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8月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
8月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ × マイナビ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、8月31日までに89,358円が集まったことをご報告いたします。 2023年8月までの寄付総額 89,358円 (8月中の寄付総額14,340円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年3月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation 血液内科 Pro 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ × マイナビの会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。 8月は『教科書には書いていない血球の目視分類解説』の連載や元血液内科看護師ふみの【血内あるある】などがtwitter上でご好評を頂きました。 血液内科の先生方や看護師の方々が共感できるコンテンツとなっていましたら幸いです。 また『ヒポクラ × マイナビ 血液内科 Pro』では友達紹介増額キャンペーンを実施。紹介した先生/された先生の双方へ最大15,000円分のAmazonギフト券を配布するキャンペーンを実施。多くの先生方に会員になって頂きました。ご紹介して頂いた先生方には改めて御礼申し上げます。 今後も血液内科、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方の活動とその発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。 『ヒポクラ × マイナビ』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ × マイナビ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ × マイナビ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ × マイナビ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
数字で見る血液内科 Pro
数字で見る血液内科 Pro
会員医師 会員人数 » 757人 2022年5月1日〜2023年7月31日 平均年齢» 43才  2022年5月1日〜2023年7月31日 平均年次» 20年目 2022年5月1日〜2023年7月31日 投稿 投稿数合計» 306件 2022年5月1日〜2023年7月31日 投稿者平均年齢» 39才  2022年5月1日〜2023年7月31日投稿者平均年次» 16年目 2022年5月1日〜2023年7月31日 投稿カテゴリごとの投稿数 臨床相談   » 103件 2022年5月1日〜2023年7月31日素朴な疑問  » 45件  2022年5月1日〜2023年7月31日トピック共有 » 140件 2022年5月1日〜2023年7月31日論文シェア  » 18件  2022年5月1日〜2023年7月31日 相談カテゴリごとの投稿数 (※重複あり) 診断  » 32件  2022年5月1日〜2023年7月31日治療  » 107件 2022年5月1日〜2023年7月31日管理  » 36件  2022年5月1日〜2023年7月31日薬剤  » 23件  2022年5月1日〜2023年7月31日検査  » 15件  2022年5月1日〜2023年7月31日その他 » 13件  2022年5月1日〜2023年7月31日 疾患ごとの投稿数白血病    » 20件 2022年4月1日~2023年7月31日悪性リンパ腫 » 51件 2022年4月1日~2023年7月31日多発性骨髄腫 » 8件  2022年4月1日~2023年7月31日その他    » 24件 2022年4月1日~2023年7月31日 コメント コメント数合計» 1126件 2022年4月1日~2023年7月31日 コメント者平均年齢» 42才  2022年4月1日~2023年7月31日コメント者平均年次» 19年目 2022年4月1日~2023年7月31日 平均回答時間» 8時間 2022年10月1日〜2022年12月5日 平均回答件数» 3.7件 2023年4月1日~2023年7月31日 エンゲージメントいいね、ブックマーク、フォローなど交流アクションの総数エンゲージメント数合計 » 3600件 2022年4月1日~2023年7月31日 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.64(2023年8月31日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.64(2023年8月31日号)
SEXで快感を得るために不可欠な受容体は? 有性生殖において生殖器の機械感覚が重要な可能性があるにも関わらず、会陰部の触覚が交尾にどのような影響を与えるかについてはほとんど知られていない。著者らは、マウスとヒトにおいて、機械感覚によって生器がどのように絶妙な刺激を感知し、生殖を制御するかを調査した。Science誌オンライン版2023年8月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む COVID-19罹患2年後にも健康被害があるのか? SARS-CoV-2感染は、複数の臓器に後遺症を引き起こす可能性があるが、これまでのエビデンスのほとんどは感染後1年間に限られている。著者らは、死亡リスクと80件のCOVID-19罹患後症状(PASC)のリスクを推定するために、13万8,818人の患者を2年間追跡調査した。Nature Medicine誌オンライン版2023年8月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む SGLT2阻害薬は、日本人高齢者に使用しても、筋肉量や筋力を低下させないか? SGLT2阻害薬は心不全や慢性腎臓病にも有効であるため、2型糖尿病患者への使用が増加しているが、体重を減少させるため、高齢者のサルコペニアを促進する可能性がある。著者らは、SGLT2阻害薬であるエンパグリフロジンが、高齢の2型糖尿病患者に対する血糖コントロールに加えて、筋肉量と筋力に及ぼす影響を評価した。Diabetes, Obesity & Metabolism誌オンライン版2023年8月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む パーキンソン病を特異的に予測できる身近な疾患とは? Braakの仮説では、パーキンソン病は消化管に起因するとされており、アルツハイマー病や脳血管疾患については同様の関連が確立されている。著者らは、Negative Control、アルツハイマー病、および脳血管疾患と比較して、パーキンソン病に先行する消化器疾患の発生率を調べるために、症例対照研究とコホート研究を組み合わせて検証を行った。Gut誌オンライン版2023年8月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 健康格差の鍵は水分摂取!? 水分摂取不足は、心血管疾患および腎臓病の罹患および全死因死亡率と関連している。白人と比較して、黒人は水分摂取不足である率が高く、人種間の健康格差の一因となっている可能性があるが、水分摂取差の根本的な理由は不明である。著者らは、社会経済的に豊かではない地域に居住していることが、水分摂取の人種差に寄与しているかどうかを調査するために横断研究を行った。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年8月22日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.63(2023年8月24日号) 「卵、乳製品、小麦、砂糖」 精神疾患と因果関係があるのは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.62(2023年8月17日号) 賢者タイム短縮には、どの神経を刺激すると良いか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.61(2023年8月10日号) フリーウェイト vs マシン、筋トレに有用なのはどっち? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.60(2023年8月3日号) 毎日わずか〇分の高強度運動でがん予防!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.59(2023年7月27日号) 週末のみ vs 毎日運動、心血管リスク軽減にはどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.58(2023年7月20日号) 糞便移植で失われた筋肉を取り戻す!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.57(2023年7月13日号) スマートウォッチで7年先のパーキンソン病を発見できる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号) ”孤独感”が心血管疾患リスクを上げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号) 60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本
「医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー」は腫瘍内科医の夢への第一歩
