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基礎インスリン療法を実施している2型糖尿病患者の血糖制御に用いる持続血糖モニタリングの効果:無作為化比較試験
基礎インスリン療法を実施している2型糖尿病患者の血糖制御に用いる持続血糖モニタリングの効果:無作為化比較試験
Effect of Continuous Glucose Monitoring on Glycemic Control in Patients With Type 2 Diabetes Treated With Basal Insulin: A Randomized Clinical Trial JAMA. 2021 Jun 8;325(22):2262-2272. doi: 10.1001/jama.2021.7444. 原文をBibgraph(ビブグラフ)で読む 上記論文の日本語要約【重要性】持続血糖モニタリング(CGM)は、強化インスリン療法中の2型糖尿病成人患者にとって便益があることが示されているが、食前インスリン療法を実施していない基礎インスリン療法中の2型糖尿病患者でのCGM使用は検討されていない。【目的】プライマリケア診療で、食前インスリン療法を実施していない基礎インスリン療法中の2型糖尿病成人患者でCGMの有効性を検討すること。【デザイン、設定および参加者】この無作為化臨床試験は、米15施設(登録期間2018年7月30日から2019年10月30日;最終追跡調査日2020年7月7日)で実施し、プライマリケア医から糖尿病治療を受けており、食前インスリン療法を実施せず持効型または中間型の基礎インスリン製剤を1日1~2回投与している2型糖尿病成人患者を登録した。インスリン以外の血糖降下薬による薬物療法の有無は問わなかった。【介入】CGM群(116例)と従来の血糖測定器によるモニタリング(BGM)群(59例)に2対1の割合で無作為化により割り付けた。【主要評価項目】主要評価項目は、8カ月時点のヘモグロビンA1c(HbA1c)とした。CGMで測定した血糖目標値が70~180mg/dLの範囲内にある時間(の割合)(TIR)、血糖値が250mg/dLを超える時間、8カ月時の平均血糖値を主な副次評価項目とした。【結果】無作為化により割り付けた175例(平均年齢[SD]57歳[9];女性88例[50%];人種・民族的マイノリティ92例[53%]、治療前のHbA1c平均値[SD]9.1%[0.9%])のうち、165例(94%)が試験を完了した。CGM群のHbA1c平均値が治療前の9.1%から8カ月後の8.0%に、BGM群では9.0%から8.4%に低下した(調整後群間差、-0.4%[95%CI、-0.8~-0.1];P=0.02)。CGM群をBGM群と比較すると、CGMで測定した平均TIRは59%に対して43%(調整後群間差、15%[95%CI、8~23];P<0.001)、血糖値が250mg/dLを超える時間の割合は11%に対して27%(調整後群間差、-16%[95%CI、-21~-11];P<0.001)、平均血糖値の平均は179mg/dLに対して206mg/dL(調整後群間差、-26mg/dL[95%CI、-41~-12];P<0.001)であった。CGM群1例(1%)、BGM群1例(2%)に重度の低血糖が発現した。【結論および意義】食事前インスリン投与を実施しておらず、基礎インスリン療法のみでは血糖制御不良の2型糖尿病成人患者で、従来の血糖モニタリングよりも持続血糖モニタリングの方が8カ月後のHbA1c値が有意に低下した。 第一人者の医師による解説 日本ではこの数年にFGMが普及 新たなデバイスで糖尿病診療が進化 石原 寿光 日本大学医学部糖尿病代謝内科教授 MMJ. December 2021;17(6):179 持続的血糖モニタリング(CGM)は、1型糖尿病患者はもちろん、強化インスリン治療中の2型糖尿病患者に用いた場合、血糖コントロールに有効であることが示されているが、ボーラスインスリン注射を行わない、基礎インスリン補充のみで治療されている2型糖尿病患者における有効性は検証されていない。そこで、本論文の著者らは、持効型あるいは中間型インスリンの1日1回または2回注射で治療中の2型糖尿病患者(インスリン以外の血糖降下薬併用の有無は問わない)におけるCGMの有効性を、従来の指先などで採血して行う自己血糖測定(SMBG)を対照として、ランダム化対照試験(MOBILE試験)により検討した。米国の15施設で、2018年7月30日~19年10月30日に175人の患者の組み入れが行われ、主要評価項目として8カ月後のHbA1cが評価された。CGM群の患者にはDexcomG6CGMシステムが装着され、適宜SMBGも併用された。その結果、8カ月後のHbA1cは、CGM群ではベースラインの9.1%から8.0%、SMBG群で9.0%から8.4%に低下し、低下の度合いは有意にCGM群で大きかった(群間差のP=0.02)。また、グルコース値が70~180mg/dLに入っている1日のうちの時間の割合は、CGM群では59%、SMBG群では43%とCGM群の方が有意に高く(P<0.001)、250mg/dL超の時間の割合はそれぞれ11%と27%とCGM群の方が有意に低かった(P<0.001)。重症な低血糖の発生率はそれぞれ1%と2%のみであった。したがって、持効型あるいは中間型インスリンの1日1回または2回注射で治療中の2型糖尿病患者においても、CGMは有効であると考えられた。今後、数年単位でこの効果が持続するかなどを検証していく必要があると思われる。日本では、この数年にFreestyleリブレTMによるFlashGlucoseMonitoring(FGM)が普及してきている。現在の保険適用は、強化インスリン療法施行中の患者が主体であるが、基礎インスリンのみの患者への適用拡大も検討されている。また、インスリンを使っていない経口糖尿病薬のみの患者でのFGMの有効性も報告されており(1)、新たなデバイスが糖尿病診療を進化させつつある。 1. Wada E, et al. BMJ Open Diabetes Res Care. 2020;8(1):e001115.
