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ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.56(2023年7月06日号)
”孤独感”が心血管疾患リスクを上げる!? 糖尿病患者における孤独感および社会的孤立スケールと心血管疾患(CVD)リスクとの将来的な関連性を調査し、孤独感および社会的孤立の相対的重要性を従来の危険因子と比較した。また、CVDリスクに関連した孤独感または孤立と危険因子制御の程度との相互作用も評価した。European Heart Journal誌オンライン版2023年6月29日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む オピオイドは急性腰痛症・頸部痛に効果なし!? オピオイド鎮痛薬は急性腰痛症や頚部痛によく用いられるが、有効性を裏付けるデータは少ない。著者らは、急性腰痛症と頚部痛に対するオピオイド鎮痛薬の適切な短期投与の有効性と安全性を調査するために、三重盲検プラセボ対照ランダム化試験を行った。Lancet誌オンライン版2023年6月27日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 軽度の障害を伴わない急性虚血性脳卒中患者には、DAPTで十分!? 静注血栓溶解療法は軽度の脳卒中患者に使用されることが増えているが、障害を伴わない軽度の脳卒中患者に対する有用性は不明である。著者らは、障害を伴わない軽度の急性虚血性脳卒中患者において、抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)が静注血栓溶解療法に劣らないかどうかを検討するために多施設共同非盲検エンドポイント非劣性ランダム化臨床試験を行った。JAMA誌2023年6月27日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 持久力が向上する食事のタイミングは? 野生で生き残るには、身体的持久力とエネルギー節約が不可欠である。しかし、食事のタイミングが身体的持久力や筋肉の日内リズムをどのように制御しているのかは、依然として不明である。著者らは、雄雌のマウスにおいて、自由摂食、日中(マウスにとって休息時)制限摂食、夜(マウスにとって覚醒時)制限摂食が走持久力に及ぼす変化を検証した。Nature Metabolism誌オンライン版2023年6月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 社会経済的地位のうち寿命に影響するものは何か? 人間の寿命は社会経済的地位と相関しており、教育水準が人間の寿命を延ばすという証拠がある。しかし、意味のある健康政策のためには、社会経済的地位の何が長寿に影響するのか、また生活習慣や疾病などの修正可能な因子の媒介的役割について、きめの細かい因果関係のエビデンスが必要である。著者らは、教育、所得、職業の遺伝的指標を適用した2標本メンデルランダム化解析を行った。Nature Human Behaviour誌オンライン版2023年6月29日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号) 60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本
6月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
6月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ × マイナビ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、6月30日までに63,108円が集まったことをご報告いたします。 2023年6月までの寄付総額 63,108円 (6月中の寄付総額32,315円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年3月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation 血液内科 Pro 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ × マイナビの会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。 6月は『ヒポクラ × マイナビ』上では、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方を対象としたコメント応援キャンペーンを実施。多くの方々に『ヒポクラ × マイナビ』にコメントを頂き、ありがとうございました。 また『ヒポクラ × マイナビ 血液内科 Pro』では、新企画として『特徴的な形態のリンパ系疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説 をスタートしました。 こちらの企画はTwitterで大きな反響を呼び、26,000回の表示、200件以上のいいね、50件以上のブックマークを頂きました。 この企画は連載として継続しますので、今後も血液内科の先生方の診療に、お役に立てれば幸いです。 今後も血液内科、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方の活動とその発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。 『ヒポクラ × マイナビ』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ × マイナビ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ × マイナビ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ × マイナビ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
『急性前骨髄性白血病(APL)』教科書には書いていない血球の目視分類解説②
『急性前骨髄性白血病(APL)』教科書には書いていない血球の目視分類解説②