「医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー」は腫瘍内科医の夢への第一歩
 私がこのセミナーに参加を決めた理由は2つある。まず、腫瘍内科医のキャリアパスについて知りたかったからだ。医学部受験を志した時から現在まで、漠然と腫瘍内科医になるという夢を持ち続けているが、そのキャリアパスについては周囲に相談できる人がおらず、ぼんやりとしていた。腫瘍内科医になるという思いだけが1人走りし、実現するために能動的な行動ができていない自分にモヤモヤしていた。今回のセミナーには、全国でご活躍されている腫瘍内科の先生方が多く参加される。この機会にキャリアパスについて、さまざまなお話をお伺いすることができるのではないかと考え、参加を決めた。 また、私と同じように腫瘍内科医を志す医学生や研修医・専攻医の先生方との交流を通じて、刺激を受けたかったということも理由に挙げられる。このようなセミナーに参加すること自体が初めてで、不安な気持ちはあった。しかし、大学を越えて全国の学生や先生方と交流できる機会は貴重であると強く考え、一歩踏み出した。実際セミナーに参加してみて、同志との交流の時間は私にとって非常に有意義なものであったと考える。 取材担当:福井大学医学部5年 松田 玲奈 腫瘍内科医を目指すためのステップは?「キャリア相談カフェ」も利用可能に  専門研修の実際についてお話しいただいた島根大学の津端 由佳里先生は、まず専門医取得プランの全体像を示してくださった。2年の初期臨床研修後、内科専門研修(医師3-5年目)を経て内科専門医を取得する。内科専門研修と連動して、領域専門研修(医師4-6年目)を行い、各領域の専門医を取得することも可能である。そしてその後サブスペ研修(医師6-8年目)を行う。がん薬物療法専門医はサブスペ研修を経て取得する。 専門研修の実際については、大学病院、がん専門病院、一般病院の3施設での研修を比較してお話いただいた。典型的なプログラムとしては、大学病院と一般病院は腫瘍内科に在籍し,必要時にローテートする“腰落ち着け型”だという。一方、がん専門病院は基本“ローテート”で、プログラムの対象が内科専門研修修了後の医師という点が特徴である。大学院進学に関しては、システム的にやはり大学病院が並行して研修を行いやすいそうだ。ただし、がん専門病院や一般病院でも、連携している大学での取得となるが、大学院進学も可能であるというお話であった。「専門研修において3施設のどれかが秀でているわけではない」と津端先生は話された。各施設での研修のカラーを知り、自身が重要視する点や求める研修内容も含めて決める必要があるという結論に至った。 日本臨床腫瘍学会(JSMO)に入会すると、JSMOの新しい取り組みである「キャリア相談カフェ」を今後利用できるようになるという。キャリアプランに悩み、専門医取得の道筋が構築できていない私のような学生は利用させていただく他ないと考える。 治療だけではない、患者さんの“いえる”を助ける医療者に  絨毛がん経験者の藤田 理代さんのご講演も拝聴させていただいた。藤田さんは14歳から婦人科に通院、29歳で初めての妊娠をされるも、その後流産を経験された。そして間もなくして、絨毛がんが発覚した。藤田さんは自身のがん罹患の経験から、“いえなかった(言えなかった・癒えなかった)場面”と“いえる(言える・癒える)ようになった関わり”についてお話しくださった。がん発覚後、進行が早い絨毛がんの特性上、時間がない中での治療が始まった。それは医療者から「正しい説明」を「される」連続だったという。そんな中、藤田さんは流産やがん罹患による悲しみ、治療や今後に対する不安、副作用や治療環境のつらさに耳を傾けてもらえることもなく、“いえない”状況を強いられた。追い討ちをかけるような周囲からのさまざまな矢印も、藤田さんを“いえない”状況へとさらに追いやった。産婦人科の待合室で目に入る妊婦さん。子育てに奮闘する友人。絨毛がん治療後の妊娠に前向きな医療者たちなど…。周囲からの反応や声が、ご自身の本音とかけ離れており、それがさらに藤田さんを苦しめた。 そうした苦しみの中で自信を喪失した患者さんが、自ら助けを求めることの難しさを藤田さんは訴える。もしもその時、患者さん自身の本音を感じ取り、打ち明けるきっかけとなる医療者からの「声かけ」があったとしたら“いえる”ことができたかもしれないと、当時を振り返りお話された。 藤田さんが“いえた”きっかけは、2人の看護師さんとの出会いだった。それまでのがん治療の旅路で抱えてきたさまざまなつらさを、マギーズ東京の看護師さんに打ち明けた時、「やさしいのね」、そう言われたという。また、治療中の1番つらい時を知る外来化学療法室の看護師さんは特別な存在であり、その人からのひと言が、どんな「支援」よりも力になった、と藤田さんはいう。 患者さんの“病気を治す”ことに焦点を当てるだけでは、医療者として不十分なのである。個々の患者さんの気持ちを感じ取り、本音まで知ろうとする姿勢、そして声に出せるような“場”を提案できることが求められるのだと、私は思った。 初体験の「Cancer Journey」患者さんの人生に寄り添うことの重要性を実感  グループワークでは他の参加者の方と共に、がん患者さんのCancer Journeyに基づくケース・シナリオを作成した。私のグループに充てられた患者設定は「AYA世代の根治可能ながん患者さん(30歳女性)」。がん発症までの人生から、それに基づく本人の価値観や性格、家族構成まで話し合って設定した。根治可能ながんとして、疾患をステージⅠB3の子宮頸がん(脈管浸潤あり)とした。このステージの1次治療は広汎子宮全摘術+術後化学放射線療法であるが、患者さんは挙児希望のある30歳女性、結婚2年目、子ども好きの保育士(という設定)。AYA世代のがんでは、妊孕性の問題がしばしば挙げられる。今回の症例は、医学的に根治可能である、しかし本人の妊孕性の維持は難しい。このような状況における患者さん本人の心境や思い、また家族や主治医の思いについても話し合いを重ねていった。患者さんの年齢が私自身と近かったため、自身と重ねて考えてしまう場面もあった。 患者さんへの説明の仕方は1通りではない。より患者さんに寄り添った説明をするためには、患者さん本人の歩んできた人生を知ること、また知ろうとすることが大切であるとグループワークで再認識した。こんなにも詳細に1人の人生を読み解く取り組みは初めてであった。臨床現場では、疾患そのものに焦点が行きがちであるが、患者さんの人生に寄り添うことが旅路(Cancer Journey)を共にする上で重要であると実感した。 “病気を診る”のではなく“患者さんの人生をみる”医師が私の目標  「多くの人に“がんは治る病気”と認識してもらえるようにしたい、また腫瘍内科医として、そのような治療を確立させたい」これは私が本セミナー参加前に抱いていた目標である。私は祖父をがんで亡くしたことをきっかけに、こう思うようになり、当時通っていた大学を辞め、医学部に進路変更をした。そのような中、本セミナーに参加し、大きな収穫があった。それは、先生方とお話する中で得られた、新たな考えや価値観である。 がん研有明病院の高野 利実先生は、お話しさせていただいた際に次のようにおっしゃった。「治すというだけが腫瘍内科医としての仕事ではなく、治らない場合にこそ腫瘍内科医にしかできない仕事がある」「治らない患者さんに手を差し伸べ、共に歩むことができる点が腫瘍内科医の何よりも魅力だ」と。そもそも“治す”とは何を指すのか。この問いを考えたとき、いわゆる完治だけが“治す”ではなく、たとえ治らなくともがんと上手く向き合い、付き合いながら患者さん自身の人生を生きていくこと、それが“治す”であるという答えに至った。 思えば、家族のがん罹患の経験から“がん=悪”という考えが私の心の奥に根付いていたのかも知れないと、ハッとした。病気は誰でもなる、それはがんも同様だ。病気は人生の一部であり、病気によって人生が左右されてはならない。患者さん自身の人生をその人らしく生きることが何より大切である。医師として病気を治すことだけに躍起になるのではなく、同じ方向(治療目標)を向きながら、共に歩むという考えを自分の中におとし込むことができた。つまり、“病気を診る”のではなく、“患者さんの人生をみる”医師になりたいという考えに至った。 患者さんと共に成長できることも腫瘍内科の魅力  「人生の扉は他人が開けてくれる」これは奈良県総合医療センターの東 光久先生が大切にされているお言葉である。東先生は、この言葉の“他人”とは“患者さん”であるという。「医師としても人としても、患者さんとの出会いが私たちを成長させる。そして、患者さんの人生に寄り添い、共に歩む中で、私たちは患者さんから思いがけない新たな気づきやきっかけをいただいている」とお話ししてくださった。私も、患者さんお一人お一人との出会いを大切にしていきたいと改めて感じた。 ここまで“患者さんの人生に寄り添い、共に歩む”ことを中心にレポートしてきたが、どんな病気においてもこの考えは基盤になると考える。ただその中でも、がんは患者さんのそれまでの人生、またその後の人生に大きな影響を与える疾患の1つである。だからこそ腫瘍内科医は、がん患者さんの人生に深く、長く寄り添い、その人らしい人生を送るためにその患者さんにとっての最善の提案をする力が求められる。患者さんとの関わり合いの中で、人として成長させていただけること、これは腫瘍内科の魅力だと先生方とお話しさせていただき、強く感じた。また“臓器横断的”に診られることも腫瘍内科の魅力である。私が腫瘍を扱う外科ではなく、腫瘍内科を志望しているのもこの点に魅力を感じているからだ。患者さんの全身を診ることができ、そして人生をみて、共に歩む。これこそが腫瘍内科の魅力であると考える。 福井大学医学部5年 松田 玲奈 ヒポクラ × マイナビ無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hpcr 日本臨床腫瘍学会ホームページはこちら▶https://www.jsmo.or.jp/ 日本臨床腫瘍学会認定研修施設はこちら▶https://www.jsmo.or.jp/authorize/doc/sisetsu.pdf 名古屋大学医学部6年 金澤 元泰 京都大学医学部6年 杉本 凌太郎
私の心に強く刻まれた「腫瘍内科の未来を創るのは君だ!」
私の心に強く刻まれた「腫瘍内科の未来を創るのは君だ!」