世界の糖尿病患者数 2050年までに13億人超
世界の糖尿病患者数 2050年までに13億人超
Global, regional, and national burden of diabetes from 1990 to 2021, with projections of prevalence to 2050: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2021 Lancet. 2023 Jul 15;402(10397):203-234. doi: 10.1016/S0140-6736(23)01301-6. Epub 2023 Jun 22. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【背景】糖尿病は世界中の死と障害の主要な原因の1つであり、国、年齢層、性別に関係なく人々に影響を与えます。疾患、怪我、および危険因子研究(GBD)の世界的な負担からの最新の証拠および分析の枠組みを使用して、1990年から2021年までの糖尿病の有病率と負担の位置固有の、年齢固有の、性特有の推定値を生み出しました。2021年の1型および2型糖尿病の割合、選択された危険因子に起因する2型糖尿病負荷の割合、および2050年までの糖尿病の予測の割合。 【方法】糖尿病の有病率と負担の推定値は、男性と女性の25歳の204か国と領土で、個別に組み合わせて組み合わせたもので計算されました。これらの推定値は、障害調整された生涯で測定された長年の健康的な生活を成し遂げたもので構成されていました(dalys;失われた年の合計[ylls]と定義され、年は障害とともに生きました[YLDS])。死の原因のアンサンブルモデル(Codem)アプローチを使用して、糖尿病による死亡を推定し、重要な登録と口頭検死報告からの25の666のロケーション年のデータを、1型糖尿病と2型糖尿病の両方を含む)とタイプ - を組み込みました。特定のモデル。妊娠および単源性糖尿病を含む他の形態の糖尿病は、明示的にモデル化されていませんでした。合計1型糖尿病の有病率は、ベイジアンメタ回帰モデリングツールであるDismod-MR 2.1を使用して推定され、科学文献、調査マイクロダタ、保険請求からの1527の場所のデータを分析しました。2型糖尿病の推定値は、総推定値から1型糖尿病を減算することにより計算されました。死亡率と有病率の推定値は、標準的な平均余命と障害の重みとともに、YLL、YLD、およびDALYSの計算に使用されました。必要に応じて、標準化された年齢構造を持つ仮想集団に推定を推定して、異なる年齢構造の集団の比較を可能にしました。比較リスク評価フレームワークを使用して、環境および職業的要因、タバコの使用、高アルコール使用、高体材指数(BMI)、食事因子、栄養因子などを含む16のリスク要因に該当する16のリスク要因について、リスクアトリビュー剤2型糖尿病負荷を推定します。低い身体活動。回帰フレームワークを使用して、2050年までタイプ1およびタイプ2糖尿病の有病率を予測し、それぞれ予測子として社会人口統計インデックス(SDI)とHigh BMIを使用します。 【調査結果】2021年には、5億2900万人(95%の不確実性間隔[UI] 500-564)が世界中に住んでおり、世界的な標準化された全糖尿病の有病率は6・1%(5・8-6・5)でした。。超地域レベルでは、北アフリカと中東で最も高い年齢標準化率が観察されました(9・3%[8・7-9・9])および地域レベルでは、オセアニア(12・3%[11・5-13・0])。全国的に、カタールは、75〜79歳の個人で76・1%(73・1-79・5)で世界で最も高い年齢特有の糖尿病の有病率を持っていました。総糖尿病の有病率 - 特に高齢者の間では、糖尿病症例の96・0%(95・1-96・8)と95・4%(94・9-95・9)を占めた2021年に2型糖尿病を反映しています。世界中の糖尿病のダリス。2021年には、グローバルタイプ2糖尿病のDALYの52・2%(25・5-71・8)が高BMIに起因していました。1990年から2021年の間に世界中で2型糖尿病の糖尿病ダリスへの高BMIの寄与は24・3%(18・5-30・4)増加しました。北アフリカと中東で16・8%(16・1-17・6)、2つの超地域で10%を超える年齢標準化された全糖尿病の有病率が予想される糖尿病があると予測されています。(10・8-11・9)ラテンアメリカとカリブ海で。2050年までに、204か国と地域の89(43・6%)は、10%を超える年齢標準化率を獲得します。 【解釈】糖尿病は依然としてかなりの公衆衛生問題です。糖尿病症例の大部分を構成する2型糖尿病は、大部分が予防可能であり、場合によっては、疾患経過の初期に特定され管理された場合、潜在的に可逆的です。しかし、すべての証拠は、主に複数の要因によって引き起こされる肥満の増加による糖尿病の有病率が世界中で増加していることを示しています。2型糖尿病の防止と制御は、継続的な課題のままです。複数のドライバーのコンテキスト内で糖尿病の危険因子をうまく制御するための戦略を通知するために、集団全体でリスク因子のプロファイルと糖尿病の負担の格差をよりよく理解することが不可欠です。 【資金調達】ビル&メリンダゲイツ財団。 第一人者の医師による解説 肥満の影響が約50%、増加率に地域差、社会経済的要因の寄与も 三好 建吾/青山 倫久(特任講師[病院]) /山内 敏正(教授) 東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科 MMJ.April 2024;20(1):18 Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study(GBD:世界の疾病負荷研究)は、世界の150以上の国・地域が参加する国際的研究プログラムであり、疾患や傷害によって生じる健康損失を、死亡に加え障害も考慮した「疾病負荷」として定量的に解析し、医療保健政策の意思決定に重要な情報を提供してきている。本研究の一環として、著者らは、2021年のGBDデータを用いて、204の国・地域の25の年齢層における1990~ 2021年の地域・年齢・性別ごとの糖尿病の疾病負荷を推定した。さらに1型・2型糖尿病の有病率や発症率、障害調整生存年(DALY)および発生リスク要因を特定し、2050年までの糖尿病の有病率を予測した。DALYとは、完全に健康で理想的な寿命を迎える場合と比較して「疾病などによる死亡や障害によって失われた寿命」を年数で表すものである。DALYは「早死損失年数(YLL)」と「障害共存年数(YLD)」の和として計算され、YLDでは障害を伴って生存した年数にその障害による重み付けを行って「失われた健康」を算出している(1)。 2021年時点の世界の糖尿病患者数は5億2900万人で、全世界での年齢調整有病率は6.1%、うち96%が2型糖尿病と推計された。有病率は地域差があり、北アフリカ・中東地域では9.3%と高く、中でもイラク、クウェート、カタールでは15%を超えるほか、オセアニア地域でも高かった。著者らは2050年までには糖尿病の患者数が13.1億人に増加すると予測した。年齢調整有病率は6.1%から9.8%へ上昇し、肥満度の上昇と人口動態の変化がそれぞれ50%程度寄与すると推計した。全世界の糖尿病による年齢調整 DALYは10万人あたり915.0と推計され、1,000を超える地域は南米・カリブ海、サハラ以南アフリカ、北アフリカ・中東、南アジアで、西ヨーロッパでは511.8と最低であった。2型糖尿病のDALYの52.2%が高BMIに起因し、1990年の42.2%と比較し24.3%上昇していた。次いで食習慣(25.7%)、環境・職業要因(19.6%)、喫煙(12.1%)などが寄与していた。 2型糖尿病の有病率は今後も全世界的に上昇すると予測される。国際連合の示す「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、2030年までに糖尿病を含む非伝染性疾患による死亡の30%削減を目標として打ち立てている。糖尿病の有病率やDALYが高く、将来的に著しい増加が予測される国・地域の多くは低中所得であり、社会構造に伴う食習慣の急激な変化、経済状況や限られた医療アクセスが有病率や疾病負荷を高めていると考えられる。また2型糖尿病の増加や疾病負荷の要因として肥満の影響が高まっていくことが予測され、予防可能な要因として医療政策、公衆衛生、教育といった側面からの複合的な対策が望まれると著者らは述べている。 1. World Health Organization. WHO methods and data sources for global burden of disease estimates 2000-2019
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.45(2023年4月13日号)
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砂糖の1日の摂取目安は? 砂糖の過剰摂取は健康に有害と言われている。著者らは、食事による砂糖摂取が健康転帰に及ぼす影響を評価した既存のメタ分析の、アンブレラレビューを行った。BMJ誌2023年4月5日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 腰痛治療の最新エビデンス 腰痛治療には、薬物療法が最もよく行われている。著者らは、非特異的腰痛の成人に対する全身薬理学的介入の有効性、安全性に関するコクランレビューからのエビデンスを要約することを目的に、レビューの質とエビデンスの確実性を評価した。The Cochrane Database of Systematic Reviews誌2023年4月4日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 糖尿病治療の最新エビデンス 2型糖尿病の薬物治療における利点と有害事象について、MR拮抗薬(フィネレノンを含む)とチルゼパチド(GIP/GLP-1受容体作動薬)も加えた13の異なる薬物クラスを対象に検証した。BMJ誌2023年4月6日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 心原性ショックでは、年間症例数が多いほど死亡率が低くなる!? 日本全国のデータベースを使用して、2012年4月〜2020年3月の間に心原性ショック(CS)のために機械的循環補助(MCS)を受けた患者を特定し、各病院の年間症例数と転帰との関連を調べた。American Heart Journal誌オンライン版2023年4月7日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 食事性炎症指数と非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の関連は? 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は炎症に関連しているが、炎症を起こしやすい食事がNAFLDのリスクを高めるかどうかは不明である。著者らは、英国バイオバンクを利用して、エネルギー調整食事性炎症指数(E-DII)スコアと重症NAFLDとの関連を調べた。BMC Medicine誌2023年4月3日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.44(2023年4月6日号) グルコサミンの定期服用で、認知症リスクが下がる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号) コーヒーの心臓への影響は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.42(2023年3月23日号) 雄マウスのiPS細胞から卵子作製!?