血ミルに寄せられた症例と回答一覧(全34件)|診療科別に見る
血液検査の数値や血液疾患の判断に迷うことはありませんか?そんな時にお役立ていただきたいのが「血ミル」です。本記事では実際に血ミルに寄せられた症例と回答をヒポクラ会員限定で公開します。相談された先生の診療科ごとにまてめておりますので、ご覧ください。※記事は随時更新していきます。血液検査の値で不明なことがあれば『ヒポクラ』の「血ミル」に相談してみませんか? 血液内科専門医がオンラインで無料で相談に回答します。https://hpcr.jp/v/consult/form/chimiru
紹介しております症例は、相談いただいた先生からヒポクラ会員の研鑽のため共有許可をいただいたものです。ぜひお役立ていただけますと幸いです。
各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2) -->※相談には資料が添付されている可能性がございます。本記事では添付資料の公開はいたしませんので、悪しからずご了承いただけますと幸いです。
在宅医療の先生からの相談と血液内科専門医からの回答(6相談)
相談内容2021-2022年までは採血結果で、Hb11-12台だったが、2023は血算のデータがなく、2024からHBが10台に低下している。 直近、2024/11,2025.1の採血では、HB11台まで自然回復してるが、年齢的な変化だけ考えていいのか、 再生不良性貧血、骨髄線維症などの原因を考慮してコンサルタントした方がいいのか迷っております。患者情報70代/女性血液検査値白血球数(/μL):4100赤血球数(万/μL):366血小板数(万/μL):14.9ヘモグロビン(g/dL):11.9ヘマトクリット(%):35.7既往歴発作性心房細動でワーファリン内服中。内服歴ワーファリンパリエット専門医からのコメント採血結果で日付が確認できないのですが、質問内容からするとむかって左が直近のものと推測します。まず、再生不良性貧血ではほぼ必ず血小板が低下してきます。本症例では除外されます。造血器疾患とすると、骨髄異形成症候群ではしばしば血小板が保たれることがあります(ex. 鉄芽球性貧血など)。ただし、そういった症例でも正常値まで自然回復することは稀です。白血球分画も正常ですし、骨髄線維症を含めて今は造血器疾患を考える必要はないと思います。考えられるとすると、一過性に出血したか(自覚症状がないこともしばしばです)、弁膜症などによる血管内溶血です。少しLDHが高かった時期もあったようですのでLDHやビリルビン、BNPなど注意してフォローしていただければと思います。考えられる疾患出血性貧血血管内溶血MDS r/o
相談内容PTINR異常高値 90代女性 mr af ありwf1.0mg内服中です ptinr往診で取ったら6.8と高すぎるので休薬して2日後に改めて取ったら8以上の表示、機械がおかしいのかと検査会社に採血提出したら6.5とやはり高かったです。検査結果の注意書きにフィブリン析出による影響考えられる、とありました。どういうことなのか調べてもわからなかったのでまずは緊急性の観点からとりあえずwf内服を継続すべきかどうかお考え教えてください。できましたらこの異常高値について考えられる原因をご教示いただけると幸甚です。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):5000赤血球数(万/μL):250血小板数(万/μL):24ヘモグロビン(g/dL):10ヘマトクリット(%):30既往歴af mr chf raなど内服歴タケキャブOD錠10mg 1錠1日1回(朝)食後ジゴキシン錠 0.125mg 0.5錠1日1回(朝)食後フロセミド錠10mg1.5錠 1日1回(朝)食後プロマックD錠75 75mg 1錠 1日1回(朝)食後トルバプタンOD錠7.5mg 0.5錠1日1回(朝)食後ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg 1錠 1日1回(朝)食後エンレスト錠50mg 1錠 1日2回(朝・夕)食後アロプリノール錠50mg「DSP」 2錠 1日2回(朝・夕)食後ツムラ人参養栄湯エキス顆粒(医療用)9g1日3回(朝・昼・夕)食前マグミット錠330mg 2錠 1日2回(朝・夕)食後強力ポステリザン(軟膏)30g 1日1回肛門部塗布専門医からのコメントフィブリン析出は採血の手技で時間がかかってしまったりすると出ることがあります。たしかに凝固系に異常をきたしますが、経時的に上昇しているようなので考えにくい気もします。まずはPT上昇する疾患の鑑別検査を提出してはどうでしょうか。APTTやDダイマー、フィブリノーゲンなどです。臨床的に多いのはビタミンK欠乏ですのでケイツーを投与して改善するかみてみてもよいでしょう。腎機能に大きな問題なければワーファリンよりアピキサバンなどの方が安心かもしれませんね。ジゴキシンについては何とも言えないですが、自分なら辞めないと思います。考えられる疾患ビタミンK欠乏疑い
相談内容とくに症状は、ありませんが、変動があります。赤血球、ヘモグロビン、Htが高く、血液内科に行くべきか、また、抗凝固療法をしたらいいのか、判断に困っています。患者情報40代/男性血液検査値白血球数(/μL):10900赤血球数(万/μL):619血小板数(万/μL):34.5ヘモグロビン(g/dL):18.2ヘマトクリット(%):57.9既往歴特に気になる症状は、ありません。DMで通院中です。内服歴メトグルコ250mg 3Tフォシーガ5mg 1Tリベルサス7mg 1Tウルソ100mg 3T専門医からのコメント赤血球だけでなく白血球も多いので、血液内科を受診し、真性多血症かどうかは見てもらっても良いでしょう。加えて喫煙しているなら禁煙、肥満なら減量です。SGLT2服用でも多血症になる場合がありますが、急いでやめる必要はありません。考えられる疾患真性多血症ストレス多血症二次性多血症SGLT2の影響