 「腫瘍内科の未来を創るのは君だ!」これまで、腫瘍内科医になるというキャリアパスを考えたことがなかった私の目に飛び込んできた言葉だ。大学の掲示板に貼ってあったポスターに書かれたこのキャッチコピーは、私の心に強く刻まれた。マッチング試験を控えた7月末、本来ならば就活対策に充てる時期に実施される腫瘍内科セミナー、行くべきか行くべきでないか。私は判断を保留することにした。 その翌月、外部の市中病院で血液内科の病院実習をしていた私は、1ヵ月の実習中に一度だけ、最も忙しい先生の外来を見学した。「私は血液内科だけでなくて腫瘍内科の専門医も持っているので、その外来もあるんですよ。これからは臓器ではなくて、遺伝子変異で治療法を決める時代になりますよ」患者さんについて細かく教えていただいたあと、最後にそう言って、先生は次の患者さんを迎えに行ってしまった。私には、病院の腫瘍患者さんを一身に背負うその先生の背中が、とても大きく見えた。 腫瘍内科の仕事とはどんなものだろう。どうしたら腫瘍内科医になれるんだろう。その時、先月大学で見たあの言葉を思い出し、参加することを決めた。取材担当:名古屋大学医学部6年 金澤 元泰 腫瘍内科は志を同じくする医師の集まり  セミナーの第一印象は、自己紹介の面白さだ。腫瘍内科の先生方は、自己紹介の時にグラフを提示することがある。自分が診ている患者さんの、がん種別の割合グラフだ。すべての先生がすべての腫瘍を診ているわけではない。それぞれの先生にバックグラウンドがあって、得意分野がある。腫瘍内科は診療科であり、ある種学問である一方で、志を同じくする医師の営みのような、そんな感触があった。 現在は、学会認定制度であるがん薬物療法専門医制度から、日本専門医機構認定の腫瘍内科専門医制度への変革期に当たるため、先行きは若干不透明である。よって、現状では学会としては、専攻医にがん薬物療法専門医の取得を目指していただきたいとの意向がある。一方で、がん薬物療法専門医から腫瘍内科専門医への更新・移行が可能になる見込みであることから、がん薬物療法専門医資格を取得しておくことは不利益にはならない。 患者さんの気持ちを受け止められる医師、それが腫瘍内科医  Cancer Journeyとは、「がんと闘うのではなく、がんと旅をする」という考え方だ。がんと診断された時、人は大きな衝撃と孤独を感じる。そして、がんはその人の人生全般に影響を与える。このような、がんは人生を根本から覆してしまうという即面から、このCancer Journeyという考え方が生まれたそうだ。中で、がん体験者の方のCancer Journeyを伺う機会とグループワークで架空の患者さんのCancer Journeyをつくるという機会を得た。 今回話を伺ったのは、流産後に絨毛がんを患った元患者さん。「いえない(言えない/癒えない)」をテーマに進んだその話は、とても興味深いものだった。医学生の立場で拝聴していると、とくに医師に対して「言えない」ことが多かったように感じた。絨毛がんの特性上、時間のない中で治療が始まったとのことだった。その際に、正しい説明を「される」だけの連続が辛く、流産の苦しみ、がんによる苦しみ、治療やこれからに対する不安、副作用や治療環境の辛さを抱えている一方で、不安や悲しみを抱えていることが、説明を理解していないと捉えられるのではないかと思い、主治医にその悩みを伝えられなかった。 治療が始まっても「言えない」経験が続いた。入院する日からしばらく主治医が出張で不在となり、引き継ぐことになった先生との関係がうまく築けなかった。通院治療に変わってからは、5日連続の治療のため毎日異なる医師の診察を受けることになり、主治医以外の先生は病状を同じように理解してくれていなかったり、副作用の訴えに親身になってもらえなかったりすることが積み重なり、自分の状況を言いづらくなっていったという。主治医に代わりがんの告知をした医師に予後を尋ねたところ「いつ死ぬかは誰にもわかりません。治療はまだありますから、前向きに頑張りましょう」と言われ、後ろ向きで答えのない問いをしてはいけないのかと思わされることもあったようだ。 そのような中、がん治療後に出会ったのが、ある婦人科の女性開業医だった。その先生は病状だけでなく、治療の辛さや、10代から抱えていた婦人科疾患のことも含めてすべてを理解してくれた。そして診察の度に「我慢しなくていいよ、なんでも言ってね」と声をかけてくれた。このような環境で受け入れられた経験から、少しずつ今の自分を受け入れて、希望を周りに伝えられるようになっていったそうだ。 この元患者さんから伺った一連のお話の中で、私は一貫して治療を把握、管理できる医師、希少ながんやAYA世代のがんにも、治療面とケア面両方で対応できる医師、がんやその治療の過程での苦しみと、その個人差を理解し、患者さんの気持ちを受け止められる医師の必要性を実感した。 患者さんの気持ちを知ることの難しさをグループワークで体感  今回のセミナーの目玉は、グループワークで架空の患者のCancer Journeyを作成する試みだ。会場の参加者は8つのグループに分けられた。与えられた条件は、年齢性別と化学療法を実施するということだけ。あとは名前や住所から、すべて自分たちで決めていく。 難しいのは、単に「症例」をつくるというだけではないという点だ。疾患に対する治療の一例を作るのではなく、患者さんの背景、考え方や価値観、がんやその治療に対する反応、周囲の人々も含めて設計する必要がある。そして、そこがこの試みの狙いであるようにも感じた。 私のグループは、知識や臨床経験は異なる学部2年生から専攻医の先生まで、さまざまなステージの参加者で構成され、乳がんに罹患した30歳女性についての検討を行った。患者背景を考える際は知識も経験も関係ない。まずは名前を高橋さんと決めた。東京のOLにしよう、優柔不断な性格かもしれない、もうすぐ結婚式ということにしたらどうか、妹がいて姪ができたことにしよう。話はどんどん弾んでいく。 背景を考えると、患者の問題点もたくさん上がってくる。結婚はどうするのか。子供は産めるのか。仕事はどうするのか。乳がんは遺伝性のものもある、妹や姪も乳がんになるのか。私たちはその中でも、結婚式に焦点を当てて話を進めることにした。 結婚式を挙げるとなると、見た目の問題が出てくる。化学療法で髪が抜けると困る。ドレスを着るから胸や脇の手術痕も嫌だ。高橋さんだったら絶対にそう思うだろう。でも、治療を待つことはできない。 化学療法は術前術後どちらに行うのでも、予後に差はない。だったら、あとが出来てしまう手術は結婚式の後にして、術前化学療法を実施するのはどうか。そうすると脱毛は避けられない。ウィッグで結婚式を挙げるというのはどうか。それを高橋さんは受け入れてくれるだろうか。このようなことを考えていくうちに、高橋さんのCancer Journeyが出来上がっていった。 2日間のセミナーの最後に、各グループのCancer Journeyを発表し合った。私たちのグループは、いかに主治医が結婚式の話を聞き出すか、高橋さんにどう結婚式を迎えてもらうかを主眼に発表を進めた。「副作用が嫌だ」という高橋さんの訴えに対して、「みんなそうです」と切り捨てるのではなく傾聴を続けていくこと、看護師さんや美容師さんとも相談しながら、複数のウィッグを使ってお色直しでイメージチェンジを提案することなどを盛り込んだ。 他のグループも、ものすごく勉強になる発表ばかりだった。遊び人のおじいさんがどう運命を受け入れていくのか、SNSはどのようにがん治療に関わってくるのか、妊孕性温存がプレッシャーになることがある、治療するために生きているわけではない。他にも多くのメッセージを受け取った。 患者さんに寄り添える医師になりたい、そう思える2日間のセミナー  私は、生命に直結する疾患を診れる医師、全身を診れる医師、患者さんに寄り添える医師になりたいと思っている。そのために今は、血液内科を目指している。今回、腫瘍内科についてみっちり学ばせてもらって、腫瘍内科の道も考えるようになった。血液内科に進むのか、腫瘍内科に進むのか、血液内科専門医取得後に腫瘍内科専門医を取得するのか。一長一短はある。会場にいらした血液内科出身の先生は、「まずは血液内科で抗がん剤治療や移植の基礎を学んだらいいよ」とアドバイスしてくださった。他にも、呼吸器や消化器出身の先生もいらっしゃった。別の診療科に軸足を置いてから腫瘍内科に取り組むと、新しいアプローチができるとも伺った。3年目から腫瘍内科に首まで浸かってみたいという思いもある。時代はそちらへ進んでいると実感した2日間だった。私のキャリアについては、今後の初期研修2年間で多くの患者さんと出会う中で考えて行くことにしたい。まずは置かれた場所で懸命に頑張っていきたいと思う。 腫瘍内科医は、一人の患者さんを臓器横断的かつ継続的に、一生涯を見届けるつもりで診ていく。そういった診療スタイルに魅力を感じる方は、とくに腫瘍内科をお勧めできると強く感じた。EBMとはエビデンスだけを重視するのではない。それをどう、個別の、目の前の患者さんに落とし込むことができるか。患者さんの価値観や全人的な悩みもすべて傾聴して受け止めて、その中でどういった治療、Journeyを共に描くのか。腫瘍内科医への扉はどんどんと開かれようとしている。その扉を誰がどう叩くのか。私もその一人でありたい。 実行委員長の高野 利実先生にもたくさんお話を伺った。高野先生は日本の腫瘍内科の先駆け的な先生だ。日本で「腫瘍内科」という概念がそこまで根付いていない中で、どうして先生は、腫瘍内科医になるというビジョンを描けたのかをぜひ伺ってみたいと思っていた。先生の答えは私にとって驚くべきものだった。先生は大学同窓会誌の編集長を務めていらして、その取材の一環でがん研の総長に取材に行かれて、そこでこれからは腫瘍内科の時代だと聞いて腫瘍内科医を目指されたとのことだった。まさに今の私とほとんど同じ境遇だった。このような機会を与えてくださった皆様に心から感謝申し上げます。 名古屋大学医学部6年 金澤 元泰 ヒポクラ × マイナビ無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hpcr 日本臨床腫瘍学会ホームページはこちら▶https://www.jsmo.or.jp/ 日本臨床腫瘍学会認定研修施設はこちら▶https://www.jsmo.or.jp/authorize/doc/sisetsu.pdf 京都大学医学部6年 杉本 凌太郎 福井大学医学部5年 松田 玲奈
実は、腫瘍内科は最高に熱くて面白い分野なんです!
