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低用量4剤併用による高血圧治療は2剤併用より優れているか
公開日:2025年2月5日
Zhao X, et al. BMC Med. 2025; 23: 56.
高血圧のガイドラインでは、初期降圧療法における2剤併用療法が認められている。一方、これまでの研究では、高血圧患者に対する低用量4剤併用療法は、単剤療法よりも優れていることが報告されている。しかし、低用量4剤併用療法が2剤併用療法よりも優れているかは、明らかとなっていない。中国・The Third Xiangya Hospital of Central South UniversityのXiexiong Zhao氏らは、軽症〜中等症の高血圧患者の初期治療における低用量4剤併用療法と標準用量2剤併用療法の有効性および安全性を比較するため、ランダム化盲検クロスオーバー試験を実施した。BMC Medicine誌2025年1月29日号の報告。
対象は、軽症〜中等症の高血圧患者。初期治療として、低用量4剤併用療法(イルベサルタン75mg+メトプロロール23.75mg+アムロジピン2.5mg+インダパミド1.25mg)と標準用量2剤併用療法(イルベサルタン150mg+アムロジピン5mg)を1錠で行い、その有効性および安全性を比較した。対象患者は、2つのクロスオーバーシーケンスに1:1でランラムに割り付けられた。各シーケンスでは、低用量4剤併用療法または標準用量2剤併用療法を4週間実施し、その後2週間のウォッシュアウト後に4週間のクロスオーバーを行った。対象患者および研究者には盲検化した。主要アウトカムは、血圧低下および安全性アウトカムとした。分析は、ITTに基づき実施した。
主な結果は以下のとおり。
・2022年7月13日〜2023年4月20日に軽度〜中等度の高血圧患者90例が登録され、ランダム化された。 ・対象患者の平均年齢は43.88±10.31歳、女性の割合は25.6%。 ・ベースライン時の24時間平均血圧は145.59/93.84mmHgであった。 ・低用量4剤併用療法は、標準用量2剤併用療法と比較し、24時間平均血圧、日中平均血圧、夜間平均血圧、診察室平均血圧のさらなる低下が確認された。 【24時間平均血圧】4.72/4.17mmHg低下(各々、p<0.001) 【日中平均血圧】5.52/4.73mmHg低下(各々、p<0.001) 【夜間平均血圧】2.37/2.25mmHg低下(p=0.034、p=0.014) 【診察室平均血圧】2.91/1.73mmHg低下(p<0.001、p=0.014) ・安全性に関しては、低用量4剤併用療法における空腹時血糖(p=0.029)および血清尿酸値(p<0.001)の有意な上昇が認められたが、その他の有害事象および臨床検査値の変化に両群間で有意な差は認められなかった。
結果を踏まえ、著者らは「高血圧患者の初期治療における低用量4剤併用療法は、標準用量2剤併用療法よりも降圧効果に優れており、安全性は同程度であることが確認された」としている。
対象は、軽症〜中等症の高血圧患者。初期治療として、低用量4剤併用療法(イルベサルタン75mg+メトプロロール23.75mg+アムロジピン2.5mg+インダパミド1.25mg)と標準用量2剤併用療法(イルベサルタン150mg+アムロジピン5mg)を1錠で行い、その有効性および安全性を比較した。対象患者は、2つのクロスオーバーシーケンスに1:1でランラムに割り付けられた。各シーケンスでは、低用量4剤併用療法または標準用量2剤併用療法を4週間実施し、その後2週間のウォッシュアウト後に4週間のクロスオーバーを行った。対象患者および研究者には盲検化した。主要アウトカムは、血圧低下および安全性アウトカムとした。分析は、ITTに基づき実施した。
主な結果は以下のとおり。
・2022年7月13日〜2023年4月20日に軽度〜中等度の高血圧患者90例が登録され、ランダム化された。 ・対象患者の平均年齢は43.88±10.31歳、女性の割合は25.6%。 ・ベースライン時の24時間平均血圧は145.59/93.84mmHgであった。 ・低用量4剤併用療法は、標準用量2剤併用療法と比較し、24時間平均血圧、日中平均血圧、夜間平均血圧、診察室平均血圧のさらなる低下が確認された。 【24時間平均血圧】4.72/4.17mmHg低下(各々、p<0.001) 【日中平均血圧】5.52/4.73mmHg低下(各々、p<0.001) 【夜間平均血圧】2.37/2.25mmHg低下(p=0.034、p=0.014) 【診察室平均血圧】2.91/1.73mmHg低下(p<0.001、p=0.014) ・安全性に関しては、低用量4剤併用療法における空腹時血糖(p=0.029)および血清尿酸値(p<0.001)の有意な上昇が認められたが、その他の有害事象および臨床検査値の変化に両群間で有意な差は認められなかった。
結果を踏まえ、著者らは「高血圧患者の初期治療における低用量4剤併用療法は、標準用量2剤併用療法よりも降圧効果に優れており、安全性は同程度であることが確認された」としている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Zhao X, et al. BMC Med. 2025; 23: 56.
▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39881316
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