相談内容上記データの推移を2系統血球増加と捉えるのか。 捉えた場合は、骨髄増殖生実感を念頭に血液内科にコンサルが必要なのか? 生理学的変化で説明が可能なのか? 以上をご教授お願いします。患者情報70代/女性血液検査値白血球数(/μL):9330赤血球数(万/μL):492血小板数(万/μL):62.3ヘモグロビン(g/dL):14.1ヘマトクリット(%):44既往歴高血圧、糖尿病で通院中。 2018年はplt39万前後。 2021年は45万前後 2023年は、50マン前後 2025/8:56万 直近2025/12で、62.3マンと上昇傾向。 WBCも2023年までは7000前後だが、2024年頃から8500-9000前後に上昇傾向。内服歴アムロジピン。メトグルコ、ジャヌビア、ミカルディス専門医からのコメント骨髄増殖性腫瘍、その中でも本態性血小板血症疑いです。血液像にて、未熟白血球や赤芽球があれば骨髄線維症かもしれません。白血球もあわせて増多の所見でよいです。あわてることはないですが、血液内科に紹介してください。骨髄検査やMPN遺伝子変異検査をすることになるでしょう。考えられる疾患本態性血小板血症骨髄線維症慢性骨髄性白血病
相談内容鉄欠乏性貧血と思われますが、血小板が増加しています。このまま、鉄剤で様子みていいのか、血液内科受診した方がいいのか、困っています。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):4800赤血球数(万/μL):428血小板数(万/μL):80ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):23.7既往歴検診で貧血してき。Fe 7 フェリチン4未満 内服歴フェロミア専門医からのコメント基本的に鉄欠乏性貧血でいいと思います。鉄欠乏性貧血では反応性に血小板増加を認めることが多いです。消化管の精査や婦人科受診はおすすめいたします。考えられる疾患鉄欠乏性貧血
相談内容赤芽球 1.0 異常細胞 9% タール便等なし。廃用症候群があり寝たきり、四肢拘縮あり。なんとか経口摂取できています。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):5100赤血球数(万/μL):98血小板数(万/μL):15ヘモグロビン(g/dL):3.8ヘマトクリット(%):12.9既往歴認知症 廃用症候群 心不全内服歴フロセミド アルダクトン グルコンサンカリウム専門医からのコメント大球性貧血です。ビタミンB12や葉酸はいかがでしょうか。低値ならば補充をお試しください。そうでなければ血液腫瘍かもしれません。高齢、寝たきりを考慮すると、この場合は看取りにむけての対応になるかと存じます。考えられる疾患ビタミンB12欠乏性貧血葉酸欠乏性貧血骨髄異形成症候群
一般内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(3相談)
相談内容2024年1月コロナ感染あり訪問診療開始。貧血につき大学病院受診するも、骨髄検査はしないとなり大学病院終了。当院外来でフォローのみ。慢性腎臓病による貧血として、ダーブロック開始、フォシーガ内服。頚椎疼痛のため各種鎮静薬あり。鉄、葉酸、Vit12を投薬するも貧血進行し、息切れも出現。網状赤血球あがっており、溶血性貧血を疑っている。患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):5500赤血球数(万/μL):177血小板数(万/μL):31.9ヘモグロビン(g/dL):7.3ヘマトクリット(%):23.8既往歴慢性腎臓病 2型糖尿病 頸髄腫瘍疑い、頸つい変形内服歴ダーブロック6mg2Tカリメート20% 25g 2包オルメサルタンOD5mg 1Tフェブキソスタット10mg 1Tフォシーガ5mg 1Tビタメジン2カプセルリリカOD25 2Tトアラセット 2Tカロナール300 2T ロコアテープ専門医からのコメント網状赤血球が増加している割に貧血の改善がありません。消化管出血などを検索してみてはいかがでしょうか。ハプトグロビンは正常でクームスも陰性のようですので溶血性貧血は考えにくいかもしれません。貧血がさらに進行するようでしたら輸血ができる病院に紹介するのがいいかもしれません。考えられる疾患出血性貧血腎性貧血
相談内容胃カメラは来院1週間前に行って異常なしと言われていますが、2021年の胃がんリスク検査ABC分類でピロリ抗体陽性、ペプシノゲン検査が陽性で分類Cとなっています。独居の方なのですが、溶血もあり10/22から11/15の間でも貧血が進行しており、輸血の可能性も考えて病院を紹介すべきでしょうか、外来治療としたら内服で良いでしょうか、筋注すべきでしょうか。筋注としたらこれから発注が必要な状況です。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):5800赤血球数(万/μL):143血小板数(万/μL):18.5ヘモグロビン(g/dL):6.6ヘマトクリット(%):19.6既往歴2024/10/22の検診でHb7.7のため当院を受診された方です。無床診療所です。2023/7の検診ではCBC5500/12.1/28.8万でした。自覚症状は易疲労感があり、5000歩くらいしか歩けないとの訴えです。神経症状なし、全身性浮腫がありますが喘鳴は認めません。VB12が37、葉酸正常でした。内服歴未治療専門医からのコメント悪性貧血でよろしいかと思います。念のため偏食がないかご確認ください。LDHやRetの上昇による溶血所見は無効造血をみていると推測されます。追加検査としては抗胃壁抗体やホモシステインの提出を検討ください。治療ですが、メコバラミン錠(500)6錠分3(通常の倍投与)を始めていただければと思います。比較的速やかに(7日程度で)反応してくると思います。入院や輸血の必要性は通常ありませんが、社会的背景や合併症の有無により決めていただければと思います。場合によっては利尿剤などで一時的に心不全加療しても良いかもしれません。貧血が改善してくると相対的鉄欠乏になってくるので、フォローをお願いします。7日前の内視鏡で問題なかったとのことですが、自己免疫性胃炎については内視鏡科医師とも肉眼所見を改めて相談した方がよろしいかと思います。考えられる疾患悪性貧血自己免疫性胃炎r/o
