) 相談内容白血球と血小板のみ増多しており、炎症反応陰性 自覚症状は左中指PIP関節の時の生じる強い自発痛と、言われてみれば前腕に皮下出血が生じやすいような気がする、というレベルです。血液内科紹介前にある程度疾患の心当たりが欲しいと考えております。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):34400赤血球数(万/μL):500血小板数(万/μL):59.6ヘモグロビン(g/dL):14.2ヘマトクリット(%):43.2既往歴R7. 4. 7 右中指痛を主訴に当院(整形外科)受診 現病歴:3月上旬に右中指PIP関節の腫脹を生じた。かかりつけの内科医院で化膿していると言われてロキソプロフェンと抗生剤を処方された。ロキソプロフェン内服中は痛みは軽減されるがやはり痛みが続くため、3月31日頃に皮膚科受診。PIP関節の超音波検査を行い、皮膚ではなく関節の問題と言われた。 所見:受診時は安静時痛 (-)。4月5日は安静時にも高度の疼痛を自覚 右中指PIP関節背側皮下に径7mmの弾性軟、表面平滑で境界明瞭な腫瘤を触知。 指の屈曲伸展とともに若干移動する。周囲の熱感 (-)、発赤 (-) 腫瘤直上ではなく、尺側側副靱帯の圧痛(+) X線所見:背側に軽度の骨棘(+)、関節裂隙は保たれる 治療方針等:安静時痛もあり、典型的ではないがRA鑑別のため採血。ジクロフェナク外用処方  4月8日 血液検査結果: 白血球数 34400↑、血小板数 59.6↑、血沈(60分/120分)1/5、CRP 0.06、リウマトイド因子定量 5L、抗CCP抗体定量 0.5L 内服歴ジクロフェナクNaゲル専門医からのコメント慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍が疑われますので、血液内科への紹介をお勧めします。考えられる疾患慢性骨髄性白血病骨髄増殖性腫瘍 相談内容施設入居予定で、入居前健診行いました。 血型検査で、オモテ、ウラ不一致のため、判断保留となりました。 再検査すれば良いのか?血液内科紹介が良いのか?再検査するとすると追加項目は? ご教授よろしくお願いします。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):-赤血球数(万/μL):-血小板数(万/μL):-ヘモグロビン(g/dL):-ヘマトクリット(%):-既往歴特になし内服歴ミカムロAP1錠ロスーゼットHD1錠/1×mアミティーザ12μg1C/1×a専門医からのコメントかなり高齢ですね。たまたまスクリーニングで判明したのならば、何かの機会で再検査でよいと思います。血液疾患や何らかの悪性腫瘍が潜在の結果ならば、他にも示唆する所見や症状があるのではないでしょうか。その所見に応じて専門科依頼して下さい。考えられる疾患血液疾患悪性腫瘍検査上のミス 呼吸器内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談) 相談内容小球性貧血を認めますが、以下のように鉄欠乏はなさそうです。 フェリチン156 TIBC246 UIBC189 血清鉄57 貧血の原因、追加の必要な検査を教えていただきたいです。患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):6100赤血球数(万/μL):621血小板数(万/μL):20.3ヘモグロビン(g/dL):10.6ヘマトクリット(%):95.8既往歴非結核性抗酸菌症 軽度認知症内服歴クラリスエブトール専門医からのコメントMAC症があるとのことで第一にACDを疑いますが、高齢のためにMDSの検索はしておいた方が良いように思います。また、クレアチニンがそれほど上昇していなくてもご高齢の患者さんは腎性貧血のことがあります。末梢血で白血球分画、網状赤血球を確認し、WT-1を提出。Retが低下していれば赤芽球癆の可能性もでてきます。他に溶血の除外ですが、LDH高値があれば血管内溶血を念頭に生理検査(心エコーで弁膜症r/o)で精査しておくべきです。こういった症例ではしばしば骨時検査をせずにACDと片付けられがちですが、MDSであった場合に予後の推測や貧血改善薬(ESAやルスパタセプト)投与の可能性も出てきますので骨髄検査まですべきと思います。考えられる疾患慢性炎症による貧血(ACD)疑い骨髄異形成症候群r/o 相談内容健診にて白血球数・貧血を指摘されて来院され、貧血に関しては血清鉄低値・フェリチン低値・UIBC高値より鉄欠乏性貧血と診断しましたが、白血球数は以前より高値を指摘されています。 慢性的な頭痛・胃炎症状はあるのですが、158cm/70kgと肥満もあります。今回は炎症反応は取っていませんが、肥満だけでも白血球数は上がりますでしょうか?