「ダラツムマブ(ダラザレックス、ダラキューロ)」の記事一覧

MMに対するbelantamab+Bd療法 vs. DBd療法〜DREAMM-7試験
MMに対するbelantamab+Bd療法 vs. DBd療法〜DREAMM-7試験
公開日:2024年6月11日 Hungria V, et al. N Engl J Med. 2024 Jun 1. [Epub ahead of print]  belantamab mafodotinは、再発・難治性の多発性骨髄腫(MM)に対し、単剤療法で有効であり、この結果は、標準療法と併用したbelantamabの更なる評価を支持するものである。ブラジル・Clinica Sao GermanoのVania Hungria氏らは、1ライン以上の前治療歴がある再発・難治性MM患者を対象にbelantamabを併用したボルテゾミブ+デキサメタゾン(Bd療法)の有効性および安全性を評価した第III相オープンラベルランダム化試験(DREAMM-7試験)の結果を報告した。NEJM誌オンライン版2024年6月1日号の報告。  対象は、1ライン以上の治療後に病勢が進行したMM患者494例。対象患者は、belantamab+Bd療法群またはダラツムマブ+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(DBd療法)群にランダムに割り付け、両群の比較評価を行った。主要エンドポイントは、無増悪生存期間(PFS)とした。主要副次的エンドポイントは、全生存期間(OS)、奏効期間、微小残存病変(MRD)陰性化率とした。 主な結果は以下のとおり。 ・対象患者は、belantamab+Bd療法群243例、DBd療法群251例にランダムに割り付けられた。 ・フォローアップ期間中央値は28.2ヵ月(範囲:0.1〜40.0)。 ・PFS中央値は、belantamab+Bd療法群で36.6ヵ月(95%CI:28.4〜未達)、DBd療法群で13.4ヵ月(95%CI:11.1〜17.5)であった(病勢進行または死亡のハザード比:0.41、95%CI:0.31〜0.53、p<0.001)。 ・18ヵ月時点でのOS率は、belantamab+Bd療法群で84%、DBd療法群で73%であった。 ・境界内平均奏効期間の分析では、belantamab+Bd療法群はDBd療法群よりも優れていた(p<0.001)。 ・完全奏効(CR)以上のMRD陰性化率は、belantamab+Bd療法群で25%、DBd療法群で10%に認められた。 ・グレード3以上の有害事象の発生率は、belantamab+Bd療法群で95%、DBd療法群で78%であった。 ・眼の有害事象の発生率は、belantamab+Bd療法群で79%、DBd療法群で29%であった。belantamab+Bd療法群における眼の有害事象は、belantamabの用量調節により大部分は管理可能であった。  著者らは「belantamab+Bd療法は、DBd療法と比較し、1ライン以上の前治療歴がある再発・難治性MM患者に対しPFSに関して有意なベネフィットを示した。一方で、ほとんどの患者においてグレード3以上の有害事象が発現することには注意が必要である」としている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Hungria V, et al. N Engl J Med. 2024 Jun 1. [Epub ahead of print]▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/38828933 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
再発・難治性MMに対するイキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾン〜第II相試験最終分析
再発・難治性MMに対するイキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾン〜第II相試験最終分析
公開日:2024年6月21日 Delimpasi S, et al. Am J Hematol. 2024 Jun 10. [Epub ahead of print]  新規治療法の進歩により、多発性骨髄腫(MM)の臨床アウトカムは改善したが、いまだ多くの患者は再発し、再発・難治性MMの治療決定は、ますます困難となっている。ギリシャ・General Hospital EvangelismosのSosana Delimpasi氏らは、プロテアソーム阻害薬イキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾンの併用療法を評価したシングルアーム第II相試験の最終分析結果を報告した。American Journal of Hematology誌オンライン版2024年6月10日号の報告。  再発・難治性MM患者61例(イキサゾミブ、ダラツムマブの治療歴なし、治療歴1〜3回)が登録され、病勢進行およびまたは許容できない毒性が発現するまでイキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾン併用療法(28日サイクル)を実施した。主要エンドポイントは、最良部分奏効(VGPR)、副次的エンドポイントは、全奏効率(OR)、無増悪生存期間(PFS)、無増悪期間(TTP)、全生存期間(OS)などとした。 