実は、腫瘍内科は最高に熱くて面白い分野なんです!
 皆様は腫瘍内科について、どのような印象をお持ちでしょうか。「聞いたことはあるけど、具体的に何をするのかよく分からない」「がん治療って、内科や外科がメインで、腫瘍内科はあまり関わらないんじゃないの?」 正直、こういったイメージの方もいらっしゃるのではないかと思います。 私自身、これまで腫瘍内科についてあまり知らず、「がんの化学薬物療法を管理する診療科」という程度しか理解していませんでした。腫瘍内科のことを聞かれても、ちゃんと答える自信がありませんでした。 しかし、2日間にわたる「医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー」に参加して、私のイメージはガラリと変わりました。実は、腫瘍内科は最高に熱くて面白い分野なんです!取材担当:京都大学医学部6年 杉本 凌太郎 私が腫瘍内科に興味を抱いたきっかけは・・・  腫瘍内科にあまり詳しくなかった私が、なぜこのセミナーに参加したのかというと、私が志望する進路に密接に関わっているからです。 私は以前から呼吸器内科に興味を持っており、研究室でもその分野に取り組んでいました。そんな中、肺がんを患っていた祖母の薬物療法を間近で見たことをきっかけで、とくに肺がんの治療に関心を抱くようになりました。これが、私が腫瘍内科に興味を持つようになったきっかけです。 また、記事執筆の仕事をしていた際に、厚生労働省のさまざまな資料を見たことで、医療技官や行政医への道も視野に入れるようになりました。がんは高齢化や地域医療、ゲノム医療、予防医学など、医療の未来を形作る重要なテーマを含んでいます。そうした観点からも、私は腫瘍内科に興味を抱くようになったのです。 要するに、腫瘍内科への興味はあるものの、詳細はよく分からないという状況で、このセミナーはまさに私にとって良い機会でした。私は「腫瘍内科医にはどのような仕事が求められるのか?」「腫瘍内科医のやりがいとは何なのか?」「腫瘍内科医にはどのような未来が訪れるのか?」という3つの疑問を抱えてセミナーに参加し、その中で答えを見つけることを決めました。 腫瘍内科医は「患者さんや医療者と連携し、最良の時間をデザインするリーダー」  本セミナーでは、がん患者さんの人生の全期間に及ぶケース・シナリオを作成するグループワークのセッションがありました。このグループワークを通して、腫瘍内科医の役割について学ぶことができました。 例えば、治療の初期段階を考える際、腫瘍内科医には次のような役割が求められることに気がつきました。・患者さんやご家族と十分なコミュニケーションを取り、身体的な情報だけでなく、人柄や価値観などの生き方に関わる情報を引き出す。・エビデンスに基づいて治療の効果や副作用を予測し、患者さんの生き方に合わせてリスク・ベネフィットを評価し、共有する。・患者さんやご家族の意見を尊重して、共有意思決定 (Shared decision making:SDM) を行う。 特徴的だと感じたのは、「生き方」を重視するところです。がんは人生に大きな影響を及ぼす病気ですが、治療だけが全てではありません。治療は、患者さんが望む「生き方」に沿って「人生の目標」に向かって進めるように支援する手段でしかないのです。 また、実際にがんを経験された方のお話を伺う中で、情報の伝え方を個々の人生観に合わせる必要性も感じました。例えば、良い治療効果が得られる可能性があれば、希望があることを強調して励ますことで、患者さんも安心できるかもしれません。一方、患者さんが覚悟を決めていて、初めから「死」を含めた今後の見通しについて知りたいと考えているのであれば、希望を前面に打ち出したような伝え方は逆影響です。このように、患者さんの背景や考え方に合わせて情報を伝えることが重要だと感じました。また、症状や副作用が刻々と変化する中で、患者さんやご家族の思いが変化することもあるため、常に想像力を働かせながら、患者さんやご家族と密にコミュニケーションをとり続けることが重要だと学びました。 さらに、患者さんとのコミュニケーションに加えて、他の医療従事者との連携も重要です。治療を遂行するためには、さまざまな診療科や施設と協力する必要があります。各臓器の診療科や放射線診断科、検査部の協力が必要なのはもちろんのこと、化学療法の副作用を早期に発見するには、外来化学療法室や看護部、薬剤部などとの連携も必要となります。心理士や遺伝カウンセラーに、精神的苦痛や遺伝に関する相談を依頼する例もあるでしょう。がんが進行した場合には、緩和医療や看取りについての相談に加え、緩和ケア病棟やホスピス、訪問診療・訪問看護などのスタッフの協力が必要になります。若い世代の患者さんで治療を終えられた場合でも、心や身体への負担がなくなったわけではありません。一番つらい治療の時期を乗り越えるためにサポートをしてきた腫瘍内科医だからこそ、力になれることがあるはずです。 こうした役割を踏まえて、腫瘍内科医の仕事を考えるなら、「患者さんや医療者と連携し、最良の時間をデザインするリーダー」と言えるでしょう。患者さんやご家族、多様な医療従事者と協力し、最良の治療を提供し、サポートする役割が求められることがわかりました。 「高度な臨床スキル」と「患者との信頼関係」のバランスが求められる腫瘍内科医  本セミナーを通して、腫瘍内科医の素晴らしさとは、専門知識と人間関係のスキルを結集させたプロの側面にあると感じました。 腫瘍内科医は、横断的な臓器の症状や副作用に対処する必要があり、内科的な知識が不可欠です。時には医学的な判断が生死にかかわることもあるでしょう。一方で、自分の知識や経験に基づき正しい判断を行うことで、患者さんの状態が大きく好転することもあります。そうした瞬間を共有し、患者さんの健康改善に貢献できることが、腫瘍内科医の面白さだと伺いました。 また、ケーススタディでも学んだ通り、医学的に正しい判断ができても、それを患者さんに伝えられるかどうかは別の問題です。信頼関係が崩れ、適切な治療が行えないこともあるそうです。 このように、腫瘍内科医には高度な臨床スキルとコミュニケーション能力が求められ、そのバランスを取るのは決して簡単ではありません。それでも、患者さんとの信頼関係を築き、適切なケアを提供することが、腫瘍内科医のやりがいといえるでしょう。 腫瘍内科医は、がん治療の未来を創生するスペシャリスト  本セミナーの中で、腫瘍内科の現状と未来についても学ぶことができました。 がん薬物療法の発展とともに生まれた腫瘍内科は、まだ新しい分野です。このため、専門医制度が十分に整っていない側面もありますが、需要は今後ますます増加していくでしょう。日本では、年間約100万人ががんに罹患し、約38万人ががんで亡くなっています。高齢化に伴ってがん患者数および死亡者数が増加しており、その多くが腫瘍内科医の専門知識を必要としています。その一方で、がん薬物療法専門医の数は2,000人にすら達しておらず、十分とはいえません。 そして、腫瘍内科医には多様なキャリアがあるのも特徴です。これまでは、各臓器の専門診療科でがん診療の経験を積んだ医師が、がん薬物療法専門医として活動しているケースです。最近では、最初からmedical oncologistとして臓器の枠にとらわれることなく悪性腫瘍に関する専門知識を習得し、臓器を横断的に考えることができる人材の育成も必要だと言われています。 また、腫瘍内科は新しい領域であることから、抱えている課題も少なくありません。腫瘍内科を専門的に扱っていない病院も多いし、腫瘍内科がある病院でも他の部門との連携に課題があることもあります。外来化学療法の普及も進んでいません。こうした課題に対して、腫瘍内科医が取り組み、がん治療の未来を変える可能性があるのです。 例えば、まだ腫瘍内科医がいない病院に赴き、新たに腫瘍内科を立ち上げて、地域のがん診療を支える役割を果たすこともあります。外来化学療法の積極的な導入により、「入院して当たり前」というがん治療のイメージを変えることもできます。また、臨床試験への参加を通じて、新たな標準治療の確立に寄与することも可能です。腫瘍内科医は、日本の医療の未来に大きな影響を及ぼす重要な役割を果たすことができるのです。 このように、私たちは腫瘍内科という新しい分野に挑戦することで、がん患者さんひとりひとりに最適な医療を提供するだけでなく、がん治療の未来を創っていくという夢に溢れた仕事に取り組むことができるのだと知りました。 熱さを胸に日本の医療の未来を築く医師を目指す  このセミナーでわかった腫瘍内科の魅力は、まさに「熱さ」でした。 腫瘍内科医の大切な使命は、がんという厳しい病気を抱える患者さんたちが最良の形で人生を送れるよう、多職種や多診療科のチームと連携してあらゆる面からサポートすることです。その仕事は難しい一方で、やりがいに溢れています。 さらに現在、がん領域はゲノム医療や新しい種類の薬剤の登場など、急速な進化を遂げています。その変化の中で、ベテラン医師と若手医師が協力し、「がん医療の未来をより良いものにする」という夢に向かって尽力している熱い姿勢に、感銘を受けました。 ——これからは、腫瘍内科のことを聞かれたら「最高に熱くて面白い分野です!」と答えるつもりです。そして、自分自身もその熱さを胸に、日本の医療の未来を築く医師を目指したいと思います。 京都大学医学部6年 杉本 凌太郎 ヒポクラ × マイナビ無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hpcr 日本臨床腫瘍学会ホームページはこちら▶https://www.jsmo.or.jp/ 日本臨床腫瘍学会認定研修施設はこちら▶https://www.jsmo.or.jp/authorize/doc/sisetsu.pdf 福井大学医学部5年 松田 玲奈 名古屋大学医学部6年 金澤 元泰
