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朝食抜きが健康に及ぼす長期的な影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.165(2025年09月06日号)
朝食抜きが健康に及ぼす長期的な影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.165(2025年09月06日号)
朝食抜きが健康に及ぼす長期的な影響は? 朝食抜きは、さまざまな健康への影響が懸念される。本システマティックレビューでは、2010年から2025年までのエビデンスを評価し、66件の研究から、肥満、糖尿病、腸内細菌叢の変化、神経変性疾患、がん、精神疾患、認知機能などとの関連性を評価した。 Minari TP, et al. Nutr Res. 2025 Jul 28. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 食べ物の匂いを長時間嗅いでいると食べる量は減るのか 食物の匂いに対する嗅覚知覚は、食欲を誘発し、食物探索を促進し、食物選択に影響を与えるなど、摂食行動の重要な決定要因です。近年、新たな知見として、食物由来の匂いへの長期的かつ持続的な曝露が摂食を抑制することが示唆された。 Liu Y, et al. Nat Commun. 2025; 16: 7892. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 仕事からの退職後、健康状態は向上するのか低下するのか 多くの先進国において、公的年金の受給年齢が引き上げられており、それにより退職時期が遅くなっている。慶應義塾大学の佐藤 豪竜氏らは、退職と健康および行動との異質な関連性を調査するため、35ヵ国における縦断的研究を実施した。 Sato K, et al. Am J Epidemiol. 2025 Jun 13. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 交代勤務と固定夜勤、健康上のリスクに違いはあるか 健康リスクに関して、固定夜勤とローテーション勤務を直接比較した研究はまれである。固定夜勤では虚血性心疾患、高血圧、2型糖尿病、肥満などの心代謝リスクが高く、ローテーション勤務ではがん関連リスクが高いことが、本研究で示唆された。 Cho HA, et al. J Sleep Res. 2025 Aug 19. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 外科研修医の候補者選抜のためのゲームベース認知能力/性格特性評価 外科研修の候補者選抜において、非技術的な特性の評価は重要である。研修医候補者の認知能力と性格特性を評価するためのゲームベーステストの使用について、その可能性が検証された。 Gazit N, et al. JMIR Med Educ. 2025; 11: e72264. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.164(2025年08月30日号) 日本人におけるCKD進行リスクの高い「5つの職業」が判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.163(2025年08月23日号) スタジオジブリ作品やゼルダの伝説ブレワイが人生の幸福度に及ぼす影響が判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.162(2025年08月16日号) 男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号) 結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号) 幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本
高齢者に多い血小板減少 ― 見逃さないためのポイントと紹介の目安
高齢者に多い血小板減少 ― 見逃さないためのポイントと紹介の目安
【かかりつけ医のための血算の診かた(第1回)】高齢者に多い血小板減少 ― 見逃さないためのポイントと紹介の目安高齢者では、血液検査で偶然「血小板減少」が見つかることが少なくありません。軽度で無症状のこともありますが、重篤な血液疾患や全身疾患のサインである場合もあります。本記事では、クリニックの外来で血小板減少を認めた際に考えるべき代表的な疾患や、紹介を検討すべき状況について整理します。 <監修> プロフィール◆経歴 2003年3月 - 聖マリアンナ医科大学 卒業 2003年4月~2005年3月 - 同愛記念病院 内科 2005年4月~2008年3月 - 静岡がんセンター 血液幹細胞移植科 2008年4月~2009年3月 - 国立国際医療センター 2009年4月~2013年3月 - 東京医科歯科大学大学院 卒業 2013年2月~ - 湘南鎌倉総合病院血液内科 2016年4月~ - 湘南鎌倉総合病院血液内科 血液内科医長 2018年1月~ - 湘南鎌倉総合病院血液内科 血液内科部長 2023年11月~ - 湘南鎌倉総合病院血液内科 血液内科主任部長 ◆資格・所属学会 【所属学会】 - 日本血液学会 - 日本内科学会 - 日本輸血・細胞治療学会 - 日本造血免疫細胞療法学会 - 日本臨床腫瘍学会 【資格】 - 日本血液学会専門医・指導医 - 日本内科学会認定医 - 日本輸血・細胞治療学会認定医 - 日本造血免疫細胞療法学会認定医 - 骨髄移植推進財団 移植調整医師 目次 ① 血小板減少がある代表的な疾患② 紹介が必要となる血小板減少のサイン③ クリニックでの対応の流れ④ 紹介すべきか迷ったら ― 血液内科専門医へのオンラインコンサルト 「血ミル」 ① 血小板減少がある代表的な疾患 骨髄由来の疾患 • 骨髄異形成症候群(MDS):高齢者に最も多い。汎血球減少を伴いやすい。 • 急性白血病:発症は急激。出血傾向や感染症に注意。 • 再生不良性貧血:やや若年者に多いが高齢発症もある。 実は血液疾患!?症状に潜む血液疾患をケースから学ぶ~一般内科編~実は血液疾患!?症状に潜む血液疾患をケースから学ぶ~呼吸器内科編~ 免疫学的要因 • 薬剤性血小板減少症:抗菌薬、抗血小板薬、抗凝固薬など高齢者が使いやすい薬剤に注意。 • 特発性血小板減少性紫斑病(ITP):高齢発症例もあり。2万/µL前後で紫斑や出血傾向を伴う。 • SLEなどの膠原病に伴う二次性ITP(比較的稀だが高齢でも発症あり) 血小板の消費・破壊によるもの • 播種性血管内凝固症候群(DIC):感染症・悪性腫瘍に続発しやすい。 • 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/溶血性尿毒症症候群(HUS):まれだが重症。 その他 • 肝硬変・脾機能亢進:慢性肝疾患の背景に多い。 • 感染症に伴う一過性の血小板減少:敗血症、ウイルス感染(EBウイルス、HIV、COVID-19など) • 悪性腫瘍の骨髄転移 ② 紹介が必要となる血小板減少のサイン  • 血小板数 ③ クリニックでの対応の流れ  • 採血で血小板減少を認めたら → 薬剤歴・肝機能・感染兆候を確認する • 血小板数の傾向を確認 → 重度・急速な低下あれば速やかに血液内科紹介する • 経過観察可能なケース → 膠原病など造血器疾患以外の原因も並行して精査していく ④ 紹介すべきか迷ったら ― 血液内科専門医へのオンラインコンサルト 「血ミル」 血小板減少の背景には、再生不良性貧血や温式自己免疫性溶血性貧血をはじめ、多様な疾患が存在します。血小板数のみならず、白血球や赤血球など血算全体に異常が認められる場合は、より系統的な鑑別が必要です。その際には『ヒポクラ』が提供する 「血ミル」をご活用ください。血液内科専門医がオンラインで無料相談に応じ、日常診療での判断をサポートします。血算値の解釈や対応に迷うケースがあれば、ぜひご相談ください。 今すぐ会員登録して相談 ※ヒポクラは医師限定サービスです。一般の方のご利用はできません。
日本人におけるCKD進行リスクの高い「5つの職業」が判明 他4本≫ Journal Check Vol.164(2025年08月30日号)
日本人におけるCKD進行リスクの高い「5つの職業」が判明 他4本≫ Journal Check Vol.164(2025年08月30日号)
日本人におけるCKD進行リスクの高い「5つの職業」が判明 CKDの原因は依然として不明である。最近、社会経済的ステータスがCKD進行リスクに及ぼす影響が注目されている。同志社女子大学の髙田 大輔氏らは、18種類の職業分類におけるCKD進行リスクを比較した。その結果、eGFRの低下と関連する「5つの職業」が特定された。 Takada D, et al. J Occup Health. 2025 Aug 19. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む どんな服装が患者に好まれるのか? さまざまな医療現場や専門分野における医師と患者との関係への影響に焦点を当て、医師の服装に対する患者の認識を分析するため、システマティックレビューが実施された。白衣、スクラブ、カジュアル、フォーマル、患者に好まれる服装とは? Kim J, et al. BMJ Open. 2025; 15: e100824. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む コーヒーが健康や幸福に及ぼす多面的な影響 コーヒーは、世界で最も広く消費されている飲料の一つであり、米国人の60%以上が毎日飲んでいるといわれている。本レビューでは、数十年にわたる研究に基づき、コーヒーが健康や幸福に及ぼす多面的な影響が検証された。 Emadi RC, et al. Nutrients. 2025; 17: 2558. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日米における価値観と生活満足度との関係 幸福に不可欠な価値観は個人や文化によって異なることが示されてる。NTTコミュニケーション科学基礎研究所の村田 藍子氏らは、日米の価値観のバランスと生活満足度およびレジリエンスとの関係を調査した。その結果、日米ともに価値観の多様性が高い人ほどレジリエンスが高いことがわかった。一方、日本人の生活満足度の高さは、米国人と異なり、個人外の価値観を重視することと関連していることが示唆された。 Murata A, et al. Front Psychol. 2025; 16: 1606618. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 女性のダイエットに有効な食事介入とトレーニングの組み合わせは レジスタンストレーニングを行なっている18〜30歳の肥満女性における時間制限食と高タンパク質摂取が内臓脂肪組織、皮下脂肪組織、レプチン、グレリンのレベルに及ぼす影響を調査するため、ランダム化比較試験を実施した。 Bagherpour F, et al. Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2025 Aug 11. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.163(2025年08月23日号) スタジオジブリ作品やゼルダの伝説ブレワイが人生の幸福度に及ぼす影響が判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.162(2025年08月16日号) 男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号) 結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号) 幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本
