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他の施設はどうしてる?〜血液内科医の素朴な疑問集〜
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血液内科 Proのカテゴリ:素朴な疑問に関する投稿の一覧です。(2022年5月〜2023年12月まで)ぜひ、ブックマークをよろしくお願いいたします。 ▼検査編▼診断編▼治療編▼薬剤編▼管理編 検査編 ・骨髄生検・骨髄穿刺について質問 ・骨髄生検 ・輸血前検査について ・CMV定量-PCR 法と CMV 抗原血症検査 ・急性白血病の遺伝子検査 ・グローションカテーテル挿入について ・外来で内服抗がん剤投与中の患者がHBsAg陽性に ・HTLV1プロウイルスの測定意義について ・ジーラスタポッド ・アスペルギルス抗原について 診断編 ・SGLT2阻害薬による多血症 ・MDS疑いの骨髄検査 ・DLBCL診断時のFISH検査の項目について ・特発性血小板減少性紫斑病 ・針生検に自然縮小した悪性リンパ腫 ・巨赤芽球性貧血と、それ以外の原因による非巨赤芽球性貧血の2つを分ける分水嶺となるのがMCV 110fLという数字は何を分けているのですか? 治療編 ・Ph陰性B-ALLに対してMRDの測定のタイミング ・Epcoritamab投与時の事前指示 ・ITPに対してTPO受容体とリツキシマブの併用について ・メルファラン供給問題 ・Tp53 biallelic mutation MDSについて ・高齢者Ph陰性ALLの治療について ・Epcoritamab(エプキンリ)のCRS対策について ・hyperleukocytosisの対応 ・エプキンリ投与 ・劇症型、髄外腫瘍を作る多発性骨髄腫の治療法 ・二次性多血症について ・ストレス多血症の瀉血の適応と目標 ・Pola-R-CHP療法の最後のR二発について ・消化管リンパ腫化療の際の食止め ・ABVD療法 ・高齢者の治療について ・ABVD療法とG-CSF投与 ・中枢神経原発リンパ腫 ・FLYER試験結果に基づく治療選択について ・DA-EPOCHの高齢者への使用について ・寛解後療法について(NPM1変異+FLT3-ITD変異-の予後良好群AML) ・濾胞性リンパ腫Grade3bの治療について ・Pola-R-CHP療法の適応症例について ・CART療法 2nd line適応の臨床応用について ・リヒター化療後のBTK i維持 ・ABVDと血液ガスチェック ・モガムリズマブによる皮膚障害/ワクチン接種について ・AML同種移植後の末梢血WT1上昇とその方針について ・患者、家族へのIC 薬剤編 ・化学療法終了後の予防投薬 ・エバシェルドの運用について ・AZA+VENの未来 ・L-アスパラギナーゼとペグアスパルガーゼについて ・エバシェルド後の肺炎、副作用について ・チオテパ投与時の着替え、シャワーについて ・VEN/AZA治療時の抗真菌剤について ・強度減弱移植前処置についてのご質問 ・エバシェルド2回目投与 ・ハイヤスタの投与について ・ゾスパタいつまで継続すべきか? ・CADの治療薬 ・エバシェルド(筋注)の使用について 管理編 ・治療後濾胞性リンパ腫の外来フォローについて ・多発性骨髄腫患者の骨髄検査 ・FFPとATⅢ製剤の投与順 ・無菌治療室管理加算を算定する際の日数制限などに対する工夫を教えて下さい ・CV挿入位置について ・治療後の妊娠許可について ・輸血後アナフィラキシーショック患者のその後の扱いについて ・PICC挿入時の幹細胞輸注経路について ・低悪性度リンパ腫で病変が生検で消失した方のフォローアップ ・ステロイドのtapering ・高IgM血症による過粘稠症候群・血漿交換療法について ・ジーラスタポッド ・CAR-T後の頸部腫脹について ・VEN+AZA療法時の腎尿細管性アシドーシスに関して ・レテルモビルの予防投薬について ・CD38抗体の予防的抗ヒスタミン薬 ・鉄欠乏合併のPV ▲検査編▲診断編▲治療編▲薬剤編▲管理編 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※各リンク先の「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
血液内科 Proマニアック図鑑
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血液内科 Proのカテゴリ:臨床相談に関する投稿の一覧です。(2022年5月〜2023年12月まで)ぜひ、ブックマークをよろしくお願いいたします。 ▼白血病▼多発性骨髄腫▼悪性リンパ腫▼その他 白血病 ・VEN+AZA中の重篤な汎血球減少について ・ALL患者の維持療法について ・AZA+Ven開始後にGrade4の血小板減少をきたしたMDS ・MPN-BPに対する治療方針について ・KMT2A::AFF1陽性B-ALL治療後、PCRでの不明バンド残存とdel(20)(q11.2q13.3)残存 ・妊孕性温存 ・未治療AMLのヴァンフリタについて ・MDSに対するシクロスポリンについて ・CELからの白血病化を疑う症例について ・30歳代、虚血性心疾患でCABGの既往、糖尿病、腎機能障害(eGFR 40)体重100kg、白血球数13万のALL症例の治療について ・イマチニブ投与後の右大腿部痛 ・比較的若年CLLの治療について ・移植非適応の再発難治芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の治療相談 ・azacitidine+venetoclax治療でのvenetoclax減量法 ・inv(16)が検出できないAML with CBFβMYH11 ・Veneto+AZAによる骨髄抑制遷延の対応について ・inv(16)のAML治療方針について ・Dasatinib少量投与の継続について ・50代後半のT-LBL/ALLの治療、皆様どうしてますか? ・Ph陽性急性リンパ性白血病のサルベージ ・移植非適応FLT3/ITD変異陽性AML ・MDS(IPSS-R : very