今回の企画では、血液内科専門医の先生方が知っておきたい、けど教科書には載っていない…そんな血球の目視分類のポイントについて、国立病院機構九州がんセンター 臨床検査科技師長 牟田 正一先生 に解説いただき、その解説の中で気になるポイントを 大阪国際がんセンター 血液内科副部長 藤 重夫先生 にお伺いしました!第2回目は、『急性前骨髄性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)』についてです。APLは重篤なDIC(disseminated intravascular coagulation:播種性血管内凝固症候群)のリスクの高さから、早期診断・治療が重要です。早期診断においては、末梢血のAPL細胞を見逃さず、迅速に臨床に報告することが求められます。ただ、このAPL細胞の判定には、多様な細胞の見極めが求められます。早速、APLの画像の特徴を掲示しつつ、解説していきます。 APLの画像上の特徴 [a]はAPL細胞の特徴であるアウエル小体が束になったファゴット細胞が多く認められます。そのため比較的容易に形態学的にAPLと診断されます。[c]はファゴット細胞は見られませんが、核が2核状、鉄アレイ状、ねじれ等の核形不整が著しく、細胞質にアズール顆粒が豊富に充満しています。これらもAPL細胞に特徴的な所見であり、形態学的にAPLが疑われます。[b]はAPL細胞のペルオキシダーゼ染色で強陽性に染色されています。これもAPL細胞の特徴的所見です。 APLの画像所見の注意点 APLの症例の中には、白血球数が低値で、APL細胞の出現率が低い事例もあります。鑑別の難度は高いですが、白血球低値の状況で鑑別出来ずに臨床に戻してしまうと、重篤になりえるため、注意して見なければならないポイントです。そのような症例では、前述の掲示した特徴とも重複しますが、APL細胞の形態学的特徴(①~⑤)である核形不整、豊富なアズール顆粒などを見極めて判定することが見落とし防止になり重要です。一方、APL細胞にはアズール顆粒が乏しい形態学的なvariant typeが存在しますので注意が必要です。[d]はAML-M3-variant type、[e]はAML-M4(急性骨髄単球性白血病)です。双方ともに核形不整が著しく、アズール顆粒が乏しいため鑑別を要します。鑑別にはペルオキシダーゼ染色が有用です。[f]のAPL-variant typeは強陽性で、[g]のAML-M4は陰性から弱陽性となります。 藤先生 :お話頂いたとおり、APLはアズール顆粒が目立つ場合は分かりやすいですが、顆粒が少ないと、単球との区別が確かに分かりにくいですね。色調や顆粒の大きさ、そのあたりで比べた場合には若干の違いはあるのでしょうか?牟田先生:そうですね、スライド左上のPB①②③は典型的なAPL細胞よりは顆粒が微細ですが、正常単球の顆粒と比べるとアズール好性が強く濃い色調を呈しています。ただし、経験が少ない人は①②③を単球と判定する可能性がありますので注意が必要です。同一標本の正常細胞と比べることがポイントと考えられます。白血球数が低値でAPL細胞の出現率が低い場合は、APL細胞の多様性を理解して判定することが重要です。 APLに対するATRAの分化誘導療法 APLの治療では分化誘導療法後に化学療法を実施するため、ATRA投与後の細胞判定は重要であり、APL細胞から分化誘導された細胞を成熟型APLとして判定しています。 ここではAPLに対するATRAの分化誘導療法の画像上の変化を示しています。投与後2週間程度でアウエル小体を持った好中球や偽ペルゲル様好中球が認められ、分化誘導が進んでいると判断されます。分化誘導療法が順調であれば、1~2ヶ月で正常な細胞が立ち上がってきます。もう少し時系列を刻んで、症例ベースで見ていきましょう。 ATRA投与7日後 この細胞像はvariant typeのATRA投与7日後のAPL細胞です。この時点ではまだ分化が進んでおらず、ATRA投与前の形態と殆ど変化はありません。 ATRA投与14日以降 投与14日後では、一部の細胞で核に分葉が見られ、成熟傾向が認められます。この段階では、APL細胞と成熟型APL細胞が混在しています。投与21日後では、殆どが成熟型APL細胞になります。正常好中球と比べるとクロマチン凝集が乏しいと思われます。投与28日後では、クロマチン凝集が乏しい成熟型APL細胞と、正常と思われる好中球が混在しています。投与35日後では、ほぼ正常と思われる好中球となり、形態学的には分化誘導が完了した形態像と考えられます。ATRA投与後にAPL細胞から分化した成熟型APL細胞と正常好中球をしっかりと鑑別することが重要となります。藤先生 :詳細な症例ベースでのご解説、ありがとうございます。長期的に細胞の異常が残存するということに注意をすべきであると理解できました。 Fin. 第2回目では、APLにフォーカスをあて、お二人の先生に診断と治療のポイントに対し、解説や質疑を頂きました。具体的な症例を通し、取材側も勉強させて頂きました!今後も当シリーズを予定しております。ぜひ、血液内科の先生方が聞いてみたい内容など、ご意見をお待ちしております! 牟田 正一先生、藤 重夫先生への記事に関するご質問やご意見・この記事に関する他の先生方のコメントなどは、血液内科医同士で臨床相談ができるオンライン医局®️︎ 血液内科 Pro(無料会員登録)からご覧ください。 この記事に関するご質問やご意見・他の先生のコメントはこちら▶https://hpcr.jp/app/pro/hematology/post/3rN9zKW4TP無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hematology 文責:ヒポクラ事務局 血液内科 Pro とは 750名近くの血液内科医が参加するオンライン医局®️︎です。これまで100件以上の臨床相談(=会員医師が投稿した症例に対して、他の会員医師が意見・情報を伝える)が行われています。 難治例や再発・臨床試験の対象にならない高齢者・合併症がある方など、幅広い治療の選択肢があるような症例を経験豊富な先生から勉強できるサービスとして、血液内科の先生方に利用されています。 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら 『特徴的な形態のリンパ系疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説① 『特定の遺伝子異常を有するAML』教科書には書いていない血球の目視分類解説③
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.55(2023年6月29日号)
