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Journal Check
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号)
最も糖尿病リスクを軽減する野菜は?
野菜/ジャガイモの摂取と2型糖尿病発症との関係と、それがベースラインBMIによって影響されるかどうかを検討した。野菜の摂取については、野菜の摂取総量、並びに野菜の種類(緑色の葉菜、アブラナ科の野菜、黄色オレンジ赤色野菜、ネギ類、豆類)それぞれについて検討した。Diabetes Care誌オンライン版2022年12月5日号の報告。前立腺がんの"過剰診断"は防げるか?
前立腺癌のスクリーニングは、過剰診断(命に影響を与えないような大人しい癌まで発見・診断してしまうこと)の割合が高いことが負担となっているが、集団ベースのスクリーニングに最適なアルゴリズムは不明である。著者らは、50~60歳の男性でPSA値が3ng/ml以上の被検者に対し、前立腺のMRIを実施し、1/3の参照群はMRIで示された疑わしい病変への標的生検だけでなく系統的生検も行い、残り2/3の実験群には標的生検のみを行う無作為化対照試験により、過剰診断が防げるかを検証した。The New England Journal of Medicine誌2022年12月8日号の報告。メトホルミンの新たな効能とは?
メトホルミンは、最も広く使用されている医薬品の一つである。メトホルミンは、血糖値減少、体重減少、および多嚢胞性卵巣症候群への適応を有するが、これら以外への効果も示唆されている。本論文では、最新のエビデンスに基づいたメトホルミンの効能についてのレビュー結果が報告された。Journal of Basic and Clinical Physiology and Pharmacology誌オンライン版2022年12月7日号の報告。「COVID-19 罹患後症状」と「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」は同じ医学的障害なのか?
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、持続的な肉体的および精神的疲労を特徴としている。一方で、COVID-19 罹患後症状の患者も、身体的疲労と認知機能障害の後遺症を示している。両者の類似性を考えると、異なる誘発因子を持つ同じ病状であると言えるのではないだろうか。著者らは、両者の認知機能障害、精神神経症状、および一般的な症状について説明し、同病状であるかを検討した。Journal of Translational Medicine誌2022年12月6日号の報告。緑色光で痛みを軽減!?
緑色光への露出は、動物モデルの痛みを軽減すると言われている。著者らは、視覚に関連したエンケファリン作動性神経回路が、緑色光による鎮痛に関与していることを検証し、疼痛軽減に利用できる可能性を報告した。Science Translational Medicine誌オンライン版2022年12月7日号の報告。※新規会員登録はこちら
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