子も誕生!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.41(2023年3月16日号) アルツハイマー病のリスク低減・進行を防ぐ食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.40(2023年3月9日号) 地上とトレッドミルでのランニング、効果に差はあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.39(2023年3月2日号) 筋トレには、動物性タンパク質?植物性タンパク質は効果あり? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.38(2023年2月23日号) 過去30年間で男性器サイズが大きく変化!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.37(2023年2月16日号) 話題の不老長寿薬NMNは、過体重/肥満の中高年の健康を取り戻すか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.36(2023年2月9日号) 低炭水化物ダイエットで、EDは改善するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.35(2023年2月2日号) 高齢者の記憶力低下を防ぐための生活習慣とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.34(2023年1月26日号) 環境配慮の食事は、2型糖尿病のリスク低減にも有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.33(2023年1月19日号) 結局どんな食事が健康に良いのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.32(2023年1月12日号) 高タンパクの朝食は、昼食・夕食の食後血糖値にどのように影響するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.31(2022年12月22日号) 抗生物質が運動のモチベーションを下げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号) 最も糖尿病リスクを軽減する野菜は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号) リバウンド予防に効果的な食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.28(2022年12月1日号) 妊娠で母性が宿るか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.27(2022年11月24日号) 精子数の世界的な減少 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.26(2022年11月17日号) マスクは本当に効果があるのか?:学校における検証 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.25(2022年11月10日号) キツい筋トレは筋肥大に効果があるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.24(2022年11月3日号) AIによる膵臓がん予後予測は有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.23(2022年10月27日号) 蚊を寄せ付ける体臭は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.22(2022年10月20日号) 片頭痛には有酸素運動、筋トレどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.21(2022年10月13日号) 妊婦の"超加工食品"摂取は子供の神経心理学的発達に影響を及ぼすか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.20(2022年10月6日号) CRPはがんのバイオマーカーになるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号) 免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.18(2022年9月22日号) メタボを防ぐ腸内細菌に対して、最も悪影響を及ぼす食事は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.17(2022年9月15日号) セレブからも注目されているプチ断食は、ダイエットや心血管代謝に良い影響を及ぼすのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.16(2022年9月8日号) 長生きできる紅茶の摂取量は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.15(2022年9月1日号) 顔が似ていると、遺伝情報も似ている!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.14(2022年8月25日号) ゼロカロリー甘味料は、耐糖能に影響を及ぼさないのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.13(2022年8月18日号) 運動後の摂取はゆで卵、生卵どちらの摂取が有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.12(2022年8月11日号) 慢性腰痛を軽減する最良の運動オプションとは~RCTのネットワークメタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.11(2022年8月4日号) サル痘の臨床的特徴~最新症例報告 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.10(2022年7月28日号) 小児におけるオミクロンに対するファイザー社製COVID-19ワクチンの有効性 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.9(2022年7月21日号) 慢性便秘症に効果的な食物繊維摂取量は?:RCTの系統的レビュー&メタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.8(2022年7月14日号) COVID-19後遺症の有病率、その危険因子とは ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号) 糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号) 老化をあざむく方法は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号) 座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号) 乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号) 運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号) 6~11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号) SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号)
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.43(2023年3月30日号)
コーヒーの心臓への影響は? コーヒーは世界で最もよく飲まれている飲料の一つであるが、コーヒー摂取による急性の健康への影響は明らかにされていない。著者らは、カフェイン入りコーヒーが心臓の異所性興奮と不整脈、1日あたりの歩数、睡眠時間、および血清グルコース値に及ぼす影響を調べるために、前向きランダム化ケースクロスオーバー試験を行った。The New England Journal of Medicine誌2023年3月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む ココナッツオイルの脂質代謝への影響は? ココナッツオイル(CO)に含まれる脂肪酸の約84%が飽和脂肪酸で、その約47%が炭素数12のラウリン酸であり、ラウリン酸の鎖長は中鎖脂肪酸(MCFA)と長鎖脂肪酸(LCFA)の中間である。COが血液中の脂質関連物質にどのように作用するか、またその性質がMCFAとLCFAのどちらに類似しているかを評価した。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2023年3月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む スタチンの種類別・用量依存的な糖尿病リスクは? 著者らは、HbA1cおよび/またはインスリン抵抗性(HOMA-IR)に対するスタチン療法の影響を報告しているランダム化比較試験を対象とした系統的レビューとメタ分析を行った。スタチンの影響は、正常な人、または既に血糖値に異常がある人、更に、スタチンの種類と投与量によって検討された。European Journal of Pharmacology誌オンライン版2023年3月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 重度の市中肺炎にステロイドは有効か? 糖質コルチコイドの抗炎症作用および免疫調節作用が、重度の市中肺炎患者の死亡率を低下させるかどうかは不明である。著者らは、重度の市中肺炎でICUに入院した成人を対象に、ヒドロコルチゾンの静脈内投与またはプラセボ投与に割り付ける、第Ⅲ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験を行った。なお、全ての症例で抗生物質や支持療法を含む標準的な治療が行われた。The New England Journal of Medicine誌オンライン版2023年3月21日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 人工呼吸器・昇圧薬投与中のICU患者にはカロリー・タンパク質制限をすべきか? 重症疾患の急性期における最適なカロリーとタンパク質の摂取量は不明である。著者らは、人工呼吸器・昇圧薬投与を受けているICU患者において、入院初期のカロリー・タンパク質制限が、標準的なカロリー・タンパク質摂取目標と比較して、転帰を改善するかを評価した。多施設共同ランダム化非盲検並行群間比較試験(NUTRIREA-3 試験)。The Lancet Respiratory Medicine誌オンライン版2023年3月20日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.42(2023年3月23日号) 雄マウスのiPS細胞から卵子作製!?子も誕生!