high)からの二次性骨髄線維症(MF2) ・AML(M5b)の寛解導入後早期再発例について ・t(8;21)、KIT陽性のAML 多発性骨髄腫 ・難治性MMに対するCAR-T細胞療法(アベクマ)のリンパ球採取済の問題症例 ・透析を必要とするPCLに対する初回治療について ・高齢再発難治多発性骨髄腫の対応について ・80歳代男性(難キャラクター)の難治性MMに対する治療相談 ・多発性骨髄腫:症候と病勢の乖離について ・t(4;14)転座のある患者さんへの維持療法 ・難治性MMの治療方針 ・多発性骨髄腫の治療介入について ・多発性骨髄腫の同種移植について ・ALアミロイドーシスの移植後維持療法、セカンドラインに関して ・Triple Refractory Multiple Myelomaの治療について ・急速進行で再発した多発性骨髄腫症例 ▲白血病▲多発性骨髄腫▼悪性リンパ腫▼その他 悪性リンパ腫 ・マントル細胞リンパ腫中枢神経系再発に対する治療相談 ・MALTomaについて ・限局期の十二指腸原発マントル細胞リンパ腫に対する治療相談 ・稀なリンパ腫(BPDCN)の治療方針についてご教示ください ・エホバの証人への化学療法  ・中枢神経原発DLBCL ・難治性が予想されるDLBCL ・急いでエプコリタマブを投与するメリットはあるのか? ・PETで脾臓にFDG集積のあるサルコイドーシス症例 ・80歳以上のDLBCLの治療は? ・移植適応マントル細胞リンパ腫 ・高齢CD5症例について ・T細胞性リンパ腫の診断と治療方針に関して ・FL GB-G後、COVID-19 の再燃が止まらない ・明らかに過剰なPET-CT検査 を要求された。 ・H.pylori陰性MALTリンパ腫照射後の下咽頭限局再発に対する治療相談 ・十二指腸多発潰瘍を持つ濾胞性リンパ腫の絶食について ・自家移植 腎機能低下 ・ATLLの皮疹について ・両側精巣病変を伴うDLBCL ・若年女性cHL患者のCMR確認直後の妊娠について ・DLBCL患者における繰り返すCDIに対するベズロトクスマブ ・難キャラクターのTransformed FLに対する治療方針 ・古典的ホジキンリンパ腫の自家移植前の抗PD-1抗体 ・限局期CD30陽性AITLに対する後半の治療方針 ・自家移植後、IgM高値の遷延 ・肝硬変合併のDLBCL ・60代男性SMZL再々発(疑い) ・脳・脊髄・副腎・腎病変を有するCD5陽性DLBCLの治療方針相談(先月の続編) ・DLBCL 再燃の 治療方針 ・TTBU自家移植後の難治性下腿浮腫 ・意識障害あり全身状態不良のCD5陽性DLBCL症例のレジメン相談 ・ロイナーゼの膵炎について(5/17投稿続き) ・再発ALK陽性CD30陽性ALCL ・再発NLPHL ・扁桃で初発→胃とリンパ節で再発した有症状?MALTリンパ腫の治療方針 ・高齢者限局期ホジキンリンパ腫のレジメンについての相談・疑問 ・T-LBL治療について ・90歳前後のCNS再発に関して ・50代男性、初発時からCNS病変を有するB細胞性リンパ腫・併存症多数 ・HIV関連PCNSLの治療方針について ・濾胞性リンパ腫治療後に強い免疫不全症を発症しています。 ・FL→DLBCL transformの治療についてご相談です。 ・ガザイバ維持治療の適応について ・再発・形質転換DLBCL早期再発の症例 ・皮膚原発大細胞型B細胞リンパ腫 第3再発期 CAR-Tの適応について ・乳腺原発悪性リンパ腫の中枢予防 ・DLBCLとCHLの中間的特徴を伴うB細胞性リンパ腫の治療方針について ・新規発症NK/T細胞リンパ腫の治療方針 ・限局FLの治療方針 ・難治性進行期MALTリンパ腫の治療相談 ・超高齢者の濾胞性リンパ腫 ・高齢者巨脾 ・80歳代中盤のPCNSLに対する化学療法レジメン・用量の御相談 ・エバシェルド投与後のCOVID19感染 ・中枢神経と体幹部同時発症のCD5+DLBCL ・診断が曖昧なまま治療が進んでいる悪性リンパ腫?中枢神経浸潤? ・DLBCL自家移植後の再発またはIgG4関連疾患の70歳代前半男性の方針相談 ・ステロイドパルス後悪性リンパ腫疑い ・DA-EPOCH-R+RT後の難治性PMBL ・BV+CHP療法後、早期再発のALK+ALCLの治療方針 ・T-PLL難治 ・CD20陰性再発難治性Double hit lymphoma ・MTX-LPDに対する治療介入について ・AITL再発治療前のコロナ感染について ・Hyper IgE症候群のダブルヒットリンパ腫 ・濾胞性リンパ腫に対するCAR-T適応 ・菌状息肉症・セザリー症候群の治療方針について ・高齢者DLBCLの初回治療 ・難治性DLBCLの治療選択について ・COVID-19を罹患した再発悪性リンパ腫 ・COVID-19が再び、まん延していますが皆様のご施設ではどのようにしてらっしゃいますか? ・Bulky DLBCの放射線適応 ・形質転換 濾胞性リンパ腫 (FL)症例のFLとして早期再発時の方針について ・再発難治性PTCLに対する治療方針 ・FL形質転換を疑いつつもDouble hit lymphomaが否定できない時の治療選択 その他 ・再生不良性貧血に対してエルトロンボパグ使用中の異形成変化について ・血小板増加症の診断、治療に関して ・ITPの治療法に関して ・Bicytopenia・診断困難症例について ・慢性ITPの3rd line治療について ・メトヘモグロビン血症の高齢症例 ・鼠径リンパ節腫大を契機に診断された木村氏病の管理に関して。 ・aGVHDに対するルキソルチニブについて ・出血イベントを伴う本態性血小板血症のバイアスピリン ・CAR-T細胞療法 紹介患者の基準について ・治療抵抗性の紫斑病に対する脾摘の適応について ・多彩な併存疾患を有する家族性(?)血小板減少症の鑑別診断についての相談 ・挙児希望の抗リン脂質抗体関連血小板減少症 ・MDS/AA の治療方針について ・再生不良性貧血のご相談です。 ・ET等疑いの方について ・腹膜透析チューブ腹膜炎治療中の進行性の貧血・血小板減少 ・APLAのATG後再発 ・IBMFSの移植タイミングについて ・濾胞性リンパ腫のCOVID19感染 ・好中球のみの減少症 ・骨髄穿刺 ・プロテインC欠損症疑い ・TAFRO再発例 ・ジャカビ投与後も血小板数が増加している患者。 ・難治性ITPの治療選択について ・診断のつかない血小板減少症(新型コロナウイルスワクチンの副作用?)に関する御相談 ・大腸癌治療関連のMDS ・COVID-19のPCR CT値がなかなか上昇しない ・90歳代女性のPNH症例に関する御相談 ・再生不良性貧血の再燃 治療と移植決断タイミング ・二次性骨髄繊維症の治療方針 ・血小板増多症の血小板数ってどのくらいから減らしにいってますか? ・リンパ球減少の精査 ・脾辺縁帯リンパ腫を伴う骨髄異形成症候群 ・ALL?CMLのLymphoid crisis? ・比較的若年者の低リスクMDS ▲白血病▲多発性骨髄腫▲悪性リンパ腫▲その他 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※各リンク先の「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 他4本≫ Journal Check Vol.96(2024年4月25日号)
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 他4本≫ Journal Check Vol.96(2024年4月25日号)
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 座位行動はいくつかの慢性疾患の修飾因子であると証明されており、一方コーヒー摂取は健康に有益と考えられている。しかし、座位時間とコーヒー摂取と死亡率との関連は十分に解明されていない。著者らは、米国成人における1日の座位時間とコーヒー摂取量と全死因死亡率および心血管疾患死亡率との独立および共同関連を評価した。BMC Public Health誌2024年4月17日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 習慣的なタンパク質摂取で、がんリスクは本当に上がる? 習慣的なタンパク質摂取が多いと、おそらく、インスリン様成長因子のシグナル伝達亢進により、がんリスクが増加する可能性があることが提唱されている。著者らは、様々な種類のがんのリスクに関連するタンパク質摂取に関するシステマティックレビューのアンブレラレビューを実施した。European Journal of Nutrition誌オンライン版2024年4月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本の心不全入院患者における薬物治療のリアルワールドデータ 現在、日本では、心不全(HF)の症状悪化後のHF治療薬の使用パターンは明らかにされていない。著者らは、HFによる入院前後6ヵ月におけるHF治療薬の使用パターンの変化を評価するために後ろ向きコホート研究を行った。Scientific Reports誌2024年4月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ストレッチは本当に筋トレの代替になる? 最近の研究で、定期的なストレッチが筋肥大の誘発に効果的である可能性が示唆された。著者らは、定期的な静的ストレッチング後の筋力および筋量の変化に関するエビデンスを統合するために、メタアナリシスを伴うシステマティックレビューを実施した。Sports Medicine - Open誌2024年4月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む セマグルチドは"脂肪だけ"に影響するか? GLP-1受容体作動薬であるセマグルチドは、体重減少と関連しているが、除脂肪体重への影響についてはよくわかっていない。著者らは、除脂肪体重に対するセマグルチドの効果を検討するため、2型糖尿病の有無にかかわらず過体重または肥満患者におけるセマグルチドの使用を評価したRCTまたは観察研究について、レビューを行った。Expert Opinion on Pharmacotherapy誌オンライン版2024年4月18日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号) より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号) 朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本≫ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号)
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本≫ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号)
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 筋肉量と筋力増加のために一般的に行われる2つの筋トレルーティン(スプリットルーティンとフルボディルーティン)の効果を系統的に比較した先行研究はない。著者らは、システマティックレビューとメタ解析を実施し、健康成人の筋力と筋成長に対する効果を比較した。Journal of Strength and Conditioning Research誌オンライン版2024年4月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 炎症反応に対するコーヒー vs 紅茶 vs アルコール 炎症性疾患に対するコーヒー、紅茶、アルコールの影響を調べる研究は数多くあるが、循環炎症性サイトカインに対する直接的な影響については、決定的な証拠がない。著者らは、これらの飲料摂取が循環炎症性サイトカインに及ぼす影響を調べるために、2サンプルのメンデルランダム化研究を行った。European Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む AGAに対するミノキシジル 経口 vs 塗布 男性型脱毛症(AGA)治療における経口ミノキシジルへの関心が高まっているが、比較治療試験での有効性は評価されていない。