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循環器内科向けの投稿をまとめてチェック!症例図鑑
循環器内科向けの投稿をまとめてチェック!症例図鑑
循環器内科科宛に寄せられた投稿をまとめました。循環器内科で気になる症例を見てみてください。(2023年1月〜2024年1月末) ▼不整脈に関する投稿▼虚血に関する投稿▼薬剤コントロールに関する投稿▼その他の循環器内科に関する投稿 不整脈に関する投稿心電図①https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=4OIgEjGuez心電図②https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=7xbYtCQKmb巨大陰性T波の診断基準についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=rvzGNroXG8PR短縮https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=YGhV1oGwCn心電図、陰性T波のみhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=KoXECYN3Xj虚血に関する投稿整形外科術前CTで末梢枝PEを認めた場合の対応について。https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=EOdgr7BzHbワーファリンのNOACスイッチングhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=tg9HCH0O8i特養の嘱託産業医をしています。https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=ydKZehxkDD薬剤コントロールに関する投稿両下腿浮腫でDダイマーの上昇がありますhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=ER61JbdbDu心不全の目標血圧https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=iVHbNFFG9v寝たきり中枢型DVTのリスクhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=cU2Q3Nh188カルシウム拮抗薬で薬疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=DcPy0j6te4高血圧と起立性低血圧の合併https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=FyFhCn6wbd内出血痕の原因についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=FMSm7B7Mm0その他の循環器内科に関する投稿心筋炎でしょうかhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=OAtdgQWGkR下肢静脈瘤の術後についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=SMeSjg3XeJ ▲不整脈に関する投稿▲虚血に関する投稿▲薬剤コントロールに関する投稿▲その他の循環器内科に関する投稿 ヒポクラ知見共有へ
U45がん治療研究者が集結、がん関連三学会Rising Starネットワーキング開催~現地レポート編~
U45がん治療研究者が集結、がん関連三学会Rising Starネットワーキング開催~現地レポート編~
掲載日:2024年2月16日 はじめに  2024年1月27-28日、日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会の三学会主催による初めてのネットワーキングイベント「2024年がん関連三学会Rising Starネットワーキング」(於:Shimadzu Tokyo Innovation Plaza)が開催されました。     近年、がん治療の開発は急速に進み、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤、抗体医薬、ゲノム医療など、さまざまな治療法が広がりを見せ、飛躍的に進歩しています。臨床現場での早期普及のためにも、基礎研究、トランスレーショナル研究、臨床研究のスムーズな橋渡しが求められており、今後のがん治療の発展において最も重要な課題の1つであると考えられています。そのため、臨床チームと研究チームが連携して、よりスムーズな双方向性を実現するためには、基礎と臨床の垣根を超えた若手研究者同士の交流が求められていました。その垣根を超えるための第一歩となるイベントこそ、この「2024年がん関連三学会Rising Starネットワーキング」です。 初のがん関連三学会主催イベント  この度実施された「2024年がん関連三学会Rising Starネットワーキング」は、日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会の協力により実現されました。元々、がんゲノム医療や免疫療法などの新しいがん治療を臨床現場に普及させるには、基礎医学・研究を中心とした日本癌学会、がん治療に関わる横断的な役割を担う日本癌治療学会、薬物療法を中心とした日本臨床腫瘍学会が連携強化を図ることがますます重要になるとされていました。 その機運が高まった2022年の日本癌治療学会学術集会にて3学会合同特別企画として「理事長に聞く:がん関連3学会の今とこれから」が行われ、本演題のパネルディスカッションにて3学会共同で実現できる企画の必要性が示唆されたことから「がん関連三学会Rising Starネットワーキング」が実施される運びとなりました。 新進気鋭・多種多様な参加者で実施  「がん関連三学会Rising Starネットワーキング」では、それぞれの専門分野に関する発表を通じて、新たな知見の共有のみならず、研究者同士のつながりを強化・促進することで、研究と臨床とのスムーズな橋渡しを目指すべく、各学会から募集された45歳以下の若手研究者約60名が参加しました。 プログラムは二日間にわたり、口演とポスターセッションのそれぞれ30演題の発表が行われ、さまざまな研究テーマ、国籍、立場や勤務施設背景の異なる先生方による、大変に濃密で、熱く議論できる場となりました。各分野における最先端の発表が行われ、別分野の専門家から質疑が行われることで、新たな発見や、つながりが得られる貴重な時間になっていたと同時に、各分野のコラボレーションにより、研究の促進や臨床現場での応用において、追い風となることも期待されるプログラムとなっていました。  研究分野ごとにセッションが組まれることの多い学術集会では得られないメリットが見えたことも、本会の魅力であり、また、若手研究者の多くが研究と臨床とのバランスをとることに苦慮していることも感じられる内容が語られたことも注目すべきだった点と思います。勤務施設の背景により研究に対する比重は異なり、時間やコストの面での制約があることも大きな課題であると感じました。  本会に参加された先生の多くは、海外留学経験を有していることもあり、日本における医師の研究環境とのギャップに悩むことも少なくないと推察され、日本から世界に発信していく医学研究を今後ますます促進していくためには、さまざまな課題をクリアしていく必要があるものの、限られた時間の中でより効率的に研究を進めていくことが求められる現環境下においては、研究者同士の「ネットワーキング」強化が1つの答えとなるかもしれないと、強く感じました。 ネットワーキングの先に  2日間にわたるプログラムの終わりに、参加者投票によって、口演およびポスターそれぞれ3演題ずつ優秀賞が選出されました。いずれの発表も素晴らしいものであったため、投票された先生方も選出には苦慮されたことであろうと思います。  今後、弊社も研究促進の一助になれるよう、さらに多くの先生方からのアドバイスやご質問をいただける企画展開も含め、今回参加された先生方のお気持ちや研究状況を追って取材できればと考えています。    