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.41(2023年3月16日号) アルツハイマー病のリスク低減・進行を防ぐ食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.40(2023年3月9日号) 地上とトレッドミルでのランニング、効果に差はあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.39(2023年3月2日号) 筋トレには、動物性タンパク質?植物性タンパク質は効果あり? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.38(2023年2月23日号) 過去30年間で男性器サイズが大きく変化!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.37(2023年2月16日号) 話題の不老長寿薬NMNは、過体重/肥満の中高年の健康を取り戻すか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.36(2023年2月9日号) 低炭水化物ダイエットで、EDは改善するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.35(2023年2月2日号) 高齢者の記憶力低下を防ぐための生活習慣とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.34(2023年1月26日号) 環境配慮の食事は、2型糖尿病のリスク低減にも有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.33(2023年1月19日号) 結局どんな食事が健康に良いのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.32(2023年1月12日号) 高タンパクの朝食は、昼食・夕食の食後血糖値にどのように影響するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.31(2022年12月22日号) 抗生物質が運動のモチベーションを下げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号) 最も糖尿病リスクを軽減する野菜は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号) リバウンド予防に効果的な食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.28(2022年12月1日号) 妊娠で母性が宿るか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.27(2022年11月24日号) 精子数の世界的な減少 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.26(2022年11月17日号) マスクは本当に効果があるのか?:学校における検証 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.25(2022年11月10日号) キツい筋トレは筋肥大に効果があるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.24(2022年11月3日号) AIによる膵臓がん予後予測は有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.23(2022年10月27日号) 蚊を寄せ付ける体臭は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.22(2022年10月20日号) 片頭痛には有酸素運動、筋トレどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.21(2022年10月13日号) 妊婦の"超加工食品"摂取は子供の神経心理学的発達に影響を及ぼすか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.20(2022年10月6日号) CRPはがんのバイオマーカーになるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号) 免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.18(2022年9月22日号) メタボを防ぐ腸内細菌に対して、最も悪影響を及ぼす食事は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.17(2022年9月15日号) セレブからも注目されているプチ断食は、ダイエットや心血管代謝に良い影響を及ぼすのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.16(2022年9月8日号) 長生きできる紅茶の摂取量は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.15(2022年9月1日号) 顔が似ていると、遺伝情報も似ている!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.14(2022年8月25日号) ゼロカロリー甘味料は、耐糖能に影響を及ぼさないのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.13(2022年8月18日号) 運動後の摂取はゆで卵、生卵どちらの摂取が有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.12(2022年8月11日号) 慢性腰痛を軽減する最良の運動オプションとは~RCTのネットワークメタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.11(2022年8月4日号) サル痘の臨床的特徴~最新症例報告 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.10(2022年7月28日号) 小児におけるオミクロンに対するファイザー社製COVID-19ワクチンの有効性 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.9(2022年7月21日号) 慢性便秘症に効果的な食物繊維摂取量は?:RCTの系統的レビュー&メタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.8(2022年7月14日号) COVID-19後遺症の有病率、その危険因子とは ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号) 糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号) 老化をあざむく方法は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号) 座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号) 乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号) 運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号) 6~11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号) SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.35(2023年2月2日号)
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高齢者の記憶力低下を防ぐための生活習慣とは? 高齢者の記憶力低下を防ぐための生活習慣を特定するために、中国で10年間の前向きコホート研究を行った。2009年のベースライン時点でアポリポタンパク質E(APOE)のジェノタイピングを受けた、認知機能が正常な60歳以上の患者2万9,072人を対象に、次の6つの健康的な生活習慣と認知・記憶機能との関連を評価した:食事(対象食品12品目のうち少なくとも7品目の推奨摂取量の順守)、定期的な運動(中程度の強度で150分以上、または激しい強度で75分以上、週あたり)、積極的な社会的接触(週に2回以上)、積極的な認知活動(週に2回以上)、喫煙歴がない、飲酒歴がない。BMJ誌2023年1月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 糖尿病の末梢神経障害にセリン補給が有用か? 糖尿病は、代謝異常により肝臓、腎臓、末梢神経など複数の臓器が障害される疾患である。これらの合併症の発症と進行は、インスリン抵抗性、高血糖、脂質異常症と関連しているが、非必須アミノ酸(NEAA)代謝異常も糖尿病の病因に寄与している。セリンとグリシンは密接に関連するNEAAであり、そのレベルはメタボリックシンドロームの患者で一貫して低下している。著者らはセリンの補給により、末梢神経障害が軽減するかを検討した。Nature誌オンライン版2023年1月25日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む Long COVIDになりやすい人は? Long COVID(COVID-19罹患後症状)は、COVID-19生存者の10%~80%に影響を与えると推定されている。2021年7月〜2022年3月までの間に、米国ワシントンDCの大学に所属する1,338人のCOVID-19症例のサンプルから、Long COVIDの有病率と予測因子を調べた。Emerging Infectious Diseases誌オンライン版2023年1月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む スマホベースのディープラーニングを活用した幼児視覚障害の早期発見AI 視覚障害の早期発見は非常に重要だが、標準的な視力検査を実施することが難しい幼児では、頻繁に見過ごされてしまう。顔の外観や目の動きなど、視覚障害児の特徴は眼科診療に役立つが、これらの特徴を実際のスクリーニングに適用することは依然として困難である。著者らは、この状況を打破するためのツールとして、スマホベースのモバイルヘルス(mHealth)システムであるApollo Infant Sight(AIS)を開発し、検証した。Nature Medicine誌オンライン版2023年1月26日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む AYA世代のがん患者における早期死亡のリスク因子とは? 治療と支持療法の進歩により、思春期および若年成人(AYA)世代がん患者の生存率が向上したが、一部の患者では、早期死亡(診断から2か月以内)のリスクを抱えたままである。AYA世代の早期死亡リスクを高める要因は十分に研究されていない。著者らは、診断時の年齢、性別、人種、民族性、社会経済的地位、保険加入状況、農村性と早期死亡の間の関連性を評価した。