ライブラリー ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号)
免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか?
特定の腸内細菌叢は、がんにおける免疫チェックポイント阻害剤(ICI)に対する反応を増強するが、食事や地域性の影響については、十分に研究されていない。著者らは、オーストラリア、オランダ、アメリカでICIを投与した黒色腫患者の、腸(糞便)微生物叢の特徴と食事パターンについて前向きに観察研究を行い、奏功率や副作用との関連性を分析した。Nature Medicine誌2022年9月22日号オンライン版の報告。
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糖尿病患者に、メトホルミンと何を併用処方すれば良いか:血糖値編
2型糖尿病患者において、目標HbA1c値維持のためにどの血糖降下薬をメトホルミンと併用すべきか、よくわかっていない。そこで、10年未満の間メトホルミンによる治療を受けHbA1c値が6.8~8.5%の2型糖尿病患者5,047名を対象に、①持効型のインスリングラルギン、②SU薬のグリメピリド、③GLP-1受容体作動薬のリラグルチド、④DPP-4阻害薬のシタグリプチン、の4群間で有効性について比較検討された。The New England Journal of Medicine誌2022年9月22日号の報告。
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スピロノラクトンは、アルコール使用障害(AUD)の新たな治療選択肢となるか?
非選択的ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬であるスピロノラクトンは、アルコール摂取を調節することが示唆されており、アルコール使用障害(AUD)に対する新しい薬物療法となる可能性がある。本研究では、マウス・ラットモデルに対するスピロノラクトンの効果検証を行い、また、米国最大の統合医療システムにおける薬剤疫学的コホート研究において、スピロノラクトンとアルコール摂取量の関連性が調査された。Molecular Psychiatry誌オンライン版2022年9月20日号の報告。
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高血圧の診断に推奨される血圧カットポイントの違い:米国と欧州のガイドライン比較
2017年の米国心臓病学会/米国心臓協会、および2018年の欧州心臓病学会/欧州高血圧学会による「高血圧/高血圧の管理に関する臨床診療ガイドライン」は、影響力のある文書である。2つのガイドライン間では、「高血圧の診断に推奨される血圧カットポイント」や「治療のタイミングと強度」にも違いがある。今後、2つのガイドラインの一致度が高まり、世界中で高血圧の予防、認識、治療、管理の改善につながることが期待される。Journal of the American College of Cardiology誌2022年9月20日号の報告。
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脳のインスリン感受性は高められるか?
脳のインスリン抵抗性は,体重や体脂肪に悪影響を与える可能性がある。ヒトにおいて脳のインスリン感受性は回復可能なのか、どのように回復させることができるかは、ほとんど知られていない。座りがちな過体重および肥満の成人を対象に、8週間の指導付き有酸素運動トレーニング介入が行われ、その効果が評価された。JCI Insight誌2022年9月22日号の報告。
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ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号)
糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号)
老化をあざむく方法は? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号)
座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号)
乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号)
運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号)
6〜11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号)
SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本