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他の施設はどうしてる?〜血液内科医の素朴な疑問集〜
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血液内科 Proのカテゴリ:素朴な疑問に関する投稿の一覧です。(2022年5月〜2023年12月まで)ぜひ、ブックマークをよろしくお願いいたします。 ▼検査編▼診断編▼治療編▼薬剤編▼管理編 検査編 ・骨髄生検・骨髄穿刺について質問 ・骨髄生検 ・輸血前検査について ・CMV定量-PCR 法と CMV 抗原血症検査 ・急性白血病の遺伝子検査 ・グローションカテーテル挿入について ・外来で内服抗がん剤投与中の患者がHBsAg陽性に ・HTLV1プロウイルスの測定意義について ・ジーラスタポッド ・アスペルギルス抗原について 診断編 ・SGLT2阻害薬による多血症 ・MDS疑いの骨髄検査 ・DLBCL診断時のFISH検査の項目について ・特発性血小板減少性紫斑病 ・針生検に自然縮小した悪性リンパ腫 ・巨赤芽球性貧血と、それ以外の原因による非巨赤芽球性貧血の2つを分ける分水嶺となるのがMCV 110fLという数字は何を分けているのですか? 治療編 ・Ph陰性B-ALLに対してMRDの測定のタイミング ・Epcoritamab投与時の事前指示 ・ITPに対してTPO受容体とリツキシマブの併用について ・メルファラン供給問題 ・Tp53 biallelic mutation MDSについて ・高齢者Ph陰性ALLの治療について ・Epcoritamab(エプキンリ)のCRS対策について ・hyperleukocytosisの対応 ・エプキンリ投与 ・劇症型、髄外腫瘍を作る多発性骨髄腫の治療法 ・二次性多血症について ・ストレス多血症の瀉血の適応と目標 ・Pola-R-CHP療法の最後のR二発について ・消化管リンパ腫化療の際の食止め ・ABVD療法 ・高齢者の治療について ・ABVD療法とG-CSF投与 ・中枢神経原発リンパ腫 ・FLYER試験結果に基づく治療選択について ・DA-EPOCHの高齢者への使用について ・寛解後療法について(NPM1変異+FLT3-ITD変異-の予後良好群AML) ・濾胞性リンパ腫Grade3bの治療について ・Pola-R-CHP療法の適応症例について ・CART療法 2nd line適応の臨床応用について ・リヒター化療後のBTK i維持 ・ABVDと血液ガスチェック ・モガムリズマブによる皮膚障害/ワクチン接種について ・AML同種移植後の末梢血WT1上昇とその方針について ・患者、家族へのIC 薬剤編 ・化学療法終了後の予防投薬 ・エバシェルドの運用について ・AZA+VENの未来 ・L-アスパラギナーゼとペグアスパルガーゼについて ・エバシェルド後の肺炎、副作用について ・チオテパ投与時の着替え、シャワーについて ・VEN/AZA治療時の抗真菌剤について ・強度減弱移植前処置についてのご質問 ・エバシェルド2回目投与 ・ハイヤスタの投与について ・ゾスパタいつまで継続すべきか? ・CADの治療薬 ・エバシェルド(筋注)の使用について 管理編 ・治療後濾胞性リンパ腫の外来フォローについて ・多発性骨髄腫患者の骨髄検査 ・FFPとATⅢ製剤の投与順 ・無菌治療室管理加算を算定する際の日数制限などに対する工夫を教えて下さい ・CV挿入位置について ・治療後の妊娠許可について ・輸血後アナフィラキシーショック患者のその後の扱いについて ・PICC挿入時の幹細胞輸注経路について ・低悪性度リンパ腫で病変が生検で消失した方のフォローアップ ・ステロイドのtapering ・高IgM血症による過粘稠症候群・血漿交換療法について ・ジーラスタポッド ・CAR-T後の頸部腫脹について ・VEN+AZA療法時の腎尿細管性アシドーシスに関して ・レテルモビルの予防投薬について ・CD38抗体の予防的抗ヒスタミン薬 ・鉄欠乏合併のPV ▲検査編▲診断編▲治療編▲薬剤編▲管理編 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※各リンク先の「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
血液内科 Proマニアック図鑑
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血液内科 Proのカテゴリ:臨床相談に関する投稿の一覧です。(2022年5月〜2023年12月まで)ぜひ、ブックマークをよろしくお願いいたします。 ▼白血病▼多発性骨髄腫▼悪性リンパ腫▼その他 白血病 ・VEN+AZA中の重篤な汎血球減少について ・ALL患者の維持療法について ・AZA+Ven開始後にGrade4の血小板減少をきたしたMDS ・MPN-BPに対する治療方針について ・KMT2A::AFF1陽性B-ALL治療後、PCRでの不明バンド残存とdel(20)(q11.2q13.3)残存 ・妊孕性温存 ・未治療AMLのヴァンフリタについて ・MDSに対するシクロスポリンについて ・CELからの白血病化を疑う症例について ・30歳代、虚血性心疾患でCABGの既往、糖尿病、腎機能障害(eGFR 40)体重100kg、白血球数13万のALL症例の治療について ・イマチニブ投与後の右大腿部痛 ・比較的若年CLLの治療について ・移植非適応の再発難治芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の治療相談 ・azacitidine+venetoclax治療でのvenetoclax減量法 ・inv(16)が検出できないAML with CBFβMYH11 ・Veneto+AZAによる骨髄抑制遷延の対応について ・inv(16)のAML治療方針について ・Dasatinib少量投与の継続について ・50代後半のT-LBL/ALLの治療、皆様どうしてますか? ・Ph陽性急性リンパ性白血病のサルベージ ・移植非適応FLT3/ITD変異陽性AML ・MDS(IPSS-R : very high)からの二次性骨髄線維症(MF2) ・AML(M5b)の寛解導入後早期再発例について ・t(8;21)、KIT陽性のAML 多発性骨髄腫 ・難治性MMに対するCAR-T細胞療法(アベクマ)のリンパ球採取済の問題症例 ・透析を必要とするPCLに対する初回治療について ・高齢再発難治多発性骨髄腫の対応について ・80歳代男性(難キャラクター)の難治性MMに対する治療相談 ・多発性骨髄腫:症候と病勢の乖離について ・t(4;14)転座のある患者さんへの維持療法 ・難治性MMの治療方針 ・多発性骨髄腫の治療介入について ・多発性骨髄腫の同種移植について ・ALアミロイドーシスの移植後維持療法、セカンドラインに関して ・Triple Refractory Multiple Myelomaの治療について ・急速進行で再発した多発性骨髄腫症例 ▲白血病▲多発性骨髄腫▼悪性リンパ腫▼その他 悪性リンパ腫 ・マントル細胞リンパ腫中枢神経系再発に対する治療相談 ・MALTomaについて ・限局期の十二指腸原発マントル細胞リンパ腫に対する治療相談 ・稀なリンパ腫(BPDCN)の治療方針についてご教示ください ・エホバの証人への化学療法  ・中枢神経原発DLBCL ・難治性が予想されるDLBCL ・急いでエプコリタマブを投与するメリットはあるのか? ・PETで脾臓にFDG集積のあるサルコイドーシス症例 ・80歳以上のDLBCLの治療は? ・移植適応マントル細胞リンパ腫 ・高齢CD5症例について ・T細胞性リンパ腫の診断と治療方針に関して ・FL GB-G後、COVID-19 の再燃が止まらない ・明らかに過剰なPET-CT検査 を要求された。 ・H.pylori陰性MALTリンパ腫照射後の下咽頭限局再発に対する治療相談 ・十二指腸多発潰瘍を持つ濾胞性リンパ腫の絶食について ・自家移植 腎機能低下 ・ATLLの皮疹について ・両側精巣病変を伴うDLBCL ・若年女性cHL患者のCMR確認直後の妊娠について ・DLBCL患者における繰り返すCDIに対するベズロトクスマブ ・難キャラクターのTransformed FLに対する治療方針 ・古典的ホジキンリンパ腫の自家移植前の抗PD-1抗体 ・限局期CD30陽性AITLに対する後半の治療方針 ・自家移植後、IgM高値の遷延 ・肝硬変合併のDLBCL ・60代男性SMZL再々発(疑い) ・脳・脊髄・副腎・腎病変を有するCD5陽性DLBCLの治療方針相談(先月の続編) ・DLBCL 再燃の 治療方針 ・TTBU自家移植後の難治性下腿浮腫 ・意識障害あり全身状態不良のCD5陽性DLBCL症例のレジメン相談 ・ロイナーゼの膵炎について(5/17投稿続き) ・再発ALK陽性CD30陽性ALCL ・再発NLPHL ・扁桃で初発→胃とリンパ節で再発した有症状?MALTリンパ腫の治療方針 ・高齢者限局期ホジキンリンパ腫のレジメンについての相談・疑問 ・T-LBL治療について ・90歳前後のCNS再発に関して ・50代男性、初発時からCNS病変を有するB細胞性リンパ腫・併存症多数 ・HIV関連PCNSLの治療方針について ・濾胞性リンパ腫治療後に強い免疫不全症を発症しています。 ・FL→DLBCL transformの治療についてご相談です。 ・ガザイバ維持治療の適応について ・再発・形質転換DLBCL早期再発の症例 ・皮膚原発大細胞型B細胞リンパ腫 第3再発期 CAR-Tの適応について ・乳腺原発悪性リンパ腫の中枢予防 ・DLBCLとCHLの中間的特徴を伴うB細胞性リンパ腫の治療方針について ・新規発症NK/T細胞リンパ腫の治療方針 ・限局FLの治療方針 ・難治性進行期MALTリンパ腫の治療相談 ・超高齢者の濾胞性リンパ腫 ・高齢者巨脾 ・80歳代中盤のPCNSLに対する化学療法レジメン・用量の御相談 ・エバシェルド投与後のCOVID19感染 ・中枢神経と体幹部同時発症のCD5+DLBCL ・診断が曖昧なまま治療が進んでいる悪性リンパ腫?中枢神経浸潤? ・DLBCL自家移植後の再発またはIgG4関連疾患の70歳代前半男性の方針相談 ・ステロイドパルス後悪性リンパ腫疑い ・DA-EPOCH-R+RT後の難治性PMBL ・BV+CHP療法後、早期再発のALK+ALCLの治療方針 ・T-PLL難治 ・CD20陰性再発難治性Double hit lymphoma ・MTX-LPDに対する治療介入について ・AITL再発治療前のコロナ感染について ・Hyper IgE症候群のダブルヒットリンパ腫 ・濾胞性リンパ腫に対するCAR-T適応 ・菌状息肉症・セザリー症候群の治療方針について ・高齢者DLBCLの初回治療 ・難治性DLBCLの治療選択について ・COVID-19を罹患した再発悪性リンパ腫 ・COVID-19が再び、まん延していますが皆様のご施設ではどのようにしてらっしゃいますか? ・Bulky DLBCの放射線適応 ・形質転換 濾胞性リンパ腫 (FL)症例のFLとして早期再発時の方針について ・再発難治性PTCLに対する治療方針 ・FL形質転換を疑いつつもDouble hit lymphomaが否定できない時の治療選択 その他 ・再生不良性貧血に対してエルトロンボパグ使用中の異形成変化について ・血小板増加症の診断、治療に関して ・ITPの治療法に関して ・Bicytopenia・診断困難症例について ・慢性ITPの3rd line治療について ・メトヘモグロビン血症の高齢症例 ・鼠径リンパ節腫大を契機に診断された木村氏病の管理に関して。 ・aGVHDに対するルキソルチニブについて ・出血イベントを伴う本態性血小板血症のバイアスピリン ・CAR-T細胞療法 紹介患者の基準について ・治療抵抗性の紫斑病に対する脾摘の適応について ・多彩な併存疾患を有する家族性(?)血小板減少症の鑑別診断についての相談 ・挙児希望の抗リン脂質抗体関連血小板減少症 ・MDS/AA の治療方針について ・再生不良性貧血のご相談です。 ・ET等疑いの方について ・腹膜透析チューブ腹膜炎治療中の進行性の貧血・血小板減少 ・APLAのATG後再発 ・IBMFSの移植タイミングについて ・濾胞性リンパ腫のCOVID19感染 ・好中球のみの減少症 ・骨髄穿刺 ・プロテインC欠損症疑い ・TAFRO再発例 ・ジャカビ投与後も血小板数が増加している患者。 ・難治性ITPの治療選択について ・診断のつかない血小板減少症(新型コロナウイルスワクチンの副作用?)に関する御相談 ・大腸癌治療関連のMDS ・COVID-19のPCR CT値がなかなか上昇しない ・90歳代女性のPNH症例に関する御相談 ・再生不良性貧血の再燃 治療と移植決断タイミング ・二次性骨髄繊維症の治療方針 ・血小板増多症の血小板数ってどのくらいから減らしにいってますか? ・リンパ球減少の精査 ・脾辺縁帯リンパ腫を伴う骨髄異形成症候群 ・ALL?CMLのLymphoid crisis? ・比較的若年者の低リスクMDS ▲白血病▲多発性骨髄腫▲悪性リンパ腫▲その他 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※各リンク先の「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 他4本≫ Journal Check Vol.96(2024年4月25日号)
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 他4本≫ Journal Check Vol.96(2024年4月25日号)
コーヒーが座りっぱなしの悪影響を打ち消す!? 座位行動はいくつかの慢性疾患の修飾因子であると証明されており、一方コーヒー摂取は健康に有益と考えられている。しかし、座位時間とコーヒー摂取と死亡率との関連は十分に解明されていない。著者らは、米国成人における1日の座位時間とコーヒー摂取量と全死因死亡率および心血管疾患死亡率との独立および共同関連を評価した。BMC Public Health誌2024年4月17日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 習慣的なタンパク質摂取で、がんリスクは本当に上がる? 習慣的なタンパク質摂取が多いと、おそらく、インスリン様成長因子のシグナル伝達亢進により、がんリスクが増加する可能性があることが提唱されている。著者らは、様々な種類のがんのリスクに関連するタンパク質摂取に関するシステマティックレビューのアンブレラレビューを実施した。European Journal of Nutrition誌オンライン版2024年4月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 日本の心不全入院患者における薬物治療のリアルワールドデータ 現在、日本では、心不全(HF)の症状悪化後のHF治療薬の使用パターンは明らかにされていない。著者らは、HFによる入院前後6ヵ月におけるHF治療薬の使用パターンの変化を評価するために後ろ向きコホート研究を行った。Scientific Reports誌2024年4月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ストレッチは本当に筋トレの代替になる? 最近の研究で、定期的なストレッチが筋肥大の誘発に効果的である可能性が示唆された。著者らは、定期的な静的ストレッチング後の筋力および筋量の変化に関するエビデンスを統合するために、メタアナリシスを伴うシステマティックレビューを実施した。