スタジオジブリ作品やゼルダの伝説ブレワイが人生の幸福度に及ぼす影響が判明 他4本≫ Journal Check Vol.163(2025年08月23日号)
スタジオジブリ作品やゼルダの伝説ブレワイが人生の幸福度に及ぼす影響が判明 他4本≫ Journal Check Vol.163(2025年08月23日号)
スタジオジブリ作品やゼルダの伝説ブレワイが人生の幸福度に及ぼす影響が判明 オープンワールドゲームやスタジオジブリ作品などの芸術作品や娯楽作品に親しむことは、単なる娯楽以上の意味を持つことがある。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などのオープンワールド ゲームをプレーすることや宮崎駿監督の『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』などのスタジオジブリ作品を鑑賞することは、人生における幸福度にどのような影響を及ぼすのか。 Arigayota A, et al. JMIR Serious Games. 2025; 13: e76522. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 朝コーヒーを飲むとポジティブになる? カフェイン飲料は、どの程度ポジティブ/ネガティブな感情と関連しているのか?カフェイン摂取とその影響との関係は、一日を通して変化するか?カフェイン感受性のレベルの違いは、抑うつ・不安症状、睡眠の質、カフェイン依存、離脱症状などに影響するか?疲労レベルと環境要因は、カフェイン摂取と感情との関係をどの程度調整するか?が検証された。 Hachenberger J, et al. Sci Rep. 2025; 15: 28536. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 睡眠障害は認知症の修正可能なリスク因子なのか 睡眠障害と軽度認知障害や認知症との間に関連性があることが示されている。このような状況を踏まえ、大規模研究において睡眠障害が認知機能低下の修正可能なリスク因子であるかを明らかにするため、本システマティックレビューが実施された。 Bergamo G, et al. Sleep Breath. 2025; 29: 269. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本人小児の虫歯と関連する要因は 世界中で就学前児童の約半数が虫歯に罹患していると推定されており、学齢期の学力低下や成人期の健康状態の悪化と関連しているといわれている。そのため、虫歯予防は重要な課題である。東北大学の三浦 雄一郎氏らは、日本人の4歳児における早期小児虫歯と関連する因子を明らかにするため、本研究を行なった。 Miura Y, et al. BMC Pediatr. 2025; 25: 613. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本の糞線虫症診療、診断遅延と予後との関連性 寄生虫感染症である糞線虫症患者の予後および診断遅延に関連する因子は、依然として十分に解明されていない。琉球大学の有馬 聖志朗氏らは、糞線虫症患者における診断遅延、予後、および好酸球増多症との関係を調査した。 Arima S, et al. PLoS Negl Trop Dis. 2025; 19: e0013380. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.162(2025年08月16日号) 男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号) 結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号) 幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本
男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 他4本≫ Journal Check Vol.162(2025年08月16日号)
男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 他4本≫ Journal Check Vol.162(2025年08月16日号)
男性の生殖能力は携帯電話/ノートPCの普及で低下したのか 数十年にわたり、男性の生殖能力は低下しており、精液検査パラメータの全体的な悪化が認められる。男性の生殖能力に影響を及ぼす可能性のある電磁放射線と熱の発生源の1つとして、携帯電話やノートパソコンの影響についての研究が行われている。 Kavoussi PK, et al. Arab J Urol. 2024; 23: 177-182. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む アスリートにとって最も効果的なサプリメントは? アスリートの特殊な栄養要件を満たす上でサプリメントが不可欠なものとなっている。どの製品が最も大きな効果をもたらすのか?タンパク質、クレアチン、β-アラニン、HMB、ビタミンD、カフェインなど、アスリートにとって最も効果的なサプリメントを特定するため、システマティックレビューおよびネットワークメタ解析が実施された。 Deng B, et al. Front Nutr. 2025; 12: 1636970. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日焼け止めUVフィルターの内分泌や生殖健康への影響 日焼け止めに広く使用されているUVフィルターは、有害な紫外線から身を守るために不可欠である。しかし、潜在的な内分泌攪乱作用、環境残留性、生体蓄積性に関する懸念が高まっている。本レビューでは、BP-3、BP-2、4-OHBPなどのベンゾフェノン誘導体に焦点を当て、有機UVフィルターの内分泌、生殖、発達への影響が評価された。 Jaskulak M, et al. Curr Environ Health Rep. 2025; 12: 28. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む キノコがアルツハイマー病予防に有効? 食用/薬用のキノコは、多糖類、タンパク質、ステロール、テルペノイドなど、数多くの生理活性化合物を生産するため、安全で効果的な神経保護剤となり、アルツハイマー病患者にとって有望な治療法となる可能性が示唆されている。 Galic M, et al. Int J Med Mushrooms. 2025; 27: 7-19. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 延命処置や終末期医療、多くの医師はどう考えているのか? 5ヵ国、1,157人の一般開業医、緩和ケア医、その他の専門医を対象に調査した結果、医師の多くは、終末期における症状の緩和を強化し、延命処置を避けることを好んでいることが明らかとなった。また、進行がんやアルツハイマー病の場合、半数以上の医師が幇助による安楽死を希望していることもわかった。 Mroz S, et al. J Med Ethics. 2025 Jun 10. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号) 結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号) 幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本
結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本≫ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号)
結局、1日何歩あるくべきなのか? 他4本≫ Journal Check Vol.161(2025年08月09日号)
結局、1日何歩あるくべきなのか? 本研究では、1日当たりの歩数と、全死亡率、心血管疾患、がん、2型糖尿病、認知機能アウトカム、メンタルヘルスアウトカム、身体機能、転倒などの健康アウトカムとの間の前向きな用量反応関係が統合的に検討された。 Ding D, et al. Lancet Public Health. 2025; 10: e668-e681. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 鳥インフルエンザのヒトへの感染状況〜1年間の米国調査 米国における高病原性鳥インフルエンザAのヒト症例は、2024年3月〜2024年10月で46件、2024年11月〜2025年5月でさらに24件が報告されている。これら70例の分析結果が発表された。 Rolfes MA, et al. Nat Med. 2025 Jul 25. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 声で軽度認知障害の早期発見は可能か 国立循環器病研究センターの清重 映里氏らは、日本の地域住民における非構造化会話の音声データからAIが生成した音声バイオマーカーを用いて認知機能障害を検出する予測モデルを開発し、その検証を行った。Kiyoshige E, et al. Lancet Reg Health West Pac. 2025; 59: 101598. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ゴルフ場の近くに住んでいる人はパーキンソン病リスクが高い ゴルフ場からの農薬曝露は、パーキンソン病リスクにどのような影響を及ぼすのか?ゴルフ場からの距離とパーキンソン病リスクとの関連を評価し、地下水の脆弱性と井戸の位置に関する情報を使用して、潜在的な暴露経路としての飲料水汚染状況が調査された。 Krzyzanowski B, et al. JAMA Netw Open. 2025; 8: e259198. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本におけるVisual snow症候群と片頭痛との関連 Visual snow症候群は、視界に砂嵐、霧雨、ノイズなどが恒常的に見える疾患である。静岡・三島総合病院の鈴木 幸久氏らは、Visual snow症候群と片頭痛および不同視との関連性を調査した。 Suzuki Y, et al. Cephalalgia. 2025; 45: 3331024251360337. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号) 幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.149(2025年05月17日号) 運動やカフェイン摂取が老化に及ぼす影響は? 他4本
幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本≫ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号)
幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 他4本≫ Journal Check Vol.160(2025年08月02日号)