患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):116000赤血球数(万/μL):471血小板数(万/μL):47.4ヘモグロビン(g/dL):10.2ヘマトクリット(%):33.9既往歴健診にて白血球数・貧血を指摘 既往歴: ・花粉症 ・良性発作性頭位目眩症 ・胃炎 ・頭痛 現在症状なし内服歴なし専門医からのコメント肥満でWBC上昇しているというのはあまり聞いたことがありません。鉄欠乏性貧血のともなって造血が亢進しているのではないでしょうか。血小板も同様の動きを示しています。鉄が充足してWBCが下がってくれば確証が持てます。LDHも上昇していませんのでWBC高値に対する精査は症状がなければ不要かと存じます。考えられる疾患IDA 心臓血管外科医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談) 相談内容無症状で血栓症の既往はありません。 多血症と考えています。 今後の治療や、血液内科へのコンサルトの必要性についてアドバイス頂けたらと思います。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):6000赤血球数(万/μL):534血小板数(万/μL):20.7ヘモグロビン(g/dL):18.2ヘマトクリット(%):52.1既往歴心房細動でアブレーション後 高尿酸血症で内服中 高血圧で内服中 利尿剤内服なし 喫煙なし(本人申告) 内服歴イルアミクスフェブキソスタット専門医からのコメント男性でヘモグロビンが16.5以上です。多血症の鑑別が必要になると思いますので血液内科医への相談をお勧めします。考えられる疾患多血症 プライマリ・ケア医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談) 相談内容9月に採血再検指示しています。網状RBCは測定予定ですが、他にはなにかありますでしょうか?患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):8450赤血球数(万/μL):403血小板数(万/μL):26.36ヘモグロビン(g/dL):11.2ヘマトクリット(%):32.4既往歴生来健康で常用薬なし。6月に風邪で受診。10kg/3ケ月の体重減少あり。採血で貧血。(血清Feは低値、フェリチインは高値)GIFは特に問題なし、便潜血は陰性でした。内服歴現在くすりなし。専門医からのコメント血清鉄低値、フェリチン高値ですので慢性疾患が考えられます。悪性腫瘍、膠原病などの慢性炎症疾患、肝炎などの検査は必要と思われます。考えられる疾患悪性腫瘍膠原病などの慢性炎症疾患肝炎 産婦人科医からの相談と血液内科専門医からの回答(3相談) 相談内容白血球の著名な上昇はありますが、明らかな発熱はありません。 下腹痛もそれほど強い印象ではありません。炎症性の白血液の上昇と考えて良いでしょうか?血液疾患の可能性につきご教示ください。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):16200赤血球数(万/μL):490血小板数(万/μL):45.3ヘモグロビン(g/dL):14.6ヘマトクリット(%):45.5既往歴1週間前から腹部中央の痛み、めまい、ふらつき、立ちくらみを自覚し来院されました。 高脂血症、糖尿病にて他院より内服薬を処方されています。 超音波検査場、多発性支給禁止を認めますが、明らかな卵巣の腫大は認めません。内服歴メトホルミン、クレストールを他院より処方されています。用量は不明です。専門医からのコメント炎症反応がなければ骨髄増殖性腫瘍の可能性があります。血液内科へのコンサルをお勧めします。考えられる疾患骨髄増殖性腫瘍 相談内容GOT30 GPT18 LDH175 と基準値内ですが、γGPTのみ905と著名に上昇しています。 155cm47kgです。 考えられる状態につきご教示ください。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):5700赤血球数(万/μL):335血小板数(万/μL):27.3ヘモグロビン(g/dL):11.4ヘマトクリット(%):36.2既往歴特になし内服歴特になし専門医からのコメント飲酒の影響ではないでしょうか。やや大球性貧血なのも合致します。ご確認いただいて1カ月程度で再検をお願いいたします。考えられる疾患巨赤芽球性貧血 相談内容大球性貧血の可能性はいかがでしょうか? monocyteの増加の理由は何が考えられますか? 追加検査をするとすれば実務的には何が必要ですか? 患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):2890赤血球数(万/μL):329血小板数(万/μL):21.8ヘモグロビン(g/dL):11.6ヘマトクリット(%):36.8既往歴昨年6月、乳がん手術。術後放射線治療した(線量不明。16日間)内服歴フェマーラ、リバロ服用中。専門医からのコメント貧血には至りませんが、ビタミンB12や葉酸は不足してないか確かめるとよいです。