本イベントの開催を提言された野田哲生先生(公益財団法人がん研究会がん研究所所長)は閉会のご挨拶で「このイベントが開催されたのは非常に素晴らしいこと、ただ、もっと重要な事は、このネットワーキングの先に何をするかです。ぜひこの課題を持って帰ってください」、「若手といえども、非常に時間は限られています、この機会を最大限に活かすのはみなさんです」と参加者に語りかけていました。    今回、初めて実施された「がん関連三学会Rising Starネットワーキング」が今後も継続的に実施されていくことにより、若手研究者同士の交流が活発となり、研究の促進や早期臨床応用がさらに加速し、日本から世界へ新たながん治療が発信されていくことが望まれます。このような、がん関連三学会の取り組みが他領域にも波及することへの期待も非常に大きいと筆者は感じています。さまざまな研究や臨床に携わる先生方のコラボレーションが促進されることで、明日の医療の景色が明るく照らされていくことを願わずにはいられません。  最後に、本取材企画を快くご承諾いただきました、野田哲生先生、間野博行先生(日本癌学会理事長)、吉野孝之先生(日本癌治療学会理事長)、石岡千加史先生(日本臨床腫瘍学会理事長)、佐谷秀行先生(藤田医科大学がん医療研究センター)に御礼を申し上げますとともに、取材実施に関し、お力添えいただきました、がん関連3学会若手協議会の大槻雄士先生(藤田医科大学)、加藤大悟先生(大阪大学)、後藤悌先生(国立がん研究センター中央病院)に改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 左:後藤先生 中央:大槻先生 右:加藤先生 なお、本イベント所管の先生方のご感想や未来のがん研究者へのメッセージをお聞きした、「U45がん治療研究者が集結、がん関連三学会Rising Starネットワーキング開催~メッセージ編~」も現在作成中ですので、ぜひ公開をお楽しみにしていただけますと幸いです。 文責:ヒポクラ学会担当 カワウソくん カワウソくんのヒポクラリアルタイム投稿の様子もチェック! ◆1日目 ◆2日目 ※閲覧にはヒポクラ会員登録が必要です ▶医師・医学生専用SNS ヒポクラ  無料会員登録はこちら     ▶日本癌学会HP https://www.cancer.or.jp/ ▶日本癌治療学会HP https://www.jsco.or.jp/ ▶日本臨床腫瘍学会HP https://www.jsmo.or.jp/
”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本≫ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号)
”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本≫ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号)
”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 身体活動は血糖値の管理において重要な役割を果たすが、有力なエビデンスは、有酸素運動と筋力トレーニングについてのみ存在している。著者らは、ストレッチ運動が血糖値に及ぼす潜在的な影響を明らかにするために、メタ解析を含む系統的レビューを行った。Sports Medicine - Open誌2024年2月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 禁煙はいつやるか? 今でしょ! 禁煙は死亡率と罹患率を減らすが、喫煙関連疾患による死亡率をどの程度減少させるか、また禁煙期間がどの程度影響するかは依然として不明である。そこで著者らは、米国、英国、ノルウェー、カナダの死亡登録と関連する4つの国内コホートを用いてメタ解析を行った。NEJM Evidence誌オンライン版2024年2月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 理想的なタンパク摂取量は、1日〇g? 高齢者に推奨されるタンパク質は、若者の窒素出納に基づいている。指標アミノ酸酸化法を用いた研究では、現在の推奨よりも30~50%多いタンパク質が必要であると示唆されている。著者らは、タンパク質適正量を生理学的に推定する方法としてグルタチオンを測定し、高齢者における1日の理想的なタンパク質摂取量を推定した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年2月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本における片頭痛治療の実態 日本における片頭痛患者の臨床的特徴や治療は十分に調査されていない。著者らは、近年の片頭痛の臨床を理解し、現在の治療法では十分に管理できない可能性がある患者の特徴を明らかにするために、請求データベースを使用した後ろ向きコホート研究を実施した。The Journal of Headache and Pain誌2024年2月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む バイアグラがアルツハイマー病リスクを軽減!? 動物実験では、PDE5阻害薬がアルツハイマー病(AD)リスク軽減薬として有望であると示されているが、ヒトにおける証拠はまだ決定的ではない。著者らは、勃起不全の男性におけるPDE5阻害薬の使用とAD発症リスクとの関連を評価するためにコホート研究を行った。Neurology誌オンライン版2024年2月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.81(2024年1月11日号) コーヒーの飲用が若さの鍵!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.80(2023年12月21日号) サイアザイド系利尿薬 vs ACE阻害薬 vs Ca拮抗薬 高血圧治療のベストチョイスは? ~23年の追跡調査~ ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.79(2023年12月14日号) あなたの平均余命はどれくらい? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.78(2023年12月7日号) 肥満に最も効く運動は? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.77(2023年11月30日号) 週末〇時間の寝だめで、CVリスクが低下する!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.76(2023年11月23日号) ブドウ、ブルーベリーが認知症を改善!? ≫他4本
日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本≫ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号)
日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本≫ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号)