相談内容サラセミアの可能性について、あるいはサラセミアであった場合現在の主訴である倦怠感との因果関係についてご意見頂戴したく存じます。 患者情報30代/男性血液検査値白血球数(/μL):6600赤血球数(万/μL):620血小板数(万/μL):27.8ヘモグロビン(g/dL):11.7ヘマトクリット(%):39.1既往歴フェリチン207 (ng/mL) 網状赤血球数 23(o/oo) 赤血球像大小不同(-) 奇形 (-) 多染性 (-) 有核 (-) 31歳男性。10代後半から慢性的な倦怠感を自覚している。今回職場健診で軽度の貧血を指摘されて来院。当院にて血液検査実施。母親がフィリピン人、父親が日本人のハーフ。3年前に母親がサラセミアと診断された。 内服歴なし専門医からのコメントサエアセミアでよろしいかと存じます。貧血の程度は軽く、急に進行したわけではないと思いますので慣れているはずです。倦怠感の原因は他の鑑別をご検討された方がよろしいかと。考えられる疾患サラセミア
消化器内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(4相談)
相談内容VitB12上昇したものの、Hb8台とあまり上昇していません。もう少し時間がかかるのか、フェリチン103→36と低下あるので鉄も補充したほうがよいのか、腎性の要素はあると考えて、バフセオは再開したほうがいよいのか。他の原因を考えたほうがよいのか、ご教授お願いします。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):3400赤血球数(万/μL):184血小板数(万/μL):11.4ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):21.6既往歴他院に高血圧、脂質異常、CKD、弁膜症(中等度AS,MR,AR,TR)で通院、3カ月前に当院内科に転医されました。もともとHb8台貧血あり、eGFR40、エリスロポエチン12でバフセオ開始されましたが、Hb7.1さらに低下したため当科(消化器)紹介されました。上部消化管内視鏡では、ピロリ陰性ですが、萎縮が強く、病理でも自己免疫性胃炎は示唆されました。バフセオは中止、MCV117と大球性で、VitB12 108と欠乏あり、メチコバール内服+注射(遠方のため2週ごと)投与で、2カ月後Hb8.2と微増程度、VitB12 761上昇、MCV105と低下しています。内服歴内科からナトリックス2mg、ミコンビBP、アジルサルタン20mg、ニフェジピンCR20mg、アムバロ、ロスバスタチン2.5mg、バフセオ300mg、ポリスチレンスルホン酸Caゼリー20%25g、整形外科からタリージェ10mg、デノタスチュアブル2T。専門医からのコメントビタミンB12補給により造血活発になり鉄も大いに使われます。経過中鉄不足になるケースも多く、しばらく鉄剤追加して下さい。腎性貧血としての治療も並行してよいですし、その観点からの鉄剤併用と考えても良いと思います。落ち着いてきたらビタミンB12は内服だけでも維持できるかもしれません。だめなら注射薬で2.3か月に一回の維持でもよいです。考えられる疾患ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血腎性貧血鉄欠乏性貧血
相談内容12月中旬、下肢に力が入らない、痺れて歩行出来ないという主訴で受診されました。 バイタルサインは問題なく、血液検査では上記大球性貧血、AST52、ALT12、LDH477、T-Bil2.0、間接1.1と間接優位のビリルビン高値、Cr1.13、eGFR50、K2.6と低K血症がみられました。 甲状腺ホルモンは基準値内です。 飲酒と栄養不良、電解質異常、筋力低下について、補液・ビタミン補充、リハビリなど目的に入院としました。 網状赤血球2.6%、実数で<10万、RPI=0.6<2、造血機能低下が示唆されました。 鉄45、フェリチン360、TIBC258、TSAT17%ですが、フェリチン300以上で慢性炎症が考えられました。 葉酸716、VitB12 1436と欠乏はありませんでした(フォリアミン、メコバラミン内服開始5日後ではありました)。 亜鉛37と欠乏あり、補充開始しました。 CTでは脊椎に高度な脂肪髄化があり、再生不良性貧血の可能性も指摘されました。 半年前にペインクリニックで、腰椎MRI施行され、胸腰椎椎体、椎弓棘突起、仙骨背側に骨髄異常信号を認め、骨梁間型転移、造血性腫瘍の可能性も指摘され、(胃癌手術された施設に紹介し)PET-CT施行されましたが脊椎にまだらに集積あるものの(SUVmax3.4)、形態変化が乏しく、転移や骨増殖性疾患は否定的との結果だったようです。 Hb7台となり改善せず、難渋しております。 フォーカスの不明な高熱もあり、易感染性もあるのでしょうか?患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):4450赤血球数(万/μL):251血小板数(万/μL):15.7ヘモグロビン(g/dL):9.6ヘマトクリット(%):26.8既往歴3年前に胃癌(por>sig)で遠位部分切除+R-Y anastomosis。 腰痛で当院ペインクリニックに通院されていましたが、内科のかかりつけはありません。内服歴ラメルテオン、酢酸亜鉛専門医からのコメント大球性貧血がみられ、神経症状があり、VitB12欠乏性貧血を疑いますが、VitB12補充した後の採血で VitB12の高知を示してしまっています。再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などは鑑別にあがりますので骨髄検査は必要になると思います。網状赤血球は増加していないようですが、直接、間接クームス試験、ハプトグロビンなど溶血のチェエクもお願いします。飲酒による栄養不良もあるようですが、肝硬変はいかがでしょうか?考えられる疾患再生不良性貧血疑い