Journal of the National Cancer Institute誌オンライン版2023年1月23日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.34(2023年1月26日号) 環境配慮の食事は、2型糖尿病のリスク低減にも有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.33(2023年1月19日号) 結局どんな食事が健康に良いのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.32(2023年1月12日号) 高タンパクの朝食は、昼食・夕食の食後血糖値にどのように影響するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.31(2022年12月22日号) 抗生物質が運動のモチベーションを下げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号) 最も糖尿病リスクを軽減する野菜は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号) リバウンド予防に効果的な食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.28(2022年12月1日号) 妊娠で母性が宿るか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.27(2022年11月24日号) 精子数の世界的な減少 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.26(2022年11月17日号) マスクは本当に効果があるのか?:学校における検証 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.25(2022年11月10日号) キツい筋トレは筋肥大に効果があるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.24(2022年11月3日号) AIによる膵臓がん予後予測は有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.23(2022年10月27日号) 蚊を寄せ付ける体臭は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.22(2022年10月20日号) 片頭痛には有酸素運動、筋トレどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.21(2022年10月13日号) 妊婦の"超加工食品"摂取は子供の神経心理学的発達に影響を及ぼすか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.20(2022年10月6日号) CRPはがんのバイオマーカーになるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号) 免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.18(2022年9月22日号) メタボを防ぐ腸内細菌に対して、最も悪影響を及ぼす食事は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.17(2022年9月15日号) セレブからも注目されているプチ断食は、ダイエットや心血管代謝に良い影響を及ぼすのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.16(2022年9月8日号) 長生きできる紅茶の摂取量は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.15(2022年9月1日号) 顔が似ていると、遺伝情報も似ている!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.14(2022年8月25日号) ゼロカロリー甘味料は、耐糖能に影響を及ぼさないのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.13(2022年8月18日号) 運動後の摂取はゆで卵、生卵どちらの摂取が有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.12(2022年8月11日号) 慢性腰痛を軽減する最良の運動オプションとは~RCTのネットワークメタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.11(2022年8月4日号) サル痘の臨床的特徴~最新症例報告 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.10(2022年7月28日号) 小児におけるオミクロンに対するファイザー社製COVID-19ワクチンの有効性 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.9(2022年7月21日号) 慢性便秘症に効果的な食物繊維摂取量は?:RCTの系統的レビュー&メタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.8(2022年7月14日号) COVID-19後遺症の有病率、その危険因子とは ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号) 糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号) 老化をあざむく方法は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号) 座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号) 乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号) 運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号) 6?11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号) SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本
SGLT-2阻害薬はすべての心不全患者に有用 軽~中等症含むメタ解析
SGLT-2阻害薬はすべての心不全患者に有用 軽~中等症含むメタ解析
SGLT-2 inhibitors in patients with heart failure: a comprehensive meta-analysis of five randomised controlled trials Lancet. 2022 Sep 3;400(10354):757-767. doi: 10.1016/S0140-6736(22)01429-5. Epub 2022 Aug 27. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ×マイナビ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 [背景]SGLT2 阻害剤は、駆出率が低下した心不全患者を治療するためのガイドラインで強く推奨されていますが、より高い駆出率での臨床的利点は十分に確立されていません。駆出率が軽度に低下または保持されている心不全を対象とした 2 つの大規模な試験 DELIVER および EMPEROR-Preserved が実施されており、駆出率が低下した初期の試験と組み合わせて、心血管死亡率および患者サブグループにおける治療効果を調べる力が得られます。 [METHODS] DELIVER および EMPEROR-Preserved の事前に指定されたメタ分析を行い、その後、駆出率が低下した患者 (DAPA-HF および EMPEROR-Reduced) と心不全が悪化して入院した患者 (駆出に関係なく) を登録した試験を含めました。分数 (SOLOIST-WHF)。エンドポイントの定義が調和した試験レベルのデータを使用して、心不全のさまざまな臨床的エンドポイントに対する SGLT2 阻害剤の効果を推定するために、固定効果のメタ分析を行いました。このメタ分析の主要なエンドポイントは、無作為化から心血管死または心不全による入院の複合。関心のあるサブグループ全体で、主要エンドポイントの治療効果の不均一性を評価しました。この研究は、PROSPERO、CRD42022327527 に登録されています。 [調査結果] DELIVER および EMPEROR-Preserved からの 12,251 人の参加者のうち、SGLT2 阻害剤は複合心血管死または心不全による最初の入院を減少させました (ハザード比 0.80 [95% CI 0.73-0 ·87]) 両方の要素の一貫した減少: 心血管死 (0.88 [0.77-1.00]) と心不全による最初の入院 (0.74 [0.67-0.83])。 21,947 人の参加者を対象とした 5 つの試験のより広い文脈では、SGLT2 阻害剤は複合心血管死または心不全による入院のリスク (0.77 [0.72-0.82])、心血管死 (0.87 [0.0]) を減少させました。 ·79-0.95])、心不全による最初の入院 (0.72 [0.67-0.78])、および全死亡率 (0.92 [0.86-0.99])。調査された各エンドポイントに対するこれらの治療効果は、駆出率が軽度に低下または維持された心不全の試験と、5 つの試験すべてで一貫して観察されました。主要評価項目に対する治療効果は、駆出率を含め、調査した 14 のサブグループ全体で概ね一貫していました。駆出率やケア設定に関係なく、心不全の基礎療法。[資金提供]なし。 第一人者の医師による解説 LVEFの程度、人種、性別、糖尿病の有無に関わらず心不全の予後を改善 ガイドラインにもインパクト 森 保道 虎の門病院内分泌代謝科(糖尿病・代謝部門)部長 MMJ.February 2023;19(1):17 Na+/グルコース共役輸送担体2(SGLT-2)阻害薬の慢性心不全への効果は、従来、左室駆出率(LVEF)が低下した(LVEF 40 % 未満 )心不全(HFrEF)を主な対象とし、DAPA-HF試験およびEMPEROR-Reduced試験のいずれでも心不全による入院の減少、心血管死の減少が確認された。これらの試験は、HFrEFに対する有用性が確立されたアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、ミネラルコルチコイド受容体阻害薬(MRA)などによる適切な基礎治療にSGLT-2阻害薬のダパグリフロジンやエンパグリフロジンの追加投与の効果を検証したデザインであった。その一方で、LVEFが軽度低下(LVEF 40%以上50%未満)し た 心不全(HFmrEF)、LVEFの保たれた(LVEF 50%以上)心不全(HFpEF)に関しては既存の心不全治療薬の有用性も確立されておらず、SGLT-2阻害薬の効果への関心が高まっていた。 本論文は、LVEF40%を超えるHFmrEF/HFpEFを対象としたDELIVER試験とEMPEROR-Preserved試験を統合したメタ解析を行い、心不全による入院と心血管死の複合エンドポイントをハザード比(HR)で20%抑制したことを主成績として示した。このうち心不全による入院のリスクは26%低下(P<0.0001)、心血管死のリスクは12%低下(P=0.052)していた。 上記の2試験にHFrEFを対象としたDAPA-HF試験 とEMPEROR-Reduced試験、さらに心不全が最近悪化した糖尿病患者へのソタグリフロジンの効果を検討したSOLOIST-WHF試験の計5試験(参加者21,947人)でのメタ解析が追加され、心不全による入院の減少、心血管死の減少に加えて全死亡の減少(HR, 0.92)を明らかにした。特筆すべきは、心不全による入院と心血管死の複合エンドポイントを14のサブカテゴリー(LVEF、年齢、性別、人種、居住する大陸別、NYHA分類、NT-proBNP値、KCCQ-TSSスコア、糖尿病の有無、腎機能、肥満度、1年以内の心不全入院の有無、ARNIやMRAの併用の有無)で解析し、いずれのサブカテゴリーでもSGLT-2阻害薬の有用性が確認された点である。従来から論点となっていたEF 60%以上の集団でもSGLT-2阻害薬の有用性が確認されている。また、NYHA分類別に比較した複合エンドポイントのハザード比はIII~Ⅳ度の患者で0.86、II度の患者で0.72と、心不全の重症度によりSGLT-2阻害薬の有効性が異なる可能性も示唆された。本研究はSGLT-2阻害薬の慢性心不全治療における有用性を軽症から中等症、重症を含む広いスペクトラムで検証し、今後の心不全治療のガイドラインにも大きな影響を与える可能性が考えられる。