日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 亜鉛欠乏症は、世界中で20億人以上が罹患しており、免疫機能の低下、味覚・嗅覚障害、肺炎、成長遅延、視覚障害、皮膚障害などの多くの好ましくない影響により、公衆衛生上大きな負担となっている。著者らは、2019年1月〜2021年12月までの、日本全国の保険請求データベースの解析を行い、亜鉛欠乏症患者の特徴を調査した。Scientific Reports誌2024年2月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む NSAIDsと、各種がん発生率との相関は? 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、特にアスピリンは種々の癌の発生率を低下させることが、いくつかの臨床的および前臨床的研究で示されている。しかし、複数のがん罹患とNSAIDsとの関連を総合的に評価した文献は不足している。著者らは、既存のシステマティックレビューおよびメタアナリシスの包括的レビューを行った。Heliyon誌2024年1月30日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 緑茶で心血管疾患リスクが〇%低下! 緑茶は心血管疾患(CVD)の発症を予防する可能性があると報告されている。著者らは、過体重/肥満の2型糖尿病患者における緑茶摂取とCVD発症との関連を調査するためにコホート研究を行った。Archives of Public Health誌2024年2月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 不妊治療の最新ガイドライン 不妊カップルの第一選択管理のための2010年フランス産婦人科医会の診療ガイドラインを更新し、5つの主要テーマ(不妊女性の第一選択の評価、不妊男性の第一選択の評価、環境要因への曝露の予防、排卵誘発法を用いた初期管理、第一選択の生殖手術)について推奨事項をまとめた。Gynecologie, Obstetrique, Fertilite & Senologie誌オンライン版2024年2月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む コーヒーが変形性膝関節症のリスクに!? 変形性膝関節症(KOA)は一般的な関節疾患であり、食事がKOAの病因と進行に関与している可能性があるが、因果関係を示す証拠は限られている。著者らは、食事摂取とKOAリスクとの因果関係を調査するために、メンデルランダム化解析を行った。PloS One誌2024年1月31日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.81(2024年1月11日号) コーヒーの飲用が若さの鍵!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.80(2023年12月21日号) サイアザイド系利尿薬 vs ACE阻害薬 vs Ca拮抗薬 高血圧治療のベストチョイスは? ~23年の追跡調査~ ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.79(2023年12月14日号) あなたの平均余命はどれくらい? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.78(2023年12月7日号) 肥満に最も効く運動は? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.77(2023年11月30日号) 週末〇時間の寝だめで、CVリスクが低下する!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.76(2023年11月23日号) ブドウ、ブルーベリーが認知症を改善!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.75(2023年11月16日号) 座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!? ≫他4本
皮膚科関連の投稿を一気読み!皮膚科症例図鑑
皮膚科関連の投稿を一気読み!皮膚科症例図鑑
皮膚科宛に寄せられた投稿をまとめました。皮膚科で気になる症例を見てみてください。(2023年2月〜2024年1月末) ▼頭部・顔面の症例▼頸部・体幹の症例▼背部の症例▼上肢・手部の症例▼陰部の症例▼下肢・足部の症例▼手部・足部の症例▼全身の症例▼薬剤に関する投稿▼医療ニュースに関する投稿 頭部・顔面の症例顔面の淡褐色斑 https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=3TQvZjkNhg鼻の左側の皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=lJ7B02xPcK頭部エックリン汗孔腫の症状コントロールhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=wRXtK1z7Ro顔面の皮疹、丸い、足にも水疱https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=tHczTCUTFA新生児 皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=5JftaGF1CD生後6ヶ月の子供の頬の発赤https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=Phktr220ST胚粒腫でしょうか?https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=i3MvLZKgk2頸部・体幹の症例首の湿疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=MEzMCEMfjL皮膚の新しい病変https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=oS0Ak5BTP4胃瘻周囲の発赤https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=rze0uJFvxW10歳の皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=PAoa9u7eDuほくろ。悪性の可能性についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=ZfijOrvciq背部の症例背部皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=bGQnQCeFFz強い掻痒感を認める背部の皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=754eqwsZFb上肢・手部の症例痒みを伴う隆起https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=lEf9rTUWMD片側手背浮腫についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=XqvwJFK1Ca皮膚所見についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=JqFrwHY2Ku ▲頭部・顔面▲頸部・体幹▲背部▲上肢・手部▼陰部▼下肢・足部▼手部・足部▼全身▼薬剤▼医療ニュース 陰部の症例陰嚢腫瘍https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=vTOJRMq2VLおむつの中の湿疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=VQsRsT2Kji下肢・足部の症例皮膚潰瘍https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=FULWnQkvCc皮膚病変の診断についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=2k8cwgjW33発赤を伴う膨隆疹の診断と治療についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=gLkbI7A2nE皮膚所見の診断、治療方針の相談https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=5GdSjuw452皮膚病変について 