主な結果は以下のとおり。 ・年齢中央値は69歳、国際病期分類(ISS)ステージIIIの患者が14.3%、治療歴3回の患者が14.8%であった。 ・イキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾン併用療法の平均サイクル数は16サイクル。 ・有効性評価可能な59例におけるORは64.4%、VGPRは30.5%であった。 ・各サブグループにおけるVGPRの割合は、次のとおりであった。   細胞遺伝学的高リスク(15例):26.7%   細胞遺伝学的拡大高リスク(24例):29.2%   75歳以上(12例):16.7%   レナリドミド抵抗性(21例):28.6%   プロテアソーム阻害薬/免疫調整薬の治療歴(58例):31.0% ・フォローアップ期間中央値は31.6ヵ月、PFS中央値は16.8ヵ月(95%CI:10.1〜23.7)であった。 ・グレード3以上の治療薬に関連する有害事象(TEAE)は、患者の54.1%で認められた。 ・重篤なTEAE発生率は44.3%、TEAEによる薬剤の用量調整、減量、中止の割合は、それぞれ62.3%、36.1%、16.4%であった。 ・本試験中に死亡した患者は5例。 ・末梢神経障害の発生率は、すべてのグレードで18.0%、グレード3以上で1.6%であった。 ・治療中のQOLは、概ね維持されていた。  著者らは「再発・難治性MMに対するイキサゾミブ+ダラツムマブ+デキサメタゾン併用療法は、良好なリスク-ベネフィットプロファイルを有し、臨床的に関連するサブグループにおいても有効性が示された治療法であり、本試験による新たな安全性シグナルは確認されなかった」としている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Delimpasi S, et al. Am J Hematol. 2024 Jun 10. [Epub ahead of print]▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/38856176 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
移植適応のある新規MMに対するダラツムマブの有用性〜CASSIOPEIA試験長期フォローアップの結果
移植適応のある新規MMに対するダラツムマブの有用性〜CASSIOPEIA試験長期フォローアップの結果
公開日:2024年6月28日 Moreau P, et al. Lancet Oncol. 2024 Jun 14. [Epub ahead of print]  CASSIOPEIA試験PART1では、移植適応のある新規多発性骨髄腫(MM)患者における寛解導入療法として、ボルテゾミブ+サリドマイド+デキサメタゾン(BTD療法)と比較し、ダラツムマブ+BTD療法の良好な奏功率および無増悪生存期間(PFS)の延長が示された。続くCASSIOPEIA試験PART2では、ダラツムマブによる維持療法により、経過観察の場合と比較し、PFSが有意に延長し、微小残存病変(MRD)陰性化率が上昇することが報告された。今回、フランス・University Hospital Hotel-DieuのPhilippe Moreau氏らは、CASSIOPEIA試験長期フォローアップの結果を報告した。The Lancet. Oncology誌オンライン版2024年6月14日号の報告。  CASSIOPEIA試験は、欧州のAcademic Community Center 111施設で、移植適応のある新規MM患者を対象とした非盲検第III相試験である。対象は、移植適応のある新規MM患者(ECOGのPS:0〜2、18〜65歳)。PART1では、移植前の寛解導入療法と移植後の地固め療法において、ダラツムマブ+BTD療法群とBTD療法群にランダムに割り付けた。地固め療法後、部分奏効(PR)以上の患者は、ダラツムマブ維持療法(8週間ごとに16mg/kg)群または2年以内の経過観察群にランダムに割り付けた。ランダム化には、インタラクティブWebベースシステムを用い、4群を順に使用するよう、バランスをとった。最初のランダム化(寛解導入および地固め療法)の層別化因子は、所属施設、国際病期分類の病期、細胞遺伝学的リスクであった。2回目のランダム化(維持療法)の層別化因子は、寛解導入療法と寛解導入および地固め療法による奏効の深さであった。寛解導入および地固め療法の主要エンドポイントは、厳格な完全奏効(sCR)とし、この結果はこれまでの報告と同様であった。維持療法の主要エンドポイントは、2回目のランダム化以降のPFSとした。寛解導入および地固め療法の有効性評価は、最初のランダム化を行ったすべての患者を含むITI集団で実施した。維持療法の有効性評価は、2回目のランダム化で割り付けられたすべての患者を含む維持療法におけるITI集団で実施した。 主な結果は以下のとおり。 ・2015年9月22日〜2017年8月1日に対象患者1,085例が、ダラツムマブ+BTD療法群(543例)またはBTD療法群(542例)にランダムに割り付けられ、2016年5月30日〜2018年6月18日に886例が、ダラツムマブ維持療法群(442例)または経過観察群(444例)の再度ランダム化された。 ・2023年9月1日(クリニカルカットオフ日)時点で、フォローアップ期間中央値は最初のランダム化から80.1ヵ月(IQR:75.7〜85.6)、2回目のランダム化から70.6ヵ月(IQR:66.4〜76.1)であった。 ・2回目のランダム化後のPFSは、ダラツムマブ維持療法群(中央値未達[95%CI:79.9〜NE])で経過観察群(中央値45.8ヵ月 [95%CI:41.8〜49.6])よりも有意に延長した(HR:0.49[95%CI:0.40〜0.59]、p<0.0001)。 ・ダラツムマブ+BTD療法とダラツムマブ維持療法を行った場合(中央値未達[95%CI:74.6〜NE])、ダラツムマブ+BTD療法と経過観察の場合(中央値72.1ヵ月 [95%CI:52.8〜NE])と比較し、ベネフィットが示唆された(HR:0.76[95%CI:0.58〜1.00]、p=0.048)。 ・BTD療法とダラツムマブ維持療法を行った場合(中央値未達[95%CI: 66.9〜NE])、BTD療法と経過観察の場合(中央値32.7ヵ月 [95%CI:27.2〜38.7])と比較し、ベネフィットが示唆された(HR:0.34[95%CI:0.26〜0.44]、p<0.0001)。  著者らは「CASSIOPEIA試験長期フォローアップの結果から、導入寛解療法および地固め療法と維持療法の両方にダラツムマブを使用することで、PFSの延長が期待できることが示唆された。本結果は、移植適応のある新規MM患者に対し、寛解導入および地固め療法としてダラツムマブ+BTD療法、その後の維持療法としてダラツムマブ維持療法を用いることを支持するものである」としている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Moreau P, et al. Lancet Oncol. 2024 Jun 14. [Epub ahead of print]▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/38889735 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
再発・難治性MMに対する実臨床での処方パターンとその結果/Blood Adv
再発・難治性MMに対する実臨床での処方パターンとその結果/Blood Adv
公開日:2024年8月9日 Dhakal B, et al. Blood Adv. 2024 Aug 7. [Epub ahead of print]  多発性骨髄腫(MM)の治療では、早い段階での免疫調節薬レナリドミドの使用により、早期のレナリドミド抵抗性MM患者が増加しているが、このような患者におけるアウトカムは明らかになっていない。米国・ウィスコンシン医科大学のBinod Dhakal氏らは、プロテアソーム阻害薬で治療を行ったレナリドミド抵抗性MM患者における第1〜3選択治療(LOT)の治療パターン、生存アウトカム、予後変数、脱落率について、調査を行った。Blood Advances誌オンライン版2024年8月7日号の報告。  2016年1月〜2022年4月にFlatiron Healthデータベースに登録されたMM患者1万2,767例のうち、選択基準を満たした1,455例を対象に分析を行った。 主な結果は以下のとおり。 ・最も多かった治療は、3剤併用療法であり(41.6%)、レジメンでは、ダラツムマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン(DPd療法)が13.2%で最も多かった。 ・実臨床における無増悪生存期間(RW-PFS)中央値は6.5ヵ月、全生存期間(OS)中央値は44.4ヵ月であった。 ・RW-PFS中央値は、LOTが1〜3回のいずれにおいても同様であった。 ・RW-PFSおよびOSの悪化と関連している因子として、ベースライン時の国際病期分類(ISS)ステージIII、ECOGパフォーマンスステータス1、ヘモグロビン値12g/dL未満、high-risk cytogenetics、抗CD38抗体抵抗性が挙げられた。 ・NCCNガイドライン推奨治療を受けた患者と2020年以降に治療を受けた患者のアウトカムは同様であった。 ・登録時にLOTが1回のみの患者は561例では、LOT2〜5の累積脱落率が85%、そのうち死亡例が25%であり、60%はそれ以上の治療を行っていなかった。  著者らは「LOTが1〜3回のレナリドミド抵抗性MM患者では、アウトカムが不良であり、利用可能な治療法による病勢進行が速いため、治療を脱落する前に早期段階での効果的な治療を行う必要性が浮き彫りとなった」としている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Dhakal B, et al. Blood Adv. 2024 Aug 7. [Epub ahead of print]▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39110988 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
難治性免疫原性TTPに対してダラツムマブは治療選択肢となりうるか
難治性免疫原性TTPに対してダラツムマブは治療選択肢となりうるか