著者らは、AGAの男性患者を対象に、1日1回5mgの経口ミノキシジルと1日2回の5%ミノキシジル外用液の有効性、安全性、忍容性を比較するために、24週間の二重盲検プラセボ対照無作為化臨床試験を実施した。JAMA Dermatology誌オンライン版2024年4月10日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 食事の一部を肉 → 乳製品に変えたら、CVDリスクは減少するか? 総肉、赤身肉、加工肉、鶏肉からの飽和脂肪酸(SFA)摂取の一部を総乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトからのSFAに置き換えることで、CVD発症率が変化するかどうかを調査するために、がんと栄養に関する欧州前向き調査(EPIC)の縦断データを解析した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月10日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 100%ジュースは本当に悪か? 観察研究や前向きコホート研究では、加糖飲料(SSB)および純粋なフルーツジュース(PFJ)摂取と心血管疾患(CVD)との関連が明らかとなったが、因果関係は特定されていない。著者らは、SSB/PFJと6つのCVD(心房細動、狭心症、心不全、急性心筋梗塞、高血圧、冠動脈アテローム性動脈硬化症)との因果関係を調べるために、メンデルランダム化解析を行った。European Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号) 朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本
朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号)
朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号)
朝食抜きで起こる悪影響は? これまでの研究で、朝食抜きと精神的健康問題のリスク上昇との間に相関関係が確認されている。著者らは、朝食欠食とさまざまな精神疾患、神経疾患、認知能力、虚弱性との間の因果関係を調査するため、ヨーロッパの人口動態におけるゲノムワイド関連研究データを利用し、2サンプルのメンデルランダム化解析を実施した。BMC Psychiatry誌2024年4月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ドライアイは睡眠障害を疑え!? 睡眠の質とドライアイとの関連性を系統的に検討するため、41万9,218人の参加者を含む21件の研究について、文献レビューとメタ分析を行った。BMC Ophthalmology誌2024年4月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 心筋梗塞後のβ遮断薬は、意味がない!? 心筋梗塞後のβ遮断薬投与の利点を示した試験の多くは、広範囲心筋梗塞患者における、古い時代の治療法に基づいたものである。著者らは、左室駆出率50%以上の急性心筋梗塞患者を、β遮断薬投与有無に無作為に割り付け、全死亡と心筋梗塞再発をエンドポイントとした並行群間非盲検試験を行った。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2024年4月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 出血患者に対するDOAC中止のガイドライン 欧州麻酔・集中治療学会(ESAIC)により、DOACによる出血の緊急処置と、緊急処置を受けるDOAC服用患者の管理方法について、エビデンスに基づいた推奨事項と提案を提供するためのガイドラインが作成された。European Journal of Anaesthesiology誌オンライン版2024年4月4日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 人工甘味料は本当にがんリスクを高めるか? 人工甘味料(AS)摂取ががんリスクと因果関係があるかどうかは明らかではない。著者らは、2サンプルのメンデルランダム化法を用いて、AS摂取とがんリスクとの因果関係を調べた。Food & Function誌オンライン版2024年4月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本
肺MAC症の治療実態 〜専門医/非専門医の比較調査結果をエキスパートが解析!【ヒポクラ医師会員限定・Fullバージョン】
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医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局®「ヒポクラ」にて、呼吸器内科・感染症の医師向けに「肺MAC症」の治療実態を調査(※)しました。(※2023年10月にヒポクラ医師会員に調査、回答数 n=58) この記事では、同調査結果を呼吸器/感染症関連の専門医等資格の有無でスクリーニングし、有資格医/未資格医による治療実態の違い、データから読み取れる示唆などを、呼吸器/感染症のエキスパート医師2名に考察としてコメントいただきました。 先生方の肺MAC症診療の一助になれば幸いです。 ● 名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンター   副センター長 古川 大記 先生(呼吸器内科) ● 琉球大学大学院医学研究科   感染症・呼吸器・消化器内科学講座   教授 山本 和子 先生 Q.1 基礎疾患が無く、有症状の78歳の肺MAC症患者が来院されて、確定診断がついた場合、いつから治療を開始しますか? 開始に当たって最も重視する所見を選択してください ※「呼吸器/感染症関連資格取得医」とは、呼吸器内科専門医、感染症専門医、結核非結核性抗酸菌症学会指導医のいずれか1つ以上の資格を持っている医師を指します。 