適切な処置https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=zh45ICPI12両脚から腰にかけて紫斑、水疱https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=UYVd93Z93F両下肢皮膚潰瘍についてのご相談https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=HUInJzPhqk両側下腿の所見についてのご相談https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=CMbeumzHTy外果の褥瘡の除圧についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=SEOA61BUOZ長期間治癒しない足指PIP関節の2度褥瘡に関しましてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=JHXyrVRfY6足の発赤、腫脹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=QCg7DgNAuL左踵部の皮疹に関してhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=bA4MLfmWWZウオノメでしょうかhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=xXYGFRFsUN手部・足部の症例80歳代女性膵臓がんターミナルの方の皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=niNZfDSadE全身の症例全身性の皮疹に困っています。https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=nv9m3jESib多部位に持続する帯状疱疹様皮疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=UzhKRbT6Hl掻痒感を伴った大きな膨疹https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=RP2Iu0Ptnh貼付剤後の掻痒を伴う紫斑https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=RVP0oCVBgG薬剤に関する投稿ステロイド外用を拒否された時の対応https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=6ZnkceiHRh市販のヘパリン類似物質についてhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=fSyuLkPRxjひょう疽の抗生剤https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=n2rDtFzEkTオプジーボによる皮膚障害https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=rzktf53mBS医療ニュースに関する投稿メラノーマ向けがんワクチン、ついに実現かhttps://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=7gGDBKdFFW皮膚がんを検出するAI 米FDAが医療機器として初承認https://hpcr.jp/app/knowledge/detail?id=eAdg6DBZge ▲頭部・顔面の症例▲頸部・体幹の症例▲背部の症例▲上肢・手部の症例▲陰部の症例▲下肢・足部の症例▲手部・足部の症例▲全身の症例▲薬剤に関する投稿▲医療ニュースに関する投稿 ヒポクラ知見共有へ
1月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
1月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、1月31日までに137,919円が集まったことをご報告いたします。 2024年1月までの寄付総額 137,919円 (1月中の寄付総額4,832円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年3月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation ヒポクラ 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ の会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。 1月も『ヒポクラ 血液内科 Pro』は多くの先生にご登録・ご利用頂き誠にありがとうございます。 血液内科 Pro では、もっと先生方が交流しやすいように❛ちょっと❜トークのコーナーを開設いたしました! 血液内科の先生に役立つ❛ちょっと❜した情報が得られればと思い始めた企画です。 血液内科に関わるコメントしやすいテーマをお題に出しますので、ぜひご参加頂き、先生方のお役に立てれば幸いです。 今後も血液内科の先生方の活動とその発展に寄与すると同時に、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。 『ヒポクラ 』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
重症筋無力症~知っておきたい希少疾患
重症筋無力症~知っておきたい希少疾患
 重症筋無力症(MG)は、自己抗体が出現することにより発症する希少性の自己免疫疾患の1つである。多くの場合、末梢神経と神経筋接合部において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊され、神経から筋肉への信号が障害されるため、全身の筋力低下や易疲労性が出現する。とくに、眼瞼下垂や複視などの眼の症状を起こしやすいことが特徴である。症状が眼だけの場合は眼筋型MG、全身症状が認められる場合は全身型MGと分類される。今回は、全身型MGおよびその治療薬として2023年11月に発売されたリスティーゴⓇ[一般名:ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)]を中心に紹介する。 初期症状は「眼症状」「四肢筋力低下」、診断から2年以内に筋無力症クリーゼを経験  MGの最も特徴的な症状である骨格筋の易疲労感を伴う筋力低下は、運動を繰り返すことにより低下し、休息することで回復する1)。初発症状として最も高頻度で発現するのは眼症状で、国内の調査によると眼瞼下垂が71.9%、複視が47.3%にみられる。診断時、眼筋型MGであった患者のうち約20%が全身型MGに移行すると報告されている。眼症状に次いで初発時に頻度の高い症状は、四肢筋力低下(23.1%)、構音障害、嚥下障害、咀嚼障害などの球症状(14.9%)、顔面筋力低下(5.3%)、呼吸困難(2.3%)である2) 。筋力低下が進行すると、重篤な合併症である筋無力症クリーゼ(気管挿管や人工呼吸器などが必要な呼吸不全となった状態)を起こすこともある。MG患者の約15~20%は、診断から最初の2年以内に筋無力症クリーゼを経験すると報告されている3)4) 。このようにMGはさまざまな症状を呈する疾患であり、球症状や生命を脅かすような呼吸困難が先行して出現する場合や眼症状や四肢筋力低下が認められない場合もあるため、注意が必要である。 約10年間で患者数は約2倍に、50歳以上での発症が増加  MGの有病率は、全世界で100万人当たり100~350人5) 、米国、EU、日本で約20万人であるといわれている6)7) 。日本における2018年の全国疫学調査では、MG患者数は29,210人、人口10万人あたりの有病率は23.1人と推定されている。男性よりも女性がやや多く、女性では40~72歳(中央値:58歳)、男性では49~69歳(中央値:60歳)で発症すると報告されている8) 。2006年の前回調査と比較すると、約10年間でMG患者数は約2倍に増加しており、また近年は男女ともに50歳以上で発症する後期発症MG患者が増加している。 完全寛解は難しい重症筋無力症、QOL改善を目指した経口ステロイド量抑制が推奨  MGは、厚生労働省の指定難病の中でも告示番号11に指定される疾患であり、早くから指定難病に認定され、医療費助成の対象となっている疾患の1つである。