60歳以上の男性は、含硫アミノ酸摂取をもっと意識すべき!? 現在の高齢者に対する総含硫アミノ酸(TSAA)の推奨摂取量は若年者のデータに基づいているが、生理学的証拠は、高齢者は若年者よりもTSAAの推奨摂取量が高いことを示唆している。著者らは、60歳以上のTSAA必要量を、二相性線形混合効果モデルを使用して検討した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年6月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む "つわり"に鍼治療が効く? 妊娠中の吐き気と嘔吐(NVP)に対する効果的かつ安全な治療法は不足している。著者らは、中等度〜重度のNVPに対する鍼治療、ドキシラミン/ピリドキシン、および両者の併用療法の有効性と安全性を評価するために、多施設共同ランダム化二重盲検プラセボ対照2×2要因試験を行った。Annals of Internal Medicine誌オンライン版2023年6月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む セマグルチドよりも肥満に効果がある新薬登場!? 日本で2型糖尿病治療薬として発売されている持続性GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチドと、GLP-1受容体作動薬セマグルチドを、体重管理に関して直接比較した研究はない。著者らは、ベースラインからの体重の平均変化率と5%以上の減量を達成するオッズ比について、72週目のチルゼパチド10~15mgと68週目のセマグルチド2.4mgの間接治療比較を行なった。Diabetes, Obesity & Metabolism誌オンライン版2023年6月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 加齢とともにY染色体が失われ、がんの予後不良をもたらす!? Y染色体の欠失(LOY)は、膀胱がんの10~40%を含む複数の種類のがんで観察されているが、その臨床的および生物学的意義は不明である。著者らは、ゲノム研究とトランスクリプトーム研究を用いて、LOYと膀胱がん患者の予後不良との相関を調査した。Nature誌オンライン版2023年6月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 週1 icodec vs 毎日グラルギンU100 有効性と安全性は? インスリンicodecは、週1回投与の治験中の基礎インスリンアナログである。著者らは、インスリン治療を受けたことのない成人2型糖尿病患者(HbA1c7~11%)を、インスリンicodecを週1回投与する群とインスリングラルギンU100を1日1回投与する群に1:1の比率でランダムに割り当てる、78週間の第Ⅲa相ランダム化非盲検treat-to-target試験(52週間の主要相と26週間の延長相、さらに5週間の追跡期間を含む)を実施した。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2023年6月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号) リバウンドには抗えないのか…? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.54(2023年6月22日号)
リバウンドには抗えないのか…? げっ歯類では、食事摂取後の脳への栄養信号が摂食行動を調節し、この信号に対する反応障害は病的な摂食行動や肥満と関連している。著者らは、ヒトにおける食事摂取後の栄養信号に対する反応が、健康体重成人、肥満成人、そして食事療法による10%減量後の肥満成人のそれぞれでどのように異なるか、単盲検ランダム化クロスオーバー試験を実施した。Nature Metabolism誌オンライン版2023年6月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 子宮内膜症が抗生剤で治療できる!? 逆行性月経は、子宮内膜症の原因として広く知られてるが、逆行性月経を経験するすべての女性が子宮内膜症を発症するわけではなく、これらの観察に基づくメカニズムは解明されていなかった。著者らは、子宮内膜症病変の形成に対するフソバクテリウムの関与を発見した。Science Translational Medicine誌2023年6月14日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 認知機能向上に、DHAとカカオポリフェノールの相乗効果はあるのか? オメガ3脂肪酸(EPAおよびDHA)とカカオポリフェノールは、それぞれが健康な人と記憶障害のある人の両方の認知能力を改善するという報告があるが、複合効果は不明である。著者らは、DHAが豊富な魚油(1.1g/日のDHAと0.4g/日のEPA)とポリフェノールが豊富なダークチョコレート(500mg/日のフラバン-3-オール)の摂取について、ランダム化プラセボ対照比較試験を実施した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年6月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 敗血症の重症成人に対する最適な輸液療法は? 集中治療室に入院する患者の約20%~30%が敗血症である。輸液療法は通常救急科で開始されるが、集中治療室での輸液は敗血症の治療に不可欠な要素である。著者らは、敗血症の各段階で投与すべき輸液について最新のエビデンスをまとめた(レビュー)。JAMA誌2023年6月13日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ビタミンCやカロテノイド摂取が子癇前症のリスクを低下させる? 果物や野菜を多く含む食事は子癇前症のリスク低下と関連しているが、この根底にある経路は不明である。著者らは、子癇前症のリスク低下が、ビタミンCとカロテノイドの多量摂取によるものであるという仮説を立て、妊婦7,572人を対象にその効果を評価した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年6月13日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号) タウリンが健康寿命の鍵!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.53(2023年6月15日号)
タウリンが健康寿命の鍵!? 老化はさまざまな分子の循環レベル変化と関連しているが、その一部は未解明のままである。著者らは、マウス、サル、ヒトにおけるタウリンの年齢別血中濃度を測定し、また寿命に対するタウリン摂取の影響を調査した。Science誌オンライン版2023年6月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む Long-COVIDにメトホルミン? Long-COVIDは数百万人に影響を及ぼす可能性のある新たな慢性疾患である。著者らは、SARS-CoV-2感染後すぐにメトホルミン、イベルメクチン、フルボキサミンによる外来COVID-19治療を行うことで、Long-COVIDのリスクを低減できるかどうか、米国の6施設で多施設共同ランダム化四重盲検並行群間第3相試験(COVID-OUT)を実施した。The Lancet Infectious Diseases誌オンライン版2023年6月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む アルコール摂取は想像以上に健康を害する!? 