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血液内科 Journal Check
女性から男性への同種HCTを成功させるポイントは
公開日:2024年11月19日
Tamaki M, et al. Cytotherapy. 2024 Oct 5. [Epub ahead of print]
女性ドナーから男性レシピエントへの同種造血幹細胞移植(同種HCT)は、慢性移植片対宿主病(GVHD)や全生存率(OS)、非再発死亡(NRM)などのリスク因子である。女性から男性への同種HCTのアウトカム不良は、H-Y抗原に対する同種免疫によるものであると考えられる。しかし、ハプロ移植におけるマイナー組織適合性抗原の影響は、いまだ解明されていない。自治医科大学の玉置 雅治氏らは、女性から男性への同種HCTがハプロ移植のサブタイプにより影響を受けるかを明らかにするため、調査を行った。Cytotherapy誌オンライン版2024年10月5日号の報告。
主な結果は以下のとおり。
・移植後シクロホスファミド(PTCY)コホート660例では、性別の不一致は再発リスク低下と有意な関連が認められた(HR:0.70、95%CI:0.49〜0.99、p=0.045)。 ・OS(HR:0.89、95%CI:0.68〜1.16、p=0.40)やNRM(HR:0.98、95%CI:0.68〜1.14、p=0.90)との関連は認められなかった。 ・非PTCYコホート219例では、性別不一致は、OSおよびNRMの不良と関連が認められ、再発リスク低下との関連は認められなかった。
著者らは「ハプロ移植のサブタイプによる生存率への影響は、性別不一致の有無により異なることが示唆された」とし「女性から男性への同種HCTの課題を克服する上で、移植後シクロホスファミドは実行可能な方法であり、H-Y抗原に対するGVL効果を維持する可能性がある」と結論付けている。
主な結果は以下のとおり。
・移植後シクロホスファミド(PTCY)コホート660例では、性別の不一致は再発リスク低下と有意な関連が認められた(HR:0.70、95%CI:0.49〜0.99、p=0.045)。 ・OS(HR:0.89、95%CI:0.68〜1.16、p=0.40)やNRM(HR:0.98、95%CI:0.68〜1.14、p=0.90)との関連は認められなかった。 ・非PTCYコホート219例では、性別不一致は、OSおよびNRMの不良と関連が認められ、再発リスク低下との関連は認められなかった。
著者らは「ハプロ移植のサブタイプによる生存率への影響は、性別不一致の有無により異なることが示唆された」とし「女性から男性への同種HCTの課題を克服する上で、移植後シクロホスファミドは実行可能な方法であり、H-Y抗原に対するGVL効果を維持する可能性がある」と結論付けている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Tamaki M, et al. Cytotherapy. 2024 Oct 5. [Epub ahead of print]
▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39453336
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