また、網状赤血球が上昇してもMCVが上がるのでご確認下さい。上昇ならば他に所見乏しいですが溶血の潜在も鑑別になります。飲酒が多いとアルコールの影響で大球性になる事もあります。葉酸不がなくてもです。単球割合はやや多いですが、実数はそれほどでもなく相対的な上昇かもしれません。すぐにMDSとするには尚早です。しかし、先に述べた件に以上なく、貧血、血小板減少がでてくるならばMDSの疑いは高まってきます。考えられる疾患赤血球大球性変化 精神科医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談) 相談内容甲状腺機能や認知機能は専門科に相談予定ですが、多血症の扱いはどうしたらよいでしょうか患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):7400赤血球数(万/μL):594血小板数(万/μL):22.7ヘモグロビン(g/dL):19.9ヘマトクリット(%):57既往歴TSH著明低値、FT3FT4正常範囲。 低K(2.5〜3.0) 認知機能低下あります。内服歴なし専門医からのコメントまずはエリスロポイエチン値とJAK2V617F遺伝子変異をご確認ください。後者の変異が陽性であれば真性多血症でほぼ確定ですので血液内科にご紹介ください。他の血球が正常のために印象としては二次性多血症です。生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングが必要になりますが、ご高齢ですのでどこまでやるかということになりますでしょうか。甲状腺機能亢進症があるなら(自己抗体陽性なら)そちらの治療をするとヘマトクリットは下がるかもしれませんが経験がありません。またSGLT2阻害薬を内服していない科もご確認ください。考えられる疾患二次性多血症真性多血症 緩和ケア内科からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談) 相談内容78歳、HTLV-Ⅰ 陽性、sIL-2R 334.8U/mL(156.6〜474.5) の生命予後をご教授願いたい。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):4500赤血球数(万/μL):499血小板数(万/μL):16.3ヘモグロビン(g/dL):15.4ヘマトクリット(%):47.2既往歴特になし内服歴アトルバスタチン10mg, シロスタゾール100mg, ロサルタンK25mg, ジャディアンス10mg専門医からのコメントHTLV-1キャリアでも95%の人は発症しないと言われています。むしろ、予防として、血液が付着した歯ブラシやかみそりの共用、消毒が不十分な器具を使用してピアスの穴をあけること、不特定多数とのコンドームをしない性交渉、刺青(タトゥー)を入れること、同じ注射器を使った違法薬物などの回し打ちなどは、感染の可能性があり注意が必要です。また、配偶者や子供たちに感染していないかを検査することを提案してみてはいかがでしょうか。考えられる疾患HTLV-1キャリア 初期研修中医師からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談) 相談内容長期低栄養状態であったことで説明がつくか、血液疾患を疑う状況か。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):1560赤血球数(万/μL):258血小板数(万/μL):37.2ヘモグロビン(g/dL):8.9ヘマトクリット(%):26.2既往歴神経性食思不振症 低栄養症内服歴なし専門医からのコメントビタミンB12、葉酸、血清鉄のチェックをお願い致します。また、末梢血像で異型があるようでしたら、MDSを疑った方がいいと思います。考えられる疾患大球性貧血骨髄異形成症候群 相談内容Plt低値について経時的に悪化はありませんが、このまま経過観察で良いでしょうか。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):4680赤血球数(万/μL):375血小板数(万/μL):8.6ヘモグロビン(g/dL):13.3ヘマトクリット(%):38.9既往歴高血圧で長らく通院中、前医閉院に伴い当院紹介受診。初診時採血で、Plt9.3万、Hb12.2,MCV113.8%、ビタミンB12 50pg/mL未満にてビタミンB12製剤内服開始。その後ビタミンB12は179pg/mLに上昇認めた。その後、Hb13.3, Plt8.6万程度で推移している。明らかな既往歴なし。主訴なし。内服歴カンデサルタン12mg1T1x朝食後メチコバール0.5mg3T3x毎食後専門医からのコメント念のため内視鏡をご検討ください。胃炎があれば抗胃壁抗体など追加で提出しても良いかもしれません。悪性貧血ということであれば、メチコバールは1回2錠へ増量を検討ください。