Sports Medicine - Open誌2024年4月19日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む セマグルチドは"脂肪だけ"に影響するか? GLP-1受容体作動薬であるセマグルチドは、体重減少と関連しているが、除脂肪体重への影響についてはよくわかっていない。著者らは、除脂肪体重に対するセマグルチドの効果を検討するため、2型糖尿病の有無にかかわらず過体重または肥満患者におけるセマグルチドの使用を評価したRCTまたは観察研究について、レビューを行った。Expert Opinion on Pharmacotherapy誌オンライン版2024年4月18日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号) より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号) 朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本≫ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号)
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 他4本≫ Journal Check Vol.95(2024年4月18日号)
より効果的な筋トレはどちらか? スプリットルーティーン vs フルボディルーティーン 筋肉量と筋力増加のために一般的に行われる2つの筋トレルーティン(スプリットルーティンとフルボディルーティン)の効果を系統的に比較した先行研究はない。著者らは、システマティックレビューとメタ解析を実施し、健康成人の筋力と筋成長に対する効果を比較した。Journal of Strength and Conditioning Research誌オンライン版2024年4月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 炎症反応に対するコーヒー vs 紅茶 vs アルコール 炎症性疾患に対するコーヒー、紅茶、アルコールの影響を調べる研究は数多くあるが、循環炎症性サイトカインに対する直接的な影響については、決定的な証拠がない。著者らは、これらの飲料摂取が循環炎症性サイトカインに及ぼす影響を調べるために、2サンプルのメンデルランダム化研究を行った。European Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む AGAに対するミノキシジル 経口 vs 塗布 男性型脱毛症(AGA)治療における経口ミノキシジルへの関心が高まっているが、比較治療試験での有効性は評価されていない。著者らは、AGAの男性患者を対象に、1日1回5mgの経口ミノキシジルと1日2回の5%ミノキシジル外用液の有効性、安全性、忍容性を比較するために、24週間の二重盲検プラセボ対照無作為化臨床試験を実施した。JAMA Dermatology誌オンライン版2024年4月10日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 食事の一部を肉 → 乳製品に変えたら、CVDリスクは減少するか? 総肉、赤身肉、加工肉、鶏肉からの飽和脂肪酸(SFA)摂取の一部を総乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトからのSFAに置き換えることで、CVD発症率が変化するかどうかを調査するために、がんと栄養に関する欧州前向き調査(EPIC)の縦断データを解析した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月10日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 100%ジュースは本当に悪か? 観察研究や前向きコホート研究では、加糖飲料(SSB)および純粋なフルーツジュース(PFJ)摂取と心血管疾患(CVD)との関連が明らかとなったが、因果関係は特定されていない。著者らは、SSB/PFJと6つのCVD(心房細動、狭心症、心不全、急性心筋梗塞、高血圧、冠動脈アテローム性動脈硬化症)との因果関係を調べるために、メンデルランダム化解析を行った。European Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2024年4月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号) 朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本
朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号)
朝食抜きで起こる悪影響は? 他4本≫ Journal Check Vol.94(2024年4月11日号)
朝食抜きで起こる悪影響は? これまでの研究で、朝食抜きと精神的健康問題のリスク上昇との間に相関関係が確認されている。著者らは、朝食欠食とさまざまな精神疾患、神経疾患、認知能力、虚弱性との間の因果関係を調査するため、ヨーロッパの人口動態におけるゲノムワイド関連研究データを利用し、2サンプルのメンデルランダム化解析を実施した。BMC Psychiatry誌2024年4月2日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ドライアイは睡眠障害を疑え!? 睡眠の質とドライアイとの関連性を系統的に検討するため、41万9,218人の参加者を含む21件の研究について、文献レビューとメタ分析を行った。BMC Ophthalmology誌2024年4月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 心筋梗塞後のβ遮断薬は、意味がない!? 心筋梗塞後のβ遮断薬投与の利点を示した試験の多くは、広範囲心筋梗塞患者における、古い時代の治療法に基づいたものである。著者らは、左室駆出率50%以上の急性心筋梗塞患者を、β遮断薬投与有無に無作為に割り付け、全死亡と心筋梗塞再発をエンドポイントとした並行群間非盲検試験を行った。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2024年4月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 出血患者に対するDOAC中止のガイドライン 欧州麻酔・集中治療学会(ESAIC)により、DOACによる出血の緊急処置と、緊急処置を受けるDOAC服用患者の管理方法について、エビデンスに基づいた推奨事項と提案を提供するためのガイドラインが作成された。European Journal of Anaesthesiology誌オンライン版2024年4月4日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 人工甘味料は本当にがんリスクを高めるか? 人工甘味料(AS)摂取ががんリスクと因果関係があるかどうかは明らかではない。著者らは、2サンプルのメンデルランダム化法を用いて、AS摂取とがんリスクとの因果関係を調べた。Food & Function誌オンライン版2024年4月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号) 老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本