ヒポクラ にご協力いただいている協力医・監修医の紹介
ヒポクラ にご協力いただいている協力医・監修医の紹介
ヒポクラの信頼性のために ヒポクラは信頼できるサービスを提供するために、医師の先生方に協力、監修をいただいております。 血液内科 Proの監修医とサービスに向けたメッセージ(五十音順) 〈提供サービス〉 血液内科 Pro https://www.marketing.hpcr.jp/hematology  近藤 英生 先生 川崎医科大学 〈メッセージ〉このサービスがどのような形で機能するのか、大変楽しみにしています!  立津 央 先生 熊本大学病院 〈メッセージ〉熊本大学 血液・膠原病・感染症内科の立津央(たてつひろ)と申します。近年、複雑化してきております悪性リンパ腫の診断・治療に関しまして、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。  玉井 洋太郎 先生 たまい内科クリニック 〈メッセージ〉症候や検査結果に基づいた診断までのプロセスは一朝一夕に身に着くものではありませんし、私も未だに悩みながら診療しています。治療学においても、合併症や高齢者の治療は経験ガイドラインにおける記載が不十分です。標準的治療のこと、標準から少し外れても医学的に妥当なことなど、患者本位に幅広く議論できればと思っています。
『赤血球形態から推測される血液疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説⑤
『赤血球形態から推測される血液疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説⑤
今回の企画では、血液内科専門医の先生方が知っておきたい、けど教科書には載っていない…そんな血球の目視分類のポイントについて、国立病院機構九州がんセンター 臨床検査科技師長 牟田 正一先生 に解説いただき、その解説の中で気になるポイントを 大阪国際がんセンター 血液内科副部長 藤 重夫先生 にお伺いしました!第5回目は、『赤血球形態から推測される血液疾患』についてです。 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP):検査値上のポイント 今回のシリーズの最後のテーマとして、赤血球形態から推測される血液疾患について解説させて頂きます。このような疾患のひとつとして、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)があります。スライドにはTTPの症例の検査値データを示します。ここで注目すべきポイントは、まず一つ目は血小板数(PLT)です。PLTが2週間前の前回計測時は12.5万/μLであったのに対し、入院時の検査所見では、2万/μL以下と急激に減少している点です。もう一点は肝機能検査の異常です。肝臓にSOLが指摘されていますので、矛盾しないデータとなっています。次のスライドで肝機能検査からみるフローチャートをお示しします。このフローチャートは血液疾患か否かの鑑別を説明する際によく掲示している資料です。血液疾患で注視すべきなのはLDHです。肝臓の細胞破壊のマーカーのひとつですが、赤血球や白血球にも含まれる酵素であり、血液疾患で高値を示すマーカーです。LDHをALTで割って15を超える場合は血液疾患の可能性が高くなります。本症例も計算してみると、LDH/ALT=32.7と高い数値を示しています。血栓性血小板減少性紫斑病(TTP):血液形態のポイント 血小板減少における末梢血標本の観察のポイントを掲示します。このスライドの④は血小板減少に加え、破砕赤血球が出現していると血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)や播種性血管内凝固症候群(DIC)が疑われます。破砕赤血球が出現する機序は、血管中の血栓を赤血球が通過する際に壊れてしまうためです。末梢血液像実際の形態像を掲載していきます。まずは末梢血液像です。2枚の画像中に血小板が全く見られません。貧血が認められず血小板数が正常であれば、赤血球:血小板=20:1程度の比率でみられます。この画像からも血小板減少が読み取れます。赤血球所見としては、破砕赤血球と多染性赤血球、大小不同症、赤芽球が認められます。破砕赤血球以外の所見からは赤血球の造血亢進が考えられます。藤先生 :破砕赤血球は技師の方の場合、どういうときに特に見ようとするのでしょうか?牟田先生:やはり、血小板減少の時には破砕赤血球の有無の確認は必須です。逆に破砕赤血球が出現している場合は血小板数や凝固・線溶系検査を確認します。報告は必要によっては赤血球中の破砕赤血球の割合をパーセンテージで報告します。藤先生 :正常と破砕の区別に関して、明確に定義はあるのでしょうか?牟田先生:現在、日本検査血液学会のワーキンググループで検討が進められています。ポイントは「ちぎれたような部分」があるでしょうか。破砕赤血球ができる機序としては、血栓や心臓弁などが有る場所を赤血球が通過する際に引っかかって壊れるためです。壊れた赤血球は小さくなりますが、ヘモグロビン量は比較的残っているため、色が濃くなる(高色素性)のが特徴かと思います。骨髄像骨髄像を提示します。骨髄は正形成でM/E比は0.57と赤芽球系細胞が優勢で幼若な赤芽球が目立ちます(画像の左側と中央)。巨核球はやや増加しておりアズール好性型が多く観察されます(画像の右側)。この骨髄像は、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の血小板血栓による赤血球の破壊と血小板消費を補う赤血球と血小板の造血亢進の所見と考えます。血栓性血小板減少性紫斑病(TTP):診断へのアクセスここまでTTPの検査値と形態所見のポイントを示しましたが、診断の全体像を復習的に掲示します。 初めに、①急激な血小板減少があれば、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)・播種性血管内凝固症候群(DIC)・特発性血小板減少性紫斑病(ITP)・血球貪食症候群(HPS)などを疑います。②末梢血像では、白血球分類に異常がなく、赤血球形態に破砕赤血球、多染性赤血球、大小不同症、赤芽球出現 が認められました。この時点で血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)あるいは播種性血管内凝固症候群(DIC)に絞られます。③両疾患の鑑別として、FDPやD-ダイマーが有用です。FDPに大きな異常がないことからDICは否定的です。④AST、LDH、T-Bが高値、追加検査の網状赤血球が高値、ハプトグロビンが低値で溶血が疑われます。これは破砕赤血球の出現と合致します。⑤骨髄検査で巨核球の増生と形態異常や遺伝子・染色体検査に異常がないことを確認します。このような流れで血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の診断にアクセスします。その他の臨床的に意義の高い赤血球形態異常 その他の臨床的に意義の高い赤血球形態異常として球状赤血球と涙滴赤血球があります。球状赤血球の機序は、 遺伝性球状赤血球症では赤血球膜蛋白の異常で起こり、自己免疫性溶血性貧血では補体や抗体が結合した赤血球膜をマクロファージに貪食され膜を過剰に失って球状化します。涙滴赤血球の機序は、骨髄繊維症で起こる脾臓や肝臓による髄外造血では脱核が円滑に進まず有核赤血球が末梢血に出現します。有核赤血球が脾臓通過時に静脈洞内皮間隙に引っ掛かり脱核される時に赤血球が変形すると言われています。破砕赤血球、球状赤血球、涙滴赤血球は赤血球形態異常の中でも疾患特異性が高くそれらの報告は重要です。藤先生 :私の勤務施設では造血幹細胞移植を多く行うこともあり、画像上で破砕赤血球が確認された場合、移植後の微小血管障害なのかはよく議論になります。そのため技師さんにパーセンテージを出してもらうことがありますが、牟田先生の前述の通り、破砕赤血球か否かの基準が難しいと感じます。ちなみにですが、透析は破砕赤血球などとはあまり関係ないでしょうか?牟田先生:透析が関するか、という話はあまり聞かないですね…。藤先生 :急に伺って申し訳ないです。