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.33(2023年1月19日号)
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結局どんな食事が健康に良いのか? 現在のアメリカ人の食事ガイドラインでは、複数の健康的な食事パターンを推奨しているが、それらの順守と、総死亡および原因別死亡リスクとの関連を調べた研究はほとんどない。そこで、著者らは、HEI-2015(アメリカ人のための食事ガイドラインへの適合度を評価する食事の品質の基準)、AMED(代替地中海食)スコア、HPDI(健康的な植物ベースの食事指数)、AHEI(代替健康食指数)と、総死亡および原因別死亡リスクとの関連性を調査した。JAMA Internal Medicine誌オンライン版2023年1月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 大腸がんの予後と治療効果を予測するためのAIとは? 免疫細胞組成が大腸がん(CRC)において強力な予後予測値を有することは以前から知られているが、イムノスコア(IS)や上皮内リンパ球の定量化などの評価指標は、日常臨床への導入が遅れている。著者らは、この状況を打破すべく、AIを利用したマルチステインディープラーニングモデル(MSDLM)を構築し、1,000人を超えるCRC患者のAImmunoscore(AIS)を判定し評価した。Nature Medicine誌オンライン版2023年1月9日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む Long COVIDは、感染1年以内に解消するか? 軽症患者におけるSARS-CoV-2感染後1年間のLong COVID症状と、年齢、性別、SARS-CoV-2バリアント、ワクチン接種状況との関連性を評価するため、イスラエルの全国規模の医療機関の電子カルテを用いた、後ろ向きコホート研究が実施された。対象:2020年3月1日から2021年10月1日の間にSARS-CoV-2のPCR検査を行ったすべての年齢層、191万3,234名。BMJ誌2023年1月11日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 慢性腎臓病における糖尿病管理のための KDIGO 2022 臨床診療ガイドライン 慢性腎臓病における糖尿病管理のための KDIGO 2022 臨床診療ガイドラインは、腎臓病の2020年ガイドラインの更新版である。新しいエビデンスにより、「糖尿病およびCKD患者の包括的ケア(第1章)」および「2型糖尿病およびCKD患者の血糖降下療法(第4章)」の推奨事項が更新された。Annals of Internal Medicine誌オンライン版2023年1月10日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 入院中における有害事象の実態。予防可能な事象の割合は? 1991年のHarvard Medical Practice Studyに記載されているように、入院中の有害事象は患者への危害の主な原因である。その研究が行われてから数十年の間に患者の安全性は大きく変化しており、入院中の有害事象について新しい評価が必要である。著者らは、2018年のマサチューセッツ州内11病院の入院患者を無作為抽出し、患者の有害事象の頻度、予防可能性、および重症度について、後ろ向きコホート研究を実施した。The New England Journal of Medicine誌2023年1月12日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.32(2023年1月12日号) 高タンパクの朝食は、昼食・夕食の食後血糖値にどのように影響するか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.31(2022年12月22日号) 抗生物質が運動のモチベーションを下げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号) 最も糖尿病リスクを軽減する野菜は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号) リバウンド予防に効果的な食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.28(2022年12月1日号) 妊娠で母性が宿るか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.27(2022年11月24日号) 精子数の世界的な減少 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.26(2022年11月17日号) マスクは本当に効果があるのか?:学校における検証 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.25(2022年11月10日号) キツい筋トレは筋肥大に効果があるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.24(2022年11月3日号) AIによる膵臓がん予後予測は有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.23(2022年10月27日号) 蚊を寄せ付ける体臭は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.22(2022年10月20日号) 片頭痛には有酸素運動、筋トレどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.21(2022年10月13日号) 妊婦の"超加工食品"摂取は子供の神経心理学的発達に影響を及ぼすか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.20(2022年10月6日号) CRPはがんのバイオマーカーになるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号) 免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.18(2022年9月22日号) メタボを防ぐ腸内細菌に対して、最も悪影響を及ぼす食事は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.17(2022年9月15日号) セレブからも注目されているプチ断食は、ダイエットや心血管代謝に良い影響を及ぼすのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.16(2022年9月8日号) 長生きできる紅茶の摂取量は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.15(2022年9月1日号) 顔が似ていると、遺伝情報も似ている!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.14(2022年8月25日号) ゼロカロリー甘味料は、耐糖能に影響を及ぼさないのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.13(2022年8月18日号) 運動後の摂取はゆで卵、生卵どちらの摂取が有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.12(2022年8月11日号) 慢性腰痛を軽減する最良の運動オプションとは~RCTのネットワークメタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.11(2022年8月4日号) サル痘の臨床的特徴~最新症例報告 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.10(2022年7月28日号) 小児におけるオミクロンに対するファイザー社製COVID-19ワクチンの有効性 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.9(2022年7月21日号) 慢性便秘症に効果的な食物繊維摂取量は?:RCTの系統的レビュー&メタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.8(2022年7月14日号) COVID-19後遺症の有病率、その危険因子とは ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号) 糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号) 老化をあざむく方法は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号) 座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号) 乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号) 運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号) 6?11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号) SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本
ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.32(2023年1月12日号)