相談内容質問1: 単球が22%前後と多く、感染のときは40%になることもありますが、病的な意義はあるでしょうか。 質問2: 貧血は鉄剤または亜鉛製剤に反応はしており、Hb8台以上にはなりませんが、活動量的には現状維持でよいでしょうか。 患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):7380赤血球数(万/μL):291血小板数(万/μL):22.8ヘモグロビン(g/dL):8.4ヘマトクリット(%):25.1既往歴もともと頑固な便秘程度で、その他内科系疾患のかかりつけなし。 4か月前に転倒骨折で当院整形外科入院、左大腿骨転子部骨折に対して手術。 2か月前に認知症進行もあり、自宅退院できず老健に入所。 1か月前に誤嚥性肺炎をきたし、内科入院して現在担当している方です。 抗菌薬投与、STリハビリ等で肺炎は改善、摂食も良好で病状は落ち着きました。 4か月前の転倒での入院時、WBC9410(好中球57%、リンパ球26%、単球16%)、RBC381万、Hb10.8、Ht31.4、MCV82.4、PLT17.2万。 2ヶ月前の老健入所時、WBC6590(好中球54%、リンパ球28%、単球16%)、RBC337万、Hb9.6、Ht28.5、MCV84.6、PLT24万、貧血に鉄剤開始されました。 1か月前の誤嚥性肺炎入院時、Hb8台、MCV86で鉄剤効果なし(そもそもの鉄欠の診断もなく)と判断、嚥下の問題もあり鉄剤は中止しました。 Hb0.5ほど下がり、鉄剤再開したところ、Hb8台に回復、MCV88.8と上昇はしました。 鉄剤開始前は、鉄51、フェリチン測定なし、3月肺炎入院時は鉄19、フェリチン291、網状60720、RPI=0.5、鉄剤再開後の現在鉄41、フェリチン154、網状71500。また亜鉛37低値で、入院後は亜鉛補充、消耗もあると考え葉酸も補充開始しています。 超高齢で寝たきりに近く、積極的に精査を推し進める状況ではありませんが、家族の都合で他院への転院も検討しており、転院先への申し送りをどうしたらよいかと苦慮しています。内服歴1 グーフィス錠5㎎ 2 錠 2 ミヤBM錠 3 錠 3 モサプリドクエン酸塩錠5㎎「ZE」 3 錠 4 メマンチン塩酸塩OD錠10mg「日新」 1 錠 5 モビコール配合内用剤LD 6.8523g 1 包 6 酢酸亜鉛錠25mg 2 錠 7 クエン酸第一鉄Na錠50㎎2 錠 8 ツムラ100 大建中湯エキス顆粒(医療用) 3 包 9 フォリアミン錠 5㎎ 1 錠 専門医からのコメント詳細な経過の記載有難うございました。4カ月前の入院時にHb10.8、2カ月前の老健入所時にHb9.6と経時的に落ちているように見えますが、当初は便秘や経口摂取不足に伴う脱水で入院後に補正された可能性はあるのではないでしょうか。そうすると、もともとHb9.0前後であるかもしれません。 原因としてはご指摘の通り亜鉛や鉄などの不足は十分考えられると思います。また、こういった患者さんですと筋肉量が少ないと思いますのでクレアチニンはそれほど高くなくても腎性貧血になっていることもあります。微量元素に対する投薬で反応なければダーブロックやESA製剤が効くかもしれません。小球性ではありますが、ビタミンB12は測定しておいた方がよろしいかと思います。また、亜鉛を漫然と投与していると銅欠乏性貧血になってくるのでご注意ください。質問に関する返答ですが、1.骨髄異形成症候群(MDS)の可能性はあるかと思います。昨今、低リスクMDSに対する貧血治療薬としてレブロジルが発売されました。高額な薬剤ですし、この患者さんへの適応についてはないと思いますので、MDSの診断的意義は乏しく骨髄検査までは推奨されません。急激な進行の可能性は低く、紹介状には「可能性はあるものの診断的意義は乏しいと考えられる」くらいの記載でよろしいかと存じます。2.「超高齢で寝たきりに近い」とのことですのでHb8台であればまったく問題ありません。通常は6.5くらいで輸血を検討しますが、これも絶対その数値で決めるというのではなくて、下がっても輸血しないことも多いですし、経過が緩徐であればご家族などと相談しながら決める(撤退医療へ)ことも多いように思います。輸血が通常の薬剤ではなくボランティアからの提供であることを伝えると理解してくださる方が多いです。考えられる疾患骨髄異形成症候群(慢性骨髄単球性白血病含む)亜鉛欠乏性貧血(銅欠乏の可能性)腎性貧血ビタミンB12欠乏性貧血
相談内容前医にて降圧利尿剤、薬名不明の降圧剤服用していた その他に肝機能、腎機能も含めて異常なし患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):5650赤血球数(万/μL):466血小板数(万/μL):13.4ヘモグロビン(g/dL):14ヘマトクリット(%):-既往歴前医にて降圧利尿剤、薬名不明の降圧剤服用していた その他に肝機能、腎機能も含めて異常なし内服歴特になし専門医からのコメントごく軽度の血小板減少ですが飲酒による肝機能低下などでしょうか。保険適応かどうか微妙ですが、ピロリ抗体くらい検査しても良いかもしれません考えられる疾患血小板減少
老年内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(5相談)
相談内容 86歳寝たきり女性で肺炎繰り返している方です。このところ貧血進行あります。 TSAT計算すると6%程度。フェリチン98ありますが、慢性炎症の影響と考えて、鉄欠乏性貧血の加療を行なっても良いものでしょうか? 患者情報80代/女性血液検査値白血球数(/μL):8850赤血球数(万/μL):220血小板数(万/μL):24ヘモグロビン(g/dL):6.7ヘマトクリット(%):23.4既往歴肺炎の繰り返しがあります。 明らかな出血源はありません内服歴貧血に関しては無治療です。専門医からのコメント網状赤血球やビタミンB12,葉酸、鉄、溶血の有無を調べたほうがいいと思います。フェリチンが正常ですが、慢性炎症を考えるのであれば鉄剤は投与しないほうがいいと思われます。考えられる疾患大球性貧血