新規治療法の開発などが促進されているものの、依然として長期にわたる完全寛解は稀である。MG患者の寛解達成率は、完全寛解が4.2~8.9%、薬理学的寛解が7.6~9.7%と報告されており、健康な生活に支障のない軽微症状のみまで改善を含めてた達成率は、経口ステロイドを中心とした治療が行われていた2010年、2012年の調査において、それぞれ49.5%、50.8%にとどまっている9)10) 。そして、治療により一旦寛解レベルに達したとしても、長期的に持続しないことが多いことも問題である。  また、MG患者に対する従来の経口ステロイドを中心とした治療では、十分なQOLが得られておらず、経口ステロイドの減量が不十分のまま長期化することは、抑うつ症状を含む重大なQOL阻害因子となりうる9-12) 。さらに、社会的活動が制限されることで、雇用や収入面での問題を抱えている患者も少なくないことから13) 、長期経口ステロイドは少量とすべきであると考えられる9-11)13) 。現在の国内ガイドラインにおいても、MG治療における最初の治療目標は、「経口プレドニゾロン5mg/日以下(MM-5mg)」であり、これを早期に達成するよう治療戦略を考えることが推奨されている20) 。また、MM-5mgの早期達成に有効な治療戦略として、早期速効性治療戦略(EFT)が推奨されおり、非経口速効性治療を積極的に行うEFTにより、早期改善と経口ステロイド量抑制の両立を図ることが可能となっている20) 。  長期予後に関しては、免疫抑制剤の普及により改善が認められており、死因のうちクリーゼなどのMGに関連する死亡は2%以下まで大きく減少している14)。近年、高齢発症のMGが増加しており、予後に影響を及ぼす悪性腫瘍の合併、肺疾患、心疾患、骨折、QOL低下などを考慮した治療戦略の構築が急がれている。  このように、全身型MG患者の負担は、疾病そのものが原因となる「疾患負担」だけでなく、従来の治療やそれらに付随する治療に起因する「治療負担」があると考えられる15) 。これまでの治療では、全身型MG患者の約半数は十分な疾患コントロールができていないことからも16-18) 、新たな治療選択肢の登場が待ち望まれていた。 病態メカニズム:病原性IgG自己抗体、FcRnを介したIgGリサイクリング機構  MGは、神経細胞から筋肉へのシナプス伝達に関与する神経筋接合部の機能不全と損傷により引き起こされる。MGの病態と関連する因子の1つに、病原性IgG自己抗体がある15) 。病原性IgG自己抗体の標的となるタンパク質には、神経筋接合部に存在するアセチルコリン受容体(AChR)、筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)などがあり、近年、低密度リポタンパク質受容体関連タンパク質4(LRP4)も有力な候補の1つである可能性が示唆されている19) 。国内ガイドラインによると、AChRに対する自己抗体は、MG患者全体の約80~85%、MuSKに対する自己抗体は約5%に見られるとされている20) 。  抗AChR抗体は、同時に次の3つの機序を介して病態を招くことが知られている。 (1)自己抗体がAChRと結合を妨げ、その後に続く神経伝達を阻害する21) (2)IgG自己抗体がAChRと架橋を形成することで、AChRのエンドサイトーシスが促進され、受容体濃度が低下し、シグナル伝達能が減弱する21) (3)抗AChR交代により補体カスケードが活性化されることで、補体タンパク質であるC5の開裂を引き起こし、他の補体タンパク質を動員して、膜侵襲複合体(MAC)を形成する。MACは、細孔を形成して、そこから筋細胞内へイオンを流入させ、神経筋接合部の破壊とAChRの減少を引き起こす15) 。補体の活性化によるMAC形成は神経筋接合部破壊の重要な要因であり、抗AChR抗体陽性の全身型MGにおける主要な病態メカニズムの1つである22)。  MGの病態に対するMuSK抗体については、アグリン-LRP4複合体がMuSKに結合し、活性化されると、AChRのクラスター形成により、アセチルコリン結合後のシグナル伝達の効率が高まる19) 。抗MuSK抗体は、補体と結合することなく、AChRの減少を促進し、シナプス機能不全をもたらす23)24) 。  抗AChR抗体や抗MuSK抗体といった全身型MGの病原性自己抗体は、内皮細胞のリサイクルにより維持されるが、これは、内皮細胞内で病原性自己抗体を含むIgGと胎児性Fc受容体(FcRn)が結合し、リソソームによるIgGの分解を防いでいるためである。これにより病原性自己抗体の半減期が延長し、循環血中にリサイクルされ、再び病原性を発揮すると考えられる25) 。 新たな全身型MG治療薬リスティーゴⓇが登場  2023年11月、全身型MG(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)」を効能・効果として、抗FcRnモノクローナル抗体製剤リスティーゴⓇ皮下注280mgが発売された26) 。リスティーゴは、FcRnに結合し、IgG自己抗体を含む血中のIgG濃度を減少させるヒト化IgG4モノクローナル抗体であり27) 、全身型MGの最も一般的なサブタイプである抗AChR抗体陽性および抗MuSK抗体陽性の全身型MGに対し有効性が認められ、またこれまで定量的な評価がなされていなかった疲労感など、全身型MG患者の自覚症状に対する改善も期待される。  全身型MGを対象とした日本人成人患者を含む国際共同試験MycarinG試験(第III相ランダム化二重盲検プラセボ対照試験)において28) 、リスティーゴは、主要評価項目であるMG-ADL総スコア(症状および日常生活への影響を評価)の43日時点におけるベースラインからの変化量(最小二乗平均値)が、プラセボ群と比較し統計学的に有意で臨床的に意義のある改善を示した(リスティーゴ7mg/kg相当群:-3.37 vs.-0.78[p<0.001]、同10mg/kg相当群:-3.40 vs.-0.78[p<0.001])。また、副次評価項目であるQMG総スコア(易疲労性を含む重症度を評価)の43日時点におけるベースラインからの変化量(最小二乗平均値)においても、リスティーゴはプラセボ群と比較し統計学的に有意で臨床的に意義のある改善を示した(リスティーゴ7mg/kg相当群:-5.40 vs.-1.92[p<0.001]、10mg/kg相当群:-6.67 vs.-1.92[p<0.001])。 症状改善と合わせてQOL改善を目指した治療戦略が求められる  これまでの治療法では、全身型MG患者の疾患負担や治療負担を減少させ、臨床アウトカムを改善することが困難な場合も少なくなかった。そのため、全身型MGの病態メカニズムに応じた、有効性と忍容性を有する治療法が今なお求められている。そして治療効果と合わせて、QOL面での高い患者満足度を早期に達成し、メンタルヘルスなどを良好に保つことも重要な治療目標となっている20) 。新規治療薬の発売により、全身型MG患者の疾患負担や治療負担改善されることが期待される。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 参考資料 1)Drachman. 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"オレオ" クッキー vs スタチン 他4本≫ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号)
"オレオ" クッキー vs スタチン 他4本≫ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号)