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高タンパクの朝食は、昼食・夕食の食後血糖値にどのように影響するか? 高タンパクの朝食と昼食の摂取有無が、日中の食後血糖値にどのように影響を及ぼすかを検証するため、著者らは、12人の健康な若い被験者(男性3人、女性9人)に対し、無作為化クロスオーバーデザインを使用した、4つの試験(通常の朝食+昼食を抜く、高タンパク質の朝食+昼食を抜く、通常の朝食+昼食、高タンパク質の朝食+昼食)を2週間にわたって実施した。Nutrients誌2022年12月24日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 一時的な肥満も、将来的な神経炎症につながってしまう!? 加齢黄斑変性症は、遺伝的要因や肥満などの環境的要因によって引き起こされる神経炎症性疾患で、失明の主な原因である。著者らは、マウスでは食事誘発性肥満が解消された後でも、マクロファージのクロマチンに持続的なエピジェネティックな変化が起こり、炎症反応で機能する遺伝子の発現が増加することを報告し、ヒトでも同様のプロセスが起こるとすれば、このような変化が肥満に伴う加齢黄斑変性症の素因になる可能性があると提唱した。Science誌2023年1月6日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む COVID-19の退院後患者における長期血栓予防の有効性と安全性 退院後のCOVID-19成人患者の予後を改善するための長期血栓予防の効果は、依然として議論の余地がある。著者らは、PubMed、Embase、Web of Science、Cochrane Libraryなどのデータベースを体系的に検索し、2022年6月13日までに評価された退院後のCOVID-19成人患者の予後を改善するための長期血栓予防の効果について、系統的レビューとメタ解析を行った。Thrombosis Research誌2023年1月号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む どんな運動が、ADHDの中核症状に効果があるか? 注意欠陥・多動性障害 (ADHD)の中核症状と実行機能(EF)に対する慢性的な運動介入(CEI)の効果と、運動ごとの異なる特性がどのように効果に影響があるのかは不明である。著者らは、ADHDの小児および青年の中核症状およびEFに対するCEIの効果についてメタ解析を行った。Pediatrics誌2023年1月1日号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む CGMは臨床試験のあり方も変えるか? 糖尿病患者を対象とした新しい医療介入に関する無作為化比較試験やその他の前向き臨床研究では、HbA1c値を慣例的に利用している。HbA1cが、その測定前3ヶ月間の血糖値を反映していること、糖尿病合併症の相対リスクと相関を示すものであるからである。しかし、臨床現場での継続的グルコースモニタリング(CGM)の使用増加に伴い、前向き臨床研究でもCGMデバイスを使用してデータを収集するようになってきた。国際的なコンセンサスはどうあるべきか。The Lancet Diabetes & Endocrinology誌2023年1月号の報告。 ≫ヒポクラ論文検索で続きを読む 知見共有へ アンケート:ご意見箱 ※新規会員登録はこちら ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.31(2022年12月22日号) 抗生物質が運動のモチベーションを下げる!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.30(2022年12月15日号) 最も糖尿病リスクを軽減する野菜は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.29(2022年12月8日号) リバウンド予防に効果的な食事とは? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.28(2022年12月1日号) 妊娠で母性が宿るか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.27(2022年11月24日号) 精子数の世界的な減少 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.26(2022年11月17日号) マスクは本当に効果があるのか?:学校における検証 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.25(2022年11月10日号) キツい筋トレは筋肥大に効果があるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.24(2022年11月3日号) AIによる膵臓がん予後予測は有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.23(2022年10月27日号) 蚊を寄せ付ける体臭は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.22(2022年10月20日号) 片頭痛には有酸素運動、筋トレどちらが有効か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.21(2022年10月13日号) 妊婦の"超加工食品"摂取は子供の神経心理学的発達に影響を及ぼすか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.20(2022年10月6日号) CRPはがんのバイオマーカーになるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.19(2022年9月29日号) 免疫チェックポイント阻害剤の奏効率は、食事によって変わるのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.18(2022年9月22日号) メタボを防ぐ腸内細菌に対して、最も悪影響を及ぼす食事は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.17(2022年9月15日号) セレブからも注目されているプチ断食は、ダイエットや心血管代謝に良い影響を及ぼすのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.16(2022年9月8日号) 長生きできる紅茶の摂取量は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.15(2022年9月1日号) 顔が似ていると、遺伝情報も似ている!? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.14(2022年8月25日号) ゼロカロリー甘味料は、耐糖能に影響を及ぼさないのか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.13(2022年8月18日号) 運動後の摂取はゆで卵、生卵どちらの摂取が有用か? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.12(2022年8月11日号) 慢性腰痛を軽減する最良の運動オプションとは~RCTのネットワークメタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.11(2022年8月4日号) サル痘の臨床的特徴~最新症例報告 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.10(2022年7月28日号) 小児におけるオミクロンに対するファイザー社製COVID-19ワクチンの有効性 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.9(2022年7月21日号) 慢性便秘症に効果的な食物繊維摂取量は?:RCTの系統的レビュー&メタ解析 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.8(2022年7月14日号) COVID-19後遺症の有病率、その危険因子とは ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.7(2022年7月7日号) 糖尿病の有無が影響するか、心不全に対するエンパグリフロジンの臨床転帰 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.6(2022年6月30日号) 老化をあざむく方法は? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.5(2022年6月23日号) 座位時間と死亡率および心血管イベントとの関連性:低~高所得国での違いはあるか? ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.4(2022年6月16日号) 乳製品やカルシウム摂取量と前立腺がんの発症リスクの関連性:前向きコホート研究 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.3(2022年6月9日号) 運動は脳内RNAメチル化を改善し、ストレス誘発性不安を予防する ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.2(2022年6月2日号) 6?11歳の子供におけるmRNA-1273Covid-19ワクチンの評価 ≫その他4本 ヒポクラ × マイナビ Journal Check Vol.1(2022年5月26日号) SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の特性評価と抗ウイルス感受性 ≫その他4本
米国における人種・民族別の糖尿病有病率(2011年~2016年)。
米国における人種・民族別の糖尿病有病率(2011年~2016年)。
Prevalence of Diabetes by Race and Ethnicity in the United States, 2011-2016 JAMA 2019 Dec 24;322(24):2389-2398. 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ×マイナビ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【重要】米国におけるヒスパニック系及びアジア系アメリカ人亜集団の糖尿病有病率は不明である。 【目的】米国の20歳以上の成人における糖尿病有病率の人種・民族差を主要な人種・民族グループ別及び選択したヒスパニック及び非ヒスパニック系アジア人亜集団別に推定する。 【デザイン・設定・参加者】National Health and Nutrition Examination Surveys,2011~2016年、非施設化民間、米国人集団を代表する横断的サンプルである。サンプルは、面接時に自己申告で糖尿病と診断された者、またはヘモグロビンA1c(HbA1c)、空腹時血糖値(FPG)、2時間血糖値(2hPG)を測定した20歳以上の成人であった。 【曝露】人種/民族群:非ヒスパニック系白人、非ヒスパニック系黒人、ヒスパニック系およびヒスパニック系サブグループ(メキシコ、プエルトリコ、キューバ/ドミニカ、中央アメリカ、南アメリカ)、非ヒスパニック系アジア人および非ヒスパニック系アジア人サブグループ(東、南、東南アジア)、非ヒスパニック系その他、診断済み糖尿病は自己報告の事前診断によるものであった。未診断の糖尿病は、糖尿病と診断されていない参加者のHbA1c 6.5%以上、FPG 126mg/dL以上、または2hPG 200mg/dL以上と定義された。 【結果】調査対象は米国の成人7575人(平均年齢47.5歳,女性52%,非ヒスパニック系白人2866人[65%],非ヒスパニック系黒人1636人[11%],ヒスパニック1952人[15%],非ヒスパニック系アジア人909人[6%],非ヒスパニック系その他212人[3%])であった。