相談内容誤嚥性肺炎繰り返し、高カロリー輸液中です。内服も誤嚥してしまうため出来ません(胃管も拒否あり)。小球性貧血ですが、フェリチンは50。Fe/TIBCは0.16ですが、この場合は鉄剤投与の適応にならないでしょうか?患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):3740赤血球数(万/μL):346血小板数(万/μL):13.2ヘモグロビン(g/dL):9.1ヘマトクリット(%):30.6既往歴特になし内服歴特になし専門医からのコメントフェリチンは低めの正常で血清鉄低下、葉酸低下があります。昇給性と大球性が相殺して請求性になっていると思われます。鉄剤、葉酸の補充はいかがでしょうか。考えられる疾患鉄欠乏と葉酸欠乏性貧血
相談内容健診にて11月にHb7.8、子宮筋腫による鉄欠乏性貧血と考え、フェロミア100mg内服中です。写真の通り、わりと速やかにHb、フェリチンの改善あるも、赤血球大小不同、楕円赤血球、破砕赤血球、多染性赤血球が変わらず認められています。これは経過と共に無くなる物なのか、経過観察で良いかのアドバイス頂けますと幸いです。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):5000赤血球数(万/μL):450血小板数(万/μL):38.1ヘモグロビン(g/dL):10.8ヘマトクリット(%):36.7既往歴子宮筋腫。 貧血の症状ははっきりしません 内服歴フェロミア100mg 1×夕専門医からのコメントまだ赤血球造血が亢進している状態(MCVやPLTをみるかぎり)ですので、そういった所見は認められても良いかと思います。また、血液像は病院によって(技師によって)所見の取り方にムラがありますので、あまり気にし過ぎなくて大丈夫です。考えられる疾患鉄欠乏性貧血
相談内容高カロリー輸液中で内服のみ経鼻経管で続けている方です。 最近血小板が急激に下がってきています。凝固系も少し延長しています。dダイマーは1.8でした。 原因として何が考えやすいでしょうか? 内服の可能性もあるでしょうか? 患者情報90代/男性血液検査値白血球数(/μL):5580赤血球数(万/μL):236血小板数(万/μL):2.6ヘモグロビン(g/dL):7.5ヘマトクリット(%):21.9既往歴肺炎、心不全などにて高カロリー輸液中。 症候性てんかんにてレベチラセタム内服中内服歴レベチラセタム、アムロジピン、ランソプラゾール、アドナ、トランサミンなど(処方箋の写真も参照ください)専門医からのコメント薬剤の中止、下肢血管エコー、CT検査、PAIgG測定などをご検討ください。考えられる疾患薬剤性血小板減少症動静脈血栓症免疫原性血小板減少症
相談内容貧血の原因は二次性の可能性が高いでしょうか? 脳梗塞後遺症があり、何とか経口摂取されている方です。 この場合の貧血に対しては鉄剤は適応にならないでしょうか? (Fe/TIBC 0.11と低めですが、CKD無い場合は目安にならないでしょうか?)患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):4240赤血球数(万/μL):380血小板数(万/μL):18.7ヘモグロビン(g/dL):10.4ヘマトクリット(%):36.6既往歴脳梗塞、発作性心房細動内服歴ロスバスタチン、タケキャブ、ビソプロロール、カマ専門医からのコメント潜在的な慢性炎症はないでしょうか?誤嚥をくりかえすとか、尿カテ入って尿路感染とか。そのせいかタンパク、アルブミンも異常値です。念のためMタンパクの有無、タンパク分画はIgG,A,M 測定し骨髄腫を否定すると尚良いです。 タケキャブで血液障害が出ることもあるので可能ならば中止や代替薬へ変更して下さい。 炎症ベースだとてつの利用がうまくできないかもしれません。鉄剤はおすすめしません。考えられる疾患炎症性貧血薬剤性
各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2) -->
総合診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談)
相談内容IDAの診断で間違いないと考えますが、フェジン投与量につきご教授ください。また今後の、治療についてもご教授ください。大量鉄剤(モノバー)は使いずらい印象をもっています。患者情報20代/女性血液検査値白血球数(/μL):4400赤血球数(万/μL):454血小板数(万/μL):28.8ヘモグロビン(g/dL):7.1ヘマトクリット(%):25.6既往歴労作時の動悸を訴えて近医受診、血清鉄の減少ありとのことで、フェジン40mg/日を3月24日から7回施行するも、症状の改善がみられず、4月11日に、紹介され受診されました。4月7日にはHb 6.0g/dlとの連絡でした。受診された4月11日の血清鉄は17μg/dl、フェリチンは14.9ng/ml,ビタミンB12 は383pg/ml,葉酸は8.4ng/mlでした。4月11日のHbは上記のごとく7.1g/dlとわずかに改善ですが、貧血が持続しています。フェジン投与量が不足していると判断して、フェジン40mg3A(120mg)週3回投与にしました。内服歴特になし専門医からのコメント小球性低色素性貧血で鉄欠乏があることから、鉄欠乏性貧血でいいと思われます。必要適量は中尾の式で計算できます。必要鉄量(mg)= {2.72 × (16 - Hb)+17) × 体重}まず必要鉄量の50%をフェジンで補充し、再評価しながらフェジン注射を行なっていきます。若い女性ですが、胃腸の精査や婦人科的精査は必要と思われますのでご検討ください。考えられる疾患鉄欠乏性貧血