公開日:2024年9月11日 Weisinger J, et al. Br J Haematol. 2024 Sep 4. [Epub ahead of print]  リツキシマブ付耐または不応性の免疫原性血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)患者に対する免疫抑制療法は、依然として議論の的となっている。抗CD38モノクローナル抗体ダラツムマブは、治療選択肢の1つとなりうる可能性が示唆されているが、そのデータは十分ではない。フランス・ソルボンヌ大学のJulia Weisinger氏らは、フランス国内でダラツムマブ治療を行った免疫原性TTP患者について調査を行うため、French Thrombotic Microangiopathies Reference Centerにおいて全国調査を実施した。British Journal of Haematology誌オンライン版2024年9月4日号の報告。 主な結果は以下のとおり。 ・免疫原性TTP患者7例より、9つのエピソードが特定された。 ・臨床的奏効がみられADAMTS13再発を呈したケースが8件、リツキシマブ不耐後の急性期ケース1件であった。 ・平均3ライン以上の治療歴が認められた。 ・ダラツムマブ治療後、ADAMTS13活性は8例で改善がみられ、そのうち3例は正常化した。 ・ADAMTS13再発は3例で認められ、そのうち2例はダラツムマブによる再治療で改善した。 ・ADAMTS13無再発生存期間中央値は未達、12ヵ月のADAMTS13無再発生存率は56%であった。 ・ダラツムマブ関連有害事象は5例で発生し、重篤でない注入関連反応が全例で認められた。  著者らは「本結果より、ダラツムマブは、リツキシマブ不耐または難治性の免疫原性TTP患者に対する有効な治療選択肢となりうる可能性が示唆された」としている。 (エクスメディオ 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Weisinger J, et al. Br J Haematol. 2024 Sep 4. [Epub ahead of print]▶https://hpcr.jp/app/article/abstract/pubmed/39228246 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら
日本における新規MM患者に対する治療、最も選択される治療は?
日本における新規MM患者に対する治療、最も選択される治療は?
公開日:2024年10月1日 Moribe T, et al. PLoS One. 2024; 19: e0310333.  日本における新たに診断された多発性骨髄腫(MM)に対する治療は、これまで十分に評価されていなかった。また、再発・難治性MMにおいてトリプルクラス曝露患者の予後は不良であり、治療選択肢も限られている。ファイザーの森部 豊輝氏らは、日本におけるMM患者の特徴、治療傾向、トリプルクラス曝露の現状を明らかにするため、レトロスペクティブ非介入研究を実施した。PLoS ONE誌2024年9月30日号の報告。  2015〜22年の日本のレセプトデータよりMM患者のデータを抽出した。本研究では、第1選択治療としてダラツムマブ、レナリドミド、ボルテゾミブを使用した新規MM患者を特定した。患者の特徴および治療傾向は、非移植群と移植群について分析を行った。 主な結果は以下のとおり。 ・分析対象患者数は1,784例。 ・非移植群1,656例の年齢中央値は75歳(範囲:37〜94)、第1選択の治療レジメンはLd療法(24.7%)、Bd療法(23.8%)、BLd療法(15.6%)の順で実施されていた。 ・移植群128例の年齢中央値は61歳(範囲:35〜73)、第1選択の治療レジメンはBLd療法(49.5%)、Bd療法(18.7%)、DBd療法(8.4%)の順で実施されていた。 ・非移植群に対する治療レジメンは、75歳以上でLd療法、65〜74歳でBd療法、65歳未満でBLd療法が一般的に行われていた。 ・腎機能障害を有する患者ではBd療法、心機能障害を有する患者ではLd療法が一般的であった。 ・移植群では、1stラインでの移植が107例(83.6%)、2ndラインが20例(15.6%)。 ・1stラインでの移植例における上位3つの導入療法は、BLd療法(49.5%)、Bd療法(18.7%)、DBd療法(8.4%)であった。 ・5thラインまでの累積トリプルクラス曝露患者は、非移植群で351例(21.2%)、移植群で56例(43.8%)であった。 ・各ラインでのトリプルクラス曝露率は、1stラインから5thラインにかけて徐々に増加していた(非移植群:11.1〜69.2%、移植群:21.1〜100%)。 ・非移植群のトリプルクラス曝露患者184例に対する第1選択治療は、89.7%でDLd療法、BLd療法、DBd療法を含む治療が行われており、10.3%でD-BLd療法が行われていた。 (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Moribe T, et al. PLoS One. 2024; 19: e0310333.▶https://bibgraph.hpcr.jp/abst/pubmed/39348401 血液内科 Pro(血液内科医限定)へ ※「血液内科 Pro」は血液内科医専門のサービスとなっております。他診療科の先生は引き続き「知見共有」をご利用ください。新規会員登録はこちら