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Journal Check
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.34(2023年1月26日号)
環境配慮の食事は、2型糖尿病のリスク低減にも有用か?
2019年、EAT-Lancet委員会は、人間の健康を育み、環境の持続可能性をサポートする、主に植物ベースの食事であるEAT-Lancet食を提案した。著者らは、このEAT-Lancet食と、2型糖尿病(T2D)のリスクとの関連性を調査し、また、その関連性がT2Dの遺伝的素因によって異なるかどうかを評価した。Metabolism誌オンライン版2023年1月19日号の報告。心不全に対するトラセミドvsフロセミドの再評価
フロセミドは心不全患者に最もよく使用されるループ利尿薬であるが、トラセミドの有用性を示唆する研究もある。著者らは、心不全で入院した患者において、トラセミドがフロセミドと比較して死亡率を低下させるかどうかを明らかにするため、米国の60の病院で左室駆出率に関係なく心不全で入院した2,859人の患者を対象に、非盲検の無作為化臨床試験を行った。JAMA誌2023年1月17日号の報告。PCR検査陰性でも、実はSARS-CoV-2の持続感染が起こっている?
SARS-CoV-2の感染は臨床的に不均一であり、無症候性から致命的なものまで様々である。COVID-19患者の一部は、SARS-CoV-2 RNAの分子検査で陰性が続くにもかかわらず、病状が進行し、最終的には死亡することがある。そこで著者らは、11~300日間連続して(平均:105.5日)鼻咽頭スワブまたは気管支肺胞洗浄液でウイルス陰性を繰り返したにも関わらず、臨床状態が徐々に悪化した27人の患者の死後分析を行った。The Journal of Pathology誌オンライン版2023年1月18日号の報告。2年間のホルモン投与により、トランスジェンダーの心理に影響はあったか?
トランスジェンダーおよびノンバイナリーの若者が性別肯定ホルモン(GAH:テストステロンまたはエストラジオール)を投与された場合の予測結果データは限られている。著者らは、米国のトランスジェンダーおよびノンバイナリーの若者を対象に、2年間のホルモン投与が、外見の一致、抑うつ、不安、肯定的な感情、および人生の満足度にどのような影響を及ぼすか、前向き観察研究を行った。The New England Journal of Medicine誌2023年1月19日号の報告。使用している糖尿病薬の違いにより、ダパグリフロジンの効果に違いはあるか?
Dapagliflozin And Prevention of Adverse Outcomes in CKD試験(DAPA-CKD)における2型糖尿病および慢性腎臓病(CKD)患者に対するダパグリフロジン(フォシーガ®)の有用性が、バックグラウンドの血糖降下療法(GLT)によって異なるかどうかを検討した。Diabetes Care誌オンライン版2023年1月20日号の報告。※新規会員登録はこちら
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