【監修医師の考察】70代後半の基礎疾患は無いが有症状の肺MAC症の患者さんに治療を導入するか、臨床でもよく遭遇する症例です。 アンケート結果からは、感染症関連資格の有無で、治療開始の指標に対する考え方に違いがあることが明らかになりました。有資格医は画像所見の悪化と有空洞例を重視していますが、未資格医は塗抹陽性を画像所見の悪化と同程度に重視していました。 2020年の国際ガイドラインでは、肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)では喀痰抗酸菌塗抹陽性あるいは有空洞例には治療開始を推奨しています。しかし有資格医では、有空洞例を重視しているものの、より画像所見の悪化を治療開始決定に重視していることがわかりました。 これは本症例が高齢であるものの有症状であり、「日本結核・非結核性抗酸菌症学会 非結核性抗酸菌症対策委員会・日本呼吸器学会 感染症・結核学術部会 成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解― 2023年改訂ー」に明記されている治療開始時期について「画像所見の経時的推移は病勢を個別に把握するために有用であり,できるだけ過去の画像との比較を行う」とあるように、病変が広がる場合に治療対象としていることを示したものと考えられます。 Q.2 治療を開始する場合、リファンピシン、エタンブトールに加えて、どの薬剤で治療を開始しますか? 【監修医師の考察】肺MAC症の治療薬選択におけるマクロライドの選択についての質問でした。 未資格医の多くは、クラリスロマイシン(CAM)を選択していますが、有資格医の中には、アジスロマイシン(AZM)を選択する割合がより高いことがわかりました。これは治療経験や、ガイドラインが推奨する治療戦略に関する知識が影響している可能性が考えられます。 2020年にはAZMが保険診療報酬審査において肺NTM症の治療薬として認められるようになりました。有効性はCAMと同等とされますが、忍容性の高さや1日1回投与であることなどから、国際ガイドラインでもAZMが推奨されています。 AZM使用は原則として当該使用例では、単剤使用ではなく他の抗菌薬と併用すること、原則としてCAMの検討後に投与することを示されています。しかし本アンケートで有資格医がAZMを使用する割合からも、第一選択薬となりうる可能性が示唆されました。 現時点で本邦ではAZMの長期使用に関する報告は限られているため、今後のエビデンス構築に期待が高まります。 Q.3 上記薬剤が使えなかった場合、どの薬剤を追加もしくは変更しますか? 【監修医師の考察】第一選択薬であるマクロライド薬が使用できない場合の治療薬選択についての質問です。 未資格医はストレプトマイシン(SM)筋肉注射とアミカシン(AMK)点滴を主として選択しており、アミカシンリポソーム吸入は少数派です。これに対して、有資格医はアミカシンリポソームの吸入を選択する割合が大きく、新しい治療法を積極的に取り入れていました。 アミカシンリポソーム吸入は2021年に本邦でも実用化されました。 アミカシン注射は通院の負担が大きいのに対して、アミカシンリポソーム吸入は自宅で治療可能である点、局所投与であるため全身性副作用が少ない点が利点です。 アミカシンリポソーム吸入は薬価が高額であるものの、特に難治例の肺MAC症では効果が期待される薬剤です。 Q.4 治療の効果判定は、いつ行いますか? 【監修医師の考察】治療効果判定の時期についての質問です。 未資格医は主に3カ月で判定しているのに対し、有資格医は6カ月~1年という、より長期で判定を行う割合が高くなりました。 ガイドラインでは明記されていないものの、肺MAC症の治験や臨床研究では難治例について「標準治療を6カ月以上継続しているにもかかわらず、培養陽性が続く症例」とされることが多く、難治例の判定のため、有資格医は6カ月以上のポイントを効果判定基準としている可能性が示唆されました。 「日本結核・非結核性抗酸菌症学会 非結核性抗酸菌症対策委員会・日本呼吸器学会 感染症・結核学術部会 成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解― 2023年改訂ー」においても、4週以上間隔をあけた喀痰培養で3回連続して培養陰性が確認された時点で排菌陰性化が達成されたと判断する、とされます。 また、治療後6カ月以内の培養陰性化達成は死亡率の低下に関連するとされ、これらの情報をもとに有資格医は治療効果判定の判断基準を設けていると考えられます。 Q.5 肺MAC症以外の既往が無い場合、アミカシンリポソーム吸入治療を開始する最も良いタイミングはいつだと思いますか? 【監修医師の考察】アミカシンリポソーム吸入治療開始時期についての質問です。 未資格医の中では、約半数以上が標準治療が失敗した時点での使用を、約4分の1が最初から併用することを考慮しています。これに対して、有資格医は標準治療が失敗した時、もしくはさらにSMやAMK治療が失敗した後の使用をより推奨しています。 未資格医の中には比較的積極的に新しい治療法を取り入れようとする意識がある一方で、有資格医はより慎重に、確立された治療法に基づいて判断を下し、難治例を抽出した上で、アミカシンリポソーム吸入治療を検討していることが伺えます。 以上本調査結果および考察が、ヒポクラ医師会員の先生方の肺MAC症診療の一助になれば幸いです。 医師専用のオンライン医局®️「ヒポクラ」で時短と臨床力向上!呼吸器/感染症関連の疑問は、ヒポクラで聞いてみませんか? 医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局®「ヒポクラ」には、日本全国から約2,000名の呼吸器/感染症を専門とする医師が集まっています。 専門医同士の症例ディスカッションから、若手医師/非専門医から専門医への素朴な疑問まで、ガイドラインや教科書では解決できないことは、ヒポクラで聞いてみませんか?(見るだけでも勉強になります!) オンライン医局®「ヒポクラ」のトップページはこちら iOS / Androidアプリ(無料)は、ブラウザ版よりも高い満足度をいただいております!