相談内容経過と症状などから家族性地中海熱の可能性も考えて血清アミロイドA蛋白を調べたところ添付のように高値を認めました。アミロイドはウイルス感染でも高くなるとのことですがその場合はどの程度まで高くなるのか(普通アミロイドまで調べることはないので)、熱のない状況で再検査すべきかそれとも現時点で地中海熱を疑ってその旨明記の上で大学病院などに紹介して精密検査を進めた方が良いか、ご助言を賜れれば幸いです。患者情報20代/男性血液検査値白血球数(/μL):10900赤血球数(万/μL):559血小板数(万/μL):19.2ヘモグロビン(g/dL):15.7ヘマトクリット(%):45.5既往歴ここ1〜2年、毎月一ヶ月〜一ヶ月半ごとに40度近い発熱があります。熱が高い時は倦怠感や食指不振、頭痛がありますが他に特に症状はありません。内服歴発熱時にカロナールと麻黄湯専門医からのコメントいただいた情報だけですと、悪性腫瘍、膠原病、ウイルス感染など鑑別が広く何とも言えません。ご指摘の家族性地中海熱も鑑別に挙がると思いますが、漿膜炎症状があるでしょうか(腹水など)。大学病院や総合病院であれば、それらに対して網羅的採血検査やCTなど実施すると思いますので、総合内科などに紹介してはいかがでしょうか。個人的な感想ですが、家族性地中海熱は鑑別の下位にあたると思いますので不明熱(定義に合致するかどうかは置いておいて)として紹介するのがよろしいかと存じます。考えられる疾患不明熱
整形外科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談)
相談内容白血球と血小板のみ増多しており、炎症反応陰性 自覚症状は左中指PIP関節の時の生じる強い自発痛と、言われてみれば前腕に皮下出血が生じやすいような気がする、というレベルです。血液内科紹介前にある程度疾患の心当たりが欲しいと考えております。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):34400赤血球数(万/μL):500血小板数(万/μL):59.6ヘモグロビン(g/dL):14.2ヘマトクリット(%):43.2既往歴R7. 4. 7 右中指痛を主訴に当院(整形外科)受診 現病歴:3月上旬に右中指PIP関節の腫脹を生じた。かかりつけの内科医院で化膿していると言われてロキソプロフェンと抗生剤を処方された。ロキソプロフェン内服中は痛みは軽減されるがやはり痛みが続くため、3月31日頃に皮膚科受診。PIP関節の超音波検査を行い、皮膚ではなく関節の問題と言われた。 所見:受診時は安静時痛 (-)。4月5日は安静時にも高度の疼痛を自覚 右中指PIP関節背側皮下に径7mmの弾性軟、表面平滑で境界明瞭な腫瘤を触知。 指の屈曲伸展とともに若干移動する。周囲の熱感 (-)、発赤 (-) 腫瘤直上ではなく、尺側側副靱帯の圧痛(+) X線所見:背側に軽度の骨棘(+)、関節裂隙は保たれる 治療方針等:安静時痛もあり、典型的ではないがRA鑑別のため採血。ジクロフェナク外用処方 4月8日 血液検査結果: 白血球数 34400↑、血小板数 59.6↑、血沈(60分/120分)1/5、CRP 0.06、リウマトイド因子定量 5L、抗CCP抗体定量 0.5L 内服歴ジクロフェナクNaゲル専門医からのコメント慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍が疑われますので、血液内科への紹介をお勧めします。考えられる疾患慢性骨髄性白血病骨髄増殖性腫瘍
相談内容施設入居予定で、入居前健診行いました。 血型検査で、オモテ、ウラ不一致のため、判断保留となりました。 再検査すれば良いのか?血液内科紹介が良いのか?再検査するとすると追加項目は? ご教授よろしくお願いします。患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):-赤血球数(万/μL):-血小板数(万/μL):-ヘモグロビン(g/dL):-ヘマトクリット(%):-既往歴特になし内服歴ミカムロAP1錠ロスーゼットHD1錠/1×mアミティーザ12μg1C/1×a専門医からのコメントかなり高齢ですね。たまたまスクリーニングで判明したのならば、何かの機会で再検査でよいと思います。血液疾患や何らかの悪性腫瘍が潜在の結果ならば、他にも示唆する所見や症状があるのではないでしょうか。その所見に応じて専門科依頼して下さい。考えられる疾患血液疾患悪性腫瘍検査上のミス
呼吸器内科医からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談)
相談内容小球性貧血を認めますが、以下のように鉄欠乏はなさそうです。 フェリチン156 TIBC246 UIBC189 血清鉄57 貧血の原因、追加の必要な検査を教えていただきたいです。患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):6100赤血球数(万/μL):621血小板数(万/μL):20.3ヘモグロビン(g/dL):10.6ヘマトクリット(%):95.8既往歴非結核性抗酸菌症 軽度認知症内服歴クラリスエブトール専門医からのコメントMAC症があるとのことで第一にACDを疑いますが、高齢のためにMDSの検索はしておいた方が良いように思います。また、クレアチニンがそれほど上昇していなくてもご高齢の患者さんは腎性貧血のことがあります。末梢血で白血球分画、網状赤血球を確認し、WT-1を提出。Retが低下していれば赤芽球癆の可能性もでてきます。他に溶血の除外ですが、LDH高値があれば血管内溶血を念頭に生理検査(心エコーで弁膜症r/o)で精査しておくべきです。こういった症例ではしばしば骨時検査をせずにACDと片付けられがちですが、MDSであった場合に予後の推測や貧血改善薬(ESAやルスパタセプト)投与の可能性も出てきますので骨髄検査まですべきと思います。考えられる疾患慢性炎症による貧血(ACD)疑い骨髄異形成症候群r/o