幼少期の運動は寿命を伸ばすか? 身体活動が健康に有益であることはよく知られているが、幼少期の定期的な運動がその後の健康と寿命に及ぼす影響については、十分に解明されていなかった。今回、マウスの実験において、健康寿命の有意な改善が確認された。 Feng M, et al. Nat Commun. 2025; 16: 6328. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 注意力低下と血中リコピン濃度の低さが関連 血中カロテンは、認知症の予防に寄与する可能性があるものの、認知症発症前の早期認知機能低下に関するエビデンスは不足している。藤田医科大学の奥深山 寛氏らは、日本人における血中カロテン濃度と認知機能の軌跡と関連を評価した。 Okumiyama H, et al. Environ Health Prev Med. 2025; 30: 58. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本の臓器提供システムの真の障壁は 日本の臓器提供率は先進国の中でも依然として最低水準にあり、移植待機患者のうち、年間わずか4%しか臓器提供を受けられていない。これには、文化的な背景も影響しているが、真の障壁は何なのか?湘南鎌倉総合病院の大久保 恵太氏らが現状を報告した。 Okubo K, et al. Am J Transplant. 2025 Jul 16. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本における希少小児疾患に対する医薬品開発の課題 日本は高度な医療制度を有しているにもかかわらず、希少小児疾患におけるドラッグラグは依然として大きな課題である。防衛医科大学の井上 翔太氏らは、高リスク神経芽腫治療薬であるイソトレチノインを事例として、この問題を検証した。 Inoue S, et al. Invest New Drugs. 2025 Jul 22. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 看護師の限られたリソースを最適化する方法 病院環境において看護師のリソースは限られている。何十年もの間、入院患者の看護は、ほぼ同様の方法で全身状態評価が行われている。米国・メイヨークリニックにおいて、全身状態評価を1日2回から1回に減らすことが、ケアの質やスタッフの満足度に及ぼす影響について評価された。 Chambers SP, et al. Am J Nurs. 2025; 125: 50-54. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号) 仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.149(2025年05月17日号) 運動やカフェイン摂取が老化に及ぼす影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.148(2025年05月10日号) チーズの肥満予防効果は他の乳製品と異なる 他4本
仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本≫ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号)
仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 他4本≫ Journal Check Vol.159(2025年07月26日号)
仕事中にちょっとお茶を飲むだけでパフォーマンスが向上 産業医科大学の黒坂 知絵氏らは、緑茶が課題遂行能力、精神的疲労、作業負荷、フロー体験に及ぼす影響について検討した。その結果、低用量の緑茶を習慣的に摂取すると、日常タスクでタスクエンゲージメントとフロー体験が向上する可能性があると報告した。 Kurosaka C, et al. PLoS One. 2025; 20: e0328394. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 乳脂肪球膜+パワートレーニングで身体能力はアップするか 乳中に分散したトリグリセリドの球状構造を覆う膜である乳脂肪球膜と軽い有酸素運動を組み合わせることで、高齢者の敏捷性が向上することが示唆されていた。本研究では、健康成人を対象に4週間乳脂肪球膜を摂取し、パワートレーニングを行うことで瞬発力が向上するかが検討された。 Nakayama K, et al. J Int Soc Sports Nutr. 2025; 22: 2535372. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 夢に意味を見出そうとすることは睡眠障害の予測因子? 日本語版の夢に対する態度を評価する尺度を作成し、日本人における夢に対する態度と関連する要因を調査したところ、夢に意味を見出そうとすることは、睡眠の質の低下やQOL低下と関連している可能性が示唆された。さらに、加齢とともに夢への関心が徐々に低下する傾向が明らかとなった。 Okuyama S, et al. PLoS One. 2025; 20: e0326732. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 遠隔医療サービスの利用に影響を及ぼす要因は 患者の信頼、健康の社会的決定要因、健康に対する自己効力感が遠隔医療の利用に及ぼす直接的な影響および健康情報の検索に対する信頼、患者中心のコミュニケーション、健康リテラシーの障壁が信頼を通じて遠隔医療の利用に及ぼす間接的な影響が調査された。 Qu J. J Med Internet Res. 2025: 27: e63295. ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 医療におけるチームワークを向上させる新たなアプローチ より良い医療サービスの提供にチームワークは欠かせない。メンバーとの話し合いの促進、障壁改善のための行動計画の実行により患者からの評価は向上するのか? Collura CA, et al. BMJ Lead. 2025 Jul 10. [Epub ahead of print] ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号) 逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.149(2025年05月17日号) 運動やカフェイン摂取が老化に及ぼす影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.148(2025年05月10日号) チーズの肥満予防効果は他の乳製品と異なる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.147(2025年05月03日号) オーガズムの一貫性と関連する症状が判明 他4本