"オレオ" クッキー vs スタチン 最近の研究で、糖質制限食に反応して、HDL-C≧80mg/dL、TG≦70mg/dLで、LDL-Cが200mg/dL以上を示すLean Mass Hyper-Responders(LMHR)という集団が同定された。この現象は主に代謝的に健康で痩せた被験者に発生し、LDL-CとBMIは反比例する。著者らは、ケトジェニックダイエット中のLMHR被験者にオレオクッキーの形で炭水化物を補給すると、高強度スタチン療法と同等かそれ以上にLDL-C値が低下するのではないかという仮説を検証した。Metabolites誌2024年1月22日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む DOACは、BMI/体重により有用性が変化するか? BMIと体重が、DOACの有効性と安全性にどのような影響を及ぼしているか、依然として定かではない。著者らは、DOACとワルファリンのBMI・体重の違いによる有効性と安全性について、心房細動の患者を対象にした4つのランダム化臨床試験の個別患者データ5万8,464例のメタ分析を行った。Circulation誌オンライン版2024年1月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 包茎にステロイド!? 包茎は、割礼や包皮形成術により外科的に治療されることが多いが、ステロイド外用薬を4~8週間塗布する非侵襲的治療の報告は、良好な結果を示唆している。著者らは、男児の包茎治療において包皮の狭窄部分にステロイド外用薬を塗布した場合の効果を、プラセボまたは無治療と比較して評価した。2014年に発表されたコクランレビューの更新版。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2024年1月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ”尻"を最も効果的に鍛えるには? 静的トレーニングとプレアクティベーションは、加速パフォーマンスを向上させるというエビデンスがある。しかし、伝統的な筋トレは、対側の股関節屈曲時に同側の股関節伸展を特徴とする臀筋の加速に特異的な活性化パターンを反映していない。著者らは、従来の筋トレと比較して、加速に特化したエクササイズが臀筋にどのように影響するかを調査した。European Journal of Applied Physiology誌オンライン版2024年1月27日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む EDに影響する腸内微生物叢は? 勃起不全(ED)は、男性によく見られる性障害の一つである。いくつかの研究で、腸内微生物叢とEDとの間に関連がある可能性が示されている。著者らは、この潜在的な関連を検証するために、腸内微生物叢とEDのゲノムワイド関連研究の統計データをスクリーニング、およびメンデルランダム化解析を行った。International Journal of Impotence Research誌オンライン版2024年1月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.81(2024年1月11日号) コーヒーの飲用が若さの鍵!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.80(2023年12月21日号) サイアザイド系利尿薬 vs ACE阻害薬 vs Ca拮抗薬 高血圧治療のベストチョイスは? ~23年の追跡調査~ ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.79(2023年12月14日号) あなたの平均余命はどれくらい? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.78(2023年12月7日号) 肥満に最も効く運動は? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.77(2023年11月30日号) 週末〇時間の寝だめで、CVリスクが低下する!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.76(2023年11月23日号) ブドウ、ブルーベリーが認知症を改善!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.75(2023年11月16日号) 座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.74(2023年11月09日号) 多様な睡眠トラッカー、精度が高かったのはどれ? ≫他4本
少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本≫ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号)
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少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? これまで、過度のアルコール摂取と睡眠不足との関連が示されているが、睡眠特性(不眠、いびき、睡眠時間、クロノタイプなど)に関連した軽~中等度のアルコール摂取のリスクや、その因果関係は不明である。著者らは、アルコール摂取と6つの睡眠特性との関連を調査するため、観察研究およびメンデルランダム化解析を実施した。Molecular Psychiatry誌オンライン版2024年1月18日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 近年の研究で、静的ストレッチによる最大筋力の向上と筋肥大が、筋トレに代わる可能性があることが示唆されているが、その多くは足底屈筋の調査である。著者らは、大胸筋の最大筋力、筋肥大、柔軟性に対する静的ストレッチの効果を調査し、従来の筋トレの効果と比較した。European Journal of Applied Physiology誌オンライン版2024年1月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 糖尿病に良い食材。あなたはいくつ挙げられますか? 最近の研究では、多くの天然食品が抗糖尿病活性を示すことが報告されている。著者らは、疫学的、実験的、および臨床的研究の結果に基づいて、糖尿病に対する天然食品の効果とその基礎となるメカニズムについてナラティブレビューを行った。Food & Function誌オンライン版2024年1月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 筋トレ後のBCAA摂取は、何に効く? 分岐鎖アミノ酸(BCAA)が運動後の筋損傷バイオマーカー、筋肉痛、筋パフォーマンスの回復に及ぼす影響を評価するため、系統的レビューのオーバービューレビューを行った。Journal of the American Nutrition Association誌オンライン版2024年1月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 100%フルーツジュースの飲用はやっぱり良くない? 100%フルーツジュースの頻繁な摂取が体重増加を促進するのではないかという懸念が提起されている。著者らは、小児および成人における100%フルーツジュースの摂取と体重変化との関連を評価するために、系統的レビューとメタ解析を行った。JAMA Pediatrics誌オンライン版2024年1月16日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号) ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.81(2024年1月11日号) コーヒーの飲用が若さの鍵!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.80(2023年12月21日号) サイアザイド系利尿薬 vs ACE阻害薬 vs Ca拮抗薬 高血圧治療のベストチョイスは? ~23年の追跡調査~ ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.79(2023年12月14日号) あなたの平均余命はどれくらい? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.78(2023年12月7日号) 肥満に最も効く運動は? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.77(2023年11月30日号) 週末〇時間の寝だめで、CVリスクが低下する!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.76(2023年11月23日号) ブドウ、ブルーベリーが認知症を改善!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.75(2023年11月16日号) 座りっぱなしは、寝っぱなしよりもタチが悪い!? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.74(2023年11月09日号) 多様な睡眠トラッカー、精度が高かったのはどれ? ≫他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.73(2023年11月02日号) 勃起不全に影響のある脂質とは? ≫他4本
