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男性不妊症に超加工食品が影響、精子濃度低下の可能性
公開日:2025年2月11日
Soltani M, et al. BMC Res Notes. 2025; 18: 48.
最近の研究では、男性不妊症と不健康な食生活、酸化ストレス、炎症などとの関連が示唆されているが、超加工食品と男性不妊症との潜在的な関連性は、十分に調査されていない。イラン・テヘラン医科大学のMitra Soltani氏らは、超加工食品と男性不妊症との関連を調査するため、精子の質のパラメータを評価した。BMC Research Notes誌2025年2月1日号の報告。
対象は、イラン・エスファハーン州の不妊センターより募集された男性260例。総精子運動性、精子濃度、精子数、精子形態などの4つのパラメータを評価した。対象者の食物摂取量は、検証済みの168項目食物摂取頻度質問票を用いて評価した。超加工食品には、加工肉、ビスケット、ケーキ、キャンディー、菓子、アイスクリーム、塩味スナック、甘味飲料、パン、人工フルーツ飲料、菓子パン、ソース、マーガリン、ソフトドリンク、ドレッシング、フライドポテトなどを含めた。超加工食品指数は、NOVAシステムを用いて算出した。超加工食品の摂取量に基づき三分位に分類した(最高三分位〜最低三分位)。超加工食品と精子パラメータとの関連性の分析には、ロジスティック回帰を用いた。
主な結果は以下のとおり。
・crude modelでは、超加工食品の第2三分位と最高三分位との間で精子濃度、総精子運動性、精子の形態異常に有意な関連は認められなかった(各々、p>0.05)。 ・年齢、婚姻期間、BMI、身体活動、うつ病、不安、ストレス、エネルギー摂取量、喫煙歴、ミネラルおよびビタミン サプリメントで調整した後、超加工食品の第2三分位と精子濃度の異常との間に有意に強い関連性が認められた(オッズ比: 3.962、95%信頼区間:1.345〜11.670、p=0.013)。
著者らは「超加工食品の摂取量と精子運動性、精子形態との間に有意な関連は認められなかったが、超加工食品の摂取量が多いほど精子濃度が低下することが明らかとなった。今後の研究で、これらの結果がさらに確認されれば、生殖年齢男性の不妊症に対処する介入や予防プログラムの作成に役立つ可能性がある」と結論付けている。
対象は、イラン・エスファハーン州の不妊センターより募集された男性260例。総精子運動性、精子濃度、精子数、精子形態などの4つのパラメータを評価した。対象者の食物摂取量は、検証済みの168項目食物摂取頻度質問票を用いて評価した。超加工食品には、加工肉、ビスケット、ケーキ、キャンディー、菓子、アイスクリーム、塩味スナック、甘味飲料、パン、人工フルーツ飲料、菓子パン、ソース、マーガリン、ソフトドリンク、ドレッシング、フライドポテトなどを含めた。超加工食品指数は、NOVAシステムを用いて算出した。超加工食品の摂取量に基づき三分位に分類した(最高三分位〜最低三分位)。超加工食品と精子パラメータとの関連性の分析には、ロジスティック回帰を用いた。
主な結果は以下のとおり。
・crude modelでは、超加工食品の第2三分位と最高三分位との間で精子濃度、総精子運動性、精子の形態異常に有意な関連は認められなかった(各々、p>0.05)。 ・年齢、婚姻期間、BMI、身体活動、うつ病、不安、ストレス、エネルギー摂取量、喫煙歴、ミネラルおよびビタミン サプリメントで調整した後、超加工食品の第2三分位と精子濃度の異常との間に有意に強い関連性が認められた(オッズ比: 3.962、95%信頼区間:1.345〜11.670、p=0.013)。
著者らは「超加工食品の摂取量と精子運動性、精子形態との間に有意な関連は認められなかったが、超加工食品の摂取量が多いほど精子濃度が低下することが明らかとなった。今後の研究で、これらの結果がさらに確認されれば、生殖年齢男性の不妊症に対処する介入や予防プログラムの作成に役立つ可能性がある」と結論付けている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Soltani M, et al. BMC Res Notes. 2025; 18: 48.
▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39891278
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