勤務先施設はがんセンターなので、あまり人工弁の方はおらず、透析の方がたまにいるので、少々お伺いさせて頂きました。もう一点お伺いとなりますが、勤務先施設でも最近は海外出身の患者が増えてきています。マラリアや遺伝性の疾患が日本人より多いと感じるのですがいかがですか?牟田先生:おっしゃる通り、ヘモグロビンS症の鎌状赤血球などアフリカ系の方に見られますね。地中海性貧血と呼ばれるサラセミアでは小型の標的赤血球が観察されます。また、年間に数件はマラリア原虫の確認の依頼があります。Fin.お二人の先生に今回は赤血球の形態異常を軸として、鑑別のポイントや各細胞の画像所見の具体例をお話頂きました。現場でしか知らない、強化書に中々載っていない内容をお教え頂き、より多くの先生方に知って頂きたい・お役立て頂きたいことを記事として発信できることが大変嬉しいです!当シリーズは今回の第5回目で終了となりますが、多くの先生方にお役立て頂ければと考えております。また、血液内科の先生方が他にも聞いてみたい内容など、ご意見をお待ちしております!牟田 正一先生、藤 重夫先生への記事に関するご質問やご意見・この記事に関する他の先生方のコメントなどは、血液内科医同士で臨床相談ができるオンライン医局®️︎ 血液内科 Pro(無料会員登録)からご覧ください。 この記事に関するご質問やご意見・他の先生のコメントはこちら▶https://hpcr.jp/app/pro/hematology/post/JTgBRLucnG無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hematology 文責:ヒポクラ事務局 血液内科 Pro とは 750名近くの血液内科医が参加するオンライン医局®️︎です。これまで100件以上の臨床相談(=会員医師が投稿した症例に対して、他の会員医師が意見・情報を伝える)が行われています。 難治例や再発・臨床試験の対象にならない高齢者・合併症がある方など、幅広い治療の選択肢があるような症例を経験豊富な先生から勉強できるサービスとして、血液内科の先生方に利用されています。 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら 『巨赤芽球性貧血・寒冷凝集症・骨髄異形成症候群』教科書には書いていない血球の目視分類解説④
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.63(2023年8月24日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.63(2023年8月24日号)
「卵、乳製品、小麦、砂糖」 精神疾患と因果関係があるのは? 「卵、乳製品、小麦、砂糖」それぞれの摂取と5つの主要な精神障害(躁病、双極性障害、躁うつ病、うつ病、統合失調症)との因果関係を明らかにするために、2標本メンデルランダム化解析を実施した。Journal of Affective Disorders誌オンライン版2023年8月18日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ブルーライトカット眼鏡は科学的に効果あり? ブルーライトカット眼鏡は、デジタル機器使用時の視覚パフォーマンスを改善し、網膜を保護し、睡眠の質を上げると謳われ、巷で売られている。著者らは、これらの効果に関する臨床試験のエビデンスを調査し、併せて潜在的な悪影響も評価した。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2023年8月18日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む たまの「ごちそう食」は、健康にはどんな影響が出るか? マウスや人間を含む雑食動物は、特に短期間、植物ベースの食事よりも脂肪が豊富なエネルギー密度の高い栄養素を好む傾向があるが、このエネルギー密度の高い栄養素の短期間の摂取が健康に及ぼす影響は不明である。著者らは、社会的な食行動を模倣した、短期的に繰り返す「ごちそう食」の身体への影響を調査した。Nature Immunology誌オンライン版2023年8月14日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 脳波から聞いた音楽を再現することは可能か? 音楽は人間の経験の中核をなすものであるが、音楽知覚の根底にある正確な神経動態は未知のままである。著者らは、ピンク・フロイドの曲を聴いた29人の患者の頭蓋内脳波(iEEG)データセットを分析し、直接神経記録から認識可能な曲の再現を試みた。PLoS Biology誌オンライン版2023年8月15日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 顕微授精(ICSI)は、従来の体外受精(c-IVF)と比べて有効かつ安全か? 1992年の症例報告以降、顕微授精(ICSI)は重度の男性因子不妊症のカップルにとって最適な治療法となり、時を経て、軽度の男性不妊や原因不明の不妊症のカップルの治療にも用いられるようになった。著者らは、男性の総精子数と運動性が正常なカップルにおける、従来の体外受精(c-IVF)と比較したICSIの有効性と安全性を評価した。1999年のレビューの更新版。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2023年8月15日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.62(2023年8月17日号) 賢者タイム短縮には、どの神経を刺激すると良いか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.61(2023年8月10日号) フリーウェイト vs マシン、筋トレに有用なのはどっち? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.60(2023年8月3日号) 毎日わずか〇分の高強度運動でがん予防!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.59(2023年7月27日号) 週末のみ vs 毎日運動、心血管リスク軽減にはどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.58(2023年7月20日号) 糞便移植で失われた筋肉を取り戻す!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.57(2023年7月13日号) スマートウォッチで7年先のパーキンソン病を発見できる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号) ”孤独感”が心血管疾患リスクを上げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号) 60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.62(2023年8月17日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.62(2023年8月17日号)
賢者タイム短縮には、どの神経を刺激すると良いか? 男性の性行動は生殖にとって重要であるにもかかわらず、生来の男性の性行動と報酬を支配する分子レベルの神経回路は、まだ特徴付けられていない。著者らは、オスマウスの交尾に必要かつ十分な神経回路を明らかにした。Cell誌オンライン版2023年8月11日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 死亡率を低下させるには、1日最低何歩歩くべき? 運動不足やウォーキング不足が心血管疾患や一般的な健康不良リスクを高めるという十分な証拠があるが、最適な歩数や健康における役割はまだ不明である。著者らは、歩数と全死因死亡率および心血管疾患死亡率との関係を評価するために、メタ分析を行った。European Journal of Preventive Cardiology誌オンライン版2023年8月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 甘い誘惑は命取り?砂糖・人工甘味料入り飲料と女性の肝疾患の関係は? 米国成人の約65%が砂糖入りの飲料を毎日消費している。著者らは、砂糖・人工甘味料入り飲料の摂取と、肝臓がんの罹患率および慢性肝疾患による死亡率との関連を調べるために、1993〜1998年に米国の40の臨床センターでWomen's Health Initiativeに登録された50〜79歳の閉経後女性9万8,786人を、2020年3月1日まで追跡調査した。