肺MAC症の治療実態 〜専門医/非専門医の比較調査結果をエキスパートが解析!【ヒポクラ医師会員限定・Fullバージョン】
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医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局®「ヒポクラ」にて、呼吸器内科・感染症の医師向けに「肺MAC症」の治療実態を調査(※)しました。(※2023年10月にヒポクラ医師会員に調査、回答数 n=58) この記事では、同調査結果を呼吸器/感染症関連の専門医等資格の有無でスクリーニングし、有資格医/未資格医による治療実態の違い、データから読み取れる示唆などを、呼吸器/感染症のエキスパート医師2名に考察としてコメントいただきました。 先生方の肺MAC症診療の一助になれば幸いです。 ● 名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンター   副センター長 古川 大記 先生(呼吸器内科) ● 琉球大学大学院医学研究科   感染症・呼吸器・消化器内科学講座   教授 山本 和子 先生 Q.1 基礎疾患が無く、有症状の78歳の肺MAC症患者が来院されて、確定診断がついた場合、いつから治療を開始しますか? 開始に当たって最も重視する所見を選択してください ※「呼吸器/感染症関連資格取得医」とは、呼吸器内科専門医、感染症専門医、結核非結核性抗酸菌症学会指導医のいずれか1つ以上の資格を持っている医師を指します。 【監修医師の考察】70代後半の基礎疾患は無いが有症状の肺MAC症の患者さんに治療を導入するか、臨床でもよく遭遇する症例です。 アンケート結果からは、感染症関連資格の有無で、治療開始の指標に対する考え方に違いがあることが明らかになりました。有資格医は画像所見の悪化と有空洞例を重視していますが、未資格医は塗抹陽性を画像所見の悪化と同程度に重視していました。 2020年の国際ガイドラインでは、肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)では喀痰抗酸菌塗抹陽性あるいは有空洞例には治療開始を推奨しています。しかし有資格医では、有空洞例を重視しているものの、より画像所見の悪化を治療開始決定に重視していることがわかりました。 これは本症例が高齢であるものの有症状であり、「日本結核・非結核性抗酸菌症学会 非結核性抗酸菌症対策委員会・日本呼吸器学会 感染症・結核学術部会 成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解― 2023年改訂ー」に明記されている治療開始時期について「画像所見の経時的推移は病勢を個別に把握するために有用であり,できるだけ過去の画像との比較を行う」とあるように、病変が広がる場合に治療対象としていることを示したものと考えられます。 Q.2 治療を開始する場合、リファンピシン、エタンブトールに加えて、どの薬剤で治療を開始しますか? 【監修医師の考察】肺MAC症の治療薬選択におけるマクロライドの選択についての質問でした。 未資格医の多くは、クラリスロマイシン(CAM)を選択していますが、有資格医の中には、アジスロマイシン(AZM)を選択する割合がより高いことがわかりました。これは治療経験や、ガイドラインが推奨する治療戦略に関する知識が影響している可能性が考えられます。 2020年にはAZMが保険診療報酬審査において肺NTM症の治療薬として認められるようになりました。有効性はCAMと同等とされますが、忍容性の高さや1日1回投与であることなどから、国際ガイドラインでもAZMが推奨されています。 AZM使用は原則として当該使用例では、単剤使用ではなく他の抗菌薬と併用すること、原則としてCAMの検討後に投与することを示されています。しかし本アンケートで有資格医がAZMを使用する割合からも、第一選択薬となりうる可能性が示唆されました。 現時点で本邦ではAZMの長期使用に関する報告は限られているため、今後のエビデンス構築に期待が高まります。 Q.3 上記薬剤が使えなかった場合、どの薬剤を追加もしくは変更しますか? 【監修医師の考察】第一選択薬であるマクロライド薬が使用できない場合の治療薬選択についての質問です。 未資格医はストレプトマイシン(SM)筋肉注射とアミカシン(AMK)点滴を主として選択しており、アミカシンリポソーム吸入は少数派です。これに対して、有資格医はアミカシンリポソームの吸入を選択する割合が大きく、新しい治療法を積極的に取り入れていました。 アミカシンリポソーム吸入は2021年に本邦でも実用化されました。 アミカシン注射は通院の負担が大きいのに対して、アミカシンリポソーム吸入は自宅で治療可能である点、局所投与であるため全身性副作用が少ない点が利点です。 アミカシンリポソーム吸入は薬価が高額であるものの、特に難治例の肺MAC症では効果が期待される薬剤です。 Q.4 治療の効果判定は、いつ行いますか? 【監修医師の考察】治療効果判定の時期についての質問です。 未資格医は主に3カ月で判定しているのに対し、有資格医は6カ月~1年という、より長期で判定を行う割合が高くなりました。 ガイドラインでは明記されていないものの、肺MAC症の治験や臨床研究では難治例について「標準治療を6カ月以上継続しているにもかかわらず、培養陽性が続く症例」とされることが多く、難治例の判定のため、有資格医は6カ月以上のポイントを効果判定基準としている可能性が示唆されました。 「日本結核・非結核性抗酸菌症学会 非結核性抗酸菌症対策委員会・日本呼吸器学会 感染症・結核学術部会 成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解― 2023年改訂ー」においても、4週以上間隔をあけた喀痰培養で3回連続して培養陰性が確認された時点で排菌陰性化が達成されたと判断する、とされます。 また、治療後6カ月以内の培養陰性化達成は死亡率の低下に関連するとされ、これらの情報をもとに有資格医は治療効果判定の判断基準を設けていると考えられます。 Q.5 肺MAC症以外の既往が無い場合、アミカシンリポソーム吸入治療を開始する最も良いタイミングはいつだと思いますか? 【監修医師の考察】アミカシンリポソーム吸入治療開始時期についての質問です。 未資格医の中では、約半数以上が標準治療が失敗した時点での使用を、約4分の1が最初から併用することを考慮しています。これに対して、有資格医は標準治療が失敗した時、もしくはさらにSMやAMK治療が失敗した後の使用をより推奨しています。 未資格医の中には比較的積極的に新しい治療法を取り入れようとする意識がある一方で、有資格医はより慎重に、確立された治療法に基づいて判断を下し、難治例を抽出した上で、アミカシンリポソーム吸入治療を検討していることが伺えます。 以上本調査結果および考察が、ヒポクラ医師会員の先生方の肺MAC症診療の一助になれば幸いです。 医師専用のオンライン医局®️「ヒポクラ」で時短と臨床力向上!呼吸器/感染症関連の疑問は、ヒポクラで聞いてみませんか? 医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局®「ヒポクラ」には、日本全国から約2,000名の呼吸器/感染症を専門とする医師が集まっています。 専門医同士の症例ディスカッションから、若手医師/非専門医から専門医への素朴な疑問まで、ガイドラインや教科書では解決できないことは、ヒポクラで聞いてみませんか?(見るだけでも勉強になります!) オンライン医局®「ヒポクラ」のトップページはこちら iOS / Androidアプリ(無料)は、ブラウザ版よりも高い満足度をいただいております!
