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Journal Check
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号)
コーヒーの心臓への影響は?
コーヒーは世界で最もよく飲まれている飲料の一つであるが、コーヒー摂取による急性の健康への影響は明らかにされていない。著者らは、カフェイン入りコーヒーが心臓の異所性興奮と不整脈、1日あたりの歩数、睡眠時間、および血清グルコース値に及ぼす影響を調べるために、前向きランダム化ケースクロスオーバー試験を行った。The New England Journal of Medicine誌2023年3月23日号の報告。ココナッツオイルの脂質代謝への影響は?
ココナッツオイル(CO)に含まれる脂肪酸の約84%が飽和脂肪酸で、その約47%が炭素数12のラウリン酸であり、ラウリン酸の鎖長は中鎖脂肪酸(MCFA)と長鎖脂肪酸(LCFA)の中間である。COが血液中の脂質関連物質にどのように作用するか、またその性質がMCFAとLCFAのどちらに類似しているかを評価した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年3月21日号の報告。スタチンの種類別・用量依存的な糖尿病リスクは?
著者らは、HbA1cおよび/またはインスリン抵抗性(HOMA-IR)に対するスタチン療法の影響を報告しているランダム化比較試験を対象とした系統的レビューとメタ分析を行った。スタチンの影響は、正常な人、または既に血糖値に異常がある人、更に、スタチンの種類と投与量によって検討された。European Journal of Pharmacology誌オンライン版2023年3月23日号の報告。重度の市中肺炎にステロイドは有効か?
糖質コルチコイドの抗炎症作用および免疫調節作用が、重度の市中肺炎患者の死亡率を低下させるかどうかは不明である。著者らは、重度の市中肺炎でICUに入院した成人を対象に、ヒドロコルチゾンの静脈内投与またはプラセボ投与に割り付ける、第Ⅲ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験を行った。なお、全ての症例で抗生物質や支持療法を含む標準的な治療が行われた。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2023年3月21日号の報告。人工呼吸器・昇圧薬投与中のICU患者にはカロリー・タンパク質制限をすべきか?
重症疾患の急性期における最適なカロリーとタンパク質の摂取量は不明である。著者らは、人工呼吸器・昇圧薬投与を受けているICU患者において、入院初期のカロリー・タンパク質制限が、標準的なカロリー・タンパク質摂取目標と比較して、転帰を改善するかを評価した。多施設共同ランダム化非盲検並行群間比較試験(NUTRIREA-3 試験)。The Lancet Respiratory Medicine誌オンライン版2023年3月20日号の報告。※新規会員登録はこちら
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