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血液内科 Journal Check
血液内科 Journal Check Vol.16(2022年8月23日号)
再発難治性多発性骨髄腫に対するE-Pd療法の全生存期間分析~ランダム化第II相ELOQUENT-3試験
ランダム化第II相ELOQUENT-3試験において、再発難治性多発性骨髄腫に対するエロツズマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン(E-Pd療法)は、Pd療法と比較し、無増悪生存期間(PFS)の有意な改善が認められた。本研究では、E-Pd療法の最終的な全生存期間(OS)の結果が報告された。【Journal of Clinical Oncology誌オンライン版8月12日号の報告】HSCT後に再発した成人AML患者に対する非血縁CBTの有用性~日本造血細胞移植学会成人AMLワーキンググループ
日本造血細胞移植学会 成人急性骨髄性白血病(AML)ワーキンググループは、日本で過去19年間に同種造血幹細胞移植(HSCT)を受けた後に再発した成人AML患者を対象に、非血縁者臍帯血移植(CBT)施行後の生存率およびその他の移植転帰の傾向を評価した。【Transplantation and Cellular Therapy誌オンライン版8月11日号の報告】
再発難治性濾胞性リンパ腫に対するCAR-T細胞療法チサゲンレクルユーセルと通常ケアの有効性比較
ELARA試験において、チサゲンレクルユーセルは再発難治性濾胞性リンパ腫に対する有効なCAR-T細胞療法であることことが報告されている。本研究では、ELARA試験における結果とリアルワールドでの通常ケアとの比較が行われた。【Blood Advances誌オンライン版8月16日号の報告】
ICUでのGVHD予防、シクロスポリン中止の可能性
ICUに入院した同種造血幹細胞移植患者101例を対象にシクロスポリン予防投与中止によるGVHD発生率への影響を評価した。その結果、シクロスポリン中止は、実行可能であり、長期転機に影響を及ぼさないことが示唆された。【Transplantation and Cellular Therapy誌オンライン版8月11日号の報告】
大細胞型B細胞性リンパ腫におけるCAR-T細胞療法の臨床転帰に対するビタミンDの影響
大細胞型B細胞性リンパ腫(LBCL)の予後にビタミンD不足が影響しているといわれているが、CAR-T細胞療法で治療された再発難治性LBCLにおけるビタミンDの影響については、これまでよくわかっていなかった。【Transplantation and Cellular Therapy誌オンライン版8月6日号の報告】
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