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老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本≫ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号)
老化しにくい最適な睡眠時間は? 他4本≫ Journal Check Vol.93(2024年4月4日号)
老化しにくい最適な睡眠時間は? これまでの研究では、睡眠と加齢の間に用量反応曲線を示すことがほとんど出来なかった。そこで著者らは、英国バイオバンク研究に登録された24万1,713人を対象に、習慣的な睡眠時間と、4つの予測年齢指標との関連を調査するための横断研究を実施した。Aging Cell誌オンライン版2024年3月31日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 早漏と関係するのは、大きさか、硬さか? 早漏(PE)は一般的な男性性機能障害であるが、その根本的なメカニズムは完全には解明されていない。著者らは、PEと、陰茎亀頭の体積と組織の硬さとの間の関連性を評価した。The Journal of Sexual Medicine誌オンライン版2024年3月28日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 結局、糖尿病患者にスタチンは是か非か? これまでのRCTの要約データのメタ解析では、スタチン療法が糖尿病リスクを増加させることが示されているが、リスクの大きさや時期、特にリスクの高い患者についてはあまり知られていない。これらを明らかにするため、著者らは、スタチン療法に関するRCTの参加者個人データのメタ解析を行った。The Lancet Diabetes & Endocrinology誌オンライン版2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 妊娠中のタンパク質レベルが、子供の顔貌に影響する!? 頭蓋顔面骨格構造の発生は複雑である。そのメカニズムを解明し、新たな科学的知見を提供するだけでなく、先天性頭蓋顔面奇形の治療や予防に対する臨床的アプローチ開発に役立てるため、ヒト胚の顔面間充織のゲノムワイド解析を行い、同定された活性エンハンサーについて、マウスとゼブラフィッシュを用いた実験を行った。Nature Communications誌2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 老化を防ぐ脂肪酸は? これまでの観察研究では、脂肪酸と老化関連疾患に関連がある可能性が示唆されており、その健康への影響について疑問が投げかけられているが、両者の因果関係は依然として不明である。著者らは、5つの脂肪酸と 3つの老化マーカーについて、一変数および多変数メンデルランダム化解析を行った。Aging誌オンライン版2024年3月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ Journal Check Vol.92(2024年3月28日号) 時間がない人に、最も効率的な筋トレは? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.91(2024年3月21日号) パンダが白黒である理由は? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.90(2024年3月14日号) ”精製炭水化物”で顔の魅力が低下する!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.89(2024年3月7日号) 筋トレ+BCAAによる筋力増加は、食物繊維サプリで促進されるか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.88(2024年2月29日号) 筋トレは、どこまで追い込むべきか? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.87(2024年2月22日号) 筋トレ vs ウォーキング vs ヨガ vs SSRI 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.86(2024年2月15日号) ”ストレッチ”が筋トレ代わりに!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.85(2024年2月8日号) 日本人の〇%は、亜鉛欠乏症!? 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.84(2024年2月1日号) "オレオ" クッキー vs スタチン 他4本 ヒポクラ Journal Check Vol.83(2024年1月25日号) 少量のアルコールでも、目覚めが悪くなる!? 他4本
3月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
3月までの合計寄付金額を発表!【ヒポクラ 寄付プロジェクト】
いつも『ヒポクラ 寄付プロジェクト』を支えてくださってありがとうございます。 臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎『ヒポクラ』のご利用状況と当プロジェクト公式twitterなどの応援数に応じて日本骨髄バンクへ寄付させていただく当プロジェクトですが、3月31日までに172,934円が集まったことをご報告いたします。 また当プロジェクトは3月末で終了とさせていただき、公益財団法人日本骨髄バンクへ2024年5月以降に寄付させていただきます。 2024年3月までの寄付総額 172,934円 (3月中の寄付総額29,364円) 毎月の継続的な応援が大きな支えになります。 2024年5月末以降に公益財団法人日本骨髄バンクへ寄付させていただきます。 https://www.jmdp.or.jp/ ※本プロジェクトの寄付金は、株式会社エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 寄付プロジェクトの概要、寄付の対象アクションは特設ページをご覧ください。 https://hpcr.jp/topic/plus/hpcr_h_donation ヒポクラ 寄付プロジェクトをtwitterで応援する ヒポクラ の会員になる(医師専用) 担当者からのお礼 当プロジェクトは、医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながら支援させていただくことを目的に始まりました。 3月の『ヒポクラ × マイナビ 血液内科 Pro』は、過去最高の会員数の伸びを記録しました。ここでしかない血液内科医同士の情報交換・交流に先生方が価値を感じていただいた結果に、弊社一同、大変嬉しく思っております。 そして2022年10月から続けてきた当プロジェクトは3月末までを持って終了とさせていただきます。今まで応援してくださった皆様には感謝の言葉しかありません。誠にありがとうございます。 今後も 寄付という形ではございませんが、骨髄バンクさまの活動をご支援して参りたいと思っております。 