もし、ビタミン接種不足もしくはアルコールの影響であれば今の方針でよろしいかと存じます。脾腫はいかがでしょうか。しばらく経過をみて改善しないようならITP合併の可能性あります。ピロリ抗体提出の上で陽性であれば除菌のご検討をお願いいたします。また、ITPだとしても3万程度までは介入の必要はありません。幼弱血小板(ITPなら10以上になっている)や網状赤血球をフォローしておくと参考になります。考えられる疾患巨赤芽球性貧血 その他の診療科の医師からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談) 相談内容①腎性貧血の診断で良いか ②貧血の治療は現在のままで良いか ③ターブロックなどの追加は不要か 輸血や注射製剤は難しいです患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):6500赤血球数(万/μL):2530血小板数(万/μL):13.2ヘモグロビン(g/dL):7.9ヘマトクリット(%):24.2既往歴浮腫の増悪で入院。心不全、腎不全、貧血で入院。利尿剤で浮腫改善。透析はしない方針。輸血せずにHb7.4→8.2(写真1)に改善し下記の処方で退院。施設に入所され当院訪問診療開始となる。当院検査(写真2~4)で主治医は、腎性貧血と診断、エリスロポエチン正常で貧血には加療なし(甲状腺機能低下でチラーヂン追加)。 自分はHbの低下の割にエリスロポエチンが高くなくターブロック追加した方が良いかと思うが 内服歴退院処方アルダクトン(25)1/1、鉄剤(50)2/2、フェブリク(10)1/1、フロセミド(20)2/2、フランドルテープ40当院追加チラーヂン(100)1/1専門医からのコメント患者背景からはさらなる精査はメリットがないでしょう。お考えの通り腎性貧血としてダーブロック導入、反応するまで増量が良いと思います。薬剤性、例えばフロセミドの影響もあるかもしれませんが透析しない方針の中無理にやめることもないでしょう。 考えられる疾患腎性貧血薬剤性貧血 相談内容鉄欠乏貧血で5月までは鉄剤投与。中止するもフェリチンが上昇しているのは何故でしょうか。何か検査が必要でしょうか患者情報80代/女性血液検査値白血球数(/μL):5200赤血球数(万/μL):3340血小板数(万/μL):22.91ヘモグロビン(g/dL):10.5ヘマトクリット(%):32既往歴最近ADL低下、認知機能低下が著しい 認知症、心不全、喘息、急性硬膜下血腫、左膝皮下血腫。 今年の5月までは鉄剤を内服。その後中止もフェリチンが上昇している。内服歴レベチラセタム、フロセミド、ベラパミル、ジルチアゼム、メマンチン、アルダクトン、ウルソ、アドエア、ワーファリン、ツロブテロール専門医からのコメント軽度のLDH上昇、貧血(鉄は充足)をフェリチン上昇とあわせて認めております。自己免疫性溶血やMDSを含む造血器腫瘍の除外が必要かと存じます。網状赤血球やハプトグロブリン、免疫電気泳動(多発性骨髄腫の除外)、CT検査(腫瘍の有無)などを追加してみてはいかがでしょうか。後は何らかの薬剤があわないかなどもご検討願います。追加検査だけでは診断に迫りきれないと思いますので骨髄検査をすることになると思いますが、その辺りは患者さんの状況にもよるかと思いますが、ADLが自立しているようでしたら上記検索後に血液内科受診の意義はあると思います。考えられる疾患炎症性貧血 各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2) --> コンサルトのタイミングに迷ったら「血ミル」 血液内科領域で判断に困るシーンは、臨床の現場に多く存在します。紹介のタイミングに悩むケースや、”様子見”の判断など、迷われる場面に遭遇いたしましたらぜひオンラインコンサルトの「血ミル」をご利用ください。血液内科専門医がオンラインで無料相談に応じ、日常診療での判断をサポートします。※ヒポクラは医師限定サービスです。一般の方のご利用はできません。
初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.186(2026年02月07日号)
初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.186(2026年02月07日号)