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老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本≫ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号)
老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本≫ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号)
老化しにくい最適な睡眠時間は? これまでの研究では、睡眠と加齢の間に用量反応曲線を示すことがほとんど出来なかった。そこで著者らは、英国バイオバンク研究に登録された24万1,713人を対象に、習慣的な睡眠時間と、4つの予測年齢指標との関連を調査するための横断研究を実施した。Aging Cell誌オンライン版2024年3月31日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 早漏と関係するのは、大きさか、硬さか? 早漏(PE)は一般的な男性性機能障害であるが、その根本的なメカニズムは完全には解明されていない。著者らは、PEと、陰茎亀頭の体積と組織の硬さとの間の関連性を評価した。The Journal of Sexual Medicine誌オンライン版2024年3月28日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 結局、糖尿病患者にスタチンは是か非か? これまでのRCTの要約データのメタ解析では、スタチン療法が糖尿病リスクを増加させることが示されているが、リスクの大きさや時期、特にリスクの高い患者についてはあまり知られていない。これらを明らかにするため、著者らは、スタチン療法に関するRCTの参加者個人データのメタ解析を行った。The Lancet Diabetes & Endocrinology誌オンライン版2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 妊娠中のタンパク質レベルが、子供の顔貌に影響する!? 頭蓋顔面骨格構造の発生は複雑である。そのメカニズムを解明し、新たな科学的知見を提供するだけでなく、先天性頭蓋顔面奇形の治療や予防に対する臨床的アプローチ開発に役立てるため、ヒト胚の顔面間充織のゲノムワイド解析を行い、同定された活性エンハンサーについて、マウスとゼブラフィッシュを用いた実験を行った。Nature Communications誌2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 老化を防ぐ脂肪酸は? これまでの観察研究では、脂肪酸と老化関連疾患に関連がある可能性が示唆されており、その健康への影響について疑問が投げかけられているが、両者の因果関係は依然として不明である。著者らは、5つの脂肪酸と 3つの老化マーカーについて、一変数および多変数メンデルランダム化解析を行った。Aging誌オンライン版2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本
3月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
3月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、3月31日までに172,934円が集まったことをご報告いたします。 また当プロジェクトは3月末で終了とさせていただき、公益財団法人日本骨髄バンクへ2024年5月以降に寄付させていただきます。 2024年3月までの寄付総額 172,934円 (3月中の寄付総額29,364円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年5月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation ヒポクラ 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ の会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。 3月の『ヒポクラ × マイナビ 血液内科 Pro』は、過去最高の会員数の伸びを記録しました。ここでしかない血液内科医同士の情報交換・交流に先生方が価値を感じていただいた結果に、弊社一同、大変嬉しく思っております。 そして2022年10月から続けてきた当プロジェクトは3月末までを持って終了とさせていただきます。今まで応援してくださった皆様には感謝の言葉しかありません。誠にありがとうございます。 今後も 寄付という形ではございませんが、骨髄バンクさまの活動をご支援して参りたいと思っております。 これからも弊社一同、血液内科の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 『ヒポクラ 』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本≫ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号)
時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本≫ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号)
時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 最近のレビューでは、約80%の人が、主に時間がないという理由で、筋力強化活動に関する推奨ガイドラインを満たしていないことが明らかになっている。著者らは、1週間あたりの様々な頻度・回数による5種類のミニマムドーズ筋トレ戦略を定義し、筋トレ等を行なっていない個人にとってどの手法が最も効率的かを検討した。Sports Medicine誌オンライン版2024年3月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む コーヒー vs 紅茶 vs 赤ワイン、高血圧に良いのは? 高血圧患者における紅茶、コーヒー、赤ワインの摂取と健康上のリスクとの関連を調査するために、英国バイオバンクの高血圧患者18万7,708人を対象とした、前向きコホート研究を実施した。Postgraduate Medical Journal誌オンライン版2024年3月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ChatGPTは、ガイドラインに準拠しているか? 炎症性腸疾患患者によって語られた38の質問をChatGPT3.5に入力し、得られた回答について、14名の消化器病専門医が、関連するECCOガイドラインと比較し、正確性と完全性を評価した。Journal of Crohn's & Colitis誌オンライン版2024年3月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 座りっぱなしがEDを助長? いくつかの疫学研究や観察研究では、勃起不全(ED)は余暇の座りっぱなしの行動と関連付けられているが、これらの所見の解釈は、残留交絡や逆因果関係により困難である。著者らは、メンデルランダム化を用いて、余暇の座りっぱなし行動とEDの因果関係とそのメカニズムについて調査した。Andrology誌オンライン版2024年3月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ギックリ腰に運動は有効か? 急性非特異的腰痛(LBP)に対する運動療法は、広く用いられる保存的治療のひとつである。旧版である2005年のコクランレビュー発行以降、コクランレビューの実施方法が大幅に更新されたため、改めて急性LBP患者に対する運動療法の有効性に関して系統的レビューを行った。Archives of Physical Medicine and Rehabilitation誌オンライン版2024年3月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本
パンダが白黒である理由は? 他4本≫ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号)
