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Journal Check
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号)
リバウンド予防に効果的な食事とは?
食事制限は、肥満の有無にかかわらず、脂肪量や体重を減らすために広く行われている。しかし、リバウンドは依然として大きな課題であり、そのメカニズムはほとんど解明されていない。我々は、さまざまな種類のダイエット後の再摂取がマウスの急速な脂肪蓄積を誘発すること、腸の脂質吸収促進がダイエット後の脂肪量の増加に寄与することなどを明らかにし、それらを予防するためにはどんな食事が適しているのかを検証した。Nature Metabolism誌2022年12月1日号オンライン版の報告。アルツハイマー病の期待の新薬Lecanemab 第3相試験の結果は?
可溶性および不溶性の凝集アミロイドベータ(Aβ)の蓄積は、アルツハイマー病を発症または増悪する可能性がある。抗Aβプロトフィブリル抗体であるLecanemabについて、50〜90歳の脳内アミロイド病理が確認された早期アルツハイマー病患者1,795人を対象とした、18か月間の多施設共同二重盲検第3相試験の結果が報告された。The New England Journal of Medicine誌2022年11月29日号オンライン版の報告。左右対称の顔を取り戻すために有効な手段は?
米国小児科学会が「Back to Sleep(仰向け寝に戻そう)」キャンペーンを始めてから、「斜頭症」が増えたと言われている。我々は、非骨癒合性斜頭症(NSP)の乳児の頭蓋の非対称性を軽減するためのオステオパシー手技療法(OMTh)とライトタッチ療法(LTT)の有効性を比較することを目的としたRCTを実施した。American Journal of Perinatology誌2022年11月30日号オンライン版の報告。進行したCKDにも、レニン-アンギオテンシン系の阻害が腎保護に繋がるか?
ACE阻害薬やARBを含むレニン-アンギオテンシン系(RAS)阻害薬は、軽度または中等度の慢性腎疾患の進行を遅らせるが、一方で、進行したCKD患者におけるRAS 阻害薬の中止が、eGFRの増加、またはその低下を遅らせる可能性も示唆されている。我々は、eGFRが30ml/分/1.73㎡未満の進行性CKD患者を対象に、RAS阻害薬の継続有無のいずれかにランダムに割り当て、多施設共同非盲検試験を行った。The New England Journal of Medicine誌2022年12月1日号の報告。低炭水化物ダイエットは、男性ホルモンを減少させてしまう?
低炭水化物ダイエットは内分泌に影響を与える可能性があるが、個々の研究結果には矛盾がある。著者らは、低炭水化物、あるいは高炭水化物ダイエットが、男性のテストステロンとコルチゾールに対しどのような影響があるのかについて、系統的レビューとメタ分析を行った。Nutrition and Health誌2022年12月号の報告。※新規会員登録はこちら
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