JAMA誌2023年8月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む カフェイン摂取で精神神経疾患を予防・治療できる? カフェインへの曝露は、いくつかの精神神経疾患に関与するモノアミン神経伝達物質の代謝回転を変化させる。著者らは、カフェインの血中濃度上昇が神経性食欲不振症、双極性障害、大うつ病性障害、統合失調症のリスクと因果関係があるかどうかを調査するために、メンデルランダム化研究を実施した。BMC Medicine誌2023年8月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む お茶の摂取で片頭痛は改善?悪化? 観察研究では、お茶の摂取量と片頭痛リスクとの関係について相反する結果が得られている。従来の観察研究では、残留交絡因子と潜在的な逆因果関係は避けられない。著者らは、茶摂取量と片頭痛の因果関係を明らかにするために、メンデルランダム化研究を実施した。Scientific Reports誌2023年8月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.61(2023年8月10日号) フリーウェイト vs マシン、筋トレに有用なのはどっち? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.60(2023年8月3日号) 毎日わずか〇分の高強度運動でがん予防!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.59(2023年7月27日号) 週末のみ vs 毎日運動、心血管リスク軽減にはどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.58(2023年7月20日号) 糞便移植で失われた筋肉を取り戻す!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.57(2023年7月13日号) スマートウォッチで7年先のパーキンソン病を発見できる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号) ”孤独感”が心血管疾患リスクを上げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号) 60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.61(2023年8月10日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.61(2023年8月10日号)
フリーウェイト vs マシン、筋トレに有用なのはどっち? フリーウェイトとマシンでの筋トレにおける筋力、筋肥大、関節不快感に対する効果を比較するために、38人の男性をフリーウェイト群とマシン群に割付、フルスクワット、ベンチプレス、プローンベンチプル、ショルダープレスの4種目について8週間の試験を行った。Medicine and Science in Sports and Exercise誌オンライン版2023年8月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む アルコール摂取と血圧上昇には関連があるか? アルコール摂取は血圧を上昇させる可能性があるが、特に低レベルのアルコール摂取における関連については詳細が不完全である。著者らは、健康な成人1万9,000人以上を対象とした縦断研究を解析し、アルコール摂取量と血圧の関連性について報告した。Hypertention誌オンライン版2023年7月31日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 多価不飽和脂肪酸(PUFA)摂取による好影響には、男女差がある!? 多価不飽和脂肪酸(PUFA)は飽和脂肪酸(SFA)と比較して健康上の利点があるといわれている一方で、ランダム化比較試験では有益性はあまり示唆されていない。著者らは、単変数および多変数のメンデルランダム化を用いて、主要脂肪酸およびその亜種と、虚血性心疾患との関連(全体/男女別)および性差による寿命との関連を評価した。International Journal of Epidemiology誌オンライン版2023年8月3日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む セロトニンは情報収集意欲向上に寄与する? セロトニンは、遅延や肉体的労力などの嫌悪コストの評価に関係してるが、情報収集時の熟慮コストなど、認知的努力に対する感受性を制御する役割は不明である。著者らは、性別を問わず健康な成人に対しセロトニン作動性抗うつ薬を投与し、情報収集意欲が高まるかを検討した。The Journal of Neuroscience誌オンライン版2023年7月31日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む アルツハイマー病とがんの因果関係が明らかに!? アルツハイマー病(AD)とがんは一般的な加齢関連疾患であり、疫学的には逆相関があることが示唆されているが、そのメカニズムの解明はまだ不十分である。著者らは、GWAS(全ゲノム関連解析)カタログの4万2,034人のAD患者と60万9,951人のがん患者のゲノムワイド関連統計概要を基に、メンデルランダム化およびトランスクリプトーム解析を行った。Journal of Translational Medicine誌2023年8月4日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.60(2023年8月3日号) 毎日わずか〇分の高強度運動でがん予防!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.59(2023年7月27日号) 週末のみ vs 毎日運動、心血管リスク軽減にはどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.58(2023年7月20日号) 糞便移植で失われた筋肉を取り戻す!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.57(2023年7月13日号) スマートウォッチで7年先のパーキンソン病を発見できる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号) ”孤独感”が心血管疾患リスクを上げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号) 60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本
『巨赤芽球性貧血・寒冷凝集症・骨髄異形成症候群』教科書には書いていない血球の目視分類解説④
『巨赤芽球性貧血・寒冷凝集症・骨髄異形成症候群』教科書には書いていない血球の目視分類解説④
今回の企画では、血液内科専門医の先生方が知っておきたい、けど教科書には載っていない…そんな血球の目視分類のポイントについて、国立病院機構九州がんセンター 臨床検査科技師長 牟田 正一先生 に解説いただき、その解説の中で気になるポイントを 大阪国際がんセンター 血液内科副部長 藤 重夫先生 にお伺いしました!第4回目は、『巨赤芽球性貧血・寒冷凝集症・骨髄異形成症候群』についてです。 検査値上での鑑別において、注意すべき症例 ここでは、形態像の確認の前に、検査値上での鑑別において、注意すべき症例としてAとBの2症例を提示します。赤血球恒数のMCVが症例A・B共に130を超える高値となっています。MCHCは、症例Aは正常域ですが、症例Bは40を超え異常値を示しています。では、この症例AとBについて、形態像を交えて解説していきましょう。巨赤芽球性貧血と寒冷凝集の鑑別 症例Aは巨赤芽球性貧血です。巨赤芽球性貧血はビタミンB12または葉酸の欠乏による核酸代謝異常に伴うDNA合成の阻害によって核の成熟が遅れ細胞分裂に障害が起こります。骨髄中の赤芽球系細胞は、分化成熟において核は未熟のままで細胞質は成熟する成熟乖離が見られる巨赤芽球となり、大きな赤血球が産生されMCVが高くなります。また、顆粒球系細胞も細胞分裂に障害が起こり、4倍体核の細胞は過分葉好中球となります。症例Bは寒冷凝集素による赤血球凝集が見られます。赤血球凝集が起こると血球計数機では赤血球が偽低値、ヘマトクリット偽低値、MCVとMCHCが偽高値となります。ヘモグロビン値は正確に測定されますので計算項目のMCHCが偽高値となります。MCHCは通常37g/dLを超えませんので、症例Bの血算値からは赤血球凝集が疑われ血液像を確認します。赤血球凝集の対処法は採血管を37℃で15分以上加温後、直ちに測定します。加温により赤血球凝集が消失して、赤血球数とMCVが正しく測定され、ヘマトクリット値とMCHCが正しく算出されます。