真性多血症~知っておきたい希少疾患
真性多血症~知っておきたい希少疾患
 真性多血症は、骨髄の造血幹細胞の遺伝子変異により、赤血球が過剰に産生される慢性骨髄増殖性腫瘍である。今回は、真性多血症およびその治療薬として2023年6月に発売されたベスレミ Ⓡ[一般名:ロペグインターフェロンアルファ-2b]についての取材内容を紹介する。 「真性多血症」赤血球、白血球、血小板の増加がみられる人は要注意  真性多血症は、造血幹細胞中のヤヌスキナーゼ2(JAK2)遺伝子に主に「JAK2 V617F」と称される変異が生じることで、赤血球が過剰に産生される慢性骨髄増殖性腫瘍である。真性多血症では、典型的な特徴である赤血球増加だけでなく、白血球や血小板の産生亢進がみられ、末梢血の3種類の血球成分のすべてが増加することが多い。日本における発症率は、人口10万あたり年間約2人とされており1)、全体の患者数は約2万人と考えられている。発症年齢は、60代が最も多いが、若年(30代)でも発症することもある。真性多血症は、男性で若干多く認められる。一方、本態性血小板増加症は、女性に多いといわれている。 赤ら顔や入浴時の皮膚掻痒感がサイン、進行すると骨髄線維症や白血病のリスクも  真性多血症は、症状が発現する前に健康診断時などで赤血球数の増加、ヘモグロビン濃度やヘマトクリット値の上昇といった検査値異常として発見されることが比較的多い疾患である。しかし、疾患が進行すると赤血球数の著しい増加により、皮膚が赤くなる(とくに赤ら顔)、眼の結膜充血、入浴後の皮膚掻痒感、血圧上昇、尿酸値上昇などの所見や頭痛、頭重感、疲労、脱力感、浮動性めまいなどのさまざまな症状が出現する。赤血球を産生するために鉄の需要が増加するため,鉄欠乏症が発生することもある。さらに、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症を合併することがあり、その場合には生命にかかわる危険性がある。また、一部の患者さんでは疾患が進行し、骨髄線維症(10~20%)や急性白血病(5~10%)に移行することもある2)3)4)。 これまでの治療目標は血栓症予防だが、患者ニーズとのギャップあり  真性多血症の予後は、未治療の場合は18ヵ月(中央値)であるが、治療を行うことで14年(中央値)に延長するといわれている。治療により10年以上の生存期間が期待できるため、合併する血栓症の予防が重要視されている。そのため、真性多血症のリスク分類では、血栓症のリスクに応じて、低リスク群(60歳未満かつ血栓症の既往歴なし)と高リスク群(60歳以上または血栓症の既往歴あり)に分けられる5)。造血器腫瘍診療ガイドライン(2023年版)においても、血栓症の一般的なリスク因子である高血圧、脂質異常症、肥満、糖尿病などがある場合には、これらの治療を行ったうえで、低リスク群では瀉血療法+低用量アスピリン療法、高リスク群では瀉血療法+低用量アスピリン療法に加え細胞減少療法を行うと記載されている6)。なお、欧州ガイドラインでは、高リスク群に対しインターフェロンアルファまたはヒドロキシウレアが第1選択薬として推奨されている(低用量アスピリン、インターフェロンアルファ-2a:真性多血症に対しては国内未承認)7)。  このように、真性多血症の治療では、血栓症予防を目標とし、ヘマトクリット値をコントロールするさまざまな治療が行われてきた。しかしその一方で、真性多血症患者は、疾患進行の抑制・遅延を強く望んでいることも明らかになっており8) 、アンメットニーズに対する新たな治療の選択肢となる薬剤の登場が待ち望まれていた。 新たな真性多血症治療薬ベスレミ Ⓡが登場  2023年6月、真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)の治療薬としてベスレミ Ⓡ皮下注250μgシリンジ、同500μgシリンジ(製造販売元:ファーマエッセンジアジャパン株式会社)が発売された9) 。ベスレミ Ⓡは、新規の長時間作用型モノペグ化プロリンインターフェロンであり、従来のペグ化インターフェロンよりも安定した体内動態が得られ、投与間隔の延長が可能となった。これには革新的な部位選択的モノペグ化技術が用いられており、ペグ化を行ったタンパク質医薬品は体内における分解が抑制され、半減期の延長と長時間にわたる効果の持続につながっている。なお、標準的な治療が困難な真性多血症患者を対象とした国内第II相試験(A19-201試験)において、ベスレミ Ⓡの有効性および安全性が示された10) 。従来のインターフェロンでは、インフルエンザ様症状や抑うつ症状・自殺企図などの問題が懸念されていたが、これらのリスク軽減も期待される。 真性多血症の長期予後改善のためにも、早期発見・早期治療介入が望まれる  日本国内でも真性多血症に対する新たな治療薬が利用可能になったものの、罹病期間が長くなると十分な治療効果が期待できなくなる可能性もある。そのため、早期発見や早期治療介入がますます重要になってくると考えられる。  今回取材に応じていただいたファーマエッセンシアジャパン株式会社取締役会長であり、順天堂大学の小松 則夫特任教授は「真性多血症は、これまで治癒に近づけられる治療方法がなく、血栓症予防をターゲットとした対症療法が行われてきた。しかし、患者さんの多くは疾患進行の抑制・遅延といった治癒に近づく治療を強く望んでおり、医療者とのギャップが問題となっていた。ベスレミ Ⓡは、真性多血症患者に存在しているJAK2 V617F遺伝子変異のアレルバーデン(遺伝子変異割合)を低下させることから、長期予後の改善も期待され、患者と医療者とのギャップ解消につながるのではないか」とし「できる限り治癒に近づけるためにも、早期に血液内科医や専門医療機関への受診に結び付けることが、真性多血症の予後改善に重要であろう」と述べている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 参考資料 1) Ma X et al. Am J Hematol. 2008; 83: 359-62.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/18181200/ 2) Tefferi A, et al. Blood. 2014;124:2507-13. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/25037629/ 3) Tefferi A, et al. Leukemia. 2013;27:1874-81. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/23739289/ 4) Gangat N, et al. Leukemia. 2007;21:270-6. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/17170720/ 5) Barbui T, et al. J Clin Oncol. 2011; 29: 761-70.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/21205761/ 6) 造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版補訂版▶http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html 7) Vannucchi AM et al. Ann Oncol. 2015: 26 Suppl 5: v85-99. ▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/26242182/ 8) Mesa RA et al. Cancer. 2017; 123: 449-458.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/27690182/ 9) ベスレミ Ⓡ皮下注250μgシリンジ、同500μgシリンジ添付文書▶https://hcp.jp.pharmaessentia.com/besremi/di/ 10) Edahiro Y et al. Int J Hematol. 2022; 116: 215-227.▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/35430707/ ヒポクラ × マイナビ無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hpcr