合計2266人が糖尿病と診断され、377人が糖尿病と診断されていなかった。年齢と性別で調整した糖尿病有病率は,非ヒスパニック系白人で 12.1%(95% CI,11.0%-13.4%), 非ヒスパニック系黒人で 20.4%(95% CI,18.8%-22.1%), ヒスパニック系で 22.1%(95% CI,19.6%-24.7%), 非ヒスパニック系アジア人で 19.1%(95% CI,16.0%-22.1%) となった(全体 P < 0.001) .ヒスパニック系成人では,糖尿病全体の有病率は,メキシコ人で 24.6%(95% CI,21.6%-27.6%), プエルトリコ人で 21.7%(95% CI,14.6%-28.8%), キューバ/ドミニカ人で 20.5%(95% CI,13.7%-27.3%), 中米人で 19.3%(95% CI,12.4%-26.1%), 南米人で 12.3%(95% CI, 8.5%-16.2%) となっていた(全体での P < .001).非ヒスパニック系アジア人の成人では,糖尿病全体の有病率は,東アジア人で 14.0%(95% CI,9.5%-18.4%), 南アジア人で 23.3%(95% CI,15.6%-30.9%), 東南アジアのサブグループで 22.4%(95% CI,15.9%-28.9%) であった(全体の P = .02).診断されていない糖尿病の有病率は、非ヒスパニック系白人で3.9%(95%CI、3.0%-4.8%)、非ヒスパニック系黒人で5.2%(95%CI、3.9%-6.4%)、ヒスパニックで7.5%(95%CI、5.9%-9.1%)、非ヒスパニック系アジアの成人で7.5%(95%CI、4.9%-10.0%)だった(全体でのP < .001). 【結論と関連性】2011年から2016年の米国の成人を対象としたこの全国代表的な調査において,糖尿病および診断されていない糖尿病の有病率は,人種/民族によって,またヒスパニックおよび非ヒスパニック・アジア人集団内で特定されるサブグループによって異なっていた。 第一人者の医師による解説 至近データでの推算 糖尿病予防対策に有意義 原井 望、森 保道(部長)虎の門病院内分泌代謝科 MMJ.August 2020;16(4) 米国における成人の糖尿病患者数は2018年時点で約3400万人(成人の13%)にのぼる(1) 。現在、米国ではヒスパニック(H)系とアジア(A)系の人口が23%を占め、増加傾向にある。世界的にH系、A系の糖尿病有病率はヨーロッパ系・アフリカ系よりも高いとされ、同有病率の違いが生じる要因として、遺伝的・後成的因子、生活因子、環境因子などが指摘されている。 本論文は、米国における人種間での糖尿病有病率を比較するために、H系とA系の調査が重点化された2011~16年の米国民健康栄養調査(NHANES)をもとに、20歳以上の米国成人7 ,575人(平均年齢47 .5 歳、女性51.9%)を対象に実施された横断的研究の報告である。 人種構成は、①非H系白人2 ,866人、②非H系黒人1,636人、③ H系(メキシコ、プエルトリコ、キューバ/ドミニカ、中央アメリカ、南アメリカ)1.952人、④ A系(東アジア、南アジア、東南アジア)909人、⑤その他212人であった。NHANES統計解析ガイドライン(2)に基づき母集団を推算した米国成人の糖尿病有病率は14 .6%であった。さらに年齢と性別で調整した人種別の糖尿病有病率はそれぞれ①12.1%、②20.4%、③22.1%、④19.1%、⑤18.5%であり、米国成人の糖尿病有病率は人種間で有意差が認められた。各人種内でも出身由来地による差があり、H系の中ではメキシコ系の有病率が24 .6%と最も高率で、一方A系では中国、日本、韓国の東アジア由来が14.0%と最も低率という結果になった。 既報では、糖尿病有病率上昇の関連因子として肥満や低~中所得者が挙げられている(3) 。本論文では、人種間における教育や体格指数(BMI)の違いについても比較検討している。高校以上の教育を受けた割合は、A系が73 .9%で最も高く、H系は40 .3%で最も低かった。一方BMIに関しては、A系はBMI 24 .4と他の人種(BMI, 29.1 ~ 30.6)と比較し低値であった。BMIによる調整を追加した人種別の糖尿病有病率はそれぞれ①11.9%、②18.4%、③20.3%、④27.0%、⑤17.7%となり、A系が最も高かった。アジア人は欧米人と比較し、インスリン分泌能が低く、軽度のBMI上昇でも糖尿病になりやすいといわれており、本論文でもそれを裏付ける結果となった。 今後の米国での糖尿病予防対策を考慮するうえで、至近のデータをもとに人種ごとの糖尿病有病率が推算されたことは意義深い。なお、本研究の限界として、横断的研究であり因果関係の推測が困難であること、糖尿病の病型が不明であること、人種区分が自己申告に基づくことなどが挙げられる。 1. National Diabetes Statistics Report 2020 (https://bit.ly/2WImXwq) 2. NHANES Survey Methods and Analytic Guidelines, 2011-2014 and 2015- 2016. CDC website. (https://bit.ly/2LyLWMe) 3. World Health Organization: Global report on diabetes 2016 (https://bit. ly/2TcQnQP)
妊娠中の母体の糖尿病と子孫の心血管疾患の早期発症:追跡調査の40年と集団ベースのコホート研究。
妊娠中の母体の糖尿病と子孫の心血管疾患の早期発症:追跡調査の40年と集団ベースのコホート研究。
Maternal diabetes during pregnancy and early onset of cardiovascular disease in offspring: population based cohort study with 40 years of follow-up BMJ 2019 Dec 4 ;367:l6398 上記論文のアブストラクト日本語訳 ※ヒポクラ×マイナビ 論文検索(Bibgraph)による機械翻訳です。 【目的】妊娠前または妊娠中に診断された母体性糖尿病と、人生の最初の40年間の子孫の早期発症心血管疾患(CVD)との関連を評価すること。 【デザイン】人口コホート研究。追跡調査は出生時から開始され、CVDの初回診断、死亡、移住、2016年12月31日のいずれか早い方まで継続された。母体糖尿病と子孫における早期発症CVDのリスクとの関連を検討した。Cox回帰は、母親のCVDの既往歴または母親の糖尿病合併症がこれらの関連に影響を与えたかどうかを評価するために使用された。暦年、性、単胎児の状態、母親の因子(偏生、年齢、喫煙、教育、同居、出産時の居住地、出産前のCVDの既往歴)、および父親の出産前のCVDの既往歴について調整が行われた。累積罹患率はすべての個人で平均化し、競合イベントとしてCVD以外の原因による死亡を扱いながら因子を調整した。 【結果】追跡調査の40年までの間に、糖尿病を有する母親の1153人の子孫と糖尿病を有さなかった母親の91 311人の子孫がCVDと診断された。糖尿病を持つ母親の子孫は、早期発症CVD(ハザード比1.29(95%信頼区間1.21〜1.37)、年齢13.07%(12.92%〜13.21%)の40歳で母親の糖尿病にさらされていない子孫の間の累積発生率13.07%(12.92%〜13.21%)、さらされたとさらされていない子孫の間の累積発生率の差4.72%(2.37%〜7.06%))の全体的な率が29%増加していた。兄弟姉妹設計では、全コホートを対象とした対をなした設計と同様の結果が得られた。妊娠前糖尿病(1.34(1.25~1.43))と妊娠糖尿病(1.19(1.07~1.32))の両方が、子供のCVD発症率の増加と関連していた。また、特定の早期発症CVD、特に心不全(1.45(0.89~2.35))、高血圧症(1.78(1.50~2.11))、深部静脈血栓症(1.82(1.38~2.41))、肺塞栓症(1.91(1.31~2.80))の発症率の増加にもばらつきが見られた。CVDの発生率の増加は、小児期から40歳までの早期成人期までの年齢層別にみられた。増加率は、糖尿病合併症を持つ母親の子供でより顕著であった(1.60(1.25~2.05))。糖尿病と併存するCVDを持つ母親の子供の早期発症CVDの発生率が高い(1.73(1.36~2.20))のは、併存するCVDの付加的な影響と関連していたが、糖尿病とCVDとの間の相互作用によるものではなかった(相互作用のP値は0.94)。94) 【結論】糖尿病を持つ母親の子供、特にCVDや糖尿病合併症の既往歴を持つ母親の子供は、小児期から成人期の早期発症CVDの割合が増加している。もし母親の糖尿病が子孫のCVD率の増加と因果関係があるとすれば,出産可能年齢の女性における糖尿病の予防,スクリーニング,治療は,次世代のCVDリスクを低減するのに役立つ可能性がある。 第一人者の医師による解説 母親の糖尿病管理が子どものCVDリスク低下の鍵か 今後の検討を期待 服部 幸子 東都クリニック糖尿病代謝内科 MMJ.April 2020;16(2) 妊娠中の母親の糖尿病状態は子どもの先天性心疾患、肥満、糖尿病と関連することや、将来の心血管疾患(CVD)リスクの上昇に関与していることが知られている。また、糖尿病の母親をもつ子どもは メタボリック症候群やその他のCVD危険因子を有する確率が高いことも知られている。しかし、出生前の母親の糖尿病状態が、子どもの生涯における CVDリスクにどの程度影響を及ぼすかは不明である。 本研究では、妊娠中の母体糖尿病状態が子どもの早期 CVD発症リスク上昇に与える影響について、 デンマーク人のコホート研究のデータに基づいて、 その子どもの出生時より40歳に至るまで検討した。すなわち「異なる糖尿病タイプの母親」、「CVDの既往のある糖尿病の母親」、また「妊娠前に既に糖尿 病合併症のある母親」から生まれた子どものCVD リスク上昇に対する影響を調査した。 その結果、デンマークの243万2000人の新生児を対象に40 年間のフォローアップが実施され、糖尿病の母親をもつ子ども1,153人、および非糖尿病の母親をもつ子ども91,311人がCVDと診断された。糖尿病 の母親をもつ子どもでは早期 CVD発症リスクが ハザード比(HR)で29%上昇し、妊娠前糖尿病のある母親の子ども(HR, 1.34)、妊娠糖尿病の母親をもつ子ども(HR, 1.19)の両方でリスク上昇が認められた。また、母親の糖尿病の種類(1型、2型)による子どもの早期 CVD発症リスクに違いはなかった。糖尿病合併症を有する母親の子どもでは早期 CVD発症リスクはより高く(HR, 1.60)、さらにCVDの既往を伴う糖尿病の母親の子どもではより高いCVD発症リスクが認められた(HR, 1.73)。 以上の結果から、著者らは、子宮内糖尿病環境は子どものCVD発症にあたかもプログラミングされたような影響がある可能性を示唆し、特に、CVD 既往あるいは糖尿病合併症を有する糖尿病の母親からの子どもは早期 CVD発症リスクが高いという事実は公衆衛生戦略を立てる上に重要であると指摘している。今後の研究課題としては、子どもの生涯におけるCVD発症を減少させうる妊娠中の血糖コントロールを挙げている。 本論文には血糖管理状態とリスクの関係についての記載はないが、日本では出生率の低下が進み、一方で妊娠時の母親の年齢が上昇していることから、以前に増して妊娠前糖尿病管理と計画妊娠、妊娠中の厳格な血糖管理が重要と考えられる。これらが今後出生する子どもの生涯におけるCVDを含むさまざまな疾患のリスク低下につながるよう血糖管理基準を含む今後のさらなる検討が期待される。