「なぜ」を問い続ける医療を ― CAR-Tの現在地と次の一手《血液内科Pro エキスパートインタビュー》
「なぜ」を問い続ける医療を ― CAR-Tの現在地と次の一手《血液内科Pro エキスパートインタビュー》
大阪大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科では、堅固な臨床基盤と人材育成を重視し、現時点で提供可能な最良の血液疾患治療を追求するとともに、CAR-T細胞療法をはじめとした細胞・遺伝子治療の実施拠点としての機能強化を進めています。 同大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学 教授の保仙直毅先生に、臨床と研究の両輪で牽引される診療のあり方と、CAR-Tの現在地・未来について伺いました。 CAR-T細胞療法の現在地 ― CAR-T細胞療法は、血液内科の現場でどのように受け止められているのでしょうか?  CAR-Tは、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫といった一部の血液がんにおいて、すでに一般的な治療の選択肢として受け入れられています。臨床現場にいる血液内科医にとっては、“特別な治療”ではなくなってきた印象がありますね。 ただ、日本で承認されたのは2019年と、まだ5年しか経っていません。そのため、実際には治療の適応が限られており、急性骨髄性白血病(AML)やT細胞性の疾患など、未だ対象とならない疾患も多いのが現状です。世界中で、より多くの患者さんに届けられるよう、新たなCAR-Tの開発が進められています。 CAR-NK細胞の可能性と、未来の治療オプション ― 次世代の細胞療法としてCAR-NK細胞にも注目が集まっていますが、現状はいかがでしょうか?  CAR-NK細胞については、アメリカのMDアンダーソンや日本の研究グループでも開発が進んでいます。臨床試験で有効性が示されつつある段階ですが、CAR-T細胞に完全に置き換わるような治療には、まだなっていません。 ただ、他人の細胞やiPS細胞を用いる“オフ・ザ・シェルフ”の考え方は非常に魅力的です。製造コストやスピードの課題を解決できる可能性がありますので、今後に大いに期待しています。 ― 先生ご自身も研究に関わられているのですか?  はい、私自身もCAR-T細胞やCAR-NK細胞に関する研究に携わっています。どの技術が将来的に主流になるかはまだ分かりませんが、選択肢を広げていくことが重要だと考えています。 「なぜ治らないのか」を出発点に ~臨床医の研究視点~ ― 研究者として、臨床医であることの強みはどこにあるとお考えですか?  臨床現場にいると、“なぜこの患者さんは治らないのか”という問いに常に直面します。この“なぜ”が、研究の出発点になります。 私たちは、臨床での気づきや違和感を実感として持っています。それを研究に還元できるのが、臨床医の強みです。単に文献で読んだデータではなく、自分の手で見て、触れている実感から出てくる研究テーマには、リアリティがあります。 ― 現場での問いを、研究という形で未来につなげるのですね。  はい。そしてもう一つ大切なのは、日本発の医療技術を育てていくことです。海外の技術を使い続けるだけでなく、私たち自身が手を動かし、臨床の現場から新しい治療を生み出す必要があります。 エビデンスと経験 ~医学と医療のギャップ~ ― 新しい治療法を導入する際、どのように判断されているのでしょうか?  やはり、臨床試験でしっかりとしたエビデンスがあることは大前提になります。ただし、実際の医療現場では、教科書通りにいかないケースも多いです。患者さん一人ひとりの状態は異なりますから、医学と医療の間にはいつもギャップがあります。 エビデンスだけに頼るのではなく、自分や周囲の経験、患者さんの背景まで含めて判断する必要があります。血液内科プロのようなコミュニティで、他の先生方の経験や考えを共有する場は非常に有意義だと感じています。 未来を担う血液内科医に向けて ~問いを持つ習慣を忘れないでほしい~ ― 若い先生方や学生に向けて、何かメッセージはありますか?  一番伝えたいのは、“なぜ”を問い続ける習慣を持ってほしいということです。薬が効く理由、副作用が出る理由、患者さんがよくならない理由……すべてに“なぜ”を考えることが内科医の基本だと思っています。 岸本忠三先生が書かれた本のタイトルに、『なぜかと問いかける内科学』というものがあります。それを実践していきたいと思います。 ― 研究の道に進みたいと思っている若手医師に、何かアドバイスはありますか?  もしやりたいことがあるのなら、さっさとやってください。『時間がない』『お金がない』『タイミングが悪い』といった理由で、結局やらない人が多いですが、行動することでしか世界は変わりません。 大学院への進学や海外留学も、今は以前に比べてずっとハードルが下がっています。病院の中や日本の中だけで完結しない視点を、ぜひ持ってほしいですね。
逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本≫ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号)
逆に有害となるランニング距離が判明! 他4本≫ Journal Check Vol.158(2025年07月19日号)