世界中で年間約300万人がアルコール摂取により死亡しているが、アルコール摂取と多数の疾患との関係については不明な点が残されている。著者らは、China Kadoorieバイオバンクを用いて、ALDH2-rs671およびADH1B-rs1229984の遺伝子型判定を受けた16万8,050人を含む51万2,000人以上の成人(41%男性)を対象に、アルコール摂取量と207疾患との関連を調査した。Nature Medicine誌オンライン版2023年6月8日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 子殺しと母性のあいだには… マウスを含む多くの種において、雌の子に対する行動は、生殖状態によって著しく異なる。ナイーブな野生の雌マウスはしばしば子を殺すが、授乳期の雌マウスは子の世話に専念する。子殺しと母性行動の切り替えを媒介する神経機構は依然として不明である。著者らは、両者がそれぞれ異なる、競合する神経回路によってサポートされているという仮説に基づき、そのメカニズムを明らかにした。Nature誌オンライン版2023年6月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む FT3/FT4比でHFpEFの予後予測可能に? 甲状腺機能障害は心不全患者によく見られる。これらの患者では、遊離T4(FT4)から遊離T3(FT3)への変換障害が発生、FT3の利用可能性が低下し、心不全の進行に寄与すると考えられている。著者らは、駆出率が保たれた心不全(HFpEF)患者におけるFT3/FT4比と、臨床状態や転帰との関連性を評価した。Cardiology誌オンライン版2023年6月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号) アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号) コーヒーの心臓への影響は? ≫その他4本
『特徴的な形態のリンパ系疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説①
『特徴的な形態のリンパ系疾患』教科書には書いていない血球の目視分類解説①
今回の企画では、血液内科専門医の先生方が知っておきたい、けど教科書には載っていない…そんな血球の目視分類のポイントについて、国立病院機構九州がんセンター 臨床検査科技師長 牟田 正一先生 に解説いただき、その解説の中で気になるポイントを 大阪国際がんセンター 血液内科副部長 藤 重夫先生 にお伺いしました! 第1回目は、『特徴的な形態のリンパ系疾患』についてです。 反応性(異形)リンパ球と異常リンパ球 まず、疾患の話に入る前に、反応性(異形)リンパ球と異常リンパ球について説明します。 反応性(異型)リンパ球の定義についてです。〝異型〟とは正常のリンパ球と比べると異常にみえるという意味です。何らかの抗原刺激に反応した細胞の変化像とみなされ、健常者でも数%みられることがあります。形態学的特徴が5つ挙げられ、①②が必須条件になります。(日本検査血液学会)① 細胞径16μm(赤血球の約2倍)以上② 細胞質の好塩基性が強い③ クロマチンの幼若化(網状化)or 粗剛化④ 核小体を認める⑤ バラエティに富んだ形態像 反応性(異型)リンパ球の鑑別について、どこがポイントになるかを掲示します。正常リンパ球と反応性(異型)リンパ球のそれぞれの特徴を細胞同定パラメータ毎に示しています。反応性リンパ球の見分け方のポイントは、一つがリンパ球の大きさで、何かしらの刺激が原因で反応性リンパ球が赤血球の2倍以上の大きさになることと、二つめが細胞質の塩基性が強くなる点、画像でいえば青みが強くなる点です。もう一点、正常標本よりも多彩な細胞像が顕著となることも挙げられます。 藤先生 :細胞質の塩基性に関してはどのように判断するのが宜しいですか?牟田先生:同一標本上の正常と思われるリンパ球と比較して判断するのが良いと考えます。 異常リンパ球様細胞の定義 つぎに、異常リンパ球様細胞の定義です。 反応性(異型)リンパ球は〝反応性の形態変化〟という定義でした。異常リンパ球は〝腫瘍性の形態変化〟と定義されます。形態学的特徴が5つ挙げられます。① 細胞径の異常② 核の異常③ N/C比高、merge大*、時に裸核様④ 細胞質(好塩基性増強/異常顆粒出現等)⑤ 単調的な同一形態像*=核と細胞質の接する部分をmergeと称し、2/3以上であれば“大”と表現している。 反応性リンパ球と異常リンパ球のそれぞれの特徴を細胞同定パラメータ毎に示しています。 藤先生 :反応性リンパ球と異常リンパ球との区別ですが、画像でいえば、核の辺縁は若干波打っている感じがあっても切れ込みはないといった感じで理解していけばいいですか?牟田先生:そうですね、反応性リンパ球は、核縁はスムーズな形で、若干へこみがあったとしても切れ込みやねじれはないといえます。藤先生 :反応性リンパ球と異常リンパ球の核網違いの説明がいつも難しいなと感じるのですが、今回のようにリンパ球系であれば、どのようにみるとわかりやすいですか?牟田先生:図中の細胞同定パラメータでいえば、クロマチン構造のところになります。正常から反応性(異型)のリンパ球、いわゆる腫瘍性でないものは、平坦で盛り上がりもなく、均一的な感じです。一方で異常リンパ球の場合には、疾患毎によって様々です。d.:ATL⇒クロマチンが増量したという表現をし、濃く染まっています。e.:びまん性大細胞性リンパ腫⇒中~大型で、クロマチン構造が繊細となり核小体を認めることがあります。f.:バーキットリンパ腫⇒クロマチンがレース状になり繊細と表現され、核小体がみられ幼若化しています。 また、バーキットリンパ腫は著明な空胞が特徴的です。g.:濾胞性リンパ腫⇒核の鋭い切れ込みが特徴的です。 藤先生 :お話をお伺いすると“透け感”のような表現が適切でしょうか?牟田先生:“ティッシュを広げてを光にかざしている感じ”が伝わりやすいかもしれません。正常リンパ球はコピー用紙のように平坦な感じに対し、腫瘍性の方はティッシュが透けたような感じですね。藤先生 :これはわかりやすいですね、教科書にも書いていない。笑牟田先生:説明する時にはわかりやすいかなと考え、そのような表現を使っています。笑 特徴的な形態のリンパ系疾患 では、特徴的な形態のリンパ系疾患を見ていきましょう。(ATLは後述にて説明。) ①伝染性単核症これは反応性リンパ球なので、大きいものもあればやや中型くらいのものもあり、標本の中で多様性があるのが特徴です。②ヘアリーセル白血病右側の写真は毛羽立っていて、左側は目玉焼きのようになっているのが分かると思います。これは標本の厚みが影響していて、厚いところは乾燥に時間がかかるため、右側の写真のように元の細胞形態に戻ろうとして毛羽立ちが出てきます。左側は伸展標本の引き終わりの薄い部分で、強制乾燥により引き延ばされた状態のままの細胞形態を呈しています。リンパ球系疾患を疑うときは、強制乾燥と自然乾燥の2つの標本を作って観察しています。