ダークチョコレートで〇〇予防!? 他4本≫ Journal Check Vol.82(2024年1月18日号)
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メラノーマ(悪性黒色腫)の診断ポイントを皮膚がんの専門医が解説②~ダーモスコピーでも鑑別が難しい良性腫瘍、メラノーマと診断できる?~
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悪性黒色腫とも呼ばれるメラノーマは、悪性度が高く転移しやすいがんとして知られており、早期発見・治療が重要です。近年ではダーモスコープを用いたダーモスコピー検査の普及により、メラノーマの診断精度は肉眼所見のみと比較して格段に向上していますが、なかにはメラノーマと鑑別が難しい良性腫瘍もあります。そこで、今回の企画では2記事にわたり、国立がん研究センター東病院 皮膚悪性腫瘍指導専門医 陣内駿一先生に、皮膚科の先生方が知りたいメラノーマ診断のポイントについて、解説いただいています!こちらの記事では、メラノーマと良性腫瘍との見分け方について説明いただきます。 ■監修:陣内駿一 医師 国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 日本皮膚科学会認定皮膚悪性腫瘍指導専門医 ■あわせて読みたい メラノーマ(悪性黒色腫)の診断ポイントを皮膚がんの専門医が解説①~ダーモスコピーでも見逃しやすいホクロ、メラノーマと診断できる?~ メラノーマと良性腫瘍の鑑別技術の習得が重要 ― メラノーマと間違いやすい皮膚疾患にはどのようなものがありますか?陣内先生:メラノーマと間違いやすい典型的な良性腫瘍としては、まずは色素性母斑、そして脂漏性角化症、化膿性肉下種などが挙げられます。隆起している腫瘍は鑑別が難しいと感じられる先生が多く、診断精度が下がる印象です。特に脂漏性角化症とメラノーマの診断は難しいようですね。 メラノーマと脂漏性角化症の診断ポイントとは~実際の症例で解説~ ― 陣内先生が今まで診断された症例をもとに、メラノーマと脂漏性角化症を鑑別するポイントを教えてください。陣内先生:脂漏性角化症には1㎝を超える病変もあるため、大きさだけで診断することは難しいです。そのため他のパラメーターを見ながら総合的に判断する必要があります。 脂漏性角化症(良性) メラノーマ(悪性) 肉眼所見 特徴中年女性、左腰部 色素斑 約25mm 色むらあり 中年男性、右頬色素斑 約20mm 色むらあり ダーモスコピー 特徴全体的に境界明瞭Milia like cyst(※1)あり 全体的に不明瞭Pseudonetwork(※2)あり Blue-whitish vei(※3)あり ※1Milia like cyst:稗粒腫様嚢腫ともいい、様々な大きさの白~黄色調の円形袋状の構造物を指す。主に脂漏性角化症に見られるが、ときに乳頭腫状の真皮母斑や先天性母斑、極めてまれにメラノーマでも観察されることがある。※2Pseudonetwork:偽ネットワークともいい、褐色の線で構成される網目構造のこと。※3Blue-whitish veil:メラノーマの代表的な所見の一つで、すりガラス様の淡白色調を通じて青色調の色素斑で構成される不均一な無構造領域をさす。病変内の隆起した部分に認められる。陣内先生:こちらの脂漏性角化症とメラノーマの症例について、一見どちらも臨床的には色むらのある色素斑のため、メラノーマを思わせますが、左の症例はダーモスコピーで脂漏性角化症の所見を認めたため診断することができました。 ― その他に陣内先生が重要視されている診断のポイントはありますか?陣内先生:臨床所見やダーモスコピー所見から病理像をイメージして診断しています。また、病変全体に良性腫瘍の所見しかなければ、良性と診断してよいと思いますが、少しでも悪性所見を認めたときには、閾値を下げて診察することをお勧めします。メラノーマと診断できなくても、まずは良性か悪性かだけでも判断することが大切です。悪性であれば経過で拡大傾向や隆起を認めてきます。この病変の変化のスピードも診断の一助になります。また、メラノーマは一般的に60代以降の高齢者に多いですが、若年者にも起こりうる疾患です。若年者というだけで、メラノーマをすぐに除外しない方がよいです。いつもニュートラルな頭で診察する必要があります。メラノーマの診断精度を上げるためには症例の経験数を増やすことが大切 ― メラノーマの診断精度を上げるコツはありますか?陣内先生:症例数をこなすことが大切だと感じます。私は国立がん研究センターに就職してから、数多くの症例を他の先生と一緒に共有していきました。また当院に保存されている皮膚腫瘍画像をすべて見返しました。学会にも足を運び講義を聞くことで学習し、経験を積むことができたと考えています。メラノーマに限らず、基底細胞癌や他の皮膚がんでも、基本的な所見は教科書を見て勉強すれば8割方は診断が可能です。もちろん、患者さんの中には、すぐに診断の難しい症状の方もいらっしゃいますけどね。自施設での皮膚腫瘍の臨床画像やダーモスコピー画像を掘り起こし、自己学習していくことで診断のスキルが自然と向上してくると思います。 ― メラノーマの診断について勉強する上でおすすめの勉強法や書籍はありますか?陣内先生:個人的には『ダーモスコピーのすべて 改訂第2版(南江堂出版)』や『大原アトラス 1ダーモスコピー(学研メディカル秀潤社出版)』がおすすめです。このような書籍も参考に、典型的なダーモスコピー画像をきちんと頭に入れておくとよいでしょう。もちろん、ダーモスコピー検査ですべて解決されるわけではありません。前回の記事でもお話したように、肉眼所見で見たときの違和感にも気づくことが大切です。 ■あわせて読みたい メラノーマ(悪性黒色腫)の診断ポイントを皮膚がんの専門医が解説①~ダーモスコピーでも見逃しやすいホクロ、メラノーマと診断できる?~ ― 2記事にわたり、メラノーマの診断のポイントについて解説いただきありがとうございました。皮膚悪性腫瘍指導専門医が、豊富な診療経験と高度な技術に基づき、メラノーマを診断されていることがよくわかりました。約7万人の医師が登録するオンライン医局®「ヒポクラ」では、クリニック勤務などで周りに相談できる環境が無い先生方向けに、メラノーマ診断・治療のコンサルトサービスを行っています。皮膚悪性腫瘍専門医の先生にオンラインでご相談されたい方はご利用ください。 メラノーマかどうか診断の難しいホクロ。紹介して生検すべきかどうか悩んだことはありませんか? 医師が、患者さんに自信を持って向き合えるように、皮膚悪性腫瘍指導専門医に、オンラインで気軽にアドバイスをもらってみませんか?(完全無料) 今すぐ会員登録して相談 会員登録しないで初回相談 会員登録するとオンライン相談は無制限で無料。会員登録すると「たくさんの先生の症例が見れる知見共有」「時短日本語論文検索」「皮膚悪性腫瘍以外も質問できるコンサルト」等のサービスを全て無料で利用できるようになります。 ※2回目からのご利用には会員登録が必要になります--> ※本サービスは予告なく変更または終了する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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