逆に有害となるランニング距離が判明! ランニングの人気は高まっており、世界中の多くの人々が実践している運動である。しかし、走り過ぎは傷害発生のリスク因子であるとも考えられる。では、どのぐらいの距離が適切なのか?5千人以上のデータより適切なランニング距離の検討が行われた。British Journal of Sports Medicine誌オンライン版2025年7月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 座ったままの生活は喘息のリスク因子 これまでの研究において、運動とアレルギー性鼻炎/喘息との関連が議論の的となっていた。英国バイオバンクの大規模データを分析した結果、座位行動と喘息との関連が認められた一方で、運動行動とアレルギー性鼻炎には有意な関連が認められないことが明らかとなった。BMC Pulmonary Medicine誌2025年7月3日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 愛情表現が豊富な人ほど愛されていると感じている 恋愛、友情、家族の絆、愛は私たちの日常生活に深く関わっている。日常生活の中でより多くの愛情を表現する人は、より多くの愛を受け取り、強い愛情を育むことができる可能性が示された。PloS One誌2025年7月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ほうれい線のシワ取り、新規ヒアルロン酸の有効性は 美容にヒアルロン酸が用いられるようになり、さまざまな製品が開発されている。新たに開発されたヒアルロン酸の有効性および安全性を評価するため、既存製品と比較した非劣性試験が行われた。Journal of Cosmetic Dermatology誌2025年7月号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 心身ともに活動的なライフスタイルは脳の若返りを促す 生涯を通じた高レベルの精神的刺激、心血管の低リスク、活発な身体活動/フィットネスを組み合わせたライフスタイルは、予想していた以上に脳年齢の若さや認知年齢と関連していることが報告された。GeroScience誌オンライン版2025年7月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号) 生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.149(2025年05月17日号) 運動やカフェイン摂取が老化に及ぼす影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.148(2025年05月10日号) チーズの肥満予防効果は他の乳製品と異なる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.147(2025年05月03日号) オーガズムの一貫性と関連する症状が判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.146(2025年04月26日号) カフェイン補給で筋トレ効果がアップするは本当か? 他4本
生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本≫ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号)
生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 他4本≫ Journal Check Vol.157(2025年07月12日号)
生殖能力低下のメカニズム、パートナーとの年齢差がポイント? 配偶者選択理論では、若い女性と高齢の男性による非対称交配が閉経に影響し、不妊変異の蓄積や高齢女性における閉経促進につながると考えられている。ショウジョウバエを用いた70世代にわたる非対称交配の結果、雌雄ともに年長の異性と交配した場合、高齢期において生殖能力の低下が示された。PloS One誌2025年7月3日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 料理スキルの高い人は食料不安を感じにくい 調理の技術は、食料入手可能性、安定性などを包括する食料安全保障において重要な役割を果たす。卵料理レシピ数が5個以下の人と比較し、6〜10個の人は食料不安を経験する可能性が8.4ポイント低く、10個以上の人では30.5ポイント低下することが示唆された。PloS One誌2025年6月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む カフェインの相反する作用、パフォーマンス向上と睡眠の質を両立するには カフェイン摂取によりスポーツパフォーマンスを向上させるベネフィットと、睡眠の質を確保するためにカフェインを避けることのジレンマを解決するための方法はあるのか?Sports Medicine誌オンライン版2025年6月27日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 手術室での騒音は患者やスタッフにどのような影響を及ぼすのか 手術室の高い騒音レベルは、患者の術後感染症リスクや不安、スタッフの疲労、頭痛、コルチゾール分泌増加に影響していることが明らかとなった。Noise & Health誌2025年5-6月号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本の外科研修医の満足度の違いは?大学病院vs.地方病院vs.ハイブリッド 日本の外科研修プログラムにおける、受け入れ施設の種類の違いと問題点についての調査が行われた。