ライブラリー ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号)
リバウンドには抗えないのか…?
げっ歯類では、食事摂取後の脳への栄養信号が摂食行動を調節し、この信号に対する反応障害は病的な摂食行動や肥満と関連している。著者らは、ヒトにおける食事摂取後の栄養信号に対する反応が、健康体重成人、肥満成人、そして食事療法による10%減量後の肥満成人のそれぞれでどのように異なるか、単盲検ランダム化クロスオーバー試験を実施した。Nature Metabolism誌オンライン版2023年6月12日号の報告。
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子宮内膜症が抗生剤で治療できる!?
逆行性月経は、子宮内膜症の原因として広く知られてるが、逆行性月経を経験するすべての女性が子宮内膜症を発症するわけではなく、これらの観察に基づくメカニズムは解明されていなかった。著者らは、子宮内膜症病変の形成に対するフソバクテリウムの関与を発見した。Science Translational Medicine誌2023年6月14日号の報告。
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認知機能向上に、DHAとカカオポリフェノールの相乗効果はあるのか?
オメガ3脂肪酸(EPAおよびDHA)とカカオポリフェノールは、それぞれが健康な人と記憶障害のある人の両方の認知能力を改善するという報告があるが、複合効果は不明である。著者らは、DHAが豊富な魚油(1.1g/日のDHAと0.4g/日のEPA)とポリフェノールが豊富なダークチョコレート(500mg/日のフラバン-3-オール)の摂取について、ランダム化プラセボ対照比較試験を実施した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年6月12日号の報告。
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敗血症の重症成人に対する最適な輸液療法は?
集中治療室に入院する患者の約20%~30%が敗血症である。輸液療法は通常救急科で開始されるが、集中治療室での輸液は敗血症の治療に不可欠な要素である。著者らは、敗血症の各段階で投与すべき輸液について最新のエビデンスをまとめた(レビュー)。JAMA誌2023年6月13日号の報告。
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ビタミンCやカロテノイド摂取が子癇前症のリスクを低下させる?
果物や野菜を多く含む食事は子癇前症のリスク低下と関連しているが、この根底にある経路は不明である。著者らは、子癇前症のリスク低下が、ビタミンCとカロテノイドの多量摂取によるものであるという仮説を立て、妊婦7,572人を対象にその効果を評価した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年6月13日号の報告。
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