これからも弊社一同、血液内科の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 『ヒポクラ 』寄付プロジェクトとは 株式会社エクスメディオは「テクノロジーの力で、 世界の健康寿命を5年延ばす」というミッションのもと、 全ての企業活動が、 患者さんの重症化防止の一助となり、 健康寿命の延伸を実現していくことを目指しています。 ミッションを実現する一つのアプローチとして、『ヒポクラ』という場を、 全国の医師の先生方と共につくり、 育てています。 このたび、その活動を一層強化するために、『ヒポクラ』の利用や応援等に応じて、日本骨髄バンクへ寄付させていただくプロジェクトを開始いたします。 本プロジェクトを通して医療の発展に寄与し、血液内科の疾患を治療されている患者さんやそのご家族を微力ながらご支援できれば幸いです。 ※なお、 本プロジェクトの寄付金は、 エクスメディオの企業活動収益の一部を寄付させていただくものであり、 ヒポクラ 利用者の先生方や一般の方々から寄付金を募る取り組みではございません。 『ヒポクラ』とは? 6万6000人の会員医師が交流し、臨床力とモチベーションを向上させるオンライン医局®︎です。 ガイドラインや教科書では解決できない患者さんの背景に沿った診療の相談や、キャリアの相談などを全国の医師に匿名で相談できるサービスとしてご利用いただいております。
従来の心臓再同期療法に対して右室同期左室ペーシングの転帰に有意性なし
従来の心臓再同期療法に対して右室同期左室ペーシングの転帰に有意性なし
Adaptive versus conventional cardiac resynchronisation therapy in patients with heart failure (AdaptResponse): a global, prospective, randomised controlled trial Lancet. 2023 Sep 30;402(10408):1147-1157. doi: 10.1016/S0140-6736(23)00912-1. Epub 2023 Aug 24. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【背景】左心室のみを刺激して固有の右脚伝導と融合させる心臓再同期療法 (CRT) の継続的自動最適化 (同期左心室刺激) は、心不全、左脚ブロック、左心室ブロックなどの患者において従来の CRT よりも優れた転帰を提供する可能性があります。そして正常な房室伝導。この研究は、無傷の房室伝導と左脚ブロックを伴う心不全患者を対象に、適応型 CRT と従来型 CRT の臨床転帰を比較することを目的としました。 【方法】 この世界的な前向きランダム化比較試験は、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、北米の 27 か国の 227 の病院で実施されました。対象となる患者は、年齢が18歳以上で、クラス2~4の心不全、駆出率35%以下、QRS持続時間が140ミリ秒以上(男性患者)または130ミリ秒以上(女性患者)の左脚ブロックである。、ベースライン PR 間隔は 200 ミリ秒以下です。患者は、ブロック順列によって適応型 CRT (同期された左心室刺激を提供するアルゴリズム) またはデバイス プログラマーを使用した従来の両心室 CRT にランダムに (1:1) 割り当てられました。すべての患者はデバイスのプログラミングを受けましたが、手順が完了するまでマスクされていました。現場スタッフはグループ割り当てに対してマスクされていませんでした。主要アウトカムは全死因死亡または心不全代償不全に対する介入の複合であり、治療意図のある集団で評価された。安全性事象が収集され、治療意図のある集団で報告されました。この研究は ClinicalTrials.gov (NCT02205359) に登録されており、計上は終了しています。 【調査結果】2014年8月5日から2019年1月31日までに、登録された患者3797人のうち、3617人(95.3%)が無作為に割り当てられた(1810人が適応型CRT、1807人が従来型CRT)。2022年6月23日の第3回中間解析で無益の境界を越え、治験の早期中止が決定された。患者3617人中1568人(43・4%)が女性、2049人(56・6%)が男性であった。追跡調査期間の中央値は59・0か月(IQR 45-72)でした。主要評価項目事象は、適応型CRT群では患者1,810人中430人(60カ月時点でのカプラン・マイヤー発現率23・5%[95%CI 21・3-25・5])、患者1,807人中470人(25カ月時点)で発生した。従来型 CRT 群では 60 ヵ月で 7% [23.5-27.8] (ハザード比 0.89、95% CI 0.78-1.01; p=0.077)。システム関連の有害事象は、適応型 CRT グループの患者 1,810 人中 452 人(25.0%)、従来型 CRT グループの患者 1,807 人中 440 人(24.3%)で報告されました。 【解釈】従来の CRT と比較して、適応型 CRT は、心不全、左脚ブロック、および無傷の房室伝導を有する患者の対象集団における全死因死亡または心不全代償不全による介入の発生率を有意に減少させることはなかった。死亡率と心不全の代償不全率は両方の CRT 療法で低く、この集団では以前の試験の患者よりも CRT に対する反応が大きかったことを示唆しています。 【資金提供】 メドトロニック。 第一人者の医師による解説 本研究の対象集団に対するCRT有効率は 従来の報告より高い 吉賀 康裕 山口大学大学院医学研究科器官病態内科学講師/佐野 元昭 山口大学大学院医学研究科器官病態内科学教授 MMJ.April 2024;20(1):7 心臓再同期療法(CRT)はQRS幅を延長させ、心機能の低下した心不全患者において死亡や心不全入院の減少、運動耐応能や生活の質(QOL)の改善に有効であるが、約30%の無効例が存在することが知られている。左脚ブロックを有するが房室伝導の正常な心不全患者において、連続自動至適化機能を用いて右室興奮に同期して左室ペーシングを行うadaptive CRTは従来のCRT設定の至適化よりも良好な効果をもたらすことが従来の報告から期待されてきた。本論文は、左脚ブロック(QRS幅は男性140ms以上、女性130ms以上 )、正常房室伝導(PR間隔200ms以下)、左室駆出率35%以下、NYHA II ~ IVの心不全患者を対象に実施された国際共同前向き無作為化対照試験(AdaptResponse試験)の報告である。主要評価項目を全死亡または心不全への治療介入の複合エンドポイントとし、adaptive CRT群と対照群である従来のCRT群(心エコーやその他の手段で至適化した群)の間で比較されたが、中間解析にて両群に差を認めないことが判明し、試験は早期中止された。観察期間中央値59カ月で主要エンドポイントはadaptive CRT群で23.5%、対照群で25.7%に発生し、有意差はつかず、また心房細動発生率や臨床評価、QOLの改善度、有害事象の発生率も同程度であった。 本試験の事後解析 ではadaptive CRTは 右室同期左室ペーシングであるため左室・右室ペーシングを行う従来のCRTよりバッテリー消耗を抑制していた。またadaptive CRT群で85%以上のペーシングをされていた患者では、対照群全体よりも主要エンドポイント発生率が低いことが示された。CRTはペーシングによって治療効果を発揮するため、ペーシング率の低い集団においてCRTの治療効果は減弱する。したがってAdaptive CRT群と対照群における85%以上のペーシング率を有する患者群を比較することでペーシング率によらない右室同期左室ペーシングの効果を見たかったところではある。しかしながら、本試験に組み込まれた正常房室伝導を伴った左脚ブロックを有する心機能低下例に対するCRT後の全死亡および心不全治療介入率は、先行試験と比較して最も低く、この結果は今後の臨床試験の基準になるとともに、実地診療において本試験と同じ患者集団に対するCRTは高い有効性を期待できるという点で意義があるといえる。
