座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!? 他4本≫ Journal Check Vol.75(2023年11月16日号)
Journal Check

座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!? 他4本≫ Journal Check Vol.75(2023年11月16日号)

座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!?

身体的不活動、座りがちな行動(SB)、不十分な睡眠は、心代謝性疾患の主要な行動危険因子であり、行動学的および生物学的相互依存性は明らかだが、それぞれの行動は主に単独で考えられている。著者らは、5つの行動(睡眠、SB、立位、軽度身体活動、中〜強度の身体活動)と肥満および心臓代謝バイオマーカーとの関連を調査した。European Heart Journal誌オンライン版2023年11月10日号の報告。

"低タンパク質"の方が健康に良いのか?

低タンパク質食は、さまざまな種の健康と長寿を促進するといわれており、分岐鎖アミノ酸(BCAA)である ロイシン、イソロイシン、バリンを制限すると、若いC57BL/6Jマウスでこれらの利点の多くが再現される。著者らは、遺伝的に多様な、老齢UM-HET3マウスにおいてもイソロイシン制限が健康的な老化を促進するかを検証した。Cell Metabolism誌2023年11月7日号の報告。

週に500分の中強度の身体活動に相当するのは、わずか〇分の高強度の身体運動!

著者らは、重大な慢性疾患のない7万830人の英国バイオバンク参加者を対象に、手首装着型加速度計で測定した身体活動レベルと腹部肥満と心血管疾患イベントのリスクとの関連性を調査した。British Journal of Sports Medicine誌オンライン版2023年11月8日号の報告。

子どもの認知発達に、鉄やビタミンA補給は有用か?

鉄は必須ミネラルであり、欠乏すると認知機能の変化、情動行動の障害、髄鞘形成や神経伝達の変化をもたらす。また、動物モデルで、ビタミンA(VA)が認知機能に影響を与えることが示されている。著者らは、学童の認知発達に対する断続的な鉄とVA補給の効果、および相互作用を評価するために、無作為化プラセボ対照試験を行った。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年11月10日号の報告。

糖尿病のない肥満/過体重患者でも、セマグルチドは心血管疾患のリスクを下げるか?

GLP-1受容体作動薬であるセマグルチドは、糖尿病患者における心血管イベントのリスクを軽減することが示されている。著者らは、この効果が、糖尿病のない肥満/過体重患者にも見られるか、イベントドリブン型の多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照試験を行い検証した。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2023年11月11日号の報告。

※新規会員登録はこちら

<バックナンバー>

ヒポクラ Journal Check Vol.74(2023年11月09日号)

多様な睡眠トラッカー、精度が高かったのはどれ? ≫他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.73(2023年11月02日号)

勃起不全に影響のある脂質とは? ≫他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.72(2023年10月26日号)

腸内細菌を介して、アルツハイマー病が伝染る!? ≫他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.71(2023年10月19日号)

ガイドラインでβ遮断薬が高血圧症の第一選択薬になったのは、是か非か? ≫他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.70(2023年10月12日号)

超低カロリーのケトジェニック食 vs. 低カロリーのバランス食 片頭痛予防に有効なのはどっち? ≫その他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.69(2023年10月5日号)

摂取すべき炭水化物、摂取すべきでない炭水化物とは? ≫その他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.68(2023年9月28日号)

Gスポットは神話?現実? ≫その他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.67(2023年9月21日号)

陰茎のサイズ異常と醜形恐怖症の管理に関するガイドライン ≫その他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.66(2023年9月14日号)

コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は本当に安全かつ有効? ≫その他4本

ヒポクラ Journal Check Vol.65(2023年9月7日号)

年を重ねてもテストステロン濃度を低下させない秘訣とは? ≫その他4本

ヒポクラは会員登録すると便利に!

約7万人の医師が会員登録。ヒポクラへの相談や論文の日本語での検索、勉強会情報などの診療に役立つサービスが全て無料で利用できるようになります。

01知見共有

約7万人が参加する医師限定の相談所。たくさんの相談症例・アドバイスを見ることで、全国の先生の臨床経験を効率的に学べます。

02専門医コンサルト

皮膚悪性腫瘍以外にも、皮膚科・眼科・心不全、心電図・肺などの専門医に1対1のクローズドな環境で相談できます。

03論文検索

PubMedを日本語検索できます。また検索結果のアブストラクトも和訳して表示するため、論文検索の時短に繋がります。

04勉強会まとめ

Web上に公開されている勉強会情報を、診療科別にお届け。「興味あり」を選択した勉強会は、開催前にリマインドメールが届くため見逃しを防ぎ、情報収集を1本化できます。

ヒポクラに会員登録する

「Journal Check」記事一覧へ戻る