相談内容健診にて白血球数・貧血を指摘されて来院され、貧血に関しては血清鉄低値・フェリチン低値・UIBC高値より鉄欠乏性貧血と診断しましたが、白血球数は以前より高値を指摘されています。 慢性的な頭痛・胃炎症状はあるのですが、158cm/70kgと肥満もあります。今回は炎症反応は取っていませんが、肥満だけでも白血球数は上がりますでしょうか?患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):116000赤血球数(万/μL):471血小板数(万/μL):47.4ヘモグロビン(g/dL):10.2ヘマトクリット(%):33.9既往歴健診にて白血球数・貧血を指摘 既往歴: ・花粉症 ・良性発作性頭位目眩症 ・胃炎 ・頭痛 現在症状なし内服歴なし専門医からのコメント肥満でWBC上昇しているというのはあまり聞いたことがありません。鉄欠乏性貧血のともなって造血が亢進しているのではないでしょうか。血小板も同様の動きを示しています。鉄が充足してWBCが下がってくれば確証が持てます。LDHも上昇していませんのでWBC高値に対する精査は症状がなければ不要かと存じます。考えられる疾患IDA
心臓血管外科医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談)
相談内容無症状で血栓症の既往はありません。 多血症と考えています。 今後の治療や、血液内科へのコンサルトの必要性についてアドバイス頂けたらと思います。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):6000赤血球数(万/μL):534血小板数(万/μL):20.7ヘモグロビン(g/dL):18.2ヘマトクリット(%):52.1既往歴心房細動でアブレーション後 高尿酸血症で内服中 高血圧で内服中 利尿剤内服なし 喫煙なし(本人申告) 内服歴イルアミクスフェブキソスタット専門医からのコメント男性でヘモグロビンが16.5以上です。多血症の鑑別が必要になると思いますので血液内科医への相談をお勧めします。考えられる疾患多血症
プライマリ・ケア医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談)
相談内容9月に採血再検指示しています。網状RBCは測定予定ですが、他にはなにかありますでしょうか?患者情報60代/男性血液検査値白血球数(/μL):8450赤血球数(万/μL):403血小板数(万/μL):26.36ヘモグロビン(g/dL):11.2ヘマトクリット(%):32.4既往歴生来健康で常用薬なし。6月に風邪で受診。10kg/3ケ月の体重減少あり。採血で貧血。(血清Feは低値、フェリチインは高値)GIFは特に問題なし、便潜血は陰性でした。内服歴現在くすりなし。専門医からのコメント血清鉄低値、フェリチン高値ですので慢性疾患が考えられます。悪性腫瘍、膠原病などの慢性炎症疾患、肝炎などの検査は必要と思われます。考えられる疾患悪性腫瘍膠原病などの慢性炎症疾患肝炎
産婦人科医からの相談と血液内科専門医からの回答(3相談)
相談内容白血球の著名な上昇はありますが、明らかな発熱はありません。 下腹痛もそれほど強い印象ではありません。炎症性の白血液の上昇と考えて良いでしょうか?血液疾患の可能性につきご教示ください。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):16200赤血球数(万/μL):490血小板数(万/μL):45.3ヘモグロビン(g/dL):14.6ヘマトクリット(%):45.5既往歴1週間前から腹部中央の痛み、めまい、ふらつき、立ちくらみを自覚し来院されました。 高脂血症、糖尿病にて他院より内服薬を処方されています。 超音波検査場、多発性支給禁止を認めますが、明らかな卵巣の腫大は認めません。内服歴メトホルミン、クレストールを他院より処方されています。用量は不明です。専門医からのコメント炎症反応がなければ骨髄増殖性腫瘍の可能性があります。血液内科へのコンサルをお勧めします。考えられる疾患骨髄増殖性腫瘍
相談内容GOT30 GPT18 LDH175 と基準値内ですが、γGPTのみ905と著名に上昇しています。 155cm47kgです。 考えられる状態につきご教示ください。患者情報40代/女性血液検査値白血球数(/μL):5700赤血球数(万/μL):335血小板数(万/μL):27.3ヘモグロビン(g/dL):11.4ヘマトクリット(%):36.2既往歴特になし内服歴特になし専門医からのコメント飲酒の影響ではないでしょうか。やや大球性貧血なのも合致します。ご確認いただいて1カ月程度で再検をお願いいたします。考えられる疾患巨赤芽球性貧血
相談内容大球性貧血の可能性はいかがでしょうか? monocyteの増加の理由は何が考えられますか? 追加検査をするとすれば実務的には何が必要ですか? 患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):2890赤血球数(万/μL):329血小板数(万/μL):21.8ヘモグロビン(g/dL):11.6ヘマトクリット(%):36.8既往歴昨年6月、乳がん手術。術後放射線治療した(線量不明。16日間)内服歴フェマーラ、リバロ服用中。専門医からのコメント貧血には至りませんが、ビタミンB12や葉酸は不足してないか確かめるとよいです。また、網状赤血球が上昇してもMCVが上がるのでご確認下さい。上昇ならば他に所見乏しいですが溶血の潜在も鑑別になります。飲酒が多いとアルコールの影響で大球性になる事もあります。葉酸不がなくてもです。単球割合はやや多いですが、実数はそれほどでもなく相対的な上昇かもしれません。すぐにMDSとするには尚早です。しかし、先に述べた件に以上なく、貧血、血小板減少がでてくるならばMDSの疑いは高まってきます。考えられる疾患赤血球大球性変化
精神科医からの相談と血液内科専門医からの回答(1相談)