③セザリー症候群藤先生 :自院の技師さんからも、よく標本の盛り上がりが…という話をするのですが、このセザリーの右側の細胞だと立体構造がありそうとわかりますが、左側だとどう判断されるのですか?牟田先生:左側も折りたたまれたような感じになっていますが、ピントを動かしながら見ていくと、顕微鏡上でももう少し表現されます。どうしても写真だとフォーカスが一点なのでこのような見え方になってしまいます。④濾胞性リンパ腫濾胞性リンパ腫は切れ込みが特徴的ですが、すべての細胞にある訳ではありません。そのため、濾胞性リンパ腫を疑う時、このような特徴的な細胞を探すことがポイントです。特に、濾胞性リンパ腫の診断がついていて、骨髄浸潤の有無を判定する時などしっかりと観察しています。⑤バーキットリンパ腫バーキット腫は細胞質の空胞が特徴的ですが、確定診断にはフローサイトメトリーや遺伝子での診断が必要です。⑥大顆粒リンパ球性白血病この疾患名で注意が必要なのは、“大”は顆粒球でなく、リンパ球のことです。つまり、大きなリンパ球、赤血球の2倍(15μm)以上あるリンパ球の中にアズール顆粒が3つ以上ある細胞が、大顆粒リンパ球です。大顆粒リンパ球が6ヶ月以上、2,000/μL以上持続して認められると診断されます。慢性的経過の中で血球減少症の原因となる白血病ですので、末梢血液像の所見は重要です。藤先生 :ちょっとくらい顆粒のある大きなリンパ球は正常な方にもみられそうですが、腫瘍かどうかの判断は均一性があるかどうかの視点で問題ないですか?牟田先生:そうですね、大顆粒リンパ球性白血病は、Tリンパ球の腫瘍性なので、核網も同じような形で、均一性があると言えます。⑦アグレッシブNK細胞アグレッシブNK細胞も顆粒を持つことが多いですが、細胞異型性が強く、悪そうな顔つきなどと表現することがあります。経過が非常に急激に悪化しますので、アグレッシブNK細胞が疑われる場合は迅速な報告が重要です。 ATL細胞について ATL細胞についてです。ATL細胞の特徴はフラワーセルです。正常なリンパ球は丸い核なのに対して、ATLは花びらのような核になります。ただし、慢性型、くすぶり型、発症前のキャリアでは核の異型性が乏しく、見落としや判定困難な細胞があります。 慢性型ATLの場合 図は慢性型ATLの同一標本中の細胞です。右側の緑枠は正常リンパ球、左側がATL細胞と判定したものです。慢性型の場合は、細胞量も多く核形不整や切れ込みがある程度見られますので鑑別は可能と考えます。実際に、核に異型性があるものをしっかりと捉えると、目視とフローサイト法でほぼ一致した結果となります。 ATLのキャリアの場合 ATLのキャリアの場合です。 キャリアではATL細胞の出現率が低くなり、細胞の異型性も軽度となるので慎重な判定が求められます。キャリアをしっかり判定できると、早期発見や早期診断に繋がり、患者の予後に大きく影響を与えるため、より重要であるといえます。この写真のATL細胞の出現率(%)は全リンパ球(正常リンパ球+ATL細胞)に対しての出現率(%)です。 藤先生 :こちらに挙げられているATL細胞は細胞質がほとんどないので、典型的なフラワーセルとは判定しようがないと思いますが、その場合はどのあたりを判定ポイントにするのでしょうか。牟田先生:図の右側の正常リンパ球は核膜不整がなく、細胞質が認められ、N/C比はやや低い細胞となります。図の左側のATL細胞は、核に切れ込みやねじれなどの不整などの核異型、N/C比、merge(核と細胞質の接する部分)が高い、クロマチンの増量(核の濃染)などをポイントとして判定すると、フローサイト法とほぼ一致した結果となります。抗HTLV-1抗体陽性検体は、軽度でも核の切れ込み、ねじれ、へこみなどがある細胞は積極的にATL細胞と判定すべきと考えます。 正常リンパ球とATL細胞の境界領域 最後に、正常リンパ球とATL細胞の境界領域の細胞写真です。 正常小型リンパ球は不整核形は見られず、核縁がスムーズです。対して小型ATL細胞では、核形にねじれ、切れ込み、核膜不整、複雑なくびれ、2核状などが認められます。CCR4による免疫染色でも証明されています。 ATLの細胞診断基準をまとめると、急性型は著しい核形不整(フラワーセルl)、大型化、核小体、クロマチンの繊細化または増量などを鑑別点とします。キャリア、くすぶり型、慢性型、リンパ腫型に出現する小型ATL細胞では境界域が不明瞭のため下記3項目の注視が必要です。① 核形不整:切れ込み・捻じれ・核膜不整・複雑なくびれ・2核② クロマチン濃度:正常と比べると増量・濃染 している③ N/C比・merge (核と細胞質の接する部分) が高い 藤先生 :CELLAVISION®関連でお伺いしたいのですが。顕微鏡では1,000倍で油浸で見るのが分かりやすいと思うのですが、CELLAVISION®の機械で読み込んだ画像ではそれよりは劣るのでしょうか?牟田先生:前述のATL細胞の判定基準の検討の写真はCELLAVISION®を用いた撮影で、10年前の画像です。最新のversionはさらに画像が良くなっていますが、顕微鏡の1000倍(油浸)と比べると解像度は劣ります。CELLAVISION®は、同一撮影条件のため、画像の比較をするのに適しています。また、本検討では36症例で約5,000個の細胞を撮影を行ったため、労力的にも有用でした。藤先生 :当施設でもCELLAVISION®DC-1があり、塗抹標本から読み込んで自動判定できています。自動判定にATLという分類はないのですが、単球のところにたまにATLが入るみたいです。単球とATLの見分け方を簡単に教えてもらえますか?牟田先生:ATL細胞と単球は一部の症例で同じような核形不整を呈することがあり鑑別を要します。先ずは核クロマチン構造を見てみるべきでしょう。単球の核クロマチンは、レース状でティッシュのような薄い構造ですが、ATL細胞は核クロマチンが増量し濃く見えます。芽球化するようなATLでは核クロマチンが繊細となり鑑別するのが困難な場合があります。そのような症例は細胞質が鑑別のポイントとなります。単球は細胞質に微細な顆粒が豊富に充満しているので灰青色のくすんだ色をしています。一方、ATL細胞(リンパ球)は青み(好塩基性)があっても透明感があり、鑑別のポイントとなります。また、明らかなATL細胞と単球と比べてどちらの細胞の特徴に似ているかで判定する比較類進法をお勧めします。Fin. お二人の先生にリンパ系疾患の目視分類に関して、ざっくばらんに解説や質疑を頂きました。取材側も先生方が楽しみながらの対談を拝聴できました! 今後も当シリーズを予定しております。 ぜひ、血液内科の先生方が聞いてみたい内容など、ご意見をお待ちしております! 牟田 正一先生、藤 重夫先生への記事に関するご質問やご意見・この記事に関する他の先生方のコメントなどは、血液内科医同士で臨床相談ができるオンライン医局®️︎ 血液内科 Pro(無料会員登録)からご覧ください。 この記事に関するご質問やご意見・他の先生のコメントはこちら▶https://hpcr.jp/app/pro/hematology/post/BSMD78YjHb無料会員登録はこちら▶https://www.marketing.hpcr.jp/hematology 文責:ヒポクラ事務局 血液内科 Pro とは 750名近くの血液内科医が参加するオンライン医局®️︎です。これまで100件以上の臨床相談(=会員医師が投稿した症例に対して、他の会員医師が意見・情報を伝える)が行われています。 難治例や再発・臨床試験の対象にならない高齢者・合併症がある方など、幅広い治療の選択肢があるような症例を経験豊富な先生から勉強できるサービスとして、血液内科の先生方に利用されています。 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら 『急性前骨髄性白血病(APL)』教科書には書いていない血球の目視分類解説②