初マラソンが心臓に及ぼす急性の影響は? 中年男性は、持久力運動による心血管系への悪影響を受けやすいのか?初心者マラソンランナーを対象に、トレーニング、マラソン完走、その後の回復が心臓に及ぼす急性の影響について調査が行われた。 Laily I, et al. Open Heart. 2025;12:e003915. ≫続きを読む クレアチンサプリメントによる筋力トレーニング効果 クレアチンサプリメントは、レジスタンストレーニングと組み合わせることで除脂肪体重を増強することが確立されているが、過去のトレーニング歴がサプリメントの効果に及ぼす影響については、これまでよくわかっていなかった。 Ashtary-Larky D, et al. J Int Soc Sports Nutr. 2025;22:2586523. ≫続きを読む 日本人高齢者のスポーツ観戦がその後の健康や幸福度に及ぼす影響 高齢者のメンタルヘルス向上とスポーツ観戦との関連性はますます注目されているが、さまざまな健康・幸福度へのより広範な影響については依然として明らかになっていなかった。 Tsuji T, et al. Arch Gerontol Geriatr. 2026;142:106120. ≫続きを読む 女性における不眠とBMIとの関係 とくに年齢の潜在的な影響に焦点を当て、女性における不眠症状とBMIとの関連性が評価された。 Merklinger-Gruchala A, et al. J Clin Med. 2025;14:8904. ≫続きを読む 就学前の牛乳が3~5歳児の栄養状態や成長に及ぼす影響は? 就学前の乳製品の摂取が、幼児の微量栄養素の状態、栄養摂取量、成長に及ぼす影響が検討された。 Estorninos E, et al. Front Nutr. 2025;12:1680946. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.185(2026年01月31日号) 不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号) レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.176(2025年11月22日号) 飛行機内で急病人が発生、最も多い疾患は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.175(2025年11月15日号) ダイエットは片頭痛予防にも有効なのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.174(2025年11月08日号) 1歳からテレビばかり見せていると2年後には便秘リスクが上昇 他4本
不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 他4本≫ Journal Check Vol.185(2026年01月31日号)
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不動産投資信託買収後の病院、財務実績と医療の質の変化は/BMJ 不動産投資信託に買収された病院をリースバックした後、その病院の財務実績と患者のケアの質は、どのように変化するのか? Bruch JD, et al. BMJ. 2025;391:e086226. ≫続きを読む 病院職員における咽喉頭異常感症の有病率と咳過敏症との関連 名古屋市立大学の天草 勇輝氏らは、咽喉頭異常感症の臨床的特徴と有病率について、日本の医療従事者を対象に調査を行った。 Amakusa Y, et al. Lung. 2025;203:106. ≫続きを読む 職業上の身体活動と死亡率リスクとの関係 職業性の身体活動と余暇時間の身体活動は、がん死亡、心血管疾患関連死亡、全死亡リスクと関係があるのか?男女間での違いは? Li Y, et al. BMJ Public Health. 2025;3:e002164. ≫続きを読む 農業や園芸と神経血管の老化遅延、脳卒中/認知症予防の可能性 久留米大学の菊池 清志氏らは、農業や園芸が神経血管の老化および脳卒中や認知症などの関連疾患の予防戦略となりうるかを調査した。 Kikuchi K, et al. Front Aging Neurosci. 2025;17:1676259. ≫続きを読む 思春期うつ病に対する読書療法 思春期うつ病に対する読書療法は有効なのか?さまざまな種類の読書療法で違いはあるのか? Liao F, et al. Front Psychiatry. 2025;16:1681462. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号) レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.176(2025年11月22日号) 飛行機内で急病人が発生、最も多い疾患は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.175(2025年11月15日号) ダイエットは片頭痛予防にも有効なのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.174(2025年11月08日号) 1歳からテレビばかり見せていると2年後には便秘リスクが上昇 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.173(2025年11月01日号) 週1〜2日でも1日4,000歩以上歩くと死亡リスクが低下 他4本
レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 他4本≫ Journal Check Vol.184(2026年01月24日号)
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レクリエーションマラソンランナーにおける心室機能の長期的変化 反復的な激しい運動トレーニングや持久力競技が、レクリエーションとして活動する男性持久力アスリートの右心室および血漿トロポニン濃度に及ぼす影響が調査された。 Schindler MJ, et al. JAMA Cardiol. 2025 Dec 10. Online ahead of print. ≫続きを読む 80歳以上における菜食と100歳以上の高齢者になる可能性 菜食主義は、長寿に影響するのか?80歳以上の菜食主義高齢者が100歳以上まで長生きする可能性が調査された。 Li Y, et al. Am J Clin Nutr. 2025 Dec 12. Online ahead of print. ≫続きを読む スーパーマリオブラザーズで燃え尽き症候群リスクが低下 「スーパーマリオブラザーズ」などの人気ビデオゲームは、子供のような好奇心を育み、幸福感を高め、燃え尽き症候群リスク軽減に有効であることが示唆された。 Tam W, et al. JMIR Serious Games. 2025;13:e84219. ≫続きを読む 皮膚充填剤による手の若返り 皮膚の加齢に伴うボリュームや質感の改善には、ヒアルロン酸、カルシウムヒドロキシアパタイト、ポリL-乳酸などの皮膚充填剤が一般的に用いられる。これら皮膚充填剤による手の若返り作用についてエビデンスレビューが行われた。 Hassan L, et al. Clin Dermatol. 2025 Dec 7. Online ahead of print. ≫続きを読む 日本の医師国家試験の動向 日本における医師国家試験の試験内容ガイドラインは過去20年間、約5年ごとに改訂されてきた。しかし、試験自体がどのように進化してきたかを客観的に評価した研究はこれまでなかった。 Morimoto Y, et al. JMIR Med Educ. 2025;11:e78214. ≫続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.183(2026年01月17日号) 適切な筋肉量と関連する食事パターンは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.182(2026年01月10日号) なぜ人々は運動に依存するのか、健康のためか?死への恐怖か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.181(2025年12月27日号) 美容整形の世界的潮流、医師の倫理観は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.180(2025年12月20日号) 誤診を効果的に削減するには〜国内データベース分析 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.179(2025年12月13日号) 顔を若返らせる光治療の研究、現在のトレンドは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.178(2025年12月06日号) 80%以上が症状改善を実感した気象関連疼痛に有効な食べ物は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.177(2025年11月29日号) 日本の医療従事者における交代勤務、疲労回復には月に何回の夜間睡眠が必要? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.176(2025年11月22日号) 飛行機内で急病人が発生、最も多い疾患は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.175(2025年11月15日号) ダイエットは片頭痛予防にも有効なのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.174(2025年11月08日号) 1歳からテレビばかり見せていると2年後には便秘リスクが上昇 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.173(2025年11月01日号) 週1〜2日でも1日4,000歩以上歩くと死亡リスクが低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.172(2025年10月25日号) 男性と女性が好む理想の眉毛の形が判明! 他4本