パンダが白黒である理由は? 他4本≫ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号)
パンダが白黒である理由は? 褐色と白色のジャイアントパンダは、中国陝西省の秦嶺山脈に生息する毛色変異体であるが、1985年の発見以来、その遺伝的メカニズムは不明であった。著者らは、野外生態データ、個体群ゲノムデータ、CRISPR-Cas9ノックアウトマウスモデルを組み合わせて、毛色変異の遺伝的基盤を明らかにした。Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌2024年3月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む マイクロ・ナノプラスチックの心血管疾患への影響は? マイクロプラスチックやナノプラスチック(MNP)は、心血管疾患の危険因子である可能性が前臨床研究で示されているが、ヒトに対する直接的な証拠はない。著者らは、プラーク中にMNPを認めた患者と認めなかった患者の心筋梗塞、脳卒中、全死因死亡をエンドポイントとした、多施設共同前向き観察研究を行った。The New England Journal of Medicine誌2024年3月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む この25年でがんの罹患率と死亡率はどのように変化したか? 1993〜2018年の間にがんと診断された、またはがんで死亡した、35~69歳の男女を対象とし、英国におけるがんの罹患率と死亡率の傾向を調査した。BMJ誌2024年3月13日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ADHD患者に対する薬物治療で死亡率は減るか? 注意欠陥/多動性障害(ADHD)は、早期死亡を含む健康に対するリスクと関連しているが、薬物治療が死亡リスクに影響を与えるかどうかは不明である。著者らは、ADHD薬物治療の開始がADHD患者の死亡リスクの低下と関連するかどうかを調査した。JAMA誌2024年3月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 低体重と肥満 この30年で世界はどう変化したか? 低体重と肥満は、生涯を通じて健康への悪影響と関連している。著者らは、200の国と地域の成人(20歳以上)、学齢児童および青少年(5~19歳)について、1990〜2022年までの低体重または痩せと肥満の個別有病率および複合有病率とその変化を分析した。Lancet誌2024年3月16日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.81(2024年1月11日号) コーヒーの飲用が若さの鍵!? ≫他4本
重症筋無力症②~知っておきたい希少疾患
重症筋無力症②~知っておきたい希少疾患
 重症筋無力症(MG)は、希少性の慢性的かつ症状の変動を予測することが難しい自己免疫性神経筋疾患で、年齢を問わず発症の可能性があり、神経筋接合部の機能不全と損傷に見られる希少疾患である1)2) 。今回は、2022年に改訂された重症筋無力症の診療ガイドラインの改定ポイントと合わせて、2024年2月に発売されたジルビスクⓇ(一般名:ジルコプランナトリウム)を中心に紹介する。 「重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022」改定ポイント  2022年、MGの診療ガイドラインが8年ぶりに改訂された。今回の診療ガイドラインでは、MGと同じ神経筋接合部の自己免疫疾患であるランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)を取り上げ「重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022」として公表された3) 。MG患者数は増加の一途をたどっており、日本における疫学調査においても2006年の調査と比較して10年で約2倍となっていることから4) 、今後、MG患者を診察する機会がより一層増加すると予想される。ここでは、以下の改定ポイントについて、簡単に紹介する5) 。 ●MGの新しい分類の提示 ●MG診断基準の改訂 ●早期速効性治療戦略(early fast-acting treatment strategy:EFT)が推奨 ●難治性MGの定義 ●分子標的薬としての補体阻害薬を治療薬として追加  新ガイドラインにおけるMGの病型分類では、最初に眼筋型と全身型に大別する。全身型MGではアセチルコリン受容体(AChR)抗体の有無を鑑別し、AChR抗体陽性は、胸腺腫を伴わない50歳未満発症の早期発症MG、50歳以上発症の後期発症MG、胸腺腫関連MGの3つ、AChR抗体陰性は、筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)抗体陽性MG、抗体陰性MGの2つに分類した3) 。  MGの診断は、AChR抗体、MuSK抗体が検出されれば診断は比較的容易であるものの、いずれも陰性で神経筋接合部障害の検査所見が認められない場合には、これまでMGと診断することができなかった。今回の改定では、血清浄化療法が有効な他の疾患を除外できれば、治療的診断としてprobableと判定可能となった3) 。このことから、これまでMGでありながら、MG治療を実施できなかった患者に対してもより適切な治療が行われる期待される。  MGの治療目標は、2014年版と同様に「経口プレドニゾロン5mg/日以下(MM-5mg)」となっている3) 。MGの従来治療である経口ステロイドの長期使用は、体重増加、糖尿病、骨粗鬆症などの副作用負担が問題となっていた6)7) 。また、非ステロイド系免疫抑制薬による治療は、効果発現までの期間が長く、治療開始後数ヵ月にわたり、複数の臓器への影響が懸念されていた6) 。長期にわたる治療にもかかわらず、約半数の患者は、疾患コントロールが不十分であるとも報告されている8)9) 。そのため、MG治療の基本的な考え方として、「漸増漸減による高用量経口ステロイド療法は、副作用やQOL低下につながりやすいため推奨しない」ことが明記されている。とくに、早期改善と経口ステロイド量抑制の両立を図るため、非経口速効性治療を積極的に行うEFTが推奨されている3) 。EFTは、経口ステロイドをベースとした従来治療と比較し、治療目標であるMM-5mgの早期達成率が高いことも10) 、重要なポイントの1つである。 また、難治性MGの定義は、「複数の経口免疫治療薬による治療」あるいは「経口免疫治療薬と繰り返す非経口速効性治療を併用する治療」を一定期間行っても「十分な改善が得られない」あるいは「副作用や負担のため十分な治療の継続が困難である」場合とされた3) 。これは、治療による患者負担を考慮した定義といえるであろう。  AChR抗体陽性MGでは、神経筋接合部(NMJ)の伝導障害に補体が関与していることが指摘されている。補体標的薬は、補体終末経路にある補体第5成分(C5)に選択的に結合することにより、膜侵襲複合体(MAC)の形成を阻害し神経筋接合部破壊を抑制すると考えられている。近年、MG治療薬として補体標的薬が承認されたことを受け、分子標的治療薬に関する項目が新たに追加されている3) 。 全身型MGにおける筋力低下のメカニズム  MGでは、一般的に眼球および眼瞼の動きをコントロールする眼筋の筋力低下が初期症状として出現し、多くの場合重症化し、頭部、頸部、体幹、四肢および呼吸筋の筋力低下など全身症状を呈する全身型MGへと進行する11) 。発症の原因として、補体や免疫細胞、病原性IgG自己抗体が関係しているといわれている。全身型MGでは、病原性自己抗体が、シナプス後膜上の特定のタンパク質を標的とすることにより、NMJにおけるシナプス伝達を阻害すると考えられている。MGの病態の1つとして、AChRに対する自己抗体が引き起こす補体活性化が、in-vitro試験で示されている。補体C5は、C5aとC5bに開裂し、C5bは、C6、C7、C8、C9に結合して終末補体系を起点としてMACを形成し、運動終板の破壊を引き起こす12)13) 。これにより、神経が筋肉に連絡する方法が妨げられ、筋肉が収縮しにくくなることで症状を発現する。 