皮膚の診断・治療のお役に立てる自作スライドをシェア:となりの先生《医師インタビュー》
皮膚の診断・治療のお役に立てる自作スライドをシェア:となりの先生《医師インタビュー》
「私も知りたい」「参考になった」で役に立っているんだな、と実感しました ヒポクラ × マイナビの知見共有では皮膚の画像が多く、訪問診療や僻地の地域医療に従事されている先生方の中で、皮膚疾患で苦慮されている先生が多いんだなぁということに気づきました。 皮膚疾患は、皮膚科医からすると画像所見である程度の診断の予想が付きます。答えられる範囲ではありますが、自分が分かる範囲で皮膚科への相談にはコメントをするようにしています。ヒポクラを利用されている先生から「患者さんにやってみます。」とか、「それは知らなかったので大変勉強になりました、ありがとうございました!」などと返信をいただけると、自分の知識や経験が他の先生の役に立てているんだな、と実感できる瞬間ですね。 ヒポクラ × マイナビに登録する(医師限定・利用無料) 自分が患者になったことをきっかけに、働き方や患者さんへの対応が180度変わった 私は医学部に入学したときから皮膚科医を目指しておりました。前期研修などを通して、武器をたくさんもち、内科の知識のある皮膚科医を目指したい!と考えるようになり、興味のあることや気になることは片っ端からがむしゃらに勉強してきました。 勤務先の施設ではメンターの先生にすごく恵まれ、患者さんの病態をどうみたらよいか、とか、患者さんのどこに注視して行くべきかなど、吸収できることはたくさん吸収してきました。 患者さんへの対応だけではなくて、施設の売上を伸ばすという観点でも実績を出した経験もさせてもらい、あらゆる観点で経験をさせていただいたなぁと振り返っています。 さぁ、これから皮膚科専門医としてガツガツ働いていくぞ〜!というときに、ふと身体の不調を感じ病院で検査をしてもらったんです。そしたら思いもしない病名を言われ、すぐに入院することになりました。 正直、ああ、もう死んだ、と思ったくらいです。 ただ、この病気をきっかけに、働き方や患者さんへの向き合い方がすごく変わりました。 診察室に入ってきた患者さんへ「はじめまして、となりのといいます。」からがわたしの仕事です 患者になって初めて気づいたのですが、医者って患者さんの目を見ることが少ないんですよね。 あと、患者さんの名前を呼ぶこともほとんどないんです。 「この先生、ちゃんと話しきいているのかな?」って患者の立場にたってみるっと感じるだろうな、とも思いました。 この経験をふまえて、自分が診察を行うときには以下のことに気をつけています。 ・ 初めての患者さんの診察は、患者確認をしてから自ら自己紹介をする ・ 患者さんのはなしを聞くときは目を見る ・ なるべく患者さんの肌に触れる(触診) ・ 診察の最後に「質問はありませんか?」と患者さんに確認する どんな病気でも、治療を行っていくにあたって患者さんとの信頼関係が大事だと考えています。この点は当たり前のように理解していたつもりではありましたが、よくよく考えると具体的な行動として指導を受けたことはありませんでした。 自分が医師に病名を宣告されたときには、「どうして自分なんだ!!」と目の前が真っ暗になり、生きる希望を見失うくらい本当に悲観的になりましたが、今ではこの経験があったからこそ医師として成長することができたと思っています。 となりののスライドさえ理解していれば、皮膚の診断・治療の8割は一人でできると思います 自分が経験したことは他の誰にも経験ができないことだと思うので、少しでも役に立てばと思って、昔院内勉強用に作っていたスライドを少しずつヒポクラへシェアしてみました。 毎週欠かさず投稿してみたら、いいねや閲覧数が増えていき、役立っているのかな、と感じるようになりました。 ヒポクラを利用されている先生方の多くが、訪問診療や過疎の地域医療に従事している先生だということがわかったので、今年からスライドの内容をヒポクラ用に作り直して投稿するようにしています。 わたしの経験が少しでもヒポクラの先生に役立ち、皮膚疾患の診断・治療を学ぶきっかけとなったらとても嬉しいですね。 ●となりの先生のスライド確認は下記をご参照ください https://hpcr.jp/app/mypage?userId=gT0iS3DHv8 ※ご確認いただくには『ヒポクラ × マイナビ』への登録が必要です。 ●noteでは、高齢者医療について発信されていますhttps://note.com/woodbird_251 『ヒポクラ × マイナビ』では、今後もインタビューを通して会員の先生方のご活躍を取り上げていきます! インタビューをご希望の先生は、ぜひこちらまでお問い合わせください。
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.52(2023年6月8日号)
アルツハイマー病の新たな血液バイオマーカー? アルツハイマー病(AD)の病態生理を理解する上で未解決の問題は、なぜ、多くのアミロイドβ(Aβ)陽性者が、下流のタウ病理を認めず、認知機能も損なわれないのか、ということである。著者らは、アストロサイト(星状膠細胞)の反応性が、認知機能低下のない患者におけるAβとリン酸化タウの関係に影響するかどうかを検証した。Nature Medicine誌オンライン版2023年5月29日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 昼寝と心血管疾患に因果関係は? いくつかのコホート研究で、昼寝は心血管疾患(CVD)リスク増加と関連する可能性があると報告されているが、因果関係は不明である。著者らは、昼寝とCVDの関係を調査し、メンデルランダム化(MR)により因果関係を検証した。Hellenic Journal of Cardiology誌オンライン版2023年5月30日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む がん患者のVTE再発予防には、ヘパリンか、DOACか? 静脈血栓塞栓症(VTE)を発症したがん患者では、VTE再発予防のために低分子ヘパリン(LMWH)による長期抗凝固療法が推奨されるが、LMWHと比較した直接経口抗凝固薬(DOAC)の有効性は不明である。 