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Journal Check
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.59(2023年7月27日号)
週末のみ vs 毎日運動、心血管リスク軽減にはどちらが有効か?
ガイドラインでは、健康のために、週150分以上の中等度~激しい身体活動(MVPA)を推奨しているが、短期間での集中した活動と、より均等に分散した活動との相対的な効果は不明である。著者らは、英国バイオバンクの加速度計ベースの身体活動データにより、週末のみの運動(1~2日間でほとんどのMVPAを達成)とMVPAが分散された運動パターンとで、心血管イベント発生リスクが変化するかを検討した。JAMA誌2023年7月18日号の報告。誤診は、5疾患で4割を占める!?
誤診は世界中で予防可能な重大な被害を引き起こしているが、誤診による総負担の見積もりは不足している。著者らは以前に、主要な疾患カテゴリーにおける誤診と重大な被害率を推定し、臨床専門家と妥当な範囲を検証した。今回、これまでの結果と疾病発生率の厳密な推定値を組み合わせることにより、米国における重大な誤診関連の被害(永続的な罹患率、死亡率)の年間負担を推定した。BMJ Quality & Safety誌オンライン版2023年7月17日号の報告。認知症早期発見には、〇覚検査!?
α-シヌクレイン凝集体はレビー小体(LB)病の病変を構成しているが、発症前におけるLB病変(単独、またはアルツハイマー病病変(Aβおよびタウ)と併存)の影響についてはほとんど知られていない。著者らは、認知的・神経学的に障害のない参加者を対象に、脳脊髄液α-シヌクレインシード増幅アッセイを使用して、LB病変の影響を調べた。Nature Medicine誌オンライン版2023年7月18日号の報告。低リスク患者に対するペニシリンの直接経口チャレンジは安全かつ効果的?
"ペニシリンアレルギー"の患者のうち、本当にアレルギーがあるのは5%未満である。真偽を確かめるための標準治療は、皮膚テスト(プリックテストおよび皮内テスト)とそれに続くペニシリンの経口チャレンジであるが、皮膚テストには課題がある。著者らは、低リスクのペニシリンアレルギー患者を対象に、ペニシリンの直接経口チャレンジと標準治療との多施設国際共同平行二群非劣性非盲検ランダム化化臨床試験を行った。JAMA Internal Medicine誌オンライン版2023年7月17日号の報告。補聴器で、認知機能低下を抑制できるのはどのような集団?
難聴は、高齢者における認知機能低下と認知症発症に関連している。著者らは、聴覚介入によって、難聴のある認知的に健康な高齢者の認知機能低下を抑制できるかどうかを調査するために、3年間にわたる多施設共同ランダム化比較試験を行った。Lancet誌オンライン版2023年7月17日号の報告。※新規会員登録はこちら
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