慢性片頭痛に対するCGRP受容体拮抗薬アトゲパントの安全性と有効性
慢性片頭痛に対するCGRP受容体拮抗薬アトゲパントの安全性と有効性
Atogepant for the preventive treatment of chronic migraine (PROGRESS): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial Lancet. 2023 Sep 2;402(10404):775-785. doi: 10.1016/S0140-6736(23)01049-8. Epub 2023 Jul 26. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【背景】この研究では、慢性片頭痛の予防治療に対するアトゲパントの有効性、安全性、忍容性を評価することを目指しました。 【方法】私たちは、米国、英国、カナダ、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、142の臨床研究サイトで、この無作為化、二重盲検プラセボ対照、第3相試験を行いました。ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾。1年以上の慢性片頭痛の既往歴のある18〜80歳の成人は、1日2回経口30 mg、1日1回経口atogepant 60 mg、またはプラセボを摂取するためにランダムに割り当てられました(1:1:1)。主要エンドポイントは、12週間の治療期間にわたる平均月間片頭痛時代(MMDS)のベースラインからの変更でした。主要な分析は、治療を修正した人集団で行われ、少なくとも1回の研究介入を受けたランダムに割り当てられたすべての参加者が含まれ、電子日記(編集者)データの評価可能なベースライン期間があり、少なくとも1つの評価可能な投稿がありました。 - 二重盲検期間中の編集データのベースライン4週間(1〜4、5-8、および9-12)。安全人口は、少なくとも1回の研究介入を受けたすべての参加者で構成されていました。この試験は、ClinicalTrials.gov(NCT03855137)に登録されています。 【調査結果】2019年3月11日から2022年1月20日の間に、参加者が適格性について評価されました。711は除外され、778人の参加者が1日2回30 mg(n = 257)、1日に1回はアトゲパント60 mg(n = 262)、またはプラセボ(n = 259)にランダムに割り当てられました。安全人口の参加者は18〜74歳でした(平均42・1歳)。773人の患者のうち459人(59%)は白人、677人(88%)の患者は女性、96人(12%)が男性でした。84人の参加者は、試験中に治療を中止し、755人が治療を修正した人集団を構成しました(1日2回30 mg n = 253、1日に1回aTOGEPANT 60 mg、プラセボn = 246)。ベースラインの平均MMDの数は18・6(SE 5・1)で、アトゲパント30 mgは1日に2回、19・2(5・3)で1日1回、アトゲパント60 mg、プラセボと18・9(4・8)でした。12週間にわたる平均MMDのベースラインからの変化は-7・5(SE 0・4)で、1日2回Atogepant 30 mg、-6・9(0・4)、Atogepant 60 mg、1日1回、-5・1(0・4)プラセボで。プラセボからの最小二乗の平均差は、1日2回、アトゲパント30 mgで-2・4で-4でした(95%CI -3・5〜 -1・3;調整p <0・0001)、ATOGEPANT 60 mgで-1・8で8で-1・8日(-2・9〜 -0・8;調整されたp = 0・0009)。アトゲパントの最も一般的な有害事象は便秘でした(1日に2回30 mg [10・9%]; 1日1回26 [10%]、プラセボ8 [3%])および吐き気(1日に2回30 mg)[8%]; 60 mg 1日1回25 [10%];およびプラセボ9 [4%])。潜在的に臨床的に有意な体重減少(ベースライン後のいつでも7%以上の減少)が各治療群で観察されました(15日に2回30 mg [6%]; 15日に1回のアトゲピント60 mg [6%];およびプラセボ3 [2%])。 【解釈】1日2回30 mg、1日に1回60 mgが慢性片頭痛患者の12週間にわたってMMDの臨床的に関連する減少を示しました。両方のアトゲパント線量は忍容性が高く、atogepantの既知の安全性プロファイルと一致していました。 【資金調達】アラーガン(現在のAbbvie)。 第一人者の医師による解説 アトゲパントは難治例の慢性片頭痛にも 有効な治療手段である可能性 柴田 護 東京歯科大学市川総合病院神経内科部長・教授 MMJ.April 2024;20(1):11 アトゲパント(atogepant;ATO)は経口投与のカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬であり、反復性片頭痛に対する有効性と安全性はADVANCE試験ですでに実証されている(1)。慢性片頭痛(CM)の予防ではCGRP関連抗体薬の効果が高いとされているが、注射薬よりは経口薬を好む患者も多い。また、投与されたモノクローナル抗体の95%が代謝されるには5カ月間を要するため、治療中に妊娠した場合に薬剤曝露期間が長くなる可能性がある。一方、ATOの半減期は約11時間で、妊娠が判明した場合に中止することで曝露を短期間にとどめることが可能である。 今回報告されたPROGRESS試験は、CMに対するATOの有効性と安全性の評価を目的に、日本を含む142施設が参加した国際共同無作為化二重盲検プラセボ対照第3相臨床試験である。1年以上のCM既往を有する成人患者778人がATO 30mg1日2回投与群 257 人、ATO 60 mg 1日1回投与群262人、プラセボ群259人に割り付けられた。ベースラインの1カ月あたりの平均片頭痛日数(MMD)はATO 30mg 1日2回投与群18.6±5.1(SE)日、ATO 60mg 1日1回投与群19.2±5.3日、プラセボ群18.9±4.8日であった。結果、12週間の治療期間における平均 MMDのベースラインからの変化(主要評価項目)は、ATO 30mg 1日2回投与群-7.5±0.4日、60mg 1日1回投与群-6.9±0.4日、プラセボ群-5.1±0.4日で、プラセボ群との最小二乗平均差はATO 30mg 1日2回投与群-2.4日(95%信頼区間[CI] -3.5~-1.3;補正 P<0.0001)、ATO 60mg 1日1回投与群-1.8日(95% CI, -2.9~-0.8;補正 P=0.0009)であった。安全性評価対象集団773人中、84人が試験期間中に治療を中止した。ATO群で最も頻度の高かった有害事象は便秘(ATO 30mg 1日2回投与群10.9%、ATO 60mg 1日1回投与群10%、プラセボ群3%)と悪心 (各群8%、10%、4%)であった。また、ATO群では臨床的に有意なレベルの体重減少を認める頻度もプラセボ群に比較して高かった。 以上よりATO 30mg 1日2回投与と60mg 1日1回投与はCMの予防効果を示すことが明らかとなった。忍容性については、便秘と悪心の出現に注意が必要と考えられる。なお、本試験では66%に急性期治療薬の使用過多があり、38%は2種類以上の既存予防薬で治療が奏効しなかったことがわかっているため、いわゆる難治例のCMにも有効な治療手段である可能性が示された。 1. Ailani J, et al. N Engl J Med. 2021;385(8):695-706.(MMJ 2022 年 4 月 号P34)
