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ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.58(2023年7月20日号)
糞便移植で失われた筋肉を取り戻す!?
腸内微生物叢は、「腸-筋肉」軸を介してサルコペニアの発症に重要な役割を果たしており、プロバイオティクスはサルコペニアの治療戦略となる可能性がある。著者らは、加齢に伴うサルコペニアに対する「若いドナーからの糞便微生物叢移植」の効果とメカニズムを調査するために、若齢(12週)または高齢(88週)ドナーラットの糞便微生物叢を、高齢のレシピエントラットに8週間移植した。Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle誌オンライン版2023年7月13日号の報告。雌マウスでもカロリー制限と絶食時間延長は老化防止に有効?
雄マウスでは、カロリー制限(CR)と時間制限給餌(TRF)における絶食時間の延長が健康に好影響を及ぼすというエビデンスがあるが、雌マウスについてはよくわかっていない。著者らは、生後14カ月の雌マウスを、異なる摂食時間帯を設けたCRまたはTRFいずれかの5つの食餌療法に割り当て、これらの食餌療法が生理学的反応、新生物および炎症性疾患の進行、血清代謝産物レベル、および寿命に及ぼす影響を調べた。Cell Metabolism誌2023年7月11日号の報告。SGLT2阻害は、本当に骨折リスクを高めるのか?
SGLT2阻害と、骨密度(BMD)、骨粗鬆症、および骨折リスクとの因果関係を遺伝学的に評価するために、骨粗鬆症の遺伝因子(GEFOS)コンソーシアム、FinnGen研究、英国バイオバンクのデータを使用して、メンデルランダム化および遺伝的関連解析を行った。Journal of Bone and Mineral Research誌オンライン版2023年7月12日号の報告。ビフィズス菌で肝がん予防!?
最近の研究では、非アルコール性脂肪性肝疾患関連肝細胞がん(NAFLD-HCC)における腸内マイクロバイオームと代謝産物の役割が強調されている。著者らは、NAFLD-HCCの新規予防法として特定の有益な細菌種を調査するために、対照マウスと比較してNAFLD-HCCマウスの便サンプル中で最も枯渇している細菌の探索と、それを経口摂取した場合の効果を調べた。Journal of Hepatology誌オンライン版2023年7月15日号の報告。血漿脂質とアルコール摂取頻度が、変形性関節症のリスク因子!?
血漿脂質とアルコール摂取頻度は、変形性関節症(OA)のリスクと関連していることが報告されているが、これらがOAの発症に関与しているかどうかはまだ決定的ではない。著者らは、TC、TG、LDL、アルコール摂取頻度が、OAの発症に寄与しているかについて、メンデルランダム化解析により検討した。BMC Public Health誌2023年7月11日号の報告。※新規会員登録はこちら
<バックナンバー>
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.57(2023年7月13日号)
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60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号)
リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号)
タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号)
アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号)
2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号)
重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号)
腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号)
間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本ヒポクラは会員登録すると便利に!
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