全身型MGに対する初めての在宅自己投与可能な補体C5阻害剤ジルビスクⓇ皮下注  2024年2月、全身型MG(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)」を効能・効果として、補体C5阻害剤ジルビスクⓇ皮下注16.6mg / 23.0mg / 32.4mgシリンジが発売された14) 。ジルビスクには、2つの作用機序があり、1つは終末補体経路の構成要素であるC5に結合し、C5が活性成分C5aとC5bに開裂するのを防ぐ作用である15)16) 。さらに、C5bが形成された場合でも、C6との相互作用を立体的に妨げ、MACの形成を阻害する16) 。このような補体C5に対する2つの作用により、ジルビスクは、MACの活性化を阻害し、NMJにおけるAChRの正常なシグナル伝達を促す13)17) 。ジルビスクは、大環状ペプチド製剤で、分子量が治療用抗体と比較して小さいことから、神経筋接合部への透過性が高いと考えられている。また、これまでのモノクローナル抗体C5阻害薬とは異なり、経静脈的免疫グロブリン療法や血漿交換などの治療法と併用することも可能となっている。  ジルビスクは、AChR抗体陽性の全身型MGを対象とした日本人成人患者を含む国際共同試験RAISE試験(第III相ランダム化二重盲検プラセボ対照試験)において16) 、主要評価項目であるMG-ADL総スコア(症状および日常生活への影響を評価)の12週におけるベースラインからの変化量(最小二乗平均値)において、ジルビスク群はプラセボ群に対して統計学的に有意で臨床的に意義のある改善を示した(ジルビスク0.3mg/kg/日相当群:-4.39 vs.プラセボ群:-2.30[p QOL向上に期待!患者ライフスタイルに合わせた治療選択が可能に  ジルビスクは、補体C5を阻害する1日1回自己投与型皮下注ペプチド製剤であり、全身型MGに対する初めての在宅自己投与可能な補体C5阻害剤である14) 。通院による負担を軽減し、静脈内注射に代わる治療法として期待される。RAISE試験での12週間の治療期間を終えたすべての患者が非盲検継続投与試験であるRAISE-XT試験へ継続以降に同意していることから16) 、ジルビスクの連日自己皮下注射に対する患者満足度を示唆するものであると考えられる。新たな治療選択肢が選択可能となったことで、患者さんのライフスタイルに合わせた治療が実践されることが望まれる。  また、新たな患者サポートプログラムとして個人宅無料配送サービスも開始されている18) 。ジルビスクは、全身型MG患者に対し、在宅による1日1回自己投与が可能な皮下注射剤であるため、患者さんの通院負担を軽減する利点がある。一方、易疲労性を伴うことの多い全身型MG患者にとって、複数回分まとめての持ち帰りや運搬時の温度管理は大きな負担となる。そのような負担が患者さんの治療への積極的関与や薬剤の継続的な適正使用を妨げる要因にもなり得ることが懸念されていた。そこで、ジルビスクは費用面での負担もない「個人宅配送サービス」を実施している。このような患者サポートは、全身型MG患者が前向きに治療に取り組める環境を促すことにつながり、薬剤の治療効果と合わせ、QOLの向上につながるであろう。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 参考資料 1)Juel VC, et al. Orphanet J Rare Dis. 2007; 2: 44.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/17986328/ 2) Punga AR, et al. Lancet Neurol. 2022; 21: 176-88.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/35065040/ 3)日本神経学会 監: 重症筋無力症/ラインバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022, 南江堂, 2022. ▶https://www.neurology-jp.org/guidelinem/mg_2022.html 4)Yoshikawa H, et al. PLoS One. 2022; 17: e0274161. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/36129914/ 5)Murai H. Rinsho Shinkeigaku. 2023; 63: 345-349. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/37197966/ 6)Menon D, et al. Front Neurol. 2020: 11:538. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/32714266/ 7)Farmakidis C, et al. Neurol Clin. 2018; 36: 311-337. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/29655452/ 8)Petersson M, et al. Neurology. 2021; 97: e1382-e1391. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/34376512/ 9)Cutter G, et al. Muscle Nerve. 2019; 60: 707-715. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/31487038/ 10)Utsugisawa K, et al. Muscle Nerve. 2017; 55: 794-801. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/27603432/ 11)Meriggioli MN, et al. Lancet Neurol. 2009; 8: 475-90. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/19375665/ 12)Howard JF Jr. Ann N Y Acad Sci. 2018; 1412: 113-128. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/29266249/ 13)Howard JF Jr, et al. Expert Opin Investig Drugs. 2021; 30: 483-493. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/33792453/ 14)ジルビスクⓇ皮下注16.6mg / 23.0mg / 32.4mgシリンジ添付文書▶https://hcp.ucbcares.jp/pdf/zilbrisq/sc166_syringe/package-insert 15)Howard JF Jr, et al. JAMA Neurol. 2020; 77: 582-592. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/32065623/ 16)Howard JF Jr, et al. Lancet Neurol. 2023; 22: 395-406. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/37059508/ 17)Tang GQ, et al. Front Immunol. 2023: 14: 1213920. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/37622108/ 18)プレスリリース:全身型重症筋無力症治療薬「ジルビスク®」個人宅無料配送サービス開始▶https://www.ucbjapan.com/sites/default/files/2024-02/quanshenxingzhongzhengjinwulizhengzhiliaoyaoshiruhisukur_gerenzhaiwuliaopeisongsahisukaishi.pdf ヒポクラ × マイナビ無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hpcr
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