血液内科 Journal Check Vol.8(2022年6月28日号)
血液内科 Journal Check

血液内科 Journal Check Vol.8(2022年6月28日号)

DLBCLに対するR-CHOP療法、10年後の臨床転帰は

60歳以上のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者を対象にR-CHOP-14療法とR-CHOP-21療法を比較した多施設共同フェーズIIIであるLNH03-6B試験の10年後フォローアップ結果が報告された。その結果はどうだったのか。Blood Advances誌オンライン版2022年6月23日号の報告。

30年間でALLに対するallo-HSCTの治療成績はどう変わったのか

同種造血細胞移植(allo-HSCT)は、成人の急性リンパ性白血病(ALL)に対する有望な治療法である。ここ30年間でその治療成績にどのような変化が見られたのか。Blood Advances誌オンライン版2022年6月23日号の報告。

多発性骨髄腫に対するDARA+CyBorD、3年間のフォローアップ結果

新規および再発の多発性骨髄腫患者に対するダラツムマブ+シクロホスファミド/ボルテゾミブ/デキサメタゾン(DARA+CyBorD)治療の有効性・安全性を評価したLYRA試験の36ヵ月フォローアップ後の最終解析結果が報告された。Leukemia & Lymphoma誌オンライン版2022年6月22日号の報告。

allo-HSCT後の予後予測因子としてのIMACの可能性

京都大学医学部付属病院の濱田 涼太先生らは、筋肉内脂肪含有量(IMAC)は、同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)後の予後指標として有用であり、筋肉の質および量をターゲットとしたリハビリなどのアプローチが予後改善につながる可能性を報告した。Transplantation and Cellular Therapy誌オンライン版2022年6月19日号の報告。

移植患者に対するコロナワクチン3回目接種後の免疫応答

これまで、造血幹細胞移植(HSCT)後の患者におけるSARS-CoV-2に対する3回目のワクチン接種後の免疫反応に関する研究は十分でなかった。本研究では、HSCT患者における3回目ワクチン接種後の細胞性および体液性免疫について調査が行われた。Vaccines誌2022年6月18日号の報告。

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<バックナンバー>

血液内科 Journal Check Vol.7(2022年6月21日号)

再発難治性LBCLのセカンドライン治療におけるliso-celに有用性~TRANSFORM試験中間報告 ≫その他4本

血液内科 Journal Check Vol.6(2022年6月14日号)

再発難治性FL患者におけるAUMA-5試験とSCHOLAR-5試験の比較 ≫その他4本

血液内科 Journal Check Vol.5(2022年6月7日号)

血液悪性腫瘍患者における予防的トラネキサム酸:プラセボ対照RCT ≫その他4本

血液内科 Journal Check Vol.4(2022年6月1日号)

日本人再発難治性LBCLに対するCAR-T細胞療法liso-cel~第II相臨床試験 ≫その他2本

血液内科 Journal Check Vol.3(2022年5月24日号)

再発難治性多発性骨髄腫のサルベージ療法におけるDVdとDRdの比較 ≫その他4本

血液内科 Journal Check Vol.2(2022年5月17日号)

大細胞型B細胞リンパ腫患者におけるCAR-T療法に対するブリッジング療法の影響~メタ解析 ≫その他2本

血液内科 Journal Check Vol.1(2022年5月10日号)

血液悪性腫瘍または造血細胞移植患者におけるCOVID-19管理に関する推奨事項 ≫その他2本

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