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老化予防のポイントは「ω3脂肪酸」、 3年間で約3ヵ月老化が遅延
公開日:2025年2月12日
Bischoff-Ferrari HA, et al. Nat Aging. 2025 Feb 3. [Epub ahead of print]
観察研究や小規模パイロット試験において、ビタミンD、ω3脂肪酸、運動が生物学的老化を遅延させる可能性が示唆されている。しかし、これらの介入をそれぞれまたは組み合わせた場合の抗老化作用を評価した大規模臨床試験は不十分である。スイス・チューリッヒ大学のHeike A. Bischoff-Ferrari氏らは、DO-HEALTH試験に参加した高齢者を対象に3年間にわたるビタミンD、ω3脂肪酸、運動プログラムが生物学的老化に及ぼす影響について、新たな事後分析結果を報告した。Nature Aging誌オンライン版2025年2月3日号の報告。
DO-HEALTH試験は、高齢者の健康寿命を延長させることを目的とした大規模臨床試験である。対象は、スイス在住の70歳以上の健康高齢者777人。 3年間にわたるビタミンD(2,000IU/日)、ω3脂肪酸(1g/日)、自宅での運動プログラム(週3回30分)の3つの介入と生物学的老化との関連を評価した。生物学的老化の評価には、4種類のDNAメチル化指標(PhenoAge、GrimAge、GrimAge2、DunedinPACE)を用いた。対象高齢者は、対照群、ビタミンD、ω3脂肪酸、運動プログラムのそれぞれ単独または組み合わせた8群に分類し、3年間の介入を行った。
主な結果は以下のとおり。
・ω3脂肪酸単独介入だけで、 3つの指標(PhenoAge、GrimAge2、DunedinPACE)において、生物学的老化の延長効果が認められた。 【PhenoAge】d=−0.16(95%CI:−0.02~−0.30) 【GrimAge2】d=−0.32(95%CI:−0.06~−0.59) 【DunedinPACE】d=−0.17(95%CI:−0.04~−0.31) ・ω3脂肪酸とビタミンDおよびまたは運動プログラムを組み合わせた場合、PhenoAgeにおいて相加的な効果が認められた(dの範囲:−0.24~−0.32)。 ・全体として、ベースラインから3年目までの標準化効果は0.16〜0.32単位であり、 3年間で2.9〜3.8ヵ月の抗老化作用が確認された。
著者らは「ω3脂肪酸を3年間摂取することで、生物学的老化を遅延させることが示唆された。さらに、ビタミンDや運動プログラムによる介入を併用することにより、相加的な効果が期待できることが明らかとなった」と結論付けている。
DO-HEALTH試験は、高齢者の健康寿命を延長させることを目的とした大規模臨床試験である。対象は、スイス在住の70歳以上の健康高齢者777人。 3年間にわたるビタミンD(2,000IU/日)、ω3脂肪酸(1g/日)、自宅での運動プログラム(週3回30分)の3つの介入と生物学的老化との関連を評価した。生物学的老化の評価には、4種類のDNAメチル化指標(PhenoAge、GrimAge、GrimAge2、DunedinPACE)を用いた。対象高齢者は、対照群、ビタミンD、ω3脂肪酸、運動プログラムのそれぞれ単独または組み合わせた8群に分類し、3年間の介入を行った。
主な結果は以下のとおり。
・ω3脂肪酸単独介入だけで、 3つの指標(PhenoAge、GrimAge2、DunedinPACE)において、生物学的老化の延長効果が認められた。 【PhenoAge】d=−0.16(95%CI:−0.02~−0.30) 【GrimAge2】d=−0.32(95%CI:−0.06~−0.59) 【DunedinPACE】d=−0.17(95%CI:−0.04~−0.31) ・ω3脂肪酸とビタミンDおよびまたは運動プログラムを組み合わせた場合、PhenoAgeにおいて相加的な効果が認められた(dの範囲:−0.24~−0.32)。 ・全体として、ベースラインから3年目までの標準化効果は0.16〜0.32単位であり、 3年間で2.9〜3.8ヵ月の抗老化作用が確認された。
著者らは「ω3脂肪酸を3年間摂取することで、生物学的老化を遅延させることが示唆された。さらに、ビタミンDや運動プログラムによる介入を併用することにより、相加的な効果が期待できることが明らかとなった」と結論付けている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Bischoff-Ferrari HA, et al. Nat Aging. 2025 Feb 3. [Epub ahead of print]
▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39900648
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