前述のスライドの症例Bは加温後、赤血球数222万/μLが380万/μL、ヘマトクリット値29.7%が39.6%、MCV133.7fLが103.7fL、MCHC41.0g/dLが31.6g/dLとなりました。強い赤血球凝集では肉眼でも採血管内の血球にザラツキが確認できます。藤先生 :寒冷凝集で特徴的な所見があるのが参考になりました。普段、病院内の室温はある程度安定していると思うのですが、温度の管理について注意する必要はあるのでしょうか?牟田先生:生体内は37℃前後なので赤血球凝集は起こりませんが、寒冷凝集素を持っている症例は室温で採血管内で赤血球凝集が起こることがありますので注意が必要です。検査値上での鑑別ポイントをまとめた資料です。 赤血球凝集の場合には、赤血球が偽低値、ヘマトクリット偽低値、MCV偽高値、MCHC偽高値となります。 巨赤芽球性貧血:赤芽球系細胞の形態所見のポイントここでは赤芽球の分化・成熟過程から画像上の鑑別のポイントをみていきましょう。 スライド上段は正常な赤芽球系細胞の分化・成熟段階です。前赤芽球は細胞径20~25μmで細胞質は塩基好性を呈し、クロマチン構造は繊細顆粒状で濃く染まった核小体が認められます。好塩基性赤芽球は細胞径16~20μmで細胞質は前赤芽球と同等の塩基好性を呈し、クロマチン構造は前赤芽球の繊細顆粒状と比べると微細顆粒状です。多染性赤芽球は細胞径12~18μmでヘモグロビン合成が盛んになり細胞質は赤血球の色調が混じってきます。核はクロマチン凝集が徐々に進み塊状となります。正染性赤芽球は細胞径8~10μmでヘモグロビン合成がほぼ完了しますので細胞質は赤血球と同等の色調になり、クロマチンは濃縮し無構造となります。下段は巨赤芽球性貧血の分化・成熟段階の巨赤芽球です。前赤芽球と好塩基性赤芽球では正常な赤芽球と比べ大きな変化は見られませんので、この段階で巨赤芽球と判定するのは困難です。多染性赤芽球になると細胞質の成熟に比べクロマチン凝集が弱くスポンジ状となり、核と細胞質の成熟乖離が分かりやすくなるので巨赤芽球を判定に適しています。細胞径は細胞分裂に障害があるため正常赤芽球の各成熟段階と比べ大型となり、大きな赤血球が産生されます。 藤先生 :スライドの図で表せば左側、幼若な細胞では区別がしにくいため、ある程度成熟が進んだ右側の細胞で区別をするのが良さそうですね。牟田先生:藤先生のおっしゃる通りです。 骨髄異形成症候群の鑑別 骨髄異形成症候群:形態所見上の鑑別ポイントここからは骨髄異形成症候群(MDS)についての三系統の細胞の異形成について見ていきましょう。当資料は、WHO分類2017及び厚生労働省の特発性造血障害に関する調査研究班において作成された、MDSの形態診断アトラスに掲載されている内容です。赤文字の環状鉄芽球、低分葉好中球、脱顆粒または低顆粒好中球、微小巨核球はカテゴリーAとして特に重要視される異形成所見となります。 骨髄異形成症候群:赤芽球系細胞の異形成のポイント赤芽球の異形成は多様な形状を示します。ここではどのような異形成を示すかをスライド中に示します。 核融解  :核の成熟不良によるクロマチン凝集の不足から不規則なクロマチン塊となります。核辺縁不整:正常であれば核は丸い形状ですが、形が整わず、核形が不整となっています。核分裂異常:核が正常に分裂できず、多核になっている状態です。核間架橋 :核の分裂異常で核同士が糸で繋がっている形状です。異常多核型:大型巨赤芽球で細胞分裂障害が考えられ、それに伴う異常な核分裂を起こした細胞です。PAS陽性赤芽球:赤芽球は本来陰性ですが、骨髄異形成症候群や赤芽球性白血病では陽性化する場合があります。一般的に上段の成熟型はびまん性に、下段の未熟型は顆粒状に観察されます。 骨髄異形成症候群:好中球系細胞の異形成のポイント次に、好中球系細胞の異形成について見ていきましょう。小型好中球:赤血球と同程度の小さいサイズになります。注意点として標本の厚い部分では細胞が縮まるので周囲に正常サイズの好中球が認められる観察位置での判定が重要です。大型好中球 :正常サイズの好中球の2倍以上の大きい細胞です。低分葉好中球:単核もあれば2核のものもあります。偽Peleger Huetとも呼ばれます。過分葉好中球:正常好中球は3~5核ですが、6核以上の細胞を過分葉好中球と判定します。顆粒減少・脱顆粒:矢印の細胞はほとんど顆粒がないため無顆粒好中球です。判定基準は研究班で異なりますが70~80%以上の顆粒が消失している場合は顆粒減少・脱顆粒と判定します。スライド下の細胞は顆粒消失が50%以下ですので顆粒減少・脱顆粒と判定されません。その他、デーレ小体やアウエル小体といった形状も特徴的です。藤先生 :顆粒減少は、70~80%以上というのは細胞質中の領域の70~80%という解釈で宜しいでしょうか?牟田先生:おっしゃるとおりです。細胞質中の領域を表しています。この領域の70~80%に顆粒がないことを確認していきます。牟田先生:顆粒減少・脱顆粒の所見は骨髄異形成症候群と巨赤芽球性貧血の鑑別に有用です。巨赤芽球性貧血では顆粒減少・脱顆粒が認められるのは稀です。藤先生:両者の異形成は赤芽球系細胞では類似していますので、顆粒減少・脱顆粒は鑑別に有用な所見ですね。牟田先生:検査値ではLDが骨髄異形成症候群と巨赤芽球性貧血の鑑別に有用です。骨髄異形成症候群では300 IU/Lを超える症例は少ないですが、巨赤芽球性貧血では300 IU/Lを超える症例が多いです。 骨髄異形成症候群:骨髄巨核球の異形成のポイント次に、骨髄巨核球の形態異常について見ていきましょう。 正常な骨髄巨核球は背塾段階、サイズ、核分裂状態にバリエーションが多いので以下の3点に絞って異形成を判定しましょう。微小巨核球:細胞質が成熟していても(アズール色素好性:赤紫色)サイズが前骨髄球と同等以下の微小な巨核球です。単核巨核球:細胞質が成熟していも(アズール色素好性:赤紫色)単核のままの巨核球です。※細胞質が成熟する前(塩基好性:濃青色)の前巨核球の単核は異常と判定されません。核分離異常巨核球:正常では核が重なり合うか核糸で繫がっていますが、核が分離している核分離異常の巨核球です。藤先生 :巨核球は探すのが大変だったりしますね。牟田先生:そうですね、少ない場合には大変ですね…。巨核球は標本の引き終わりや辺縁に集まりやすいのでそこを観察します。巨核球が極端に少ない場合には複数枚の標本を観察します。先ずは弱拡大で巨核球を探して中拡大で判定します。微小巨核球は弱拡大では見落とす可能性がありますので注意が必要です。 骨髄異形成症候群:特異的な異形成 ここまで、MDSにおける3系統の細胞の異形成に触れてきましたが、こちらのスライドでは改めて特異的な異形成をまとめています。微小巨核球、低分葉(偽ペルゲル)、低(脱)顆粒、環状赤芽球が定義されていますが、これらは比較的初心者でも判定しやすく有用と言えます。また、微小巨核球と偽ペルゲル核異常は予後に関係するとの報告もあります。Fin.お二人の先生に今回は巨赤芽球性貧血と骨髄異形成症候群を軸として、鑑別のポイントや各細胞の形態所見の具体例をお話頂きました。牟田先生による寒冷凝集の対応のお話なども含み、現場でしか知らない、教科書に中々載っていない内容をお教え頂き、より多くの先生方に知って頂きたい・お役立て頂きたいことを記事として発信できることが大変嬉しいです!今後も当シリーズを予定しております。ぜひ、血液内科の先生方が聞いてみたい内容など、ご意見をお待ちしております!牟田 正一先生、藤 重夫先生への記事に関するご質問やご意見・この記事に関する他の先生方のコメントなどは、血液内科医同士で臨床相談ができるオンライン医局®️︎ 血液内科 Pro(無料会員登録)からご覧ください。 この記事に関するご質問やご意見・他の先生のコメントはこちら▶https://hpcr.jp/app/pro/hematology/post/JtpbA9haqU無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hematology 文責:ヒポクラ事務局 血液内科 Pro とは 750名近くの血液内科医が参加するオンライン医局®️︎です。これまで100件以上の臨床相談(=会員医師が投稿した症例に対して、他の会員医師が意見・情報を伝える)が行われています。 難治例や再発・臨床試験の対象にならない高齢者・合併症がある方など、幅広い治療の選択肢があるような症例を経験豊富な先生から勉強できるサービスとして、血液内科の先生方に利用されています。 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら 『特定の遺伝子異常を有するAML』教科書には書いていない血球の目視分類解説③ 『赤血球形態から推測される血液疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説⑤
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