相談内容甲状腺機能や認知機能は専門科に相談予定ですが、多血症の扱いはどうしたらよいでしょうか患者情報80代/男性血液検査値白血球数(/μL):7400赤血球数(万/μL):594血小板数(万/μL):22.7ヘモグロビン(g/dL):19.9ヘマトクリット(%):57既往歴TSH著明低値、FT3FT4正常範囲。 低K(2.5〜3.0) 認知機能低下あります。内服歴なし専門医からのコメントまずはエリスロポイエチン値とJAK2V617F遺伝子変異をご確認ください。後者の変異が陽性であれば真性多血症でほぼ確定ですので血液内科にご紹介ください。他の血球が正常のために印象としては二次性多血症です。生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングが必要になりますが、ご高齢ですのでどこまでやるかということになりますでしょうか。甲状腺機能亢進症があるなら(自己抗体陽性なら)そちらの治療をするとヘマトクリットは下がるかもしれませんが経験がありません。またSGLT2阻害薬を内服していない科もご確認ください。考えられる疾患二次性多血症真性多血症
初期研修中医師からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談)
相談内容長期低栄養状態であったことで説明がつくか、血液疾患を疑う状況か。患者情報50代/女性血液検査値白血球数(/μL):1560赤血球数(万/μL):258血小板数(万/μL):37.2ヘモグロビン(g/dL):8.9ヘマトクリット(%):26.2既往歴神経性食思不振症 低栄養症内服歴なし専門医からのコメントビタミンB12、葉酸、血清鉄のチェックをお願い致します。また、末梢血像で異型があるようでしたら、MDSを疑った方がいいと思います。考えられる疾患大球性貧血骨髄異形成症候群
相談内容Plt低値について経時的に悪化はありませんが、このまま経過観察で良いでしょうか。患者情報70代/男性血液検査値白血球数(/μL):4680赤血球数(万/μL):375血小板数(万/μL):8.6ヘモグロビン(g/dL):13.3ヘマトクリット(%):38.9既往歴高血圧で長らく通院中、前医閉院に伴い当院紹介受診。初診時採血で、Plt9.3万、Hb12.2,MCV113.8%、ビタミンB12 50pg/mL未満にてビタミンB12製剤内服開始。その後ビタミンB12は179pg/mLに上昇認めた。その後、Hb13.3, Plt8.6万程度で推移している。明らかな既往歴なし。主訴なし。内服歴カンデサルタン12mg1T1x朝食後メチコバール0.5mg3T3x毎食後専門医からのコメント念のため内視鏡をご検討ください。胃炎があれば抗胃壁抗体など追加で提出しても良いかもしれません。悪性貧血ということであれば、メチコバールは1回2錠へ増量を検討ください。もし、ビタミン接種不足もしくはアルコールの影響であれば今の方針でよろしいかと存じます。脾腫はいかがでしょうか。しばらく経過をみて改善しないようならITP合併の可能性あります。ピロリ抗体提出の上で陽性であれば除菌のご検討をお願いいたします。また、ITPだとしても3万程度までは介入の必要はありません。幼弱血小板(ITPなら10以上になっている)や網状赤血球をフォローしておくと参考になります。考えられる疾患巨赤芽球性貧血
その他の診療科の医師からの相談と血液内科専門医からの回答(2相談)
相談内容①腎性貧血の診断で良いか ②貧血の治療は現在のままで良いか ③ターブロックなどの追加は不要か 輸血や注射製剤は難しいです患者情報90代/女性血液検査値白血球数(/μL):6500赤血球数(万/μL):2530血小板数(万/μL):13.2ヘモグロビン(g/dL):7.9ヘマトクリット(%):24.2既往歴浮腫の増悪で入院。心不全、腎不全、貧血で入院。利尿剤で浮腫改善。透析はしない方針。輸血せずにHb7.4→8.2(写真1)に改善し下記の処方で退院。施設に入所され当院訪問診療開始となる。当院検査(写真2~4)で主治医は、腎性貧血と診断、エリスロポエチン正常で貧血には加療なし(甲状腺機能低下でチラーヂン追加)。 自分はHbの低下の割にエリスロポエチンが高くなくターブロック追加した方が良いかと思うが 内服歴退院処方アルダクトン(25)1/1、鉄剤(50)2/2、フェブリク(10)1/1、フロセミド(20)2/2、フランドルテープ40当院追加チラーヂン(100)1/1専門医からのコメント患者背景からはさらなる精査はメリットがないでしょう。お考えの通り腎性貧血としてダーブロック導入、反応するまで増量が良いと思います。薬剤性、例えばフロセミドの影響もあるかもしれませんが透析しない方針の中無理にやめることもないでしょう。 考えられる疾患腎性貧血薬剤性貧血
相談内容鉄欠乏貧血で5月までは鉄剤投与。中止するもフェリチンが上昇しているのは何故でしょうか。何か検査が必要でしょうか患者情報80代/女性血液検査値白血球数(/μL):5200赤血球数(万/μL):3340血小板数(万/μL):22.91ヘモグロビン(g/dL):10.5ヘマトクリット(%):32既往歴最近ADL低下、認知機能低下が著しい 認知症、心不全、喘息、急性硬膜下血腫、左膝皮下血腫。 今年の5月までは鉄剤を内服。その後中止もフェリチンが上昇している。内服歴レベチラセタム、フロセミド、ベラパミル、ジルチアゼム、メマンチン、アルダクトン、ウルソ、アドエア、ワーファリン、ツロブテロール専門医からのコメント軽度のLDH上昇、貧血(鉄は充足)をフェリチン上昇とあわせて認めております。自己免疫性溶血やMDSを含む造血器腫瘍の除外が必要かと存じます。網状赤血球やハプトグロブリン、免疫電気泳動(多発性骨髄腫の除外)、CT検査(腫瘍の有無)などを追加してみてはいかがでしょうか。後は何らかの薬剤があわないかなどもご検討願います。追加検査だけでは診断に迫りきれないと思いますので骨髄検査をすることになると思いますが、その辺りは患者さんの状況にもよるかと思いますが、ADLが自立しているようでしたら上記検索後に血液内科受診の意義はあると思います。考えられる疾患炎症性貧血
各診療科医からの相談と血液内科専門医からの回答在宅医療(6) 一般内科(3) 消化器内科(4) 老年内科(5) 総合診療科(2) 整形外科(2) 呼吸器内科(2) 心臓血管外科(1) プライマリ・ケア(1) 産婦人科(3) 精神科(1) 初期研修中(2) その他の診療科(2) -->
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