著者らは、初回VTE発症後のがん患者におけるVTE再発予防および出血率について、LMWHに対するDOACの有効性を検討するため、非盲検ランダム化比較試験を行った。JAMA誌オンライン版2023年6月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む スタチンが、糖尿病患者の腎臓病発症リスクを低減する? 2型糖尿病患者の腎臓病発症におけるスタチン療法の役割は依然として不明である。著者らは、2型糖尿病患者におけるスタチンの開始と腎臓の転帰との関係を明らかにするために、中国腎臓データシステムデータベースを使用して、2000年1月1日〜2021年5月26日までに入院した40歳以上の2型糖尿病患者を対象とした、多施設共同後ろ向きコホート研究を実施した。CMAJ誌2023年5月29日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 妊娠糖尿病は、妊娠前の体重変化が影響する? 東アジアの女性では、妊娠前の体重変化と妊娠糖尿病(GDM)に関するエビデンスは不足している。著者らは、中国人妊婦における18歳から妊娠までの体重変化とGDMの関連性を調べるために、Tongji-Shuangliu Birth Cohortの6972人の妊婦を対象に、分析を行なった。The American Journal of Clinical Nutrition誌2023年6月号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号) 2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号) コーヒーの心臓への影響は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.42(2023年3月23日号) 雄マウスのiPS細胞から卵子作製!?子も誕生!? ≫その他4本
5月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
5月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ × マイナビ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ × マイナビ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、5月31日までに30,793円が集まったことをご報告いたします。 2023年5月までの寄付総額 30,793円 (5月中の寄付総額15,959円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年3月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation 血液内科 Pro 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ × マイナビの会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、血液内科の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。5月からはその活動を一層強化するために、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方のヒポクラ × マイナビのご利用も寄付の対象に加えることに致しました。 5月は『ヒポクラ × マイナビ』上では、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方を対象とした初回投稿応援キャンペーンを実施。多くの方々に『ヒポクラ × マイナビ』の臨床相談を体験して頂きました。また『ヒポクラ × マイナビ 血液内科 Pro』では先生方により使いやすく、読みやすくを目的として、TOPページのリニューアルをリリースいたしました。 今後も多くの先生方に『ヒポクラ × マイナビ』をご利用いただけましたら幸いです。 またTwitter上では日本骨髄バンク様から弊社のドナー休暇制度導入をご紹介頂き、先生方だけでなく、患者さんやそのご家族など一般の方々にもたくさんいいねを頂く機会にも恵まれました。改めて日本骨髄バンク様にも御礼申し上げます。 今後も血液内科、呼吸器内科・外科、消化器内科・外科の先生方の活動とその発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。 『ヒポクラ × マイナビ』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ × マイナビ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ × マイナビ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ × マイナビ利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ × マイナビ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.51(2023年6月1日号)
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2型糖尿病患者が運動をするのに最適な時間帯は? 過体重・肥満で2型糖尿病を有する成人において、bMVPA(bout-related moderate-to-vigorous physical activity:一定の時間内で行われる中〜高強度の身体活動)の時間帯と血糖コントロール変化との関連を調査した。Diabetes Care誌オンライン版2023年5月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 脊髄損傷による四肢麻痺の克服!? 脊髄損傷は、脳と歩行を司る脊髄領域間との連絡を遮断し、麻痺を引き起こす。著者らは、脳と脊髄をつなぐデジタルブリッジを介してこの連絡を回復させることにより、四肢麻痺患者の自然な歩行を試みた。Nature誌オンライン版2023年5月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む マルチビタミンは記憶力維持に有用? 認知能力の維持は高齢者にとって非常に重要だが、認知機能の低下を遅らせる効果的な戦略はほとんど無い。マルチビタミンのサプリメントは、健康を促進するために使用されるが、認知機能に良い影響を与えるかどうかは不明である。著者らは、毎日のマルチビタミン/マルチミネラル補給が高齢者の記憶力に及ぼす影響について3年に渡って調査した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年5月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 脳出血患者の転帰を改善するケアバンドルは? 