コンピュータに基づくICU患者の厳格な血糖管理 ICU入室期間や死亡率に差なし
コンピュータに基づくICU患者の厳格な血糖管理 ICU入室期間や死亡率に差なし
Tight Blood-Glucose Control without Early Parenteral Nutrition in the ICU N Engl J Med. 2023 Sep 28;389(13):1180-1190. doi: 10.1056/NEJMoa2304855. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【背景】無作為化対照試験では、集中治療室(ICU)の患者の緊密な血液グルコース対照から利益と害の両方を示しています。初期の非経口栄養の使用とインスリン誘発性の重度の低血糖症の変動は、この矛盾を説明するかもしれません。 【方法】ICU入院時に、患者をリベラルグルコースコントロール(血糖値がデシリットルあたり215 mg> 215 mg [> 11.9 mmolあたり])またはタイトグルコースコントロール(血中グルコースレベルを標的とする場合にのみ開始されたインスリンをランダムに割り当てました。デシリットルあたり80〜110 mgでロジックインスリンアルゴリズムを使用して[4.4〜6.1 mmolあたり6.1 mmol]);非経口栄養は、両方のグループで1週間差し控えられました。プロトコルアドヒアランスは、グルコースメトリックに従って決定されました。主な結果は、ICUのケアが必要である時間の長さであり、ICUから生存する時間に基づいて計算され、死は競合するリスクを占めています。90日間の死亡率は安全性の結果でした。 【結果】ランダム化を受けた9230人の患者のうち、4622人がリベラルなグルコースコントロールに割り当てられ、4608人がタイトなグルコースコントロールに割り当てられました。朝の血糖値の中央値は、リベラルグルコースコントロールを備えたデシリットルあたり140 mg(四分位範囲、122〜161)で、密集したグルコースコントロールを備えたデシリットルあたり107 mg(四分位範囲、98〜117)でした。重度の低血糖は、リベラルコントロールグループの31人の患者(0.7%)と、緊密なコントロール群で47人の患者(1.0%)で発生しました。ICUケアが必要とした時間の長さは、2つのグループで類似していました(タイトなグルコース制御、1.00; 95%信頼区間、0.96〜1.04; P = 0.94での早期の放電のハザード比)。90日での死亡率も類似していました(リベラルグルコースコントロールで10.1%、タイトなグルコースコントロールで10.5%、p = 0.51)。8つの事前に指定された二次転帰の分析により、新しい感染症の発生率、呼吸器および血行動態のサポートの期間、病院から生きたまま退院する時間、ICUと病院での死亡率は2つのグループで類似していることが示唆されましたが、重度の急性腎障害は類似していました。胆汁うっ滞肝機能障害は、密集したグルコース制御ではあまり一般的ではないように見えました。 【結論】初期の非経口栄養を受けていない重症患者では、タイトなグルコース制御は、ICUケアが必要な時間または死亡率に影響を与えませんでした。(Research Foundation-Flandersなどから資金提供。TGC-FAST ClinicalTrials.gov番号、NCT03665207。)。 第一人者の医師による解説 重症低血糖の発生率に有意差なし 早期の非経口栄養投与は避けるべき 鈴木 優矢 虎の門病院内分泌代謝科・糖尿病/森 保道 虎の門病院内分泌代謝科・糖尿病部長 MMJ.April 2024;20(1):17 集中治療室(ICU)入室患者の厳格な血糖コントロールについては、有益性を支持する報告がある一方で低血糖による有害性を示唆する報告もある。本論文で報告されたTGC-Fast試験は、ベルギー国内のICUに入室した9,230人を、ICU入室後1週間の非経口栄養投与を控え医原性高血糖を避けたうえで、従来治療群(血糖215 mg/dL超でインスリン治療を開始;4,622人)と治療強化群(血糖80~ 110 mg/dLを目標にコンピュータによるアルゴリズムを用いたインスリン治療;4,608人)に分けて、ICUで治療を要した期間を主要評価項目、90日死亡率を安全性評価項目として検討している。 早朝血糖の中央値は従来治療群が140 mg/dL、治療強化群が107 mg/dLであった。40 mg/dL未満の重症低血糖は従来治療群で0.7%、治療強化群で1.0%に生じたが、有意差はなかった。主要評価項目であるICU入室期間は両群で有意差はなく(ハザード比[HR], 1.00;95%信頼区間[CI], 0.96~ 1.04;P=0.94)、90日死亡率も従来治療群で10.1%、治療強化群で10.5%と有意差はなかった(P=0.51)。副次評価項目のうち、急性腎障害や胆汁うっ滞性肝障害(γ -GTP・ALP高値)の発生率は治療強化群で低かった。サブグループ解析では、神経学的疾患で入室した患者において、治療強化群の90日死亡率が低い傾向にあった(HR, 0.69;95% CI, 0.46 ~ 1.02)。 本試験で約80%の患者は糖尿病の既往はないが、従来治療群では45.9%、治療強化群では98.8%の患者でインスリンが使用されており、急性期重症患者ではインスリン抵抗性の増大によりストレス性高血糖を来し、平常とは血糖推移が異なる。ICU入室患者の厳格な血糖コントロールを検討した大規模な無作為化対照試験(RCT)であるNICESUGAR試験では、治療強化群で死亡率が上昇しており、その要因として治療強化による低血糖の関与が示唆されている(1)。本試験では、コンピュータによるアルゴリズムを用いることで、重症低血糖の発生率は治療強化群と従来治療群でほぼ同等となっているが、ICUで治療を要した期間や90日死亡率に有意差はなかった。 特定の疾患群や患者背景で治療強化が有用である可能性はあるが、医原性低血糖を最小限に抑えたとしても、急性期において治療強化による正常の血糖を目指した厳格な血糖管理の有用性は限定的である。ICUに入室する急性期重症患者では、早期の非経口栄養投与を控えることで急性期の医原性高血糖を避けながら、目標血糖値を平時よりも高めに設定し、高血糖時に治療を開始することが望ましいと考えられる。 1. NICE-SUGAR Study Investigators. N Engl J Med. 2009;360(13):1283-1297.
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