研修医の満足度や労働条件の違いとは?Surgery Today誌オンライン版2025年6月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ヒポクラへ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.156(2025年07月05日号) 人間の脳の大きさはなぜ進化したのか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.155(2025年06月28日号) 日本におけるH.pylori未感染者、2000年以降出生者は95%超 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.154(2025年06月21日号) 子育て中の日本人女性のQOL、通常ケアで改善困難なレベルまで低下 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.153(2025年06月14日号) 朝と夜の運動、その効果の違いが判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.152(2025年06月07日号) 体脂肪減少に最も効果的なトレーニングは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.151(2025年05月31日号) マッスルクロックの乱れが筋トレ効果を低下させる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.150(2025年05月24日号) カフェインとビーツジュースで筋トレ効果は増強する? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.149(2025年05月17日号) 運動やカフェイン摂取が老化に及ぼす影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.148(2025年05月10日号) チーズの肥満予防効果は他の乳製品と異なる 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.147(2025年05月03日号) オーガズムの一貫性と関連する症状が判明 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.146(2025年04月26日号) カフェイン補給で筋トレ効果がアップするは本当か? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.145(2025年04月19日号) ストレスと疲労を軽減すれば勃起機能が改善する? 他4本
治癒を見据えた免疫療法の時代へ―“最先端”を日常にするための挑戦《血液内科Pro エキスパートインタビュー》
治癒を見据えた免疫療法の時代へ―“最先端”を日常にするための挑戦《血液内科Pro エキスパートインタビュー》
東海大学附属病院では、神奈川県央・湘南地区から静岡東部までと、首都圏の大学病院の中でも群を抜いて広い医療圏をカバーし、地域の血液疾患の患者さんの診断から、治験・造血幹細胞移植・CAR-Tを含めた治療まで一貫して行っています。同大学医学部血液・腫瘍内科学准教授の鈴木利貴央先生に、広域医療圏で最先端を担うお立場から、免疫細胞療法の現在地と未来について伺いました。 “最先端”を日常にするために~CAR-T運用を支える現場の経験~ ― 2023 年から開始されたCAR-Tを、どのように導入・組織化されてきたか教えてください。  組織化にあたっては、同種移植に経験が豊富にあった輸血室の協力を得られたことから、アベクマの治験を通して、経験数を増やすことができたことが大きいです。 最初は苦労した点が多く、輸血室の中で、ベテランのスタッフだけでなく、複数人のスタッフで安定して運用していくためにはどうしたらよいか、特に技術・知見の蓄積が課題でした。例えば、アメリカ規格のバッグへの対応や点滴のスムーズな実施等、様々な問題などがありました。 さらに、病棟側ではCRSやICANSなど、CAR-T特有の有害事象への対応も課題でした。初期は情報が限られ、対応の指針が乏しかったため、コメディカルのスタッフに対して今起こっている事象について言語化し、対応方法やマネジメントの整備を進めました。 こうした多職種の協働により、導入から2年経過したところで、マネジメントできる体制が整ってきています。 ― 症例選びについてはいかがですか?  導入初期は、前治療が奏功せず、全身状態が悪い患者さんが多かったので、有害事象の発症も多く、マネジメントに苦労した時期が続きました。しかし最近では、より早い治療ラインからCAR-Tを適応できるようになってきたため、有害事象のマネジメントで苦労する経験も減ってきたと感じています。 より早い段階、より最適なタイミングで、候補者を紹介いただけるような関係構築を施設間で進めています。 経験を“地域の力”に~信頼から広がる連携、つながる治療~ ― 多施設連携や地域包括医療の実現に向けて、大切にされていることを教えてください。  CAR-Tの提供体制をつくるうえで、信頼関係の構築が一番大切です。紹介元や周辺医療機関との情報共有では、電話やメールを柔軟に使い分け、紹介時の診療情報は可能な限りタイムラグなく共有できるよう工夫しています。最近では県内だけでなく、フォロー体制を考慮しながら県外からの患者さんも受け入れています。 また、大学関連施設とは年2回の合同カンファレンス、骨髄腫関連施設とは定期的な研究会で交流し、顔の見える関係性をつくり、個別の相談にも応じるなど、日常的なやりとりの中で信頼関係を構築しています。 ― 地域の中で知見がつながった事例はありますか?  治験や先進治療で得られた経験は、問い合わせを受けた際などに、お答えするようにしています。導入を検討している他院にご紹介することで、安心して治療に臨めるようにしたいと思います。 治癒を見据えた免疫療法の時代へ ― 最後に、「今後の実臨床において実現したいこと」や「患者さんに届けたい医療のかたち」があればお聞かせください。  免疫療法をより早い段階で治療に組み込むことで、疾患を治癒できる可能性が高まり、患者にとって大きなメリットになると考えています。免疫療法の欠点として、投与量に制限があるため、既存の骨髄腫治療薬と併用し、より早い段階で免疫療法を行うことで治癒を目指すことが重要になると思います。 骨髄腫などの血液疾患が不治の病と言われていた時代から、一部の免疫療法で治癒が期待できる時代になりました。診断時に絶望する患者に対し、有効な治療法があることを伝え、治療を頑張れるような治療薬が増えることを願っています。
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