急性期脳出血の治療において、血圧上昇の早期コントロールが最も有望である。著者らは、早期集中的な降圧プロトコルや高血糖、発熱、凝固異常の管理アルゴリズムを組み込んだ目標指向型ケアバンドルを実施することで、急性期脳出血患者の転帰を改善できるかどうか、国際多施設共同・盲検エンドポイント・ステップウェッジクラスターランダム化比較試験を実施した。Lancet誌オンライン版2023年5月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 中高年に有効なのは、従来型筋トレか?低負荷・高反復の筋トレか? 筋力トレーニングは、筋力・筋肉量・パワーを向上させるために広く推奨されているが、中高年における低負荷・高反復の筋力トレーニングの実現可能性と潜在的な有効性はよくわかっていない。著者らは、従来群と低負荷・高反復群の2群に分け、週2回、RPE(自覚的運動強度)7~8の8つのエクササイズからなる全身ワークアウトを10週間実施し、その有効性を検討した。Experimental Gerontology誌オンライン版2023年5月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号) 重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号) コーヒーの心臓への影響は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.42(2023年3月23日号) 雄マウスのiPS細胞から卵子作製!?子も誕生!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.41(2023年3月16日号) アルツハイマー病のリスク低減・進行を防ぐ食事とは? ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.50(2023年5月25日号)
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重度脱水には生理食塩水か?乳酸リンゲル液か? 急性下痢症は、一部の小児において脱水症を引き起こすことがある。重度の脱水は静脈注射で改善されるが、0.9%生理食塩水と乳酸リンゲル液等のBalanced solutionのどちらが最も効果的であるかは不明である。 著者らは、入院期間と死亡率の観点から、両者の小児の急性下痢に対する有効性と安全性を検討した。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2023年5月17日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 運命に抗う!?遺伝性アルツハイマー病を発症しないメカニズムとは? 常染色体優性アルツハイマー病(ADAD:autosomal dominant Alzheimer's disease)は、若年発症型の家族性アルツハイマー病である。著者らは、当該遺伝子を保有するにも関わらず若年性アルツハイマー病を発症しなかった世界で2例目の症例(男性)について報告した。Nature Medicine誌オンライン版2023年5月15日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む #MedEd ハッシュタグの影響力は? 医学教育は常に進化し、継続的な議論と革新が必要な分野である。ソーシャルメディアは、医学教育関係者の間で情報を発信し、専門的な議論を行うための一般的なメディアとして台頭してきた。特に、「#MedEd」というハッシュタグは、医学教育界において広く認知されている。本研究の目的は、ソーシャルメディア上での医学教育を取り巻く情報や議論の種類、およびこれらの会話に関与している個人または組織に関する洞察を得ることである。Cureus誌2023年5月15日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 膵臓がんは栄養源を巧みに変える? 膵管腺がんは、治療抵抗性の致死的ながんであり、複雑な腫瘍微小環境、低血管性、代謝異常によって部分的に媒介されている。代謝の変化は腫瘍の進行を促進するが、膵管腺がんが栄養素として使用する代謝物のスペクトルは、まだほとんど知られていない。著者らは、栄養制限下にある21の膵臓細胞株において、175種類以上の代謝物が代謝活性にどのような影響を与えるかを評価した。Nature誌オンライン版2023年5月17日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 効果的なオンライン授業の手法とは? COVID-19流行時の南京医科大学の学生を対象に、従来型のオフライン授業と、「インターネットプラス」に基づく反転授業のどちらがより有用かを検討した。BMC Medical Education誌2023年5月16日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.49(2023年5月18日号) 腸内細菌叢を探るなら便ではなく.. ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.48(2023年5月11日号) 間食にはアーモンド?ビスケット? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.47(2023年4月27日号) 骨粗鬆症治療薬デノスマブが糖尿病リスクを減らす? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.46(2023年4月20日号) 理想的な陰嚢のサイズは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号) 砂糖の1日の摂取目安は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号) コーヒーの心臓への影響は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.42(2023年3月23日号) 雄マウスのiPS細胞から卵子作製!?子も誕生!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.41(2023年3月16日号) アルツハイマー病のリスク低減・進行を防ぐ食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.40(2023年3月9